ゲストへおもてなしを大切に‐アルジェントASOでの結婚式のリアルインタビュー-
花嫁レポ(結婚式レポ)2018.7.31 更新2016.11.7 公開
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知人の紹介で知り合ったふたり。彼からの告白で交際を開始し、1年後にプロポーズ。結婚式は地方からのゲストに配慮して、アクセスの良さを優先。雰囲気の良かったアルジェントASOを選び、理想通りの結婚式を実現させた。その結婚式までの準備期間の様子をたっぷりとご紹介する。
交際1年で自然と結婚する話になった
―彼と交際を始めて、いつくらいにプロポーズされたのでしょうか。
Yuki
付き合いはじめてから1年後、交際のきっかけを作ってくれた仲間のふたりが結婚するという話になって・・・。仲間たちが婚約指輪を買うという話を聞いて影響を受けた彼から「俺たちもそろそろ買いに行こうか」という自然な流れで結婚がリアルなものになっていったんですよ(笑)。サプライズで指輪ケースをパカッと空けてプロポーズされるのもをちょっと夢見ていたのでちょっと寂しかったんですけどね(笑)
でもその後に、婚約指輪ができあがるタイミングで、正式にプロポーズをしてくれました。サプライズで108本のバラの花束をいただいて、すごくうれしかったです。
―それからどうやって婚約指輪を選んだのでしょう。
Yuki
彼と出会うまではまさか自分が結婚するとは思っていませんでした。ですから、指輪の知識もまったくゼロ。そこで結婚情報誌『ゼクシイ』や『ゼクシイプレミア』を購入して、指輪やダイヤモンドの4Cなどについて基礎知識から学びました。『ゼクシイプレミア』には高級ジュエリーブランドの指輪も載っていて、眺めているだけでもワクワクしました。
―予算はどうやって決めたのでしょうか。
Yuki
まずは彼と一緒に銀座にあるジュエリーショップを5~6店舗、見て回りました。ティファニーやカルティエ、ミキモトなど、まずは王道のお店ばかり。回るうちに、「これは高いかな~」などと、会話のなかで徐々に予算が見えてきました。彼は周囲の友人に予算を聞いたりしていて、それを参考にして予算を決めたそうです。
最終的に、婚約指輪はシンプルなソリティアのダイヤモンドのものをセレクト。実はブランドを取るか、ダイヤモンドの質を取るかでとても悩みました。母に相談して、「結婚指輪はふたりの好きなブランドのものにするだろうし、婚約指輪はブランドよりもダイヤモンドの質を重視したら?」とアドバイスを受け、決めることができました。
―その後、結婚式は2015年の3月14日にされたということですが、会場はどうやって決めたのでしょうか。
Yuki
最初、結婚式は家族旅行も兼ねてアットホームな雰囲気の中でやりたいと思っていたので、ハワイウエディングを考えていました。でも彼の仕事が忙しいのと、私の祖父母が高齢で海外に行くのは負担がかかるということで現実的に考えて東京でしようという話になりました。結婚式に関する知識は指輪を選んだ時点も、まだまだありませんでした。なので結婚情報誌『ゼクシイ』を読み込んでいくと、いろいろな会場があるんだと知りました。ホテル、レストラン、ゲストハウスなど、特徴が違うということが分かったんですが、納得のうえで決めたかったので10軒くらい都内の有名どころを回ることにしたんです。
―ふたりで10軒・・・。結構、回られたんですね。
Yuki
調度仕事が忙しい時期だったのもあり、彼がブライダルフェアに行くのを渋っていたので、半分くらいは一人だったり母と一緒に回りました。
私がフェアに参加して良かった会場を含めて、残り半分は彼と一緒に。いろいろなところを見学したんですが、彼と私がお互い納得できる会場がなく、なかなか決まりませんでした。もちろん、私も絶対にココしかないという決め手のある会場もなかったので、9軒回り終えて気に入ったところがなかった時には“このまま決まらなかったらどうしよう”と内心、不安でした。
そして10軒目に行ったのがアルジェントASO。この会場の見学では担当者との相性がよく、彼がとてもうれしそうに笑っている姿を見ることができました。私も彼も気にいってしまい、当日に即決しました。彼の笑顔を見た時にすごくうれしかったのを覚えています。
妥協したくなくて、キャンセルして別のドレスを購入した
―それからドレス選びを始めたんですよね。
Yuki
はい。提携先のドレスショップに行き、母に付き合ってもらって最初に決めたのはラビアンローゼのカラードレスでした。自分ではどんなものが似合うとか、好きとかそういう気持ちはありませんでしたが、母が「それがいい!」って断言してくれたので素直にそれに決めることができました。ウエディングドレスもラビアンローゼのものをセットで選んでいたんですが・・・。決めた後に、どうしても憧れだったVera Wangのイザベラというドレスを着たいと思うようになりました。それから伊勢丹ブライドに行き、試着したのですが、納品まで半年かかるということが判明。それじゃあ、間に合わないという話になり一度は断念しました。でもちょうどそんな時に花嫁ブログを見ていた時、「イザベラを譲ります」という文言を発見! すぐにメッセージを送ってやりとりを開始しました。すると、相手の方も下の名前が同じということですぐに意気投合。譲っていただけるという話が決まったんです。本当にいい方に譲っていただいてラッキーでした。
―ドレスの値段は? また調整やクリーニングはどうしたんでしょうか。
Yuki
ドレスは元値の半額くらいで譲っていただきました。ただ当初レンタルで手配してあったウエディングドレスは結局キャンセルすることなり、キャンセル料がかかってしまったのはもったいないことをしました。イザベラが届くと、レジーナウエディングさんというところにお直しとクリーニング、それにヘッドドレスのレンタルなど、トータルコーディネイトを相談しました。おかげでイメージ通りのドレスを着ることができたので、多めに費用はかかりましたが、後悔はありません。
―撮影はどちらにお願いしたのでしょうか。
Yuki
アルジェントASOの提携先が「ゲネシス」、「ラヴィファクトリー」、「アルカディアイースト」の3社でした。特にアルカディアイーストさんのホームページを拝見した時、人のイキイキとした表情を撮影されるのが上手で、温かい印象が気に入りました。
キレイな写真や楽しい写真、いろいろな写真があるというのは、試写会に参加してみて分かったこと。それにカメラマンさんとも相性があるというのが分かり、自分らしい表情を抑えていただくためにもそれも大事なんだって知りました。なので、事前に試写会に参加して良かったです。その後、アルカディアイーストさんでカメラマンさんを指名させていただき、どんな写真を撮ってほしいか事前打ち合わせをしました。カメラマンさんの白澤さんは、同世代で気心の知れた友達みたいなカメラマンさんでした。透明感のある写真を撮る方で、強い自己主張はしないけど、プライドを持ってやっているスタンスも気に入りました。
―装花も会場提携先でお願いされたんですね。
Yuki
Instagramを見て、ウエディングブーケを検索。Instagramは写真が一覧で見られるので、イメージのものを探しやすかったです。
打ち合わせでは、iPadの画像イメージを見せていただき、その中からどんどんイメージを詰めて決めていきました。
ホワイトブーケは多肉植物を用いたマット目なものに。カラードレスにはドレスの色に合うコーラルピンク色のブーケにしました。式当日に、友人がサプライズでドライフラワーのブーケも作ってプレゼントしてくれたので、そちらは当日のロケーションフォトで使わせてもらいました。今でもそのブーケは大切に飾っています。
アルジェントASOの美味しいおもてなし
―アルジェントASOさんということでお料理もおいしかったんじゃないでしょうか。
Yuki
代官山のASOはフレンチですが、銀座のアルジェントASOはイタリアンです。味はもちろんのこと、食材の彩りや食感、香りなど五感にうったえてくるお料理の数々でゲストをおもてなし出来たことは本当に良かったと思います。特に前菜の盛り合わせの彩りがとてもキレイ。お料理の演出もあって、ポルチーニ茸のスープを大きなサイフォンに入れて香り付けをするのですが、会場中にきのこのいい香りが広がりました。どれも感動してしまうほど、おいしかったですね。
試食会でこの前菜にほれ込んでしまって、このコースをすぐに選びました。
老若男女が一堂に会す結婚式という場ですから、お料理は譲れないポイントでした。ゲストの方々に美味しいお料理を召し上がってもらい、楽しいひと時を過ごしてもらえたらと思いました。スイーツビュッフェもサプライズで用意したところ大変喜んでもらえました。スイーツビュッフェがあったので、ケーキはシンプルに1段でクリームのみのものにして、周りにはお花のデコレーションをしていただきました。
―写真で使っているフォトプロップスもロゼットも作ったんですか。
Yuki
席札をロゼットにしたんですが、これを作るのに一番苦戦しました。フォトプロップスは前撮りでも使ったので、結婚式の半年前に早めに作って準備しておきました。
―何か出し物はされたんでしょうか。
Yuki
2つありまして、1つは高校の友人でプロのサックス奏者になった「永田こーせーくん」にお願いして、サックスの演奏をしてもらいました。はじめは永田くん一人で登場し、1曲ソロを吹いてもらい、その後に永田くんの所属している「EMPTY KRAFT」のメンバーがサプライズでワッと登場し、巧みなダンスとカッコイイ演奏で会場を大いに盛り上げてくれました。自分の結婚式で仲間に演奏してもらうことがずっと夢だったので夢が叶って本当に幸せでしたね。もう1つは親族で、妹と、いとこと、いとこのお母さんと一緒にAKBの「心のプラカード」を踊りました。ダンスは恥ずかしかったですが、父や伯母たちが立ち上がって応援してくれてうれしかったですね。中座では私は妹と一緒に、新郎は祖母たちと一緒に歩きました。
―いろいろと準備が大変だったようですが、結婚式をされて良かったですか。
Yuki
結婚式当日、ヴァージンロードを歩いた時、大切な友人や親族がみんなそろって出迎えてくれた時は本当に感動しました。まるで天国の階段を歩いているようで思わず涙がこぼれました。ゲストにも楽しんでいただけるようにいろいろと工夫して作り上げた結婚式でしたが、いままで以上にゲストと私たちの関係が深まったと感じることができたので本当に良かったです。みなさんも準備は大変だと思いますが、当日はきっと素敵な日になると信じて頑張ってくださいね。
▼Wedding Profile
挙式日時/2015年3月14日
挙式会場/アルジェントASO
パーティ会場/アルジェントASO
食事/イタリアンのコース 衣裳/Vera Wangのイザベラ お色直しの衣裳/ラビアンローゼ(カラーと彼のタキシード)
撮影/アルカディアイーストの白澤峻治さん ブーケ・装花/HANAKAZUの下瀬亜矢子さん、友人1つ 引出物/BARNEYS NEWYORKのカタログギフト(親族)、BARNEYS NEWYORKのボウルセット「galassia」(友人)
プチギフト/Martinelliのアップルジュース
■当日のスケジュール
8時 ヘアメイク開始
9時半 ロケーションフォト撮影
10時 新郎新婦式服撮影
10時半 挙式リハーサル
11時 挙式開始
11時半 親族集合写真
13時 挙式開始(キリスト教式)
ベールダウンセレモニー 宣言 お祈り 指輪の交換 誓いのキス フラワーシャワー 退場
12時 披露宴開始
12時半 食事スタート
余興①
13時 新婦中座・新郎中座
ヘアチェンジ 衣装チェンジ ブーケブートニアチェンジ 新郎タイチェンジ
13時半 カラードレスで再入場
ケーキ入刀 デザートビュッフェ 全員で集合写真撮影 余興②
14時半 新婦より手紙
両親に花束と記念品贈呈
15時 パーティ終了
送迎