結婚式のご祝儀はピン札がマナー?入手方法7つと新札との違いも確認*
基本的なマナー2020.11.20 更新2020.6.2 公開
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結婚式のご祝儀といえばピン札で!と考える人は多いでしょう。でも、そもそもなぜピン札じゃないといけないのかなと思ったり、よく聞く新札とどう違うの?と思う人もいるかも。
今回は、結婚式のご祝儀はピン札が良いのか、新札とどう違うか?という疑問から、ピン札を入手する方法も紹介します*
ぜひ参考にしてみてくださいね♡
目次
結婚式のご祝儀はみんなピン札だった?受け取った新郎新婦の体験談*
結婚式のご祝儀は皆、ピン札を用意しているのでしょうか?実際に受け取る側の新郎新婦の体験談を確認してみましょう。
結婚式のご祝儀に、ピン札でないお札を用意する人は少数派ながらいることがわかりますね*
しかし一般的には「新しいお札で。」というイメージが強いため、場合によっては「マナーがない」「適当に考えている」と思われてしまう可能性も。
友人関係にヒビが入るまではいかなくても、疑問に思われてしまう可能性は高さそうです。
そもそもピン札と新札は似ているけど一緒の意味なの?
結婚式のご祝儀にピン札を・・と思う人の中には、「ピン札とよく聞く新札って違うの?」と悩んでいる人もいるかも。
実は似ているようでこの2つは意味が異なります。それぞれ確認していきましょう*
ピン札とは
まずピン札の意味は、「ぴんとしている新しい紙幣」を指します。具体的にはシワや折り目がなく、見た目が綺麗なお札がピン札と言われていますが、一度は使われている可能性が高いお札を意味するため、「未使用の新品」のお札ではありません。
買い物をしたり銀行のATMでお金を引き出した時に「綺麗なお金だった」場合はピン札だと言えるでしょう。
新札とは
新札の大きな特徴は「発行されて一度も使用されていないお札」だということ。ピン札は綺麗でも使用されている可能性が高いですが、新札は全くの未使用状態を指します。
新札と呼ばれるようになったのには由来があり、お金の正式な名称は「日本銀行券」と言うため、働く銀行員の間ではお札は「新券」と呼ばれているのです。
しかし、一般人からするとお札のことを「新券」と呼ぶのには違和感があるため、「新札」と呼ばれるようになりました*
結婚式のご祝儀はピン札or新札どちらでも大丈夫なの?
ピン札と新札の違いがわかったところで気になるのが「どちらにしたらいいの?」ということ。
しかし、これには特に決まりはありません。それは、実際のところ、見た目で「ピン札」なのか「新札」なのかを見分けることは困難だからです。
ご祝儀を確認するのは新郎新婦か両親が一般的ですが、ピン札か新札かを見分けようとすることは少ないと言えます。
一度も使われていないまっさらな新札の方が気持ちは良い気がするものの、シワも折り目もなければ、ピン札でも失礼になることはありません。
このあたりはご祝儀を準備する側の気持ち次第と言えるでしょう*
結婚式のご祝儀はピン札(新札)を用意するのが常識?その理由とは?
では結婚式にお呼ばれした時に用意するご祝儀ですが、やはりピン札を用意するのが常識なのでしょうか?
実は結婚式のご祝儀は絶対ピン札で!という決まりはありません。口コミを見ていてもピン札以外のお札を入れている人がいることもわかりました。
結婚式のご祝儀にピン札を入れている人が多いのは、「ある理由」があるためです。
なんとなく結婚式には新しいお札がいい気がして・・と思っていた人は、ぜひ本質を理解してみてくださいね。
結婚式のご祝儀にピン札(新札)が良い理由①*「新しい門出のお祝いに」という意味を込めて
結婚式のご祝儀にピン札(新札)を使用することで、新郎新婦に対して「新しい門出のお祝いに」というメッセージを伝えることが可能です*
結婚式は新郎新婦二人の新しい人生の始まりの日です。そんな気持ち新たにスタートする節目の日に、使い込まれたしわくちゃのお札や、折り目のついたお札ではマナー違反だと相手に思われる可能性も高いでしょう。
結婚式のご祝儀にピン札(新札)が良い理由②*「結婚式を心待ちにしていた」という意思表示
結婚式のご祝儀にピン札(新札)を使用することで、「あなたの結婚式を心待ちにしていました」というメッセージを伝えることが可能です。
ピン札(新札)は普段から持っている人は少なく、多くの人は前もって準備することでしょう。その行動が「あなたのために前もって用意していました。」というメッセージを伝えることになるのです*
ピン札や新札を用意するという一手間をかけるかどうかは人それぞれですが、受け取る新郎新婦の気持ちとしては、やはりピン札や新札の方が気持ちが良いと感じるのは間違いないでしょう。
ピン札ではなく新札を入手したい人へ*7つの方法を紹介*
せっかくの結婚式、使用されている可能性のあるピン札ではなく、新札を用意しようと思う人もいるでしょう。ここでは新札を入手する7つの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね*
新札入手方法①*銀行の窓口
新札の入手方法として一番おすすめなのが銀行の窓口を利用する方法です。窓口で用紙に記入するとスムーズに新札を入手できるでしょう。
しかし注意点としては、窓口は15時で閉まる銀行がほとんどのため、平日仕事をしている場合はなかなか行く時間がない人もいるかもしれません。
新札入手方法②*銀行の両替機
窓口が混雑している場合は、銀行の中にある両替機を使うのがおすすめ。機械では新札を指定することが可能です。利用には両替専用のカードか、銀行のキャッシュカードが必要になるため、忘れないように注意しましょう。
新札入手方法③*郵便局
郵便局でも新札を入手きる可能性はありますが、両替の業務を本来は行なっていないため、断られる可能性があります。さらに、手数料が必要になる銀行に比べて無料サービスのため、枚数に限りがある場合も。
郵便局の支店によっても対応が異なる場合もあるため、両替をしてもらう時は前もって新札への交換を行なっているかを確認しておくと良いでしょう。
新札入手方法④*結婚式会場のフロント
平日も仕事でなかなか銀行や郵便局の窓口に行けない人は、当日結婚式会場のフロントで新札に交換してもらえる可能性があります。
結婚式の何日か前に新札を用意する時間がなさそうだと思った時は、早めに電話で聞いてみるのがベスト。交換可能な場合、他の方法を探して慌てる必要もないため、一番効率的な手段だと言えるでしょう*
新札入手方法⑤*コンビニのATM
コンビニのATMは普通のATMと違ってコンパクトなタイプが多いため、その分保管されているお金は少しでも多く入れられるようにと綺麗な新札が多いと言われています。
コンビニのATMでお金を下ろした時にしわくちゃなお金が出てきたという経験は少ないと言う人も多いようです。
時間がない緊急時の方法にはなりますが、試してみる価値はあるでしょう。
新札入手方法⑥*ご祝儀袋を購入したお店で
新札を入手する方法として、ご祝儀服を購入したお店に新札に変えてもらえないかとお願いする方法があります。
何も購入をしていないのに新札への両替は断られる可能性が高いですが、ご祝儀袋を購入した時点で新札が必要な状況だという説明がつきます。
お店の在庫状況やお店のルールなどにもよりますが、可能性はあると言えるでしょう。
新札入手方法⑦*勤務先
会社によっては冠婚葬祭に参加するケースは多いため、勤務先の総務や経理などであらかじめ新札が用意されている可能性があります。
勤務先で新札に交換することができれば、手間もかからず便利です。一度問い合わせてみると良いでしょう。
新札が手に入らない時は手持ちのお札でピン札を自分で作る方法も*
新札を手に入れる方法を紹介してきましたが、銀行や郵便局に行く時間がなかったり、他の方法でも入手が厳しかったりする場合もあるでしょう。
そんな時におすすめのが自分でピン札を作る方法です。とても簡単な方法で作ることができますので、ぜひ試してみてください*
*ピン札を自分で作る方法**準備するもの*
お札・ハンカチ・霧吹き・アイロン
①霧吹きを使って、ピン札にしたいお札を適度に湿らせ、上にハンカチを載せます。
②ハンカチの上からアイロンを当てます。この時注意するのは必ず「低温」にすること。お札は紙なので、高温にすると発火や焦げる可能性があります。
さらに、お札を見るとわかるのですが、壱萬円と書かれた文字の下にキラキラと綺麗に輝く部分があります。
この部分にアイロンをかけてしまうと熱で変形する場合もあるため、アイロンをどうしても当てる場合は短時間にするか、必要がなければ当てないようにしましょう。
③辞書などの分厚い本にお札を挟み、熱が冷めるのを待ちます。
緊急の時にはこうして自分で綺麗なピン札を作ることが可能です。もし新札が手に入らない場合も、いざとなったら自分で作れると思うと少し安心しますね♡
ピン札ではなく新札を用意する場合は連番じゃないとダメ?
結婚式のご祝儀をピン札ではなく新札にする場合、中には「連番じゃないとダメなのかな?」と思う人もいるかも。
これもよくある悩みなのですが、無理をして「連番」で揃える必要はありません。そもそも連番が良いとされる理由は「縁起をかつぐ」「縁起が良い」などがありますが、実際には新郎新婦側がご祝儀を確認する際に「連番かどうか」を確認する可能性は低いでしょう。
普段からそうしたお金のマナーに詳しい人であれば連番でと考えるかもしれませんが、本来そこまで重要ではないと思って大丈夫です*
もし連番で揃えたい場合の方法は、銀行で新札を用意すると良いでしょう。銀行には新札がまとめて保管されているため、何枚か新札を用意すると自動的に連番で渡してもらえますよ。
結婚式のご祝儀にピン札・新札を使う場合は用意は早めに**
結婚式のご祝儀にピン札や新札にまつわる話をしてきましたが、大切なのは用意する人の気持ちです。
結婚式に参列する場合、新郎新婦に対して「おめでとう」という気持ちを持って参加することでしょう。
その時にしわくちゃの折り目がついたお札でもいい。と思う人は少ないと思います。
また、ピン札ではなく新札で用意する場合は、間際になって慌てないためにも早めの準備が大切です。
ぜひ今回紹介した方法を参考にしていただき、当日までにしっかり準備をしてみてくださいね*