これを見れば安心!少人数婚・家族婚の席次マナーを徹底解説*
近年、少人数で結婚式を挙げる「少人数婚」や、家族のみの「家族婚」を行う花嫁さんが増えてきています。少人数婚を行う上で、ゲストの席次を考えるのが難しい・・・と感じている方も多いのではないでしょうか?ゲスト数が少ない分席次は様々なパターンがありますが、席次に悩まれている新郎新婦の皆さんに分かりやすく画像付きで席次例を解説していきます♡
席次表2021.3.30 更新2021.3.9 公開
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目次
知っておきたい!席次の基本マナー*
まずは結婚式の席次の基本マナーをおさえておきましょう♡
席順は「上座・下座」に注意して決めよう
一般的な席順として、「上座」と「下座」があるので覚えておきましょう*
「上座」=年上の人、目上のゲストが座る場所(新郎新婦に近い席)
「下座」=年下の人、もてなす側の人が座る場所(新郎新婦から遠い席)
新郎新婦が座る高砂席は、会場内でもっとも格の高い、入り口から遠い場所に置かれます。
席次は新郎新婦との関係性で決まる
基本的に披露宴の席次は、新郎新婦とゲストの関係性によって決まります。
例えば親族のみの少人数婚の席順だと、
上座から「関係の遠い親戚→関係の近い親戚→祖父母→兄弟姉妹→両親」となります。
両親は新郎新婦と同じゲストをもてなす側となるため、下座となる場所に座るのが一般的なマナーとされています。
ちなみに一般的な結婚式の席次は、上座から「主賓→仕事関係者→友人→親族」という順番になるので、家族、親族以外のゲストを招待する場合は参考にしてみてください*
高砂席に向かって左が新郎側、右が新婦側となる
ゲストの座る向きにも決まりがあり、新郎新婦が座る高砂席に向かって左が新郎側、右が新婦側のゲストの席となります*
新郎が婿入りする場合は左右が逆になりますが、しきたり通りにするかは両家の考え方次第なので、両親とも相談して決めましょう◎
【6人規模】席次レイアウト例
新郎新婦と両家両親で6人のみの超少人数婚の場合は、円卓か長テーブルかによって席次が変わってきます*
人数が少ない分自由で様々なパターンがありますが、ここでは一例として円卓パターンと長テーブルパターンをご紹介します♡
①円卓パターン
円卓の場合はまず新郎新婦が横並びで座り、その両側に父、その隣に母が座ります*
両家の母が隣同士になるので、仲良くなりやすいといったメリットも♡
②長テーブルのパターン
正方形のテーブルでもOK!
お誕生日席に新郎新婦が座り、その両端に両親が座るスタイルです*
新郎新婦の席にお花を装飾すれば、高砂感が出てより結婚式らしい印象になります♡
【10人規模】席次のレイアウト例*
10人規模で披露宴を行う場合の席次レイアウトは、
・新郎新婦が誕生日席に座るパターン
・新郎新婦が並んで中央に座るパターン
の2パターンがよく使われます*
また、くし型(長テーブル)や楕円テーブルを使ったスタイルが多いです。
今回はくし型(長テーブル)スタイルのレイアウトで、画像を参考にしながら各パターンの特徴を見ていきましょう
①新郎新婦が誕生日席に座るパターン
デメリット:席が遠い人とはコミュニケーションは取りづらい
新郎新婦が誕生日席に座るパターンは、新郎新婦とゲストである家族の間に距離ができてしまうため、ちゃんと司会者をたてて通常の披露宴のような進行を取って行う食事会に向いている席次です*
お互いの家族同士が向き合う形になるため、自然と交流が生まれます◎
しかし、席が遠い家族同士はコミュニケーションは取りづらいのがデメリットとなってしまうので注意が必要です。
②新郎新婦が並んで中央に座るパターン
デメリット:お互いの家族間での交流がしづらい
新郎新婦が中央に座るパターンは、新郎新婦と家族との距離が近いのでみんなでわいわい楽しむカジュアルなスタイルに向いています♪
ただし、新郎側と新婦側の家族が離れて座るので、お互いの家族間の交流にはあまり向きません。
中央にいる新郎新婦がうまく進行させて、盛り上げられるかが重要となります*
【20人規模】席次レイアウト例*
20人規模の披露宴での席次は、くし型(長テーブル)を使ったテーブルレイアウトが多いです*
長テーブルを使う場合は「中央側」「高砂席から見て前方」が上座、「外側」「高砂席から見て後方」が下座となります。
くし型(長テーブル)の席次例
デメリット:内側の席同士は完全に背を向いてしまうため、両家同士の交流はしづらい
長テーブルは親族と家族が同じテーブルになるため、円卓よりも交流はしやすくなりますし、どの席からも新郎新婦が見えやすいといったメリットがあります*
しかし、両家同士の席は少し距離ができてしまうため交流はしづらいというデメリットも。
演出などで両家同士が交流できる機会を作るなど工夫が必要になります*
【30人規模】席次レイアウト例*
家族・親族に加えて親しい友人などを招いた30人規模の披露宴では、ちらし型という円卓を使ったレイアウトがよく使われます。
新郎新婦に近いテーブルほど上座、遠いテーブルほど下座となります*
また、テーブルごとにも上座・下座があり、会場内のテーブルの位置によって上座・下座が変化するので注意が必要です!
・テーブル内の下座=会場の外側、高砂席から見て後方
親族中心の結婚式に友人を招く場合、新郎側と新婦側の友人ゲストはテーブルを一緒にすると、友人も親族に囲まれて気まずい思いをせずに済みます。
その際、友人にはあらかじめ初対面の人が同じテーブルであることを伝えておきましょう!
また、夫婦や子連れゲストの席は離さないのがマナーです*
上座下座のルールに縛られすぎず、ゲストが過ごしやすい席次を心がけましょう◎
両家のゲスト人数に差が出たらどうする?
基本的に両家のゲスト人数に差が出ても問題はありません◎
とはいえ、席のバランスが悪いと気になりますし、できれば人数差を分かりにくくさせたいですよね?
では、両家のゲストの人数差が出てしまった場合の配席のコツをご紹介します♡
①円卓のサイズを変える
ちらし型(円卓)のレイアウトなら、丸テーブルのサイズを座る人数に合わせて変えましょう*
テーブルの数が同じなら人数差も気になりにくくなります◎
②両家混合のテーブルを作る
ちらし型(円卓)のレイアウトなら、新郎側・新婦側ゲスト混合のテーブルを作るのも良いです*
この場合、あらかじめゲストには初対面のゲストと同じテーブルになることを伝えておくなど、配慮も忘れずに!
③長テーブルを使う
長テーブルを使って両家ゲストを相席にすることで、円卓より人数差が分かりにくくなります*
少人数婚の席次を決める際、よくあるお悩みを解決!
少人数婚の席次を決める際によくあるお悩みの解決策をご紹介します♡
友人を呼ぶ場合、配席はどうするべき?
親族・家族のみの結婚式に親しい友人も招待したい場合の席次は、新郎新婦に一番近い席にします*
友人は身内である親戚より遠い関係性のゲストとなるため、上座に配席するのがマナー。
また、新郎新婦と近い席の方が会話がしやすいので、親戚に囲まれた席よりも友人に気まずい思いをさせずに済みます。
ちらし型(円卓)なら、新郎新婦の友人のみで固めたテーブルを作るのも◎
夫婦や家族で出席するゲストの配席はどうするべき?
夫婦で出席するゲストは席を隣同士にするのがマナー◎
その場合夫が上座、妻が下座にするのが一般的です。
子供がいる場合は面倒を見やすいように夫婦の間に席を用意します*
中学生や高校生くらいの子供なら、夫婦の隣席にしてもOK!
子供連れや車椅子のゲストがいる場合に気を配ることは?
子供連れや車椅子のゲストは、出入りがしやすい入り口近くに配席します。
車椅子のゲストがいる場合、通路幅にも気を配るようにし、移動に支障がないテーブルレイアウトになるようにプランナーさんに相談するようにしましょう*
また、子供がぐずってしまった際に利用できるよう、会場入り口付近にソファなど用意しておくと◎
失敗しない席次にするには?
いくら身内でも親戚同士の人間関係はよく分からないことが多く、席次を考えてもこれが正解か判断できないこともありますよね。
その場合、完成した席次は一度両親に確認してもらうと安心です*
新郎新婦よりも親族の人間関係は両親の方が把握している場合が多いので、「この二人はあまり仲良くないか席は離した方がいい」などアドバイスがもらえるでしょう。
少人数婚でも席次表は用意するべき?
手間もお金もかかる席次表は、少人数婚なら作らなくても問題はありません*
しかし、無いとゲストは自分の席が分からず困ってしまうので、ゲストの名前とテーブルナンバーが書かれた「エスコートカード」や、ウェルカムスペースに「シーティングチャート」などを代わりに用意すると良いでしょう♡
「エスコートカード」や「シーティングチャート」があっても席札がないと席が分からないので、席札は必ず用意しましょう*
また、席次表を作らない場合はゲストが退屈しないよう、代わりに「プロフィールブック」を用意するのも◎
プロフィールブックにメニュー表や新郎新婦のプロフィール、簡単なゲスト紹介などを盛り込めばゲスト同士が会話をするきっかけにもなるのでおすすめです♡
1番はゲストが楽しめる席次にすること!
ここまで少人数婚の席次マナーについてご紹介してきましたが、1番大切なのはゲストが楽しめる席次にすること♡
少人数婚はゲスト人数が少ない分、特にそれが重要になるのでマナーも気にしつつ、臨機応変に対応してみんなが納得する席次を作りましょうね*