仲人って必要?基礎知識と媒酌人・世話人・立会人との違いもご紹介!

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最近の結婚では「仲人」を立てるカップルはごくわずか。でも、「結納するなら必要なのかなぁ?」など、その存在について少し気になりますよねー。 そこで今回は「仲人」さんの役割や、媒酌人・世話人・立会人との違いについてもお勉強しちゃいましょ♩

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「仲人」の役割について見直してみよう!

現在でも引き継がれている「仲人」の風習。
かなり上の世代では、お見合い結婚で、かつ「仲人」を立てるのが当たり前のことでした。恋愛結婚が一般的な現在ではごく少数派に。

でも近年は若いカップルの間でも、日本の伝統的な結婚式「和婚」の良さが見直されている傾向があります。そのため、「仲人」の役割や仕事についても、いま改めて見直されてもいいかもしれませんね♡*

仲人とは?仲人の仕事も知りたい!

そもそも、「仲人」とはどんな人なのか? 現代ではあまり知られていない面も多いですよね。そこで、まずは起源や役割について見ていきましょう!

仲人とは?

「仲人」とはずばり“結婚のなかだちをする人”のこと。日本では古くから「結婚は家と家との結びつき」という考え方が主流。そのため、両家を結びつける役割を担う人が「仲人」なんですね。

仲人の起源

仲人の起源をたどっていくと、古くは五世紀はじめの古墳時代にさかのぼるとか。『古事記』や『日本書紀』に出てくる「仲立ち」という言葉が、「仲人」の始まりとされているそうです。日本の歴史の中でも、とても古くからあった風習なんですね。

かつては「仲人は親も同然」という格言があるほど、仲人の影響力は強いものだったそうです。昭和後期ごろまでは「仲人」を立てない結婚式はほとんどなかったほど。その風習がなくなってきたのは、ごく近年のことです。

仲人の種類

「仲人」に種類なんてあるの? と思った方。大きく分けて2つあるんです。それは、「引き合わせ仲人」と「頼まれ仲人」。それぞれについて次で説明しますね。

引き合わせ仲人

「引き合わせ仲人」とはその名の通り、縁談をまとめ、結納・結婚式から披露宴まで、ふたりの結婚の全てを世話する人のこと。

最近は少なくなりましたが、お見合い結婚では縁談を持ちかけた人が務める場合が多いです。

両家の格式やしきたりを重視するカップルが少なくなった今、「引き合わせ仲人」もほとんど必要なくなりました。

ただ、最近の婚活ブームもあり、「結婚相談所のカウンセラー」が、その一部分の役割を担っているのかもしれませんね*

頼まれ仲人(媒酌人)

媒酌人(ばいしゃくにん)についてご説明します*現代で「仲人」といえば、この「頼まれ仲人」を指す場合がほとんど。

結婚が決まってから頼むので、「頼まれ仲人」と呼ばれます。

「引き合わせ仲人」が不要になり、自由な挙式スタイルが増えた現在は、結婚式の場面ごとに「頼まれ仲人」を適任者にお願いするのが一般的。

仲人の仕事

では実際に仲人は何をする人なのか、もう少し具体的に説明していきますね。ちなみに役割ごとに【 】内の名称で呼ばれます!

*両家に縁談を持ちかけ、それをまとめる【世話人】
*結納品のやりとりや結納当日の進行【仲人】
*結婚式に証人として立ち会う、結婚証明書へのサインや結婚宣言をする【立会人】
*披露宴で挙式の報告、挨拶や新郎新婦の紹介をする【媒酌人】
*結婚後に結婚生活がうまくいくように相談にのる・アドバイスをする【仲人】

これらをまるっとまとめて「仲人」なんです!

もともと仲人は、ふたりの仲を取り持つ“キューピッド的な存在”♡であると同時に、結納や結婚式ではそれを手助けして見届ける証人になります。

そして結婚後は先達として、ふたりの良きアドバイザー的存在になるんですね。

世話人・立会人・媒酌人の違い

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「立会人」や「媒酌人」という言葉をはじめて聞いたという方も多いかもしれませんね。

世話人・立会人・媒酌人とは、仲人の役割の一つ。ただし、「媒酌人」と「立会人」は結婚式・披露宴の時のみに使われます。

これらの違いは結婚の場面や役割によって呼び方が変わるだけ。

はじめは「世話人」で始まり、結納では「仲人」。結婚式・披露宴では「立会人」「媒酌人」。そして結婚後は「仲人」に戻ります。少しややこしいですねー*

ちなみに世話人・立会人・媒酌人は、同じ人に頼んでも違う人でも大丈夫。

ただし、格式を重んじる場合、媒酌人は社会的地位の高い人にお願いするのが一般的です。

世話人との違い

「世話人」とは、ふたりの出会いをお手伝いする人のこと。

具体的には、両家にお見合いを持ちかけて、ふたりが婚約(結納)に至るまで、お世話をする人です。

恋愛結婚が主流の現在では、ほとんど見かけません。まだ婚約していないから、厳密に言うと「仲人」ではないんですね。

立会人との違い

「立会人」は挙式のみに限定した役割のこと。結婚式で夫婦宣誓の際の証人になります。

具体的には、結婚証明書への署名(ふたりのサインの後)や、ふたりが夫婦になったことを参列者へ知らせる「結婚宣言」など。

場合によっては式中に新郎新婦のサポートなどもします。

ただし、これらは式場アテンダーや、式を執り行う聖職者などでもできるため、あえて立会人を立てる必要があるかは、ふたりの考えや挙式スタイルにもよります。

立会人を立てる場合は、基本的に親しい人にお願いすればOK!

最近人気の「人前式」では、参列者が「立会人」の役割を兼ねていますよね。

媒酌人との違い

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「媒酌人」も結婚式や披露宴の時のみ使う呼び名。

「立会人」と同じく挙式に立ち会い、披露宴でゲストに「無事に挙式が終わった旨」を報告するのが役目。ゲストに挨拶をし、新郎新婦の馴れ初めやプロフィールを紹介します。

「頼まれ仲人」のことを指しますので、現代では「仲人とイコール」で使われています。

披露宴の司会者が進行することもできるので、媒酌人を立てる結婚式も最近はあまりないみたい。

仲人は必要?絶対立てるべき?メリット・デメリットも知りたい

では、ここからは実際に「仲人」って必要なの?という疑問にお答えしてきましょう!

仲人を立てるメリットやデメリットについても集めてみましたので、参考にしてみてくださいね♡

仲人を立てるべきケースって?

基本的にふたりが望めば立てるべきですが、現在では積極的なケースはあまり見かけません。

ただ、「仲人」の風習は一部の地域などでまだ色濃く残っているところも。特に九州地方では多いと聞いています。

親がしきたりや格式を重んじる場合は、それを尊重するのも大人の判断。
仲人が「両家の間をとりもつ重要な役割」と考えられてきた地域で、それを踏襲しないのは、これからの親戚付き合いにも影響してくる場合も。

仲人を立てるかどうかは、一度お互いの両親と相談してみてはどうでしょうか?

メリット

仲人を立てると実際にどんな良いところがあるのでしょう。そのメリットについてあげてみますね。

仲介役になってもらえる

あまり想定したくはありませんが、結婚式前に両家で意見が食い違ったり、トラブルがあった場合、新郎新婦の両親も当事者となります。

だから直接、相手側に言うと角が立ってしまいますよね。

そんな時、「仲人」がいると間に入って、意見を聞く・仲介役をお願いできるというメリットがあります。

結婚生活の良きアドバイザー

長い結婚生活では色々なことが起きますよね。

何か困った時や、親に相談しにくいことも、「仲人」がいると頼りに。
結婚生活の先輩として、客観的な意見やアドバイスをもらえるのも良いところ◎

離婚しづらくなる!?

仲人を立ててきちんと結納・挙式をすることで、結婚に対する責任やその重さを実感します。

結婚生活に危機が訪れても、その時のことやお世話になった方々のことを思うと、踏みとどまれることもあるはずです。

「仲人」のために結婚生活を送るわけではありませんが、安易な婚約破棄や離婚のストッパー代わりに、一役買っているのでは?

デメリット

メリットがあればやはりデメリットも。
仲人を立てることをデメリットと感じてしまうのはどんなことでしょうか?

出費がかさむ

結納や結婚式に出席していただいた際には、仲人へ「お礼」や「お車代」をお渡しするのがマナー。

特に「お礼」はある程度まとまった金額が必要となってきますので、予算が厳しい新郎新婦には負担になる場合も。

結婚後もお付き合いを欠かせない

仲人をお願いするにはそれなりの礼儀や手間がかかります。

また、これからずっとお世話になる方なので、定期的なお付き合いは欠かせません。

そういった関係性にわずらわしさを感じる人には、デメリットになるかもしれませんね。

仲人の選び方と時期

では、実際に仲人を頼むことになった際は、どんな方にいつ頃お願いすればいいいのか、そのポイントやお礼の方法・相場についても解説します!

仲人を頼む相手ってどんな人?選ぶポイントとは?

昔は「目上の方で円満な夫婦」が条件とされていましたが、今は独身の方でも特に問題ありません。

ふたりのことをよく知っていて、周囲からの人望が厚い方にお願いできるとgood!

「うーん。あまり思いつかないなぁ」という人は、職場の上司や恩師など普段お世話になっている方にあたってみて!

将来、こんな夫婦になりたいなーと思えるようなステキな方たちに、お願いできるといいですよね♡*

逆に、多忙すぎる人、介護や通院など事情がある方は避けた方が無難みたい。

いつ頃にお願いすべき?

仲人は、「結婚が滞りなく行われるよう」尽力しなければならない大役。

先方の事情や準備もありますので、余裕をもって依頼するように気をつけて!

時期の目安

*結納と結婚式の両方:結納の2~3カ月前
*結納もしくは結婚式どちらか:結納もしくは挙式の3~6カ月前

打診の方法

電話や手紙でお願いをします。ふたりもしくは両親どちらからでもOK。
親交が深い方がお願いしやすいです。

お願いする前は、打診方法や時期などについて、ご両親とよく相談しましょう!

了承していただいた後のマナーは?

了承していただいたら、後日改めてふたりで正式なお願いに伺いましょう。

服装はスーツ、手土産も忘れずに。
両親と仲人の親交が深い場合は、両親と一緒に出向いても。準備のためにふたりの簡単なプロフィールなどを持参すると◎

仲人さんには結婚式が無事に終わるまで、何かと手間をかけることになります。

「依頼したら終わり」ではないですよ!

結納や挙式の段取りなど、その後もこまめに連絡をとりあいましょう*

仲人へのお礼の方法や相場が知りたい!

結婚式・披露宴が終わったら、仲人さんには「お礼」をご祝儀袋に包んでお渡しします。

その際にも渡し方のマナーなどがあるのでご注意を。

金額については地域やしきたりによるところも多いので、ご両親とよく相談してみてね。

【金額の相場・渡し方のマナー】
*金額はご祝儀の約二倍、10~25万円が目安
*披露宴終了後、両親が揃った別室で渡す
*ご祝儀袋は格式の高いもの(水引は結び切りもしくはあわじ結び、のし付き)を用意
*「お車代」と菓子折りを添える

結婚後の仲人との付き合い方とは?

結婚後も続く仲人さんとのお付き合い。お世話になった方なので礼儀はつくしたいですよね。

新婚旅行のお土産や新居の報告、年賀状など。お中元やお歳暮で日頃の感謝を伝えましょう。

ただ、あまり長年に渡ってご挨拶や贈答が続くのも、お互い負担になってしまいますよね。

特に「頼まれ仲人」の場合はなおさら。そんな時は、3年ぐらいの間はハガキやお中元・お歳暮の贈答を続けます。

そして、お歳暮を境にご挨拶の手紙でそれとなく区切りをお伝えしてみて。その後は、暑中見舞いや年賀状などでのご挨拶に留めておくと、新郎新婦側も負担が少ないのでは?

結婚生活で頼りにできる心強い味方*

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いかがでしたか? 仲人さんの役割について。古くから続く日本の良き風習ですよね。

仲人さんを立てても立てなくても、長い結婚生活で頼りにできる心強い味方を見つけておくのは、とても大切なことです♡*

今回の記事が参考になりますように♩

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