エンゲージリングとは?指輪が持つ意味や由来、マリッジリングとの違いを解説♡
ブライダルリング専門店やジュエリーショップなどに置かれているエンゲージリング。 一体どんな意味を持つ指輪なの?と疑問を抱いた方も少なくないのではないでしょうか。 そこで今回は、エンゲージリングの意味や由来、マリッジリングとの違いなどについて解説していきます♡
婚約指輪・結婚指輪2021.9.27 更新2020.9.30 公開
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目次
エンゲージリングとは
婚約する際に、男性から女性に贈られる指輪。英語では engagement ring(エンゲージメント・リング)。
出典:Wikipedia
エンゲージリングとは2人が結婚の約束を交わす際、男性が女性に贈る指輪のことを指します。俗にいう婚約指輪のことですね♡
日本ではエンゲージリングと略されることが多いようですが、正式にはエンゲージメント・リングと呼ぶようです。
エンゲージリングの歴史
エンゲージリングの起源は、今から3000年以上も前の古代エジプト時代まで遡ります。
では現在のエンゲージリングはどのようにして誕生したのか、その歴史について見ていきましょう♡+。
指輪の発祥
結婚の誓いとして指輪を交換する文化が生まれたのは、古代エジプトが発祥と言われています*
当時使われていた象形文字では、『永遠に途切れないもの』という意味を込めて、”結婚”を円の形であらわしていました。
そして、その円を模したものを、結婚の誓いとしてお互いに交換していたそうです。
今でいう、結婚式の指輪交換のような感じですね♩
そんな太古の昔から指輪交換の文化があっただなんて、何だかロマンチック♡
エンゲージリングの誕生
エンゲージリング(婚約指輪)が誕生したのは、紀元前1世紀の古代ローマ。
結婚よりも婚約を重視していた当時のローマでは、家族間で婚約が決まった際、力を象徴する鉄の輪を相手に贈る儀式がありました。
今ではプロポーズの言葉とともに女性へ贈られるエンゲージリングですが、当時のエンゲージリングはそんなにロマンチックなものではなかったようですね。
エンゲージリング=男性の財力を示すものに
3世紀頃になると、今度は鉄の指輪から金や銀の指輪が贈られるようになったそうです⋈
そのため、エンゲージリングは婚姻の約束を示す意味に加え、男性の財力をあらわすものにもなったのだとか*
そして9世紀頃になると、今度は結婚を神聖なものとして捉えていた教皇ニコラス一世が、「婚約を発表する際には夫となる者が経済的犠牲を払うような指輪を贈らなくてはならない」という命令を出しました。
これにより、エンゲージリングは少し無理をしてでも高価なものを贈るという文化が生まれたようです。
ダイヤモンド付きのエンゲージリングの登場
教皇ニコラス一世の命により、エンゲージリングは高価なものを贈るのが主流となりましたが、当時のエンゲージリングはどんなに高価でも、ダイヤモンドが付いているものはまだありませんでした。
その後、ダイヤモンド付きのエンゲージリングが登場したのは1477年。
一説によりますと、オーストリアのマクシミリアン大公が、ブルゴーニュ公女のマリーに送った指輪が最初とされています。
現在のエンゲージリング
時代は進み、1960年代頃になると、今度は日本でもエンゲージリングの習慣が一般化するように♡
ダイヤモンドの流通で知られるデビアス社の「婚約指輪は給料3ヶ月分」というフレーズが影響し、当時はダイヤモンド付きの高価なエンゲージリングを選ぶ男性が多かったようです。
ただ、最近は値段よりも、ブランドやデザインで選ぶ男性が増えてきている模様*
贈る相手に喜んでもらいたいという気持ちは今も昔も変わらないようですね♡
エンゲージリングとマリッジリングの違い
エンゲージリングと同様に、ブライダルリング専門店やジュエリーショップなどで見かけることが多いマリッジリング。
実はこのマリッジリングとは、2人が結婚した証として身につける、結婚指輪のことを指します♡+。
マリッジリングは挙式でお互いに交換し、結婚後は日常的に身につけるのが一般的です。
そのため、ダイヤモンド付きのデザインが多いエンゲージリングと異なり、マリッジリングはシンプルなデザインのほうが多く見られます*
また、エンゲージリングとマリッジリングは意味やデザインだけでなく、購入金額の相場にも若干違いがあるようです。
ゼクシィトレンド調査2019では、エンゲージリングの平均相場は24.2万円、マリッジリングの平均相場は35.5万円という結果に。
さらに、エンゲージリングとマリッジリングは人気ブランドにも違いが見られます*
エンゲージリングはやはり贈り物ということもあって、カルティエやティファニーなどのハイブランドが人気を集めている模様°˖✧
一方、2人がずっと身につけるマリッジリングは、デザインやつけ心地重視で選ぶ方が多く、国内ブランドが人気高めです♡
エンゲージリングは絶対に必要なの?
マリッジリングは夫婦が2人で身につけるものですが、一方でエンゲージリングは指輪を贈られた女性しかつけません。
そのため、中には金銭面や実用性を考慮して、エンゲージリングを必要としないカップルもいるようです。
とはいえ、エンゲージリングは2人の未来を誓う重要な役割も持っていますから、そういったものを形として残したい方はぜひエンゲージリングを検討してみてはいかがでしょう♡
エンゲージリングはどのタイミングでつけるもの?
本来、エンゲージリングとは、結婚の約束をしてから挙式で結婚指輪を交換するまでつけるものです。
しかし、最近ではエンゲージリングとマリッジリングと一緒に重ねづけする花嫁さんが急増中!
また、結婚記念日やパーティーなどのシーンでも、エンゲージリングをつける方が増えてきています♩
結婚したからつけてはいけないというルールもないので、特別な日や自分の気分に合わせてエンゲージリングを身につけてみて♥
エンゲージリングはどの指に嵌めるのが正解?
エンゲージリングもマリッジリングも、左手の薬指に嵌めるのが一般的です*
これは古代エジプトで、『左手の薬指には心臓に繋がる静脈がある=愛のパワーが流れている』という言い伝えがあったことが由来しています。
ただ、必ずしもエンゲージリングを左手の薬指に嵌める必要はありません。
海外では左手の薬指以外にエンゲージリングを嵌めている国もたくさんあります♭
左手の薬指もロマンチックな意味が込められていて素敵ですが、使いやすさで決めたり、それぞれの指が持つ意味で決めたりするのもアリですよ♡
それぞれの指が持つ意味とは
ここでは左手の薬指以外にはどんな意味があるのか紹介していきます。指が持つ意味に合わせてエンゲージリングをつけたい人はぜひチェックしてみて*
親指:サムリング |
右手の親指は困難を乗り越える、左手の親指は信念を貫いて道を切り開くという意味が込められています。 |
人差し指:インデックスリング |
何かを指し示す(index)という意味があり、右手の人差し指は集中力を高めて現実を導く、左手の人差し指は積極的な気持ちになることをあらわしています。 |
中指:ミドルフィンガーリング |
右手の中指は邪気から身を守る、左手の中指は家族や友人との関係良好を意味します。また、中指は人間関係による悪い出来事を止める力もあると言われています。 |
薬指:アニバーサリーリング |
右手の薬指には、気持ちを落ち着かせる意味が込められています。また、右手の薬指は正義という意味も持っており、永遠の愛の証として身につけられることも♡ |
小指:ピンキーリング |
左手の小指は恋愛成就やチャンスの到来、右手の小指は自分の魅力を伝えるという意味が込められています。 |
エンゲージリングの選び方
エンゲージリングの意味や由来、マリッジリングとの違いなどは大体理解できましたか?
それでは最後に、エンゲージリングの選び方を紹介したいと思います♡
エンゲージリング選びで重視すべきポイント
エンゲージリングを選ぶ時は、デザイン・素材・ブランド・宝石・予算の5つのポイントを重視するのが◎
とくに女性にサプライズでエンゲージリングを贈る予定の男性は、彼女の好みをしっかり下調べしておくことが必要です。
エンゲージリングの選び方に関しては以下の記事に詳しく掲載されているので、デザインや素材の種類、ダイヤモンドの見方などについて知りたい方はこちらも併せて読んでみて*
また、宝石なしのシンプルなエンゲージリングを検討している方は、マリッジリングの選び方も参考になりますよ♩
もちろんマリッジリング選びの参考にもなりますから、こちらも要チェック♡
どんなエンゲージリングを選ぶか大体イメージが固まったら、今度は実際にお店へ見学・試着に行ってみましょう°˖✧
なお、エンゲージリングを探したり購入したりする際は、ゼクシィ・ハナユメなどのキャンペーンを利用するととってもお得ですよ♩
中には来店だけで特典がもらえる嬉しいキャンペーンを実施しているところもありますから、足を運ぶ前にぜひ各社のキャンペーンもチェックしておきましょう♥
エンゲージリングで2人の未来を誓おう♡
プロポーズ時の定番として渡すイメージが強いエンゲージリング。
今回紹介した意味や歴史を読んで、エンゲージリングに対する思いが変わった方も多いのではないでしょうか。
エンゲージリングは今も昔も2人の未来を誓うかけがえのないもの♡
絶対に必要というものではありませんが、2人の未来を誓うものとして、ぜひ形に残しておきたいですね♩