和婚も前撮りも【色打掛】が人気♡柄や色別で選ぶコーディネート♪
日本人ならやっぱり憧れちゃう和装ウェディング♡お色直しや前撮りでも色打掛が大人気! 人気の色打掛の歴史・選び方・コーディネートを徹底解剖しちゃいます♪
色打掛2023.5.2 更新2018.5.16 公開
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やっぱり和装がしたい♡
日本人だからこそ、和装の花嫁って憧れちゃいますよね♡結婚式で和装を着ると、親族に喜んでもらえたり、ドレスとはまた違った華やかさもでるんです♪そんな和装で人気の色打掛について、徹底解剖しちゃいます♡
色打掛とは?
色打掛とは、鮮やかな色柄や、煌びやかな刺繍が特徴的な花嫁衣裳のこと♡お色直しに着られる方や、最近では定番衣装といってもいいくらい前撮りに取り入れる方が多く人気なんです♪
日本の花嫁衣裳の歴史♡
日本の花嫁衣装で白が好まれるようになったのは、紫式部の活躍した平安時代から*衣装という概念が登場したのが奈良時代。技術の発達により、より美しい着物が平安時代にみられるようになりました♡室町時代には、婚礼衣装の決まりが定められ、「嫁ぎ先の色に染まる」という意味が込められて、白が基調の白無垢が正礼装となりました♡
室町時代には打掛が秋~春に着る羽織として、身分の高い女性の間で着られるように♡豪華で一般の女性は着ることのできなかった打掛に憧れ、一生に一度の婚礼の儀で着たい!と着られるようになったのは、江戸時代からだそうですよ♡
白無垢、色打掛、引き振袖の違い
和装と一概に言っても、日本の伝統的な花嫁衣裳は大きく分けて3種類**それぞれに特徴があり、着方が違えば印象も大きく変わるので、なりたい姿に合わせて選ぶのがオススメ♡
ここでは白無垢・色打掛・引き振袖の違いをご説明します。
白無垢
白無垢は日本の婚礼衣装として最も長い歴史を誇ります。挙式の際の正礼装とされ、綿帽子と呼ばれる被り物を被れるのも白無垢の特権♡基本は小物も白に統一されていますが、最近では小物に差し色を入れるアレンジも可愛くて人気なんです♡
色打掛
和装といえば!と言ってもいいほど人気の色打掛。色や柄、刺繍の入った華やかな打掛は、種類も豊富で選ぶ時からワクワクしてしまうほど♡伝統的な角隠しと呼ばれる被り物と合わせたり、洋髪でお洒落に着こなしたりとコーディネートの幅が広いのが特徴的です♪
引き振袖
振袖をおはしょりなしで着る、引き振袖。お引きずりの着方は、花嫁のみ許された特別な着方なんです♡すらりとした着姿で、帯や小物も目立つので、和装のおしゃれを楽しみたい方にぴったりですよ♡
柄の意味
色打掛をはじめとする花嫁衣裳には、縁起が良いとされる柄が描かれています。柄によって込められている意味が異なるので、その内容によって色打掛を選ぶのも粋ですよね♡
鶴
夫婦仲良く暮らせるように、という意味の込められた鶴。長生きの象徴でもあり、夫婦仲良く長生きできちゃいそう♡
熨斗 (のし)
のしは、元々はアワビを薄く裂いて乾燥させたものを贈り物に添えたものを指したそう*高級品であるアワビをもとに描かれたのしは、縁起が良いと人気なんだそうですよ♡
貝桶(かいおけ)
「貝合わせ」という遊びの貝をしまっておく入れ物がモチーフになったもの*「貝合わせ」では対となる貝を探すことから、運命の出会いを果たした夫婦を意味しているとされています。とてもロマンチックな文様ですね♡
鳳凰
鳳凰は、中国の伝説で五色絢爛な美しい色なみを持つとされています♡
雄と雌がつがいで飛ぶことから、男女の愛を象徴する結婚式にぴったりの文様です♪
松竹梅
寒い季節でも鮮やかな緑を保つ松と竹、美しい花を咲かせる梅は古くから日本の縁起物とされてきました
「長寿」や「子孫繁栄」の意味もあるとされ、これからの夫婦生活の安泰をお祈りできます♡
檜扇(ひおうぎ)
ひおうぎは、お姫様が持っていた扇とされています*末広がりで美しい柄が縁起の良さを際立たせます♡
菊
菊は昔から漢方薬に使われ、無病息災を象徴するとされてきました*気高く可愛らしい菊は万人に好まれる、お祝いの場にぴったりな文様です♡
色打掛の手配方法
色打掛の手配はほぼ、レンタルショップでのレンタルです*呉服屋さんでどうしても気に入った色打掛を購入される方もいらっしゃいます。アンティーク着物のお店でお安く購入される方もいらっしゃいます。しかし、多くのレンタルショップが沢山の色打掛を揃えているので、レンタルされる花嫁さんが圧倒的に多いそうですよ♡
色打掛のレンタル相場
レンタルの際にお店においてある色打掛は10万~100万円以上、とお値段は幅広いです*実際に先輩花嫁さん達がレンタルにかかった費用としては15万~35万円。平均レンタル価格は20万~30万円と考えて準備しておけば良さそうですね♡
色打掛に必要な小物アイテム
色打掛を着る際には、中に着るものや小物などの用意が必要です*ここでは、ご自分で準備するものと打掛と一緒にレンタルするものをご紹介します♡
レンタルできるもの
色打掛と一緒にレンタルできるものとしては、花嫁小物類があります*色打掛だけではなく、小物選びも素敵な和装には欠かせません♡ここでは花嫁小物にどんなものがあるのかご紹介します。
掛下
和装で、白無垢や色打掛の下に着る着物のことを「掛下(かけした)」と呼びます*本来は白無垢を挙式で着て、お色直しで色打掛を羽織りなおしていたことから、白い掛下を着ると決められていました。最近では色掛下と呼ばれる色・柄の付いたものや、引き振袖を掛下として使うスタイルも人気です♡
懐剣(かいけん)
護身用の短刀である懐剣(かいけん)は魔よけのお守りの意味もあります。筥迫とセットで色や柄を選ぶととてもお洒落です♡
筥迫(はこせこ)
化粧道具を入れる小さなポーチの役割である筥迫(はこせこ)。懐剣とセットで胸元に挿しておきます*
末広(すえひろ)
末広は末広がりの扇のことで、縁起が良いとされています♪結婚式では、開かずに持つのがルールです。
自分で用意するもの
ウェディングドレス同様、下着類はレンタルできないところがほとんど*
以下の小物を用意しておけば、準備はばっちり♡
・後ろの襟が開いた肌襦袢・裾除け
・白い足袋
・フェイスタオル3~4枚
万が一持っていなくても、レンタルショップで3000円以下で販売しているところもあるので安心です♪
打掛は3つのポイントで選ぶ*
和装と洋装だと色味・柄・形が違って、分からないことも沢山ありますよね。一番似合う和装を見つける4つのポイントで、楽しく和装を選びましょう♡
好みにこだわらず着てみる♡
古典柄からモダンな打掛まで、最近は色んなタイプの色打掛があって選ぶのも楽しい♡どんなタイプの打掛が似合うのか、最初はとにかく好みにこだわらず着てみることで意外なお気に入りが見つかるかもしれません*
顔映りのいい色を探す*
色打掛のカラーバリエーションは豊富!好きな色を選びがちですが、和装の色味は洋服とは違って見えることが多いんです。自分に合う色打掛を見つけましょう♡
柄が合うか要チェック!
柄によって大きく印象が変わるのが色打掛♪大きな柄は大人っぽく、小さな花柄は華やかに演出してくれます♡大きな柄の打掛を小柄な方が着ると柄がしっかり見えない場合がありますので、試着のときに体型と柄が合うのか気を付けて見ることをおすすめします♡
色別*色打掛コーデ20選
色打掛はカラーバリエーションが豊富でどの色にしようか悩んでしまいますよね*ここでは色別に色打掛のコーディネートをご紹介します♡
赤
定番の赤♪鮮やかな赤い打掛は血色がよく見えるので、前撮りなどの撮影にもってこいですよ♪
定番の赤ですが、こんな個性的なデザインもあるんです♡柄ではなく生地で遊ぶのもありかも♪
スタイリッシュに決めたい花嫁さんにオススメですよ♪
総刺繍の華やかな古典柄が素敵な色打掛♡
日本髪との相性も抜群ですね*
ピンク
同系色でまとめたコーデに、グリーン、ゴールドの挿し色が映えて華やかさがぐんとアップ♡ごちゃごちゃさせず、統一させたコーディネートは全体が奇麗に見えるのでオススメ♡うまく引き算するのも◎ですね♪
優しいピンクが大人可愛い♡オーガンジーの色打掛でふんわりやわらかい印象に♪
華やかなドレスが花嫁さんに人気のドレスサロン、THE HANYからもなんと和装が♡絶妙なピンクがフェミニンで可愛らしさがアップしますよね♡
こちらもトレンドのオーガンジー素材の色打掛♡
柔らかなピンク色と散りばめられた小花がとっても可愛い1着です。
人と違うデザインが着たい花嫁さんにおすすめです*
ゴールド
柔らかなシャンペンゴールドで全体的にトーンを合わせた大人なコーディネート♡
ヘアアクセサリーもシンプルにすることで、上品さが際立ちますね*
黄色
明るい黄色で顔回りも鮮やかに♪夏の花嫁さんにぴったりな色合いです♡
緑
緑の色打掛で個性的に決めてみるのも◎人と被りたくないって方にオススメですよ♡
やわらかい印象にしたい花嫁さんにはこちらがオススメ♡淡い色合いと、大きめな柄でナチュラル感がアップしますよ♡
青
青の色打掛でぐっと大人な雰囲気に♡大人なイメージにしたい方は落ち着いた色をチョイスするのがオススメです♪
こちらは同じ青でも印象が違いますよね♪光沢のある生地をチョイスすることで鮮やかさが増しますよね♡
お洒落に着こなしたい方にオススメなのはこちら♡なんと星とペイズリー柄の色打掛なんです♪古典的な柄も素敵ですが、洋風な柄を取り入れてみるのもいいですよね♪
紫
紫の打掛は一見どぎつくなりやすく難しい…と思いがちですが、同系色でコーディネートすることでその悩みも回避できちゃいますよ♪顔回りの色味をなくすことで、スッキリ着こなせるのも◎
黒
黒の色打掛は柄が際立ちさらにゴージャスに♡かっこよく着こなしたい花嫁さまに人気です♪
柄を落ち着かせてスマートに着こなすのも◎こういったシンプルな打掛の場合は、小物で遊んでみるのもオススメです♡
白
白無垢のフォーマル感と色打掛の華やかさのいいとこ取りをしたようなコーディネート♡
大人かわいくしたい花嫁さんにはこちらのコーディネートがオススメ♡洋風な花柄と、白、淡いピンクでフェミニンなオーラがだせちゃいます♪
モダンな柄でレトロに♡お洒落さんの上級スタイルですね♪
当日の立ち振る舞い
和装と洋装では、衣装も違えば振る舞いも変わってきます。大きな違いは、新郎と腕を組まず半歩下がって歩くこと*慎ましやかな和装の振る舞いのポイントは、姿勢・歩き方・持ち方・衣装への気遣いの4つにあります♡
和装の姿勢
和装は衣装自体の重みがあるので、姿勢を意識することが大切です*
① 頭が上から引っ張られるような気持ちで背筋を伸ばす
② おへそに力を入れて、体を安定させる
③ 和装の重みに負けないよう、胸を張りつつ少し前傾姿勢
④ あごを引く
これで凛とした花嫁さんになれちゃいますよ♡
慎ましやかな歩き方♡
和装の歩き方は慎ましやかで美しく、がポイントです♡
① つま先を内側にした内股にする
② 背筋を伸ばしたまま、ひざを曲げて、両ひざをつけるようにすり足で歩く
③ 歩幅は10㎝程度の小さめにする
④ 目線は3m先を意識する
和装は重たく、スムーズに動くのも至難の業!ポイントをしっかりおさえて慎ましやかな日本の花嫁に♡
きれいな小物の持ち方
和装では、末広や和装用ブーケを持ちます*末広を美しく持つポイントは3つ♡
① 右手で扇子の開く中心のところを持つ
② 左手の親指を上側に置き、残り4本で下から支える
③ 指は全てすっと伸ばしておく
これらを意識するだけで素敵に決まっちゃうんです♪
裾や袖にも注意*
和装は裾を引きずるスタイルで、袖も長いです。美しい所作は裾や袖の細部を気にすることで生まれます*上品な動きのポイントを袖・裾それぞれについてご説明します♡
袖
和装の袖はドレスと違って長いです。物を取るときには、反対側の手で袖口を押さえて上品に取りましょう♡また、座るときにも袖が床を引きずらないように意識しましょう♪
裾
和装では歩く際、裾を汚さないように手で着物をそっと持ち上げます。着物の重なった部分を重ねて右手で持ち、左手をそっと添えるといでたちも美しいです♡
色打掛で華やかな結婚式に♡
いかがでしたか?色打掛をはじめとした和装は日本の花嫁さんにぴったり♪色打掛の力を借りて、より一層「きれいだった」と言ってもらえるよう、素敵な和装選びをしていきましょう♡