結婚式向けロゼットの作り方♡写真や動画でわかりやすく徹底解説!
結婚式のサンクスギフトや席札などとして注目されているロゼット。実は自分で簡単に作ることができます。今回はウェディングニュース編集部が実際にロゼットを作りながら、作り方やポイントを解説♡結婚式におすすめのロゼットデザインもたっぷりご紹介しちゃいます♪
DIY2022.5.21 更新2018.5.3 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
目次
結婚式で大人気!かわいいロゼットは自分でも作れる♪
結婚式の席札やサンクスギフトなどとしてウェディングで人気のロゼット。自分で作ればゲストへの感謝の気持ちも込められます♪
ロゼットは使う素材やプリーツの付け方、デコレーションによって雰囲気が変わるためオリジナリティを出せるのもおすすめポイントです。また、材料を100円ショップで揃えられるため、結婚式の準備費用も抑えらえますよ。
今回はスタンダードなリボンロゼットやシフォンロゼット、マステロゼットの作り方を解説していきます。裁縫が苦手な人のために縫う作業なしで簡単に作れる方法も紹介するため、ロゼット作りの参考にしてみてください。
100円ショップのアイテムで作れる!リボンロゼットの作り方
まずはリボンロゼットの作り方を紹介していきます。リボンロゼットは100円ショップの材料でもロゼットを作ることができますよ♪
ロゼット作りで準備するもの
リボンロゼットを作るために必要な材料は以下の通りです。全て100円ショップのダイソーやセリアで揃えられますよ♪
- リボン(幅3cm)
- リボン(幅2.5cm)※ダブルプリーツの場合のみ
- くるみボタン(直径44mm)
- 無地の生地(ボタン用)
- 手で折れる仕切り板
- マスキングテープ
- フェルト
- 両面テープ
- ボンドorグルーガン
- 針と糸
- 安全ピン
- スタンプと布用インク(名前を入れる場合)
- ビーズなど(装飾する場合)
くるみボタンに名前やメッセージをどのように入れるかやデコレーションをするかどうかで準備するものが多少増えますよ。
大まかな作り方の手順は以下の通りです。
- STEP1:くるみボタンを作る
- STEP2:リボンメーカーを作る
- STEP3:プリーツを作る
- STEP4:テール・土台を作る
- STEP5:仕上げをする
工程別に作り方を詳しく解説していきます。
STEP1:くるみボタンを作る
まずはじめにくるみボタンを作ります。画像と一緒に詳しく解説していきます。
①:くるみボタン用の生地をカットしデコレーションする
まずはじめに無地の生地を直径75mmの円状にカットします。カットした生地の中心(ボタンの表に見える範囲)に、名前を入れたりデコレーションをします。
名前を入れるには以下の3つの方法があります。
- 布用インクとスタンプを使用する
- プリンターで模様を印刷できる生地を使用する
- 刺繍をする
- 手書きをする
上記の画像では100円ショップで購入できる布用インクとスタンプを使用しています。だれでも簡単に文字を入れられるのでおすすめ。カラーインクを数種準備して使い分けるのもよいです。
また、模様を入れられるスタンプなどを使用すれば、バリエーション豊かな模様のくるみボタンに仕上がりますよ。
時間がある方はスタンプと刺繍、手書きなどを組み合わせてオリジナリティ溢れるくるみボタンにするのもよいでしょう。
くるみボタンのデザインにこだわるならプリントがおすすめくるみボタンに細かくデザインしたい人は、プリンターで模様を印刷できる生地を使用するとよいでしょう。
パソコンでデザインのデータを作る必要がありますが、フリー素材を使用すればフォントや模様などにこだわったくるみボタンに仕上げられます。
細部までおしゃれにこだわりたい人にもおすすめです。プリントできる生地は100円ショップで購入できますが、プリンターのインクも使うため大量に作る場合は余計なコストがかかるのが難点。
新郎新婦のバッジだけを作る場合は低コストで仕上げられますよ♪
②〜③:くるみボタンを生地の上にセッティングしてボンドを塗る
生地の模様面を下にし、ボタンの上部分を下向きにしてセッティング。模様が中心にくるように微調整して置いたら、ボンドやグルーなどのをボタンの内側に塗ります。
生地をくっつけるためのものなので、端にもしっかり塗るようにしましょう。
④:生地を裏面に織り込む
次に生地をボタンの裏面に織り込み、生地でボタンをくるみます。少しずつ丁寧に生地を内側に織り込んでいきましょう。
表の側面に凸凹ができてしまった場合は、指先を使用して生地を内側にしごくように流すと平に整えられます。
くるみボタンをきれいに作れる専用のキットもありますが、フリーハンドでも十分きれいに仕上げられますよ♪
⑤〜⑥:くるみボタン裏面パーツの金具を外す
くるみボタンの裏面パーツに付いている糸を通す金具を外します。外すことでリボンなどと接着させるときに邪魔になりません。
ペンチを使えばきれいに外すことが可能ですよ。もし外せないタイプのくるみボタンであれば、ペンチなどで金具部分を切り落としましょう。
⑦〜⑧:くるみボタンの表面と裏面のパーツを接着し、フェルトをくっつける
④で完成したくるみボタンの表面と、金具を外した裏面パーツをくっつけます。表面の生地を織り込んだ上にボンドやグルーガンなどで接着剤を塗り、裏面を押し込み接着させます。
さらにロゼットのパーツを組み立てやすくするため、くるみボタンの裏側を平にします。大きさと同じにカットしたフェルトを2枚用意して一枚ずつくるみボタンの裏側に重ねるように接着するだけでOKです。
くるみボタンの本体から剥がれないように、しっかり接着させましょう。完成したくるみボタンは以下の通りです。
次にリボンのフリルを作るためのリボンメーカーの作り方を紹介します。
STEP2:リボンメーカーを作る
プリーツがすでにできているリボンを購入する場合はSTEP2とSTEP3を省いてOKです。
しかし、既製品を使用するとプリーツ幅や色合いは限られるため、デザインにもこだわりたい人は自分で作成するのがおすすめです。リボンメーカーの作り方は以下の手順の通りです。
①〜②:手で折る仕切り板をカットし、右端に1本ずつ貼る
仕切り板を19本×2、2本×3、1本×2にカットします。19本にカットした仕切り板を準備し、右端2本の中心にカットした1本の仕切り板をマスキングテープで貼り付けます。
もう1本も全く同様にセッティングします。
③〜④:2本にカットした3枚の仕切り板を一列につなげる
2本にカットした仕切り板を横向きにし、一列に並べてマスキングテープで3枚をしっかり貼り合わせます。
19本にカットした板を溝が深い方を上にし、板の中心の溝がない部分に置きマスキングテープでしっかり固定。
⑤〜⑥:2枚の仕切り板を張り合わせる
④で使用した板ともう一本の板をマスキングテープで貼り合わせます。①〜②で貼り合わせた部分が両端にくるようにし、④で貼り付けた部分を挟むようにセッティング。
ずれないようにしっかりマスキングテープで固定しましょう。
\チェックしたいならこちらがおすすめ!/
STEP3:プリーツを作る
次に先ほど作ったリボンメーカーを使用してプリーツを作ります。
①〜②:リボンをリボンメーカーに通す
リボンをリボンメーカーの端に通して、動かないように切れ目部分を軽くマスキングテープで止めます。リボンのプリーツができるように、画像①〜②のようにリボンを通していきましょう。
キツすぎずゆるすぎないように、リボンを通し側面から見たときに同じような幅になるようにメーカーに通すのがキレイなプリーツを仕上げるポイントです。
③〜④:針と糸で縫い付ける
針に糸を通したら、リボンメーカーに通した一番端の輪っか部分から③の画像のように針を通します。④のようにリボンメーカーの端までなみ縫いをしていきます。
端まで到達したら、糸を玉留めして切ります。リボンメーカーからリボンを外して、輪っかになるように端と端を縫い合わせれば完成です。
ダブルプリーツにしたい場合はもう1つプリーツを作りましょう。
リボンのフリルはリボンメーカーを使用しなくてもフリーハンドや以下のような台紙を作成して折る方法もありますよ。
しかし、初心者の場合はきれいに折れないこともあるため、素早くきれいにプリーツを作りたい人にはリボンメーカーを使用して作るのがおすすめです。
また、縫い付けなくてもホッチキスを使用してフリルを作ることも可能です。裁縫が苦手な人はホッチキスを使用してプリーツを縫い合わせるのがおすすめです。
STEP3:テール・土台を作る
続いて、ロゼットのテールや土台の作り方を紹介します。
※ロゼットにテールを付けない場合は準備しなくてOKです。
リボンを好みの長さにカットして、先端を軽く2つ折にして切ります。切りっぱなしのように見えるのが嫌な人は、切った部分をライターで軽く炙って処理するときれいに仕上げられます。
またくるみボタンやリボン、テールを貼り合わせるための土台をフェルトで作成します。
表面から見えない大きさであれば大きさは問いませんが、くるみボタンよりも2周りほど大きいサイズでカットすると後ろから見ても見栄えがよいです。
STEP4:仕上げをする
以上でくるみボタン・リボン・テール・土台の全てのパーツが揃いました。最後に仕上げについて紹介します。
それぞれを以下の順番で貼り付けていきます。
①〜②:リボンとくるみボタンを接着する
リボンの表側の縫い目にボンドやグルーガンなどの接着剤を塗ります。上から作成したくるみボタンを乗せて接着させましょう。よく接着させるために、リボンとくるみボタンを洗濯バサミを使用して挟んでおくのもおすすめです。
また、上の画像のようにくるみボタン周りにビジューを付けたい場合は、リボンと接着させる前に周りに縫い付けると作業しやすいです。
縫い物が苦手な人はグルーガンなどを使うと素早くきれいにくっつけられますよ!
②〜④:土台に全てを貼り付けていく
②のようにフェルトの土台にまずはテールを貼り付けます。次に③のように土台の上からボンドなどの接着剤を塗り、①〜②で作成したフリル付きくるみボタンを貼り付けたら完成です。
上記のように同じリボンを使用しても、他のリボンを組み合わせてダブルプリーツにしたり、ビジューをつけるだけでも雰囲気が異なります。
また、テールに別の色を組み合わせるとおしゃれな仕上がりに。しかし、席札など大量に作成する場合は、シンプルなものの方が手間を取らずにすむのでおすすめです。
今回はシンプルなカラーでまとめましたが、ネイビーやピンクなど色鮮やかなリボンを合わせると華やかがアップします。結婚式の雰囲気に合わせてカラー選びをするとよいでしょう♪
ふんわりとした印象のシフォンロゼットの作り方
次にふんわりとした印象のシフォンロゼットの作り方を紹介します。
準備するもの
- シフォン生地(チュールリボン)70cm〜80cm程度
- くるみボタン
- 無地の生地
- 台紙になるフェルト
- 糸と針
- グルーガンやボンド
- ハサミ
シフォンロゼットの作り方
シフォンロゼットの作り方をステップ別に紹介します。
①フェルトは台紙になるため、くるみボタンよりも1周りほど大きく円状にカット。
②次に無地の生地をくるみボタンよりも大きくカットし、くるみボタンを作成をする。(こちらを参照:くるみボタンを作る)
③長方形のシフォン生地を三つ折りにし、リボンのよな形状になるように片側を縫い合わせていく。針と糸で縫いながら軽く絞っていくと自然にプリーツができるため、くるみボタンを一周するサイズになるまでシフォンを縫う。
④台紙の上に③で作ったシフォンのリボンをグルーガンやボンドで接着し、くるみボタンの裏面にグルーガンやボンドを塗ってフェルトとリボンの上にくっつけて完了。
シフォンロゼットの作り方を細かくチェックしたい人は、以下の動画がおすすめです。
※動画のシフォンロゼットはダブルプリーツです。
リボンやシフォンを使用したロゼットを紹介してきましたが、実はマスキングテープを使えばあまりお金をかけず簡単に大量のマスキングテープが作れます。
\シフォンロゼのデザイン例はこちら♡/
お金をかけず簡単に作れるマステロゼットの作り方
マスキングテープや厚紙だけでも作れるマステロゼットは、なるべく費用を抑えたいという人におすすめです。
準備するものから順に紹介します。
準備するもの
- 厚紙
- マスキングテープ(3・4種類)
- 両面テープ
- コンパス
- ハサミ
- ペン
- カッターマット(メモリがあるタイプ)
- 爪楊枝など先が細いもの
作り方
①厚紙に直径3.5cmの円コンパスを使用して2つ描き、線に沿ってハサミでカット。
②外側の円に使うマスキングテープをカッターマットの上で14cmにカットし、1cm残して残りの部分を半分に折り貼り合わせる。
③折った方を1cm残した部分の半分の位置に貼り付けて輪っかにして、同じものを12個作成。
④12個を円形になるように輪っか部分を外側にして貼り合わせていく。
⑤同じように内輪の円も作成する。内側の円なので外側よりも小さくなるため、マスキングテープを8cmにカット。後の工程はSTEP2〜4と同じだが内側は合計9個作成すれば足りる。
⑥小さい方の円の裏に両面テープを貼り、大きい方と張り合わせる。
⑦テールに使うマスキングテープを18cmに切る。1cm残して残りを半分に折り張り合わせる。テールの本数だけ同じものを作る。(マスキングテープの色を変えてもよい)
⑧①で作成した1枚の厚紙の裏にテールを貼り、表に両面テープでSTEP6の裏に貼り付ける。
⑨もう一枚の厚紙を表面のセンターに両面テープで貼り、メッセージなどを手書きで入れれば完成。
針に糸を通したり、グルーガンを温めたりなど面倒な工程がないため簡単に作れるのも魅力ですよ。結婚式披露宴の席札としておすすめです。
マスキングテープの幅やカラー・デザインによって異なる印象に仕上がりますよ♪
他にも折り紙でロゼットを作る方法もあるので、気になる人は以下の動画をチェックしてください♪
結婚式におすすめのロゼットデザイン6選
新郎新婦のバッジや席札など結婚式におすすめのロゼットデザインを紹介します。
さり気なく小花をあしらったシンプルロゼット
大人っぽさを感じるブルーのリボンを使用したロゼットです。さり気なく小花があしらわれていて、かわいい雰囲気もあります!
大人な落ち着いたカラーをテーマにした結婚式におすすめのデザインですよ。
鯨が描かれた爽やかなロゼット
くるみボタンのセンターにくじらが描かれている爽やかな雰囲気のロゼットです。周りにはスタッズのようなビジューがあしらわれていて、デザインに凝っています。
きれいな水色のリボンを使用していて、リゾート婚など海をテーマにした結婚式にもぴったりなデザインです♪
ロングテールのエレガントなロゼット
ロングテールのロゼットは、淡いカラーのリボンを組み合わせていてエレガントな印象です。パールのビジューをあしらっていて、結婚式の雰囲気にマッチします♪
ロングテールは優雅さも感じるため、新郎新婦が身につければみんなの目を引くでしょう。
レースたっぷりでクラシカルな雰囲気のロゼット
リボンやパールなど全体的にホワイト系でまとめたデザインのロゼットです。テール部分にレースや細めのリボンをあしらっていて、ボリュームをプラス。クラシカルな雰囲気に仕上がっています。
手が込んでいるのがわかりますね♪
かわいいスマイルマークのロゼット
シンプルな色合いのロゼットです。フリルが細かく折られていて華やかさがあります。
くるみボタン部分は細い筆記体で描くことで、スタイリッシュな印象に。スマイルの口が描かれていて、かわいらしく結婚式にぴったりなデザインですよ♪
エレガントなダブルプリーツロゼット
赤と白のリボンをあわせたダブルプリーツのロゼットです♪描かれているシンデレラのガラスの靴がワンポイントに。
ゆるいプリーツに仕上がっていてエレガントさを感じますね♪
結婚式にウェディングロゼットを取り入れてみよう♪
今回は結婚式で注目されているロゼットの作り方について紹介してきました。材料は100円ショップで全て準備でき、簡単に自分で作ることができるのが嬉しいポイントです。
くるみボタンのデザインや、ビジュー・リボンによって自分の工夫次第でオリジナリティもプラスできますよ♪結婚式の雰囲気に合うロゼットを準備して、新郎新婦のバッジや席札として結婚式に取り入れるとよいでしょう。