通い婚とは?新しい結婚の形のメリット・デメリットをチェック!
今や「通い婚」という結婚スタイルも珍しくありません。しかし、「通い婚ってどうなの?」「メリットとかデメリットが気になる…」と悩むカップルも多いのではないでしょうか。そこで今回は、通い婚のメリット・デメリットや、進める際に押さえておきたいポイントを大公開!2人にとって最良の愛の形を見つけましょう♡
新生活2021.2.26 更新2021.1.3 公開
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通い婚とは?
通い婚とは、夫婦が同居せずに別々の場所で暮らし、お互いが会いたいときに会うという結婚生活を指します*
結婚というと、夫婦は同じ場所で暮らすのが一般的ですよね。
しかし、自立した女性が増えている現代では結婚スタイルも多様化。
「通い婚」は、その中で生まれた新しい結婚の形なんです*
「別居婚」「週末婚」との違い
「通い婚」と聞くと、「別居婚と何が違うの?」「週末婚じゃないの?」と疑問に思う人もいるはずです。
それぞれの違いは以下の通り。
- 「通い婚」・・・夫婦が別々の場所で生活し、お互いが会いたいときに会うスタイル
- 「別居婚」・・・夫婦が住む場所を別にしたまま、必要なタイミングでお互いの住居に通うスタイル
- 「週末婚」・・・平日は夫婦別々の場所で暮らし、週末のみ一緒に生活するスタイル
基本、夫婦が別々の場所で暮らしている点は同じですが、「会いたいときに」「必要なタイミングで」「週末のみ」といったお互いが顔を合わせるタイミングが少し異なります。
そのため、通い婚であっても別居婚と呼ぶ場合があったり、週末だけ会うスタイルを取り入れている場合は週末婚と呼んだりします。
通い婚を選択する理由
夫婦が通い婚を選択する背景には、以下のようにさまざまな理由があります。
- 妻の仕事の関係(結婚しても仕事を続けるためなど)
- 夫の仕事上の関係(転勤が多いなど)
- 夫婦どちらかの両親の介護・看護
結婚後も女性が働くことが多い現代では、仕事を続けるには夫婦別々の場所で暮らす必要があるケースもあります。
また、「子どものことを考えて転勤には夫のみで行ってもらう」「親の介護のために」といった事情で通い婚を選択する家庭も珍しくないようです。
いずれの場合も、「仕方なく選ぶ」「あえて選ぶ」というように、さまざまな夫婦の考え・事情のもと、通い婚というスタイルが選ばれています。
通い婚のメリット
通い婚は一般的な結婚スタイルにはないメリット・デメリットがあります。
通い婚が気になるカップルは、それぞれをよく考慮しておくことが大切です*
まずは、通い婚のメリットをチェックしていきましょう**
キャリアを諦めずに済む
夫婦ともにキャリアを諦めずに済むことは、通い婚を選択する大きなメリットといえます。
遠距離恋愛から結婚することになった場合、一般的な結婚スタイルを選ぶなら夫婦のどちらかが仕事を辞め、相手が暮らす場所に生活拠点を移さなければいけなくなります。
そこで通い婚を選択すれば2人とも仕事を辞めずに済みますし、今まで積み重ねてきたキャリアも諦める必要ありません。
とくに、働く女性が多くなった現代では、通い婚を選択するメリットは大きいです*
お互いの時間が保てる
通い婚は、基本的に夫婦は別々の場所で生活するので、お互い1人の時間を保つことが可能です。
結婚して夫婦一緒の生活を始めると、幸せな時間も多いですが大変なこともしばしば…。
相手の生活サイクルに合わせたり、プライベートの時間を削って家事や仕事に励んだりなど、自由な時間が減ってストレスを感じることもあるかもしれません。
その点、通い婚であれば家事や仕事が忙しくても、プライベートの時間を優先したいときは相手に会わない選択も可能。
お互いの都合のいいときに会うスタイルで、自分がリフレッシュする時間も大切にすることができます*
これは、一般的な結婚生活ではできない、通い婚ならではのメリットです**
ストレスが溜まりにくい
通い婚は、お互いのプライベートが確保できるので、ストレスが溜まりにくい傾向があります。
一般的な結婚スタイルだと、2人でいるからこそのストレスが溜まることも少なくありません。
どちらかが家事の負担を強いられたり、ライフスタイルや子育て方針の違いで悩んだりという壁にぶち当たることもあるでしょう。
しかし、通い婚であればある程度自分のスタイルを貫くことができるので、ストレスを軽減することが可能*
仕事上のストレスが溜まったとしても、相手に久しぶりに会うことでリセットしたり、1人の時間の中で解消したりできます。
ストレスフリーな結婚生活も、通い婚なら叶う可能性があるんです*
いつでもデート気分が楽しめる
通い婚はお互い会わない時間があることで、いつでもデート気分が楽しめます♡
夫婦同居の結婚生活は、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、恋人気分や新鮮な気持ちが減っていきます。
中にはいつまでたっても恋人のような仲のいい夫婦もいますが、変わりなく続く毎日の中で、結婚の酸いも甘いも知りつくしていけば、新鮮な気持ちが薄れるのは自然な流れといえますね。
通い婚であれば1人で過ごす時間も多く、夫婦ともに会いたいタイミングで会えるので、いつでもデート気分が味わえます♪
通い婚なら、恋愛時代のようなときめきや楽しみを味わいながら、結婚生活を長く続けることができるかもしれません*
通い婚のデメリット
一般的な結婚スタイルでもあることですが、通い婚にはいいこともあればマイナスなこともあります。
続いて、通い婚のデメリットもチェックしてみましょう。
お金や時間がかかる
通い婚は、生活拠点が2つある分生活費がかかります。
お互いが賃貸に住んでいるのであれば家賃は2拠点分、光熱費もそれぞれ使用した分が必要です。
また、夫婦が会うためには、どちらかの家や2人の家の中間地点に足を運ばなければいけません。
そのための交通費や移動するための時間も、夫婦が生活する距離が遠ければ遠い分かかってしまいます。
とくに金銭面は、結婚する上で目を背けることのできない要素。
通い婚を選択する場合は、伴う費用や割く必要がある時間を十分考慮することをおすすめします。
相手の浮気に気づけない可能性大
通い婚はお互いのプライベートを大切にすることができますが、隣で相手の反応を見ることができません。
そのため、些細な反応や言動を見落としがちになり、相手が浮気しても気づけない可能性があります。
とくに、相手が浮気症や流されやすいタイプの場合は注意!
通い婚する中で、部屋のチェックや相手の言動の変化に厳しく目を光らせる必要があります。
子どもや周囲に理解されないかも…
通い婚は増えてきている新しい結婚の形とはいえ、「結婚=夫婦同居」というイメージが強いです。
そのため、子どもに父か母にいつでも会えない寂しさや、側にいない辛さを感じさせることもあるでしょう。
また、周りの人から理解されず、心無い視線を向けられることもあるかもしれません。
とくに子どもには、親のどちらかが離れて暮らすことで伴う精神的負担、経済的負担をかけないように配慮する必要があります。
通い婚を選択しなければいけない場合は、子どもや周囲の反応も十分考慮しておいてくださいね。
通い婚に向いている夫婦
通い婚のメリット・デメリットを踏まえると、以下のように考える夫婦は通い婚に向いているといえます*
- お互いの仕事を尊重したい
- 結婚してもライフスタイルを崩したくない
- いつまでも恋人気分でいたい
夫婦にとって最良の形が通い婚だと思うのであれば、それが2人の結婚スタイルです♡
通い婚をする上で押さえておきたいポイント
通い婚がベストだと2人で決めた際には、続けるためのポイントも押さえておきたいところ。
ここでは、通い婚をする上で押さえておきたいポイントを紹介するので、ぜひ2人の結婚スタイルに取り入れてみてください**
生活費について話し合う
通い婚をする上で避けて通れない問題が生活費。
通い婚をすると決めた際には、伴う生活費についてしっかり話し合っておきましょう*
生活費を捻出できなければ、通い婚を続けることはできません。
通い婚を始める前に、家賃や光熱費、交通費など、かかる費用はどれくらいなのか、予算を見積もっておくことが大事です。
また、子どもがいる場合は子ども分の生活費や教育費も必要になるので、忘れずに見積もっておいてくださいね。
定期的に話し合う場を設ける
定期的に話し合う場を設けておくことも、通い婚をする上で大切です。
通い婚は、会わない時間が多い分、言葉不足やすれ違いになる可能性があります。
そうした状況に陥ってしまえば、夫婦間や家庭全体のトラブルに発展するかもしれません。
定期的に話し合う場をあらかじめ設けておくことで、言葉不足やすれ違い回避に繋げられます*
通い婚をする際は、夫婦が離れていても定期的に話し合う場を作っておくことをおすすめします!
連絡頻度や方法を決めておく
連絡頻度や方法を決めておくと、通い婚の中の急なトラブルに対応することができます。
通い婚をする上で心配なのが、家族の急な病気や事故、思いもよらないトラブルです。
何かがあったときはうまく対処できなくなるものなので、あらかじめ連絡手段を決めておくと安心*
また、連絡頻度を決めておくことで、家族のすれ違い防止にも繋がります♡
「仕事が終わったらLINEする」「連絡がつかないときは同僚の○○さんに連絡する」というように、連絡するルールを決めておくと、通い婚も続けやすいですよ。
子育てのルールについて決めておく
子どもがいても通い婚をする必要がある場合は、子育てのルールについても夫婦で話し合っておきましょう。
仕事や家庭の事情によって通い婚が必要でも、子どもに寂しい思いはできるだけさせたくありませんよね。
そのためには、通い婚でも2人で子育てするルール作りをするのがおすすめ*
「月に○回は子どもと遊びに出かける」「約束をキャンセルすることになったらすかさずフォロー、後日でも必ず約束を守る」など、2人と子どもにとっていい道を進めるように話し合ってみてください**
通い婚をやめるタイミングとは?
通い婚は、夫婦にとってベストであれば生涯続けることも可能ですが、期間限定で行う方法もあります。
最後に、将来的には2人で済むことを視野に入れた、通い婚の辞めどきを考えてみましょう*
子どもができるまで
「子どもができるまで」を、通い婚を辞めるタイミングとして選ぶ夫婦は多いはずです。
妊娠中は通い婚でも不都合は出てきにくいですが、子育てを進める上では1人だと限界があります。
一方に子育ての負担がかかったり、子どもに寂しい思いをさせたりすることでしょう。
将来的に一緒に住むことを視野に入れた上で通い婚を進めるのであれば、「子どもができるまで」はいいタイミングかもしれません*
仕事がひと段落するまで
「結婚を決めたときは、業務上辞めれる時期じゃなかった」というカップルもいることでしょう。
2人のどちらかにそうした事情があった場合は、「仕事がひと段落するまで」が1つの通い婚を辞める目安になります。
いずれどちらかが仕事を辞めて一方についていく場合でも、納得いくまで仕事を続けてからのほうが夫婦のしこりになりません。
仕事をすぐに辞めなくても結婚することを、通い婚は可能にしてくれます*
通い婚のメリットを堪能してから夫婦が一緒に暮らし始めても、決して遅いタイミングではないはずです♡
通い婚で新しい形の愛を育もう♡
通い婚は、新しい夫婦の形。
夫婦が別々の場所で暮らし、会いたいときに会うことで、結婚してもお互いの仕事やプライベートを尊重しつつ、いつまでも新鮮な気持ちでいられます*
結婚の形が多様化している現代では、通い婚も素敵な愛の形の1つです**
2人の愛を、通い婚でさらに大きく育んでみてくださいね♡