結婚式の印象を決める!《メッセージ準備》の基礎知識*
結婚式準備終盤で取り掛かる事になる「メッセージ系の準備」。この記事では、メッセージの文章を書く際に注意したいポイントをそれぞれの項目ごとにご紹介していきます*
結婚式準備後期2022.4.16 更新2021.3.22 公開
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メッセージの準備、忘れてない?
結婚式準備も後半戦に入り、ついつい後回しにしがちなのが「メッセージ系の準備」。
準備する必要があるのは、一般的にこちらの4つ*
2.花嫁の手紙
3.ウェルカムスピーチ
4.新郎謝辞
それぞれ失礼のないように、ある程度しっかりとした文章を考えないといけないので、なかなか大変なんです。
まず、これら4つを書き始める前に、共通の注意点を知っておきましょう*
・直前で焦らないよう、早めに取り掛かる
※「忌み言葉」について知りたい方はこちらの記事をチェック⬇︎
意外と手間と時間がかかるので、結婚式前日に徹夜で準備する羽目に・・・なんて後悔をよく耳にします。
余裕を持って結婚式を迎えるために、できるだけ早めに取り掛かっておくのがおすすめ◎
では、これからそれぞれ項目ごとに文章を書く際のポイントをご紹介していきます!
1.席札メッセージ
席札にゲスト一人一人に向けたメッセージを書いて、感謝の気持ちを伝えるサプライズ演出♡
メッセージを書く上でおさえておきたいポイントはこちらの3点*
・「忌み言葉」は避ける
・句読点は使わない
では次に、ゲスト別のメッセージを書く上で参考になる、おすすめのフレーズをご紹介します♪
上司・先輩へのメッセージ
・感謝の気持ち
・これからの指導をお願いする
文例
本日はご出席頂き本当にありがとうございます
○○課長には 入社以来未熟な私を指導して頂き 本当に感謝しております
引き続き仕事に励みますので これからもご指導 ご鞭撻のほど よろしくお願い致します
同僚へのメッセージ
・感謝の気持ち
・飲み会やランチなどの楽しいエピソード
文例
本日は私たちのためにご出席頂き ありがとうございます!
○○さんには日頃から仕事の相談に乗ってもらったり いつも支えて頂いて感謝しています
新しいプロジェクトも一緒にできることが嬉しいです
これからもよろしくお願いいたします!
友人へのメッセージ
・思い出エピソード
・受付や余興などをお願いした場合はお礼の一言
文例
今日は結婚式に出席してくれてありがとう!受付も引き受けてくれて本当にありがとう♡今日を迎えることができたのは ○○がいつも相談に乗ってくれたおかげです!これからも励まし合ったり ときどきケンカしたり(笑)しながら ずっと友達でいてくれたら嬉しいな これからもよろしくね♡
親戚へのメッセージ
・結婚祝いの感謝の気持ち
・幼少期のエピソード
文例
本日はご出席頂きありがとうございます
おじさんとは年末年始の集まりくらいでしか会えないけど いつも仕事の話や趣味の話など色々聞けるので楽しみにしています
これからも身体に気をつけて またお話できるのを楽しみにしています
祖父母へのメッセージ
・身体を気遣う言葉
・感謝の気持ち
文例
おばあちゃん 今日は遠い所来てくれてありがとう
おばあちゃんに教えてもらった梅干しの作り方 新婚生活でとても役に立っています♡
また遊びに行きます!これからも身体に気をつけて 長生きしてね!
兄弟・姉妹へのメッセージ
・普段言えない素直な気持ち
・思い出エピソード
文例
お兄ちゃんへ
お兄ちゃんには いつも勉強や部活の事教えてもらってたね
ケンカもたくさんしたけど いつも憧れて育ってきました
困った時はいつもお兄ちゃんに頼ってばかりで 大変なこともあったと思うけど お兄ちゃんの妹で良かったと思っています
これからも可愛い妹(笑)を よろしくね♡
両親へのメッセージ
・これからもよろしくの想い
文例
お父さん 今まで本当にお世話になりました
お父さんが一生懸命育ててくれたおかげで 今の私があります
名字は変わるけど ずっとお父さんの娘です
これからもよろしくお願いします
2.花嫁の手紙
結婚式の感動的な演出の代表とも言える「花嫁の手紙」。
普段言えなかった気持ちや感謝を手紙にして伝える定番演出ですが、書きたいことが多すぎてなかなかまとまらず難しい!という声も多いです。
長さは読んだ時に3〜4分位で終わるのがベスト!
何を書くか悩んで式直前に慌てて書き始める花嫁さんも多いですが、結婚式1週間前には下書きを完成させておくようにしましょう*
スムーズに書き始めるには、手紙を書く上で大切な基本構成を知ることが重要です*
②エピソード
③結び
①書き出し
まずは「書き出し」から始まります。
文章の導入部分になるので、披露宴の場を借りて手紙を読むことについて、ゲストへ断りの文章を入れると会場全員が耳を傾けてくれるムードになるので◎
②エピソード
手紙で一番大切な部分です!
具体的な出来事やその時に感じた気持ちを踏まえて書くと、情景が浮かびやすく聞いているゲストや両親にも伝わりやすくなります。
たくさん思い出がある場合は、時系列で振り返っていくと◎
③結び
最後に伝えたい思いを込めて、締めくくりの言葉で終わりましょう。
彼のご両親に向けた挨拶や、ゲストに向けた挨拶を入れるとより丁寧で良いです◎
3.ウェルカムスピーチ
「ウェルカムスピーチ」とは、披露宴冒頭に新郎、もしくは新郎新婦2人からゲストに向けて行われる挨拶のこと。
ただの挨拶ではなく、
「結婚式というフォーマルな場を和ませる」
「二人らしい場の空気を作る」
など、新郎新婦にとって大切な役目となる挨拶です。
スピーチの長さは1〜2分が最適*
文字数にすると大体300文字くらいになります。
ウェルカムスピーチは乾杯前に行うことが多いので、あまり長すぎるとゲストが飽きてしまいますし、短すぎると物足りなくなってしまうので、一度原稿を作って声に出して読む練習をしておきましょう*
ウェルカムスピーチの基本構成
②《報告》挙式やその他の報告
③《本題》会の趣旨・目的
④《締め》結びの言葉
ウェルカムスピーチの文章を作る上で重要となる基本構成はこの4つ!
これをベースに、お二人の好みや結婚式の雰囲気に合わせて文章を作っていきます。
基本構成を元に、下記の定番のシンプルな文例を参考にして、お2人の要素を取り入れ内容にしてくださいね♪
文例
本日はご多用のところ、私たちのためにお集まりくださいましてありがとうございます。
私たちは先ほどの人前式でみなさまの承認を受け、晴れて夫婦となることができました。
本日は日ごろよりお世話になっているみなさまへ感謝をお伝えしたいと思い、ささやかですが席を設けさせていただきました。
短い時間ではありますが、お楽しみいただけたら幸いです。
4.新郎謝辞
披露宴の最後に、結婚式を締め括る挨拶として大切な役割を担う「新郎謝辞」。
結婚式に出席してくださったゲストの皆様に、感謝の気持ちを伝えるために行われます。
・結婚式に出席してくれたことへのお礼
・今後の抱負
長さの目安は2分程度。
400文字の原稿用紙2枚くらいになります。
伝えたいことの要点をギュッと簡潔に分かりやすくまとめることが大切です*
新郎謝辞の基本構成
②《本題》結婚式の振り返り・未来への抱負
③《結び》ゲストへ改めて感謝の気持ちを伝え、締める
・出だしや締めの挨拶は文例を参考に
・結婚式の感想を伝える部分はその時の気持ちを添えて挨拶する
と定型文っぽくならず、思いが伝わりやすい文章になりますよ♪
文例
本日はご多用中にもかかわらず、私どもの結婚披露宴にご来臨賜わりまして、誠にありがとうございます。このような場をもつことができましたのも、ひとえに皆様のお力添えのおかげです。心より御礼申し上げます。
私たちは本日より夫婦として、共に歩んでいきます。本日の感激と皆様よりちょうだいした言葉を胸に、二人で協力して笑顔の絶えない明るい家庭を築いていきたいと思います。まだまだ未熟なふたりです。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、ご列席の皆さま方のご健康とご多幸をお祈りしまして、私たちふたりのごあいさつに代えさせていただきます。本日はありがとうございました。
メッセージ準備は早めに♡
結婚式が近づくにつれてやることがどんどん増えていくので、メッセージ準備は計画に的に進めるのがおすすめ◎
ギリギリになって焦らないように、準備スケジュールをたてておきましょう!
花嫁の手紙や新郎謝辞などは、メッセージが出来上がったら練習も忘れずに♡