親族として結婚式に参加する場合服装はどうする?基本マナーまとめ
親族として結婚式に出席する時、悩むのが服装。完璧にマナーをマスターしている人は少ないのでは? 親族の立場ごとにふさわしい服装についてまとめてみました♡
基本的なマナー2021.10.12 更新2018.11.13 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
目次
親族と一般ゲストとの服装って違うの?
親族として結婚式に参列する予定があるみなさん! 親族側も一般ゲストの服装と同じでいいと思っていませんか⁉︎
親族はあくまでも「ゲストをお迎えする側」。
自身のオシャレよりも、ゲストに礼を尽くすという点を意識しながら、服装を選ぶようにしなければならないんです‼︎
また、両家で極端に服装がバラバラにならないように、“格式”を合わせることが必要。
また、親戚であっても新郎新婦の父親・母親よりも格の高い礼服を着ることは避けるべきとされています。
父親編*結婚式の服装マナーと種類
新郎新婦の父であれば、謝辞やゲストへの挨拶回りなど当日の出番も多い大役。
ゲストに対して失礼にならない礼服であることが第一条件です!
父親の服装にもいくつか種類と決まりがありますので、次にご紹介していきます♫
モーニングコート
その名の通り、日中の結婚式に着るモーニングコート。
高級ホテルなどの格式高い会場にもふさわしい服装です。
最近はどの結婚式でも着ることが多い父親の代表的な衣装です**
燕尾服・タキシード
夕方の結婚式では、夜の礼服である「燕尾服(テールコート)」または「タキシード」を着用するのが正式なマナー!
晩餐会で見られることが多いツバメの尻尾のような燕尾服。
それに対してタキシードは燕尾服の簡易版といった位置付けです。
紋付羽織袴
最近では父親の紋付羽織袴の姿はあまり見かけなくなりましたが、和装の場合は紋付羽織袴が正式な服装です。格式を重んじる場合にはオススメ*
新郎が着用する袴とは縞(しま)の太さなど選び方などが異なるので、選ぶ際は専門店で相談を!
母親編*結婚式の服装マナーと種類
式当日は新郎新婦の母親もゲストをおもてなしする大切な役目がたくさん**
新婦の母であれば、ベールダウンなどで更に注目される機会も!?
そんな母親の服装の決まりについて見てきましょう♩
五つ紋付黒留袖
花嫁の母が着る定番の衣装と言えば「五つ紋付黒留袖」。
背中と両胸と両袖に計5つの家紋が付いた、地色が黒の留袖を五つ紋付黒留袖といいます。
黒留袖は、既婚女性が着用するもっとも格式が高い「第一礼装」とされています。
アフタヌーンドレス・イブニングドレス
昼の正装である「アフタヌーンドレス」や、夜の正装である「イブニングドレス」も正礼装とされています。
新郎新婦が洋装だったり、高級ホテルや格式ある式場では、これらのドレスもふさわしい衣装です。
カラーのロングドレス・ワンピース
レストランウェディングや二部制ウェディングなどカジュアルな式の場合は、カラーのロングドレスやワンピースでも大丈夫です*
兄弟・姉妹編*結婚式の服装マナーと種類
大切な兄弟・姉妹の結婚式。何を着て行こうか迷う人も多いですよね**
実は兄妹が未婚か既婚かどうか、また年齢によって着るものが違ってくるって知っていましたか?
未婚の場合
未婚の兄妹の場合、どんな服装がふさわしいのでしょうか? 次に男女別にご紹介していきます!
男性
社会人経験が少ない若手の場合は、ブラックスーツやダークスーツでもOK。
高校生以下は制服で大丈夫です!
女性
振袖が着られるのは未婚女性の特権ということもあり、結婚式では振袖を選ぶ人も多いです。
洋装の場合は、黒やネイビーなどフォーマル度が高いドレスやワンピースがオススメです。
女性も高校生以下は制服でOK。
既婚の場合
既婚者の場合は、落ち着いていて清潔感がある装いが大切です*
選ぶ衣装の色や柄はくれぐれも新郎新婦よりも控えめに。
男性
既婚者の場合は準礼服であるディレクターズスーツ(ブラックのジャケット+ブラックとグレーのストライプのスラックスとの組み合わせのこと)やブラックスーツ、タキシードが一般的です。
和装では、三つ紋付羽織袴やグレー・紺などの紋付羽織袴が最適です。
女性
洋装の場合は、フォーマル感があるセミドレスやカクテルドレスがオススメ。
和装の場合は黒留袖で。既婚者でも若い場合は、色留袖や淡い色合いの訪問着でもいいです。
甥っ子・姪っ子編*結婚式の服装マナーと種類
小さい甥っ子・姪っ子がいる場合は、リングボーイやフラワーガールに指名されていることもありますよね♡
どんな服装がふさわしいか見てみましょう。
制服
学校の制服があれば、基本的に制服でOK!
もし華やかさが気になるようだったら、ネクタイやリボン、スカーフだけを変えても♫
よそ行き用の服やキレイめワンピース
男の子は普段のシャツに蝶ネクタイをつけてもかわいいかも♡ 磨いたローファーや革靴がふさわしいです。
女の子はドレスやワンピースがオススメ。
リボンやコサージュなどのアクセサリーで結婚式らしさを演出してみて*
叔父、従兄弟編*結婚式の服装マナーと種類
叔父、従兄弟の服装に特に決まりはありません。準礼装や略礼装が一般的です。
ただし、会場や両家の格を合わせるためにも一度、新郎新婦や両親に服装を確認しておくといいですね*
洋装の場合
ディレクターズスーツやブラックスーツなら間違いありません。
但し、新郎新婦の父親より格の高い服装にするのは避けましょう。
和装の場合
近頃はあまり見かけなくなりましたが、和装を希望する場合は三つ紋付羽織袴、グレー・紺などの紋付羽織袴が良いとされています。
叔母、従姉妹編*結婚式の服装マナーと種類
叔母、従姉妹の場合も服装に特に決まりはありませんが、新郎・新婦の両親や姉妹よりも目立ってしまう装いは避けましょう。
洋装の場合
ブラックドレスやフォーマルワンピースなどが一般的。
アクセサリーで華やかさをプラスするのがオススメです**
和装の場合
画像提供:@kuwashikr
未婚女性は振袖、既婚女性は黒留袖か色留袖が基本です。
ただし、カジュアルなパーティーなどでは、和装だと浮いてしまうこともあるので事前に確認を!
年代別*親族女性におすすめの服装
関係性だけでなく、年代によってもどんな服装がいいのかが気になるところ。
特に女性は選択肢が多く、どんなドレスがいいのか余計に迷ってしまいますよね…
ここからは、自分でドレスを用意する必要がある20代〜50代以上それぞれの年代別におすすめしたい服装を、ピックアップしてご紹介します!
20代の親族女性におすすめの服装
20代の親族女性には、ピンクやブルーなど爽やかで華やかなお色味がおすすめ♡
親族として列席する場合は、しっかりとした生地で袖のあるものを選ぶのがベストです!
30代の親族女性におすすめの服装
30代の親族女性には、ネイビーやモスグリーン、グレーなど大人っぽく落ち着いたお色味がおすすめ♩
袖が大きめのものやドレープが効いたデザインを選べば、体型カバーもバッチリです。
40代の親族女性におすすめの服装
40代の親族女性は、高品質な素材のものを意識してドレス選びをするのがおすすめです◎
エレガントで落ち着いた印象があるパンツドレスも、40代の方にはイチオシ!品格のあるジャケットスタイルも似合います。
50代以上の親族女性におすすめの服装
50代以上の親族女性には、ジャケットスタイルやエレガントなセットアップがおすすめです。
かっちりとしたコーディネートなら、コサージュなどで顔まわりを華やかにすると、明るい印象になりますよ*
親族衣装のレンタル相場はいくら?
礼服を一から揃えるにはお金もかかりますよね*そこで手軽なのが衣装レンタル。
ここからは親族衣装のレンタル相場をご紹介していきます♩
モーニングコート・燕尾服・タキシード/一式
レンタル相場:1万~2万円程
両家で合わせる場合、モーニングの色やネクタイ・ズボンを変えることで、お互いにかぶることなく揃えることができます。
帽子や手袋、カフスボタンなどの小物使いで違いを出しても♡
紋付袴
レンタル相場:3万~5万円程
洋装に比べて揃えるものが多い和装は値段が少し高め。オプションで家紋の指定ができる専門店もあります。
黒留袖・色留袖/一式
レンタル相場:3万円程
着物の素材や柄によってレンタル料金も変わってきます。留袖から帯、長襦袢や草履まで全て揃ったセットで貸し出されていることが多いです。
振袖/一式
レンタル相場:3万円程
振袖も素材や帯、柄によって金額に開きがあります。一式全てがセットになったものがほとんどです。有名ブランドのものほど高価になる傾向が。
フォーマルドレス
レンタル相場:1万5千~3万円程
他の衣装に比べて比較的安くレンタルできるフォーマルドレス。種類や柄も豊富なので、和装や着付けに抵抗がある方にはオススメです!
ここで提示した相場はあくまでも衣装&小物のレンタル料金です。
別途、着付けとヘアメイクで+1万円程度かかるのでご注意を!
なお、式場でお願いする場合は相場の1.5倍~2倍程度の金額がかかることもあるので、事前によく確認しましょう*⁺
衣装の着付けやヘアメイクの手配はどうすればいいの?
基本的には新郎新婦が手配してくれます。
和装の着付け代は新郎新婦が負担するのがマナーとされています。
式場やホテルに美容室が併設されている場合が多いので、新郎新婦に確認しましょう!
両家・新郎新婦と事前にすり合わせを♡
両家で厳密に服装を統一する必要はありませんが、これから長いお付き合いになる親戚同士。ある程度の格を合わせることはやはり大切です。
ぜひ一度、衣装についても両家や新郎新婦とすり合わせをしてみてくださいね♡