結婚式の乾杯挨拶!成功させるための基本スピーチマナー&文例リスト
結婚式の冒頭を盛り上げる「乾杯の挨拶」。任されたゲストさんにとっては責任重大、是非とも成功させたいですよね!そこで今回は、結婚式の乾杯挨拶に欠かせない、基本のスピーチマナーと文例をご紹介。式をおおいに盛り上げる鉄板スピーチを考えていきましょう。
余興・スピーチ2021.6.22 更新2018.8.24 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
目次
結婚式の大役!乾杯挨拶を頼まれたら…。
友人や職場の方の結婚式。
この素敵なハレの日に、「乾杯の挨拶」を依頼されたら。
喜んで受けたい反面、ちょっぴりプレッシャーを感じてしまうこともありますよね。
新郎新婦のご家族や、知らない人もいる中での乾杯挨拶。
結婚式の雰囲気作りのためには、絶対に失敗したくない大役です。
そんな大役を任されたゲストさんのために、ここでは乾杯挨拶の基本マナーとおすすめの文例をご紹介。
短いスピーチですから、ポイントをおさえてしまえば成功間違いなし!
結婚式を盛り上げるコツと言葉をピックアップしました。
結婚式の乾杯挨拶*基本の構成
まずは基本の形を学んでいきましょう。
結婚式の乾杯挨拶は、次の5つの構成を使うのが一般的です。
②はじめの挨拶
③祝辞
④エピソード
⑤乾杯の掛け声
構成を固めて、各パートごとに考えてからまとめると、すっきりとまとまった文章になりますよ◎
①自己紹介
まずは簡単な自己紹介から*
自分の名前はもちろん、新郎新婦との関係性も簡潔に話すとGOODです。
②はじめの挨拶
披露宴のゲストは、新郎新婦のご親族など幅広い年齢層のはず。
その中で自分が代表して挨拶することになるため、目上の方への配慮を込めて、挨拶の冒頭に一言加えるようにしましょう。
例えば、
「ご指名により、僭越(せんえつ)ではございますが〜」
「私のような若輩者がご指名を頂き、大変恐縮ではございますが」
などと言うのが一般的*
式の雰囲気がカジュアルであったとしても、これができるとかなりスマートな印象になります◎
③祝辞
次にくるのはお祝いの言葉。
結婚式当日は、新郎新婦はもちろんのこと、両家のご家族にとってもおめでたい日*
式に関わる方々全員に向ける気持ちで、祝福を伝えましょう。
このとき、式に招いて頂いた感謝の言葉も付け足すと印象アップにつながります♡
④新郎新婦とのエピソード
4つめは、新郎新婦との具体的なエピソードを話す場面*
二人の長所など、人柄が表れるような内容を盛り込むと披露宴が和やかな雰囲気になります♡
この項目は、油断すると長くなってしまいがち。
ダラダラと喋ってしまわないよう、簡潔にまとめておくようにしましょう◎
⑤乾杯の掛け声
そして最後が、乾杯の掛け声。
新郎新婦への激励、応援、希望など、はなむけの言葉を一言添えて乾杯しましょう。
乾杯の前に「皆様、ご唱和をお願いします。」などの言葉を添えると、タイミングが伝わりやすくなります。
そのまま使える、結婚式の乾杯挨拶文例
挨拶の構成を理解したら具体的な言葉作りへ。
でも実際、どんなことを話したらいいのと迷ってしまう方もいるかもしれません。
そこでここでは、新郎新婦との関係別に挨拶の文例をリストアップ!
文例を真似しながら、それぞれの新郎新婦に合わせて内容を変えて使いましょう。
友人・同僚として
親友や仲の良い同僚から頼まれる乾杯の挨拶。
カジュアルな式で頼まれることが多いようですが、目上の方もいらっしゃるので気を抜かずに!
***文例***
「ただいまご紹介に預かりました、新郎(新婦)の友人、△△と申します。◯◯さんとは学生時代から、10年来のお付き合いをさせていただいております。
ご指名により、僭越ではございますが、ひと言ご挨拶を述べさせていただきます。
◯◯さん、●●さん、ご両家ならびにご親族のみなさま、この度はご結婚、誠におめでとうございます。このような素敵な結婚式にご招待いただきありがとうございます。友人一同を代表してお礼を申し上げます。
●●さんはいつもクラスの中心にいて、明るく活発な性格とその素敵な笑顔で、いつも皆を笑顔にしてくれました。●●さんとは同じテニス部で共に励まし合いながら一緒に過ごしてきました。3年生の時には●●さんは部長を務め、皆を引っ張ってくれる、本当に頼もしい存在でした。
社会人になってからも大変ご活躍されているようで、私にとって、大変誇りの親友です!
そんな●●さんも◯◯さんという素敵な男性に出逢い、本日隣に座っていらっしゃいます。
このような場に立ち会えることに大変感謝しております。
お二人の末永い幸せを友人一同お祈りいたします。共に手を取り合い素敵な家庭を築いてくださいね。
それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和をお願いします。
新郎・新婦の末長いお幸せとご両家ならびにご列席の皆様のご多幸とご発展を祈念いたしまして、乾杯!」
会社の上司として
乾杯の挨拶で最も多いのが、新郎か新婦の上司として頼まれること。
エピソードでは、社内での新郎新婦の人柄を表す内容を選ぶとGOODです。
***文例***
「ただいまご紹介に預かりました、新郎(新婦)○◯さんの上司にあたります、(株)□□で部長を務めております△△と申します。僣越ではございますがご指名により、乾杯の音頭をとらせて頂きます。
○○君、●●さん、この度はご結婚誠におめでとうございます。ご両家ご親族の皆様方におかれましても、心よりお慶び申し上げます。
◯◯君の入社当初から、上司として幾多のプロジェクトを一緒に乗り越え、◯◯君の成長していく姿を見て参りました。その責任感の強さから、任せた仕事はとても細かい所まで行き届いており毎回関心させられたのを覚えています。
最近ではプロジェクトリーダーを務めるまでになり、今では当社にとってなくてはならない存在になっております。
また大変明るく人懐っこい性格で、諸先輩方や同期など、周囲の人気を独り占めしておりました。
そんな○○君が、●●さんという素晴らしいお相手を見付けて本日高砂席に座っております。この様な晴れの日に立ち会う事が出来、心から嬉しく思っております。
○○君、●●さん、これからは二人で力を合わせて幸せな家庭を築いて下さい。
それでは皆様、乾杯の音頭をとらせて頂きますので御唱和をお願い致します。
ご両家の益々のご繁栄と新郎新婦の末永いご幸福を祈念致しまして、乾杯!」
親族として
少人数での披露宴の場合、兄弟姉妹やいとこといった親族に依頼する方もいらっしゃいますよね*
親しみのある呼び名がある場合は、一言断ってから挨拶に入るとスマートです。
***文例***
「ただいまご紹介に預かりました、新郎(新婦)のいとこの、△△と申します。
◯◯君、●●さん、結婚おめでとう。
本日は二人のために、たくさんの方々にご参列頂きお祝いの言葉を頂き、誠にありがとうございます。
◯◯君のことは昔から、◯◯と呼んでいるので、本日もそう呼ばせていただくことをお許しください。
◯◯とは年が近いこともあり、幼い頃からよく一緒に遊んでいました。時には一緒にいたずらをしておばあちゃんに怒られたりもしましたね。
お互い大人になってからも連絡を取り合って飲みに行ったり、親友のような付き合いをさせていただいています。結婚の報告を受けて、●●さんを紹介して貰った時は、こんな美人で気が利く女性と出会って人生の伴侶にできる◯◯がただただ羨ましかったです。先を越されてしまったけど、◯◯の幸せそうな姿を見て、自分のことのように嬉しいです!
◯◯、これからは●●さんと一緒に力を合わせて幸せな家庭を築いてください。
それでは、お二人の新しい門出を祝して乾杯をしたいと思います。
皆様、ご唱和をお願い致します。乾杯!」
甥っ子・姪っ子(子供)
カジュアルでアットホームな結婚式、最近ではお子さんに乾杯の挨拶をしてもらう例も増えています。
ちびっ子ゲストの可愛らしい乾杯の挨拶で、会場が和やかな雰囲気になること間違いなし♪
写真やムービーも沢山撮りたくなっちゃいますよね♡
お子さんのスピーチですので、丁寧で堅い文章にならなくても大丈夫ですよ。
***文例***
「(ただいまご紹介いただきました、)△△△△です。
◯◯さん、●●ちゃん、ご結婚おめでとうございます!
●●ちゃんはいつも一緒に遊んでくれるので、本当に大好きです!
これからは◯◯さんも一緒に、たくさん遊んでください。
それでは、かんぱーい!!」
結婚式の乾杯挨拶*当日の流れ
話す内容が固まったら、次は当日のイメージを膨らませましょう。
下の流れをある程度イメージしておくだけでも、緊張せず話しはじめることができます。
挨拶のタイミングは、主賓挨拶の後が一般的。
ただし、タイムスケジュールは結婚式ごとに違うので、あらかじめ新郎新婦に確認しておくのがベターです。
①司会者から紹介されたら、着席のまま周囲に軽く一礼。
②起立し、軽く一礼します。
③会場スタッフの案内に従い、マイクまでゆっくり移動。
④新郎新婦に一礼、 そして参列者全員にもう一礼。
⑤一呼吸おき、スピーチを話しはじめる。
⑥乾杯
⑦乾杯後、会場に拍手が沸き起こったところで一礼。
⑧新郎新婦に向けて再度乾杯。
⑨着席
当日成功させる、乾杯挨拶のチェックポイント
内容や流れの確認ができたら、あとは当日話すのみ!
でもその前に、乾杯挨拶を成功させるためのチェックポイントを確認しておきましょう。
挨拶の時間はどのくらい?
乾杯挨拶は、1分〜2分で話すのが目安。
ゲストのみなさんは、場合によってグラスを持って立ち上がったまま乾杯を待っていることもあります。
挨拶が長くなると苦痛に感じられてしまうので、どんなに長くても5分以内には収めるよう心がけましょう◎
乾杯の掛け声を揃えるなら…
乾杯の挨拶で結構ありがちな失敗の一つが、タイミングが曖昧であること。
ゲストに唱和されずに寂しい乾杯になってしまうなんてこともあります。
全員が気持ちよく揃って唱和しやすいように、きっかけを作ってから掛け声を。
一呼吸おいてグラスを高く上げ、少し声を大きく、「それでは」や「ご唱和ください」などの一言を入れるとベストです。
お酒の飲みすぎに注意!
おめでたい席でついついテンションが上がってしまう、緊張を和らげよう勢いで飲んでしまう。
こういう場面はありがちですが、酔っぱらった状態での挨拶は場が白けてしまうためNG。
ウェルカムドリンクなどでお酒を飲み過ぎてしまわないように注意しましょう。
あくまでも場を楽しむ程度に心がけて*
忌み言葉、使ってない?
「別れる」「離れる」「終わる」といった不幸や悲しみを連想させる「忌み言葉」。
結婚式はおめでたい席なので、縁起の悪い言葉の使用は避けましょう。
また、「しばしば」「ますます」といった同じ事が繰り返されることを連想させる「重ね言葉 」もうっかり使ってしまいがち。
挨拶の内容に入っていないか、当日までにしっかり確認しておきましょう!
最近では文章に問題がないかチェックできる便利なツールもあるので、ぜひ使ってみて*
実際の動画をチェック♡結婚式の乾杯挨拶はこう話す!
「文例も流れもわかったけど、やっぱり他の人の挨拶も参考にしたい!」
そんなゲストさんのために、ここからは実際の乾杯挨拶動画をご紹介します*
他のゲストの反応や会場の空気なども伝わってくるので、よりイメージが沸食はず◎
しっかりした構成の、お手本のような乾杯挨拶!
主役を褒めながら少し笑えるエピソードも盛り込んでいて、とても参考になりますね☆*
新郎の叔父によるスピーチ。
短く簡潔にまとまっいるだけでなく、人生の大先輩からの心強い言葉に安心を覚える挨拶です*
こちらは5歳の男の子の乾杯挨拶*
ゲストも驚く丁寧さで、立派な大役を務めています!
可愛さと驚きとで会場中が和やかな空気になりそう♡
スマートな乾杯挨拶で、素敵なパーティーのスタートを♡
大役に緊張もすると思いますが、新郎新婦からのご指名はとても光栄なこと。
マナーや文例を参考にしながら、自信をもって堂々と話しましょう*
一番大切なのは、心からのお祝いの気持ちを伝えること♡
素敵な乾杯挨拶で、ぜひ披露宴のスタートに華を添えてくださいね!