席次表の挨拶文で気をつけることは?そのまま使える文例集もどうぞ♡
席次表の挨拶文づくりで気をつけたいポイントと、基本的な文章構成と文例、そのまま使える文例集などをご紹介します! ペーパーアイテムはふたりの結婚式の世界観を表現する重要ポイント。挨拶文も気を抜かずにふたりらしい文面を作りましょう♡
ペーパーアイテム2022.5.21 更新2020.8.11 公開
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目次
席次表の挨拶文って必要?何をどんなふうに書けばいいの?
披露宴のテーブルレイアウトと席次を記載してゲストに渡す席次表。
ゲストにご自身の席を伝えるのはもちろん、ほかにどんな人が参加しているのか、会場のどのあたりにどういった関係者の席があるのかなどを知ってもらうのにも役立つペーパーアイテムです。
早めに来場してくださったゲストは、開宴前に席次表に目を通す方も多いです。席次表には、来てくれたことへのお礼を伝える挨拶文を掲載しておくことをおすすめします。
でも、いざ挨拶文を書こうと思うと、何をどんな風に書けばいいのか困ってしまいますよね。
そこで、席次表の挨拶文を書くときに注意するべきマナーやポイントと、挨拶文の構成の基本についてご説明したいと思います。
そのまま使用OKな文例集も用意したので、活用してみてくださいね♡
席次表以外のペーパーアイテムに挨拶文を載せるつもりの方も参考になるはずです♪
席次表の挨拶文づくりで注意するポイント
お祝いのために駆けつけてくれるゲスト一人一人の顔を思い浮かべれば、伝えたいことがたくさん出てくるかもしれません。
挨拶文はそんな想いを率直に言葉で伝えればOK! でも、慣習やマナーにも注意しましょう。
結婚式のペーパーアイテムでは、使うべきではない言葉づかいや文字が意外と多いもの。年配の方などは気にされることが多いので、タブーとされる文言は避けたほうが無難です。
招待状づくりの際にチェックした方も多いと思いますが、あらためてポイントをおさらいしておきましょう。
ポイント①句読点をつけない
句読点とは、文章中で使う「、」「。」のことを言います。
おめでたいことには区切りがないほうが良いため、結婚にまつわる文面には句読点を打たないほうが良いと考えられています。
具体的には、読点(、)はスペースに置き換え、句点(。)は改行に置き換えると良いでしょう。
ポイント②忌み言葉を使わない
忌み言葉とは、縁起が悪く使うべきでないとされる言葉のことを言います。
おめでたい結婚式の場では、不幸や不吉なことを連想させる言葉が嫌われます。特に死や別離、不仲などを連想させる以下のような言葉は使わないようにしましょう。
挨拶文などでうっかり使ってしまいがちなのが「笑顔の絶えない家庭」という表現です。
「絶える」は忌み言葉なので、「笑顔のあふれる家庭」「笑顔でいっぱいな家庭」のように言い換えましょう。
ポイント③重ね言葉を使わない
重ね言葉とは、「ますます」「かさねがさね」など、同じ言葉を繰り返す言葉づかいのことを言います。
結婚はおめでたいことですが、何度も繰り返すことになっては困りますよね。
こうした考え方から、結婚式では重ね言葉は縁起が良くないとされているのです。
重ね言葉の例
- くれぐれも
- 返す返すも
- かさねがさね
- たびたび
- ますます
- 重々
ポイント④使わない方が良い文字を知っておく
言葉自体は忌み言葉や重ね言葉にあたらなくても、文字にすると縁起が悪いと考えられている言葉もあります。
たとえば、「忙」「忘」などの漢字には、「亡」の文字が入っているため不吉とされます。
「いそがしい」「わすれる」などひらがなで表記するか、ほかの言葉に言い換えるようにしましょう。
「忙しい」の言い換え例
- お忙しいなか→おいそがしいなか
- ご多忙のところ→ご多用のところ
席次表の挨拶文、基本の構成と文例はこんな感じで♡
席次表の挨拶文づくりの注意点を押さえたら、さっそく文章を作っていきましょう♪
席次表に入れ込むメッセージという形なので、忌み言葉などに気をつければ、形式は自由で問題ありません。
でも、自由に書くと言っても意外と難しいですよね。
「どんなことをどんな順番で書けばいいのかな?」
「みんなはどんな感じの文にしているのかな?」
と気になってしまう方は、以下のような構成を基本として書いてみることをおすすめします。
挨拶文の基本構成
- ① ゲストへの感謝の言葉
- ② 今日の日を迎えた想いやゲストへのメッセージ
- ③ 今後の抱負など
- ④ 結びの挨拶
①ゲストへの感謝の言葉
まずは都合をつけて結婚式に来てくれたゲストに向けて、感謝の気持ちを伝えるところから書き始めると自然です。
文例
- 本日はおいそがしいなか ご出席くださり ありがとうございます
- 本日はご多用のところ お集まりいただき 誠にありがとうございます
②今日の日を迎えた想いやゲストへのメッセージ
ゲストが自分たちにとって本当に大切な人たちであること、そんなゲストに祝ってもらいながら人生の門出に立つ幸せさなど、この日を迎える喜びを伝えます。
文例
- お集まりいただいた皆様は 思い出のある お世話になった 大切な方ばかりです
- ここにお集まりいただいた皆様は 私たちにとってかけがえのない大切な方ばかりです
- 皆様にあたたかく見守られながら 今日の日を迎えられること 本当に幸せに思っております
- 皆様の祝福につつまれ 新たな人生をスタートできること 大変うれしく思っております
③今後の抱負など
今日から夫婦としてともに歩んでいくにあたって、どんな夫婦になりたいのか、どんな家庭を築きたいのかなどを表明しましょう。
「両親のように」「育った家庭のように」といった表現を入れれば、両親や家族への感謝の気持ちも伝えられますよ。
文例
- ふたりで支えあいながら これからの人生を歩んでいきたいと思います
- これからふたりで力をあわせて 明るく笑顔のあふれる家庭を築いていきます
- これからはふたりで おたがいの育った実家のような 温かい家庭を築いていきます
④結びの挨拶
集ってくれたゲストに対して、今後も末永くお付き合いしていきたいことや、教え導いてほしいといった希望を伝えて挨拶文を結びます。
開宴前に挨拶を読まれるゲストが多いので、楽しんで過ごしてもらいたいという想いを伝えて結ぶのも良いでしょう。
文例
- これからも末永いお付き合いをお願いいたします
- 今後とも末永いお付き合いと ご指導ご鞭撻のほど よろしくお願いいたします
- 未熟なふたりではありますが これからも温かく見守ってください
- ゆっくりとおくつろぎいただき 楽しいひとときを過ごしていただければ幸いです
そのまま使用OK!席次表の挨拶文3パターン
「文例の組み合わせに自信がない……」
「とりあえずひな形になる文が欲しい!」
そんなプレ花嫁さんのために、全文そのまま使用OKな挨拶文例もご用意しました♪
このまま使っても良いですし、部分的にアレンジして使っていただいても大丈夫ですよ。
文例①ベーシックな挨拶文
まずは基本の構成どおりに組み立てたベーシックな挨拶文の例です。やわらかめな言葉づかいなので、会場や挙式スタイルを選ばず使用できます。
本日はおいそがしいなか
私たちの結婚披露宴へご出席くださり
ありがとうございます
皆様にあたたかく見守られ
新たな門出に立てることを
たいへん幸せに感じております
これからはふたりで手をとりあい
新たな人生をともに歩んでまいります
今後とも末永いお付き合いをお願いいたします
少しの時間ではございますが
ゆっくりとおくつろぎ お楽しみください
文例②ややかためな言葉づかいの挨拶文
基本的な構成で、少しかための言葉を選んだ挨拶文の例です。目上の方や仕事関係のゲストが多い場合、格式の高い会場での挙式などに向いています。
本日はご多用のところお集まりいただき
誠にありがとうございます
皆様の祝福につつまれ
この佳き日を迎えられたこと
心より感謝しております
未熟なふたりではございますが
これからふたりで力を合わせて
明るく楽しい家庭を築いていきます
今後とも末永いお付き合いと
ご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願い申しあげます
文例③フリースタイルな挨拶文
典型的な構成にとらわれず、ゲストに伝えたいメッセージをシンプルに表現した挨拶文の例です。席次表のデザインコンセプトなどにあわせて、こうした挨拶文を掲載するのも良いでしょう。
ここにお集まりいただいたみなさまは
私たちにとって かけがえのない
大切な方ばかりです
皆様に見守られながら
新たな人生をスタートできること
たいへんうれしく思っております
ささやかな披露宴ですが
ゆっくりとおくつろぎになり
楽しい時間をお過ごしください
挨拶文は席次表のデザインとの兼ね合いも意識して♪
席次表のデザインや、どんな内容を掲載するかによって、挨拶文を入れるスペースや文字数が変わってきます。
デザインが決まれば、しっくりくる挨拶文がどのようなものかイメージしやすくなるかもしれません。
先に席次表のデザインや内容を決めてから挨拶文づくりをするのもおすすめですよ♪
思いのこもった挨拶文で素敵な席次表を作りましょう♡
席次表の挨拶文づくりで注意したいポイントと、基本的な構成の作り方、そのまま使える文例などをご紹介しました。
席次表などのペーパーアイテムは、ふたりの結婚式のコンセプトや世界観を表現する役割も担うものです。
挨拶文づくりも気を抜かず、自分たちらしい文面を考えてみてくださいね♡