結婚式の挙式スタイル総まとめ♡教会式・人前式・神前式・仏前式の流れや費用は?
結婚式の挙式スタイルにも、いろんな種類があります。今回は、それぞれの挙式スタイルについて詳しく見ていきたいと思います。自分たちらしい挙式スタイルを探してみましょう♪
式場を探す2021.2.12 更新2020.7.25 公開
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目次
結婚式の挙式スタイルは4つ!
幸せいっぱいの結婚式♪たくさんのゲストに祝福され、素敵な未来へと歩みだす大切な記念日です。
そして、結婚式のかたちや考え方は人それぞれ。自分たちらしい挙式スタイルで、思い出に残る結婚式を挙げたいものですよね♩
今回は、日本で挙げられる挙式スタイルの種類について、一つひとつ詳しく見ていきたいと思います。今回ご紹介する挙式スタイルは、以下の4つです。
- キリスト教式
- 人前式
- 神前式
- 仏前式
それぞれの挙式についての意味や特徴、流れなどを見ていきます。ぜひ、自分たちらしい挙式スタイル選びの参考にしてくださいね!
挙式スタイル①【キリスト教式】
挙式の意味や特徴
まずはキリスト教式から見ていきましょう。キリスト教式は、結婚式の中でも一番メジャーな挙式スタイルかもしれません。映画やドラマでもよく見られる、『あなたは神を信じますか?』というシーンは有名ですよね。
挙式の意味としては、結婚を神(イエス・キリスト)の前で誓うというものになります。神の教えに従い、牧師が挙式を進行し、新郎新婦の結婚式を承認していくのです。
聖壇の向こうには牧師が立ち、牧師と向かい合うようにして新郎新婦が立つのが一般的。ゲストは新郎新婦の後ろ姿を眺めるようなかたちで挙式を見守ります。
挙式の流れ
キリスト教式の流れは、担当する牧師にもよりますが、全国ほぼ同じような流れで行なわれます。聖書の教えにのっとり、定められたセレモニーが行われていくのです。
- 入場(新郎が先に。新婦は父や母と入場することが多いですね)
- 讃美歌(よく唄われるのは讃美歌312番)
- 祈祷・聖書朗読(聖書の教えを牧師が読み上げ、神に祈りを捧げます)
- 誓約(『妻とすることを誓いますか?』という場面♩)
- 結婚指輪の交換
- 誓いのキス
- 結婚証明書へのサイン(新郎新婦と牧師がサインします)
- 讃美歌(讃美歌430番などが歌われます)
- 誓約宣言(牧師から夫婦となったことが宣言されます)
- 退場
結婚を神に誓う挙式スタイルなので、流れも神への祈りや誓約が多く含まれます。
聖歌隊による讃美歌が歌われるのは、キリスト教式ならではの魅力ですね。神聖な雰囲気の中、厳かにセレモニーが進められていきます。
挙式の費用について
キリスト教式の費用は、ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると「20万円~30万円」程度が多いようです。
牧師や聖歌隊、オルガン奏者などの手配料を考えると、他の挙式よりも少し費用が高くなる傾向があります。
とは言え、聖歌隊の美しい歌声や、オルガンの素敵な音色はキリスト教式ならでは♡費用をかける価値のある、魅力に溢れた挙式内容と言えるでしょう。
こんな方にはおすすめ♪
キリスト教式は、ドレス姿で厳かな結婚式を挙げたい方におすすめの挙式スタイルです。神に代わり聖壇に立つ牧師。その牧師の前で挙げる結婚式は、とても厳粛で想い深き時間となるはずです。
映画やドラマの幸せなシーンに憧れている方にもぴったりですね♪
挙式スタイル②【人前式】
挙式の意味や特徴
人前式は、その名が示すとおり「人の前で誓う」挙式スタイル♩
キリスト教式が神に誓う式ならば、人前式は参列してくれたゲストに結婚を誓うのです。参列してくれたゲストからの承認をもらい、夫婦としての証しを立てる挙式スタイルですね。
特徴的なのは、とても自由度が高いということ♪挙式の意味は、ゲストに承認をもらうということであり、それ以外の制約は一切ありません。
自分たちらしい、オリジナルの挙式スタイルを作りあげることもできます。また、宗教色が一切ないのも人前式の大きな特徴です。
挙式の流れ
人前式の流れは、人それぞれ♪ユニークな演出や、オリジナルのアイテムを使う方も多いでしょう。ここでは、人前式の流れの一例を見てみたいと思います。
- 入場(入場の仕方もそれぞれ。子供やペットと入場することも♡)
- ブーケ・ブートニアセレモニー(ゲストの持つ花を新郎が集めてブーケにし、新婦に渡してプロポーズ)
- 誓いの言葉(オリジナルの言葉を宣言したり、ゲストからの質問に対して答えたりとスタイルもさまざま♪)
- 結婚誓約書へのサイン(オリジナルの結婚証明書も素敵ですね)
- 結婚指輪の交換(リングを運ぶ演出もさまざまです)
- 誓いのキス
- お母様からの手紙(新郎新婦への想いを読み上げてもらいます)
- 思い出のムービー上映(新郎新婦の幼少期の思い出映像を流すのも♪)
- 退場(クロージングキスに挑戦♡)
人前式は、テーマを決めて流れを作ると良いですね。自由度がとても高いので、自分たちらしい挙式を叶えることができるはずです。演出アイデアもさまざまですね♪
挙式の費用について
ゼクシィ結婚トレンド調査2019では、人前式にかかった費用は「10万円~20万円」の方が多いようです。
基本的に、必要なものは挙式を進める司婚者のみとなります。挙式自体の費用も、比較的お値打ちになることが多いようですね。
こんな方にはおすすめ♪
人前式は、とにかく自分たちらしい結婚式を挙げたい方におすすめです!
今までの結婚式とは違うかたちにしたい。ゲストも参加できる結婚式にしたい。サプライズいっぱいの結婚式にしたい、などなど。
場所だって、学校の教室や綺麗な浜辺、アットホームなキャンプ場や公園など、オリジナルにコーディネートできちゃいます♪
挙式スタイル③【神前式】
挙式の意味や特徴
神前式は、日本ならではの挙式スタイルです。神社や神殿などで行なわれる、和の結婚式となります。神殿に祀られている神様に、結婚の報告とお祈りをするのです。
祀られている神様は、夫婦円満の神様、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の父と母にあたる、伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)が一般的。
神社にお願いする神前式では、神社内の神殿で行なわれます。参列できるのは家族・親族のみとされる場合も多いようです。
一方、ホテルや結婚式場の神殿で行なわれる神前式では、家族・親族だけでなく、友人なども参列できることがほとんどでしょう。
挙式の流れ
神前式の流れは、日本全国ほぼ同じかたちで進められます。それだけ儀式の意味を重んじる、厳格な挙式ということです。
- 参進の儀(さんしんのぎ…花嫁行列とも言われ、神殿まで新郎新婦・家族・親族がいっせいに移動します)
- 新郎新婦入場
- 修祓(しゅばつ…身を清める為のおはらいが行なわれます)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう…神主が、神様に結婚の報告をします)
- 三献の儀(さんこんのぎ…有名な三々九度のことですね)
- 誓詞奏上(せいしそうじょう…新郎新婦が神様に誓いの言葉を読み上げます)
- 結婚指輪の交換
- 玉串奉奠(たまくしほうてん…榊を神殿にお供えします)
- 退場
以上が神前式の一般的な流れです。一つひとつの儀式に、深い意味が込められています。
挙式の時間も約30分~40分と、比較的長いのが特徴。神前式ならではの、雅楽の演奏も特徴的です。
挙式の費用について
神前式にかかった費用を、ゼクシィ結婚トレンド調査2019で見てみると「10万円~40万円」という幅広い平均費用が出ています。
神社によっても、挙式料(初穂料とも言われます)が違いますし、ホテルや結婚式場を選ぶ場合によっても違います。
神社で挙げる場合は、お仕度室や待合室の料金、巫女の手配料などもかかる場合も。神社への移動費も必要になる為、ホテルや結婚式場に比べると、少し費用が高くなる傾向のようです。
こんな方にはおすすめ♪
神前式は、日本人らしい「和」に憧れる方にぴったりの挙式スタイル♪
本格的な神前式を望むのなら、ぜひ近くの神社を調べてみましょう。神社で神前式を挙げて、そのあと式場に移動して披露宴を行なうというパターンも多いようです。
神殿のあるホテルや専門式場なら、神前式から披露宴まで移動することなく行うこともできるでしょう。
挙式スタイル④【仏前式】
挙式の意味や特徴
仏前式は、結婚することを仏様や先祖に報告するという意味があります。
新郎新婦が出会ったご縁、新しい家族が増えるご縁。さまざまなご縁に感謝する挙式スタイルです。
仏前式を挙げるには、信仰のあるお寺に頼むのが良いでしょう。人それぞれ信仰している宗派も違います。
普段から信仰している宗派にお世話になるのが一番でしょう。結婚式場やホテルでも、仏前式を叶えてくれるところはあります。
その場合、宗派のことはしっかり確認しておきたいところですね。中には、僧侶が自宅に出張してくれるお寺もあります。
挙式の流れ
仏前式の流れは、以下のように進められるのが一般的です。お寺や宗派により多少の違いもありますが、基本的には同じ流れが多いでしょう。
- 新郎新婦入堂
- 僧侶入堂(僧侶が司婚礼者を務めます)
- 敬白分朗読(仏様と先祖に、僧侶が結婚の報告をします)
- 念珠授与(新郎新婦へ念珠が渡されます)
- 司婚の辞(結婚の契りと成立宣言です)
- 誓杯(三々九度にあたります)
- 法話(僧侶から新郎新婦へ、結婚するにあたっての話があります)
- 退堂(僧侶から新郎新婦、参列者の順に退堂します)
仏様と先祖に結婚の報告をするにあたり、独特の儀式が進められていきます。挙式中に使われる木魚は、仏前式ならではですね。
挙式の費用について
仏前式の費用ですが、私RATが担当させて頂いた新郎新婦様の実例では、「5万円~30万円」と、かなり幅の広い費用帯でした。
お寺や宗派によっても費用が違う為、一度希望のお寺に相談してみましょう。
こんな方にはおすすめ♪
普段から、仏様や先祖への信仰が強い方にはおすすめの挙式スタイルです。
全体的に見ると、仏前式を選ぶ方は少数派でしょう。でも、大切なのは結婚式を挙げる意味ですよね。仏様や先祖、そして家族となるご縁に感謝して、自分たちの結婚式とする。
人とのご縁を大切にする、とても素敵な挙式スタイルではないでしょうか?
海外挙式での挙式スタイルは教会式が一般的!?
ここまで日本国内で行われる挙式スタイルについてご紹介しましたが、海外での挙式の場合はどうでしょうか?
海外での挙式でメジャーなのが、やはりチャペルでのキリスト教式♡有名なハワイやグアムだけでなく、欧米諸国の挙式もキリスト教式が多いですね。
中には、タイの仏前セレモニーや、バリの伝統結婚式など、特徴的な挙式スタイルも見られます。
希望の国があるのなら、一度現地の挙式スタイルを調べてみると良いですね♪その国ならではの、素敵な挙式スタイルが見つかるかもしれません。
挙式スタイルまとめ
それでは、ここまで見てきた挙式スタイルについて簡単にまとめてみましょう。
特徴 | おすすめ | 費用 | |
キリスト教式 | 神(イエス・キリスト)に誓う | ドレスを着て厳かに挙げたい方 | 20万~30万円 |
人前式 | ゲストが結婚の証人となる | 自分たちらしい挙式を望む方 | 10万~20万円 |
神前式 | 神殿に祀られた神に結婚の報告 | 和婚に憧れる方 | 10万~40万円 |
仏前式 | 仏や先祖に感謝をこめて報告 | 仏や先祖への信仰が深い方 | 5万~30万円 |
結婚式の挙式スタイルを決める時は費用はもちろんのこと、自分たちの結婚式にどのような意味を持たせるのかを考えてみるのもいいかもしれませんね♡
自分たちらしい挙式スタイルを見つけましょう♪
今回は、日本で挙げられている4つの挙式スタイルについて詳しく見てきました。それぞれの挙式スタイルに、それぞれの意味や特徴があります。
自分たちが選んだ挙式の意味を、ぜひ知っておきましょう♪挙式の意味が分かると、結婚式に対する想いもきっと深くなるはずです。
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