季節や節目を大切にしているお2人の《Spring has come wedding》インタビュー 【@aya___weddingさん】メゾン・プルミエール
花嫁レポ(結婚式レポ)2019.1.17 更新2017.8.8 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
IGで大人気♡絢香(@aya___wedding)さん
ウエディングプランナーを経て、現在はウエディングアドバイザーとして活躍する絢香さん。
今までたくさんの花嫁さまのお手伝いをされてきた絢香さんですが、2017年春、ついにご自身がバージンロードを歩む事に♡
とってもおしゃれなウェディングの装飾はもちろん、ウェディングの基礎的な情報からトレンドまで様々な情報を発信している彼女のインスタグラムは、多くの花嫁さまから支持されています♩
今回はそんな素敵な絢香さんにウェディングに関するインタビューをさせていただきました。
まずは、お二人の馴れ初めを教えてください♩
絢香さん:(以下敬称略)
友人が開いてくれた飲み会で出会ったんですが、第一印象が「芸人みたいで一緒にいると楽しい」でした。さらに話をしていると、自然と笑顔になれ、「ああ、この人ならいいパパになりそう」とも思いましたね。
その後、ふたりで飲みに行くようになり、出会って3カ月後には彼から告白され、交際がスタート。彼は土日が休みで、ウエディングプランナーだった私は平日が休み。
なんとか予定を調整して、順調に交際を続けていました。そして2年半経ったころ、偶然、お互いのスケジュールが合って長期休暇が取れることになり、初の海外旅行をすることになったんです。
そのころには、お互いに結婚を意識した話をするようになっていたので、結婚前にふたりで海外旅行するのもいいね、と話して決めました。
プロポーズはどんな感じでしたか?
絢香:ハワイ旅行でサプライズのプロポーズを受けたんです。せっかくなら、ハワイだし、記念にロケフォト撮影をしようという話になり、ウエディングドレスとタキシードで撮影することになりました。
ただ、あまりに自然な流れでそうなったので、まさかプロポーズをされるとは思ってもいませんでしたね。
マジックアイランドで撮影をしていると、急に彼がこれまで交際してきた中で感じた思いを語り出したんです。
私が「えっ!?」と驚いていると、指輪を出して「結婚してください」とプロポーズされました。あまりのことに感激して、彼がなんと言っていたのかはハッキリと覚えていないんですけど(笑)、ビックリして感動した気持ちだけは一生忘れられません。
婚約指輪について教えてください
絢香:私が「Van Cleef & Arpels」が好きだと知っていた彼が、ハワイ旅行前に一人で店舗に行き、選んでくれたものです。
プロポーズの時に、自分の好きなブランドを覚えていてくれて、選んでくれたことが何よりもうれしかったです。
プロポーズでもらった時には、サイズが大きかったので、後でサイズを直していただきました。結婚指輪も、「Van Cleef & Arpels」で一緒に選んで決めました。
結婚式場はどうやって選ばれたんですか?
絢香:より多くの人に日ごろの感謝の気持ちを伝えたいと、参加してもらいやすい都内の会場にしようという話になりました。
私は結婚式をする直前の2月ギリギリまでウエディングプランナーとして働いていましたので、これまで一緒に働いていた仲間たちとウエディングを作り上げて、感動を共有したいと彼に話したところ、賛成してくれました。
お料理にこだわりのある会場でしたので、ゲストに美味しいものを食べてもらえるというのも選んだポイントでした。
結婚式のテーマはどうやって決めましたか?
絢香:テーマは「Spring has come」にしました。
まず2人で「何を大切にしたいのか」について話し合いをしました。すると、これまで休日がなかなか合わないながらも、季節や節目を大切にしてきたということに気づいたんです。
例えば、桜の美しい季節にはふたりで目黒川沿いの桜を見に行ったり、花火を見たり、クリスマスツリーを見たりと、節目ごとにふたりで会って幸せを共有してきました。
これまで28回、30回とそれぞれが春を迎えて、大切な方々と出会ってきて、今の私たちがいるという感謝も表したかったですし、春はふたりが初めて出会った季節だったことも大きかったですね。
実はそれ以外にもこのテーマには、ある願いを込めていました。私の祖父が病気を患ってしまい、余命いくばくかという時期でした。
できれば、春に行われる結婚式まで元気で過ごしてもらいたい……そんな思いからつけたテーマでした。
残念ながら、結婚式の前には亡くなってしまいましたが、大好きな祖父への思いを込めたテーマにして今でも良かったと思います。
結婚式当日の装飾について教えてください
絢香:フラワーシャンデリアは海外のサイトを見ていて、花を吊り下げるのもかわいいなと思ってお願いしたスタイル。自分が好きな花の色合いを複数お伝えして、フローリストさんが全体のバランスを考えて仕上げてくれました。
装花は当日まで確認ができないこともあり、内心、ドキドキしていました。でも当日、春らしい自分の好きな色の花でバランスよく飾り付けてくださったのを見たときにはあまりの美しさに感激してしまいました。
ウェルカムボードはどうやって作ったんですか?
絢香:リースはフラワーアレジメントをしている私の母に作ってもらいました。
ボートはまず板を買ってきて、グレーのスプレーペンキで板全体を塗り、その上から転写シートを使って文言や自分たちの名前を写してその上から白のポスカでなぞって字を入れました。
自分の家のベランダで手作りしたんですが、普段DIYはしないので大変でしたね。
ウエディングドレスはどうやって選びましたか?
絢香:これまでプランナーという立場で、たくさんの方たちのウエディングを見てきました。その経験の中で、ここ数年、特に思うのはドレスなどの衣裳トレンドがどんどん変わっていくことでした。
ちょっと前のデザインなのに、数年経つと古く見えてしまうのは、せっかくだからもったいない。そこでシンプルで年月が経っても飽きないデザインのものを会場提携のドレスショップ「MAISON DE BLANCHE」で選びました。
シンプルだけど生地が上質で、とても洗練されたドレスだったので、このドレスを見た瞬間一目惚れでした!
お料理はどんな所にこだわりましたか?
絢香:お料理もテーマと同じように「春」を取り入れたくて、春が旬の食材をふんだんに取り入れてもらいました。
コース料理の前に、アペリティフをいただく時間を設けて、ビュッフェ形式で料理を楽しんでもらいました。花畑をイメージしたもので、見た目も春のように華やかで楽しいものになりました。
コース料理は、鮮やかで思わず写真に撮りたくなるようなお料理にしたいという要望をお伝えしました。エディブルフラワーや野菜などをたくさん取り入れて、作り上げたフレンチ。
メニュー表にもこだわり、一品一品の説明やお酒とどう楽しんでもらいたいのか?を入れて表現しました。
当日、ゲストの皆さんがそれを見ながら、お料理を楽しんでくれている姿を見て、うれしかったですね。
IGで大好評だったケーキについて教えてください
絢香:こちらも春らしさを大事にしながら、美味しそうでインパクトのあるものに作っていただきました。
打ち合わせの際、パティシエさんがイメージをデッサンで起こしてくれたのですが、それがイメージ通り!
4段ケーキで、上の3段はグラデーション、一番下の段にはフルーツの断面を見せるという凝った作りのケーキで大満足です。
結婚式で一番感動したことを教えてください
絢香:私たち、ふたりのためにゲストの皆さんが集まってくださったことがうれしかったです。それに友人ももちろん、親族が喜んでくれたことがうれしかったです。
私の場合、自分が働いていた結婚式場で信頼できるスタッフの方々と共に作り上げることができた一日でした。みんなと一緒だったことが心強かったですし、感動しました。
新郎の手紙では、お母さまは驚きと喜びのあまり号泣され、お父さまから愛情のこもった「家族を絶対に幸せにしろ!」という叱咤激励されるなど、会場中が涙するシーンがありましたね。
おふたりにとっての「ふたりらしさ」とは?
絢香:楽しいことが好きで、人を喜ばせるということが私たちらしいところでしょうか。
周囲の方を大切のしてきた私たちだからこそ、その喜びは結婚で倍になると思っていました。
ですから、結婚式という節目を大切にしようという強い思いがお互いにあり、ゲストを喜ばせることを重視して準備を行いました。
結婚をして、家族も友人も大切な人が倍になり、喜びも悩みも伝え合って分かち合える存在になることができました。結婚したことで、親孝行もできたと感じました。
当日の忘れられない思い出と、卒花嫁としてメッセージがあればお願いします*
絢香:ゲストからは「オシャレでインパクト大。こんなに上品なコーディネイトのウエディングは初めて」という言葉をかけられてうれしかったです。
お料理のメニュー表やお花の装飾が良かったなど、いろんな人からほめていただけたのはうれしかったですね。結婚式では、やりたいことを詰め込んで心から楽しめたので良かったです。
ただ、前撮りも後撮り撮影はプロのカメラマンに頼めば良かったと後悔。少しでも気になることがあれば、妥協しないでチャレンジした方がよいと思います。
最後にプレ花嫁の皆さんへメッセージですが、結婚準備は早ければいいというわけではありません。
おふたりでどのような結婚式にしたいのか、ゲストの皆さんにどんな思いを伝えたいのか、しっかりと話し合いをしながら準備を進めていくべきではないかと思います。結婚式当日は本当に楽しい一日です。
準備期間は大変なこともあるかと思いますが、それも夫婦になるための準備でもありますので、ぜひ楽しみながら当日を迎えてください。
▼Wedding Profile
Yutakaさん&Ayakaさん ご夫妻
挙式日時/2017年3月5日
挙式会場/メゾン・プルミエール
パーティ会場/メゾン・プルミエール アットロビンズ
食事/春の旬をたくさん使ったフレンチのコース料理
衣裳・お色直しの衣裳/MAISON DE BLANCHE シューズ/MAISON DE BLANCHEでレンタルしたもの。 シルバーゴールドのキラキラした、形はシンプルだけど存在感のあるもの
結婚指輪・婚約指輪/Van Cleef & Arpels
撮影/cocoFLEURさん ブーケ・装花/Ra-Que
引出物/ロイヤルコペンハーゲンの大皿・グランマーブルのデニッシュ・お茶漬け(親族)
sghrのガラスのお皿・マカロンエマカロンのマカロンボーロ (女性の友人ゲスト)
sghrのガラスのお皿・レピスエピスのスパイスセット(他の女性友人で料理好きな方)
sghrの一輪挿し・和漢茶(お花が好きな女性友人ゲスト)
sghrの富士山グラス/ジャン=ポール・エヴァンのガトーショコラ(男性友人ゲスト)
食器やワイン、ネクタイの中から一点でいいもの(上司)
プチギフト/代官山のシェ・ルイというお店のカヌレ(自分でラッピングして、サンキュータグをつけて手渡した)
当日のスケジュール
7時 新郎・新婦/お支度スタート
9時 新郎・新婦/写真撮影開始・挙式リハーサル
10時40分 両家親族紹介・親族集合写真撮影
10時50分 チャペルへご案内開始
11時 挙式スタート
11時25分 ゲスト全員と集合写真撮影
12時00分 パーティ会場へ案内開始、披露宴開始、ウェルカムスピーチ、祝辞、乾杯、ケーキ入刀、余興、新婦からのサプライズムービー上映、新郎・新婦からお手紙と花束贈呈など
14時35分 新郎・新婦退場、送賓
17時 二次会スタート
19時半 新郎新婦退場