かんざしで和装結婚式を華やかに♩花嫁・ゲスト別におすすめを紹介
和装姿を美しく引き立ててくれるかんざしは、花嫁のみならず、和装で結婚式に参加するゲストからも人気のアイテム。 でも、普段あまりかんざしを付ける機会がないと、どんなものを選べばいいのか迷ってしまいますよね。 そこで今回は、和装に似合うかんざしを特集していきたいと思います♥
小物2020.4.21 更新2020.4.21 公開
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和装に合うかんざしの種類をチェック♡
かんざしの歴史は古く、起源は何と縄文時代まで遡るのだとか!
昔はかんざしのような細長い棒に、「魔を払う力」があると信じられていたことから、魔除けのお守りとして髪挿しが使われていたそうです。
そんなかんざしも、今ではすっかり髪のおしゃれを楽しむためのアイテムに♥
現在は和装に合わせる髪飾りとして、主に以下のかんざしが使われています。
玉簪(たまかんざし)
玉簪は和装ウェディングでも使われることが多いポピュラーなかんざしです。
棒の先に玉が1つ刺さっているシンプルなデザインで、昔ながらのものはガラスや珊瑚、天然石、象牙などの素材が飾り玉に使われています。
最近では画像のように、ちりめん生地やリリアン糸など、飾り玉の素材バリエーションも増加中♡
単品で付けても、様々なデザインの玉簪をたくさん付けても和装によく似合いますよ♩
つまみ簪(つまみかんざし)
つまみ簪はその名の通り、つまみ細工を使って作られたかんざしです*
花をモチーフにしたつまみ簪が多いことから、別名花簪(はなかんざし)とも呼ばれています。
日本の伝統工芸品であるつまみ細工を使っているだけあって、正統派の和装スタイルにぴったり♩
洋髪にも合いますが、文金高島田や新日本髪に合わせるとより和の雰囲気になりますよ♡
平打簪(ひらうちかんざし)
平打簪は飾りが丸く平べったい形になっているかんざしです。
一見玉簪と似ていますが、よく見ると表面に模様が描かれていたり、中が透かし彫りになっていたり、凝ったデザインになっているものが多く見られます。
こちらも和装によく似合いますが、結婚式用の髪飾りとして使う場合は華やかさをより出すために、別のかんざしと組み合わせて使うことが多いようです。
バチ型簪(ばちがたかんざし)
扇形簪(おうぎがたかんざし)とも呼ばれているバチ簪は、三味線のバチによく似た形状をしているかんざしです。
髪に挿すと和装姿が上品にまとまるため、結婚式では花嫁さんだけではなく、新郎新婦の母親やゲストの方の髪飾りとしてもよく使われています。
薬玉簪(くすだまかんざし)
薬玉簪はつまみ細工で作った花を球体にまとめたかんざしです。
つまみ簪や玉簪と見間違えそうになりますが、先端にタッセルなどの飾りが付いているかどうかで見分けることができます♭
華やかな見た目で、和装結婚式やフォトウェディングにぴったり♡シニヨンなどの洋髪アレンジにもよく馴染みます。
櫛(くし)
櫛は本来かんざしとは別物ですが、名前から「苦死」を連想させるため、贈り物をする際はかんざしとして扱われてきました。
和装には鮮やかな柄が描かれた櫛がよく似合いますが、最近ではコームタイプ(歯が両端まで入っている西洋の櫛)を和装に合わせる方も多くいらっしゃいます。
上品で大人っぽい雰囲気になるので、和装をしっとりと着こなしたい方におすすめといえるでしょう。
笄(こうがい)
笄もかんざしとは別物ですが、和装に合わせる場合はかんざしの一部として使われることが多いアイテムです。
元々は髷(まげ)を作るためのものでしたが、現在は髷を作った後に挿す髪飾りとして使われています。
【花嫁向け】和装に合うかんざしコーデ
和のイメージが強いかんざしですが、組み合わせ次第では、和装スタイルをモダンにも上品にも見せることが可能です。
ここでは白無垢・色打掛別に、和装をワンランクおしゃれに見せるかんざしコーデを紹介していきます♩
白無垢
まずは人気の白無垢×玉簪スタイル♥
最近は画像のように、大きさや柄の異なる玉簪をたくさん付けるコーディネートが流行っているようです*
和のテイストは残しながらも、モダンなスタイルに仕上げたい方におすすめと言えますね♩
同じく白無垢に玉簪を合わせたスタイルですが、こちらはまた違った雰囲気に。
編み込みを取り入れたヘアスタイルとドライフラワーの髪飾りで、洋テイストが強めに出ています。
トレンドを取り入れた、イマドキっぽい和装スタイルがとってもオシャレで可愛い♡
こちらは白無垢につまみ簪、平打簪を取り入れたスタイル*
先程紹介したコーデのように衣装とかんざしを同系色で統一するのも素敵ですが、このようにアクセントカラーを入れるのもおしゃれですね♩
白無垢に赤が映えて、全体的にスッキリとした印象を受けます。
同じつまみ簪でも、大きさを変えるとインパクト大。
使われているかんざしの数は少なめですが、花嫁姿にふさわしい華やかな和装スタイルに仕上がっています。
同じく大きなつまみ簪をあしらったコーデです。
ゆらゆらと揺れるビラビラ簪もつまみ細工で作られており、華やかな印象を受けます。
白無垢×日本髪の正統派スタイルで結婚式を挙げる方は、やはりべっ甲簪を合わせるのががおすすめです。
前櫛・前挿・中挿・後挿と呼ばれる4つのかんざしと、笄を使って純和風の花嫁姿に♡
文金高島田や新日本髪などのヘアスタイルにする花嫁さんはぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。
色打掛
こちらは新日本髪に様々な種類のかんざしをつけたオンパレードスタイル。
ポップなデザインの玉簪がいいアクセントになり、可愛い和装スタイルに仕上がっています。
配色を変えれば白無垢スタイルにも似合いそう♩
バチ型簪とビラビラ簪を組み合わせたスタイル*
ビラビラ簪は未婚女性向けの髪飾りですが、最近は和装ウェディングでも取り入れられることが多くなりました。
飾りがゆらゆらと揺れる姿は、華やかでとっても綺麗ですよ♡
つまみ簪と色打掛に合わせる場合は、衣装の色に合わせると綺麗にまとまります。
単色使いもおすすめですが、せっかく色打掛を着るのなら何種類かの色を組み合わせるのがおすすめ*
同系色や和装に合わせたアクセントカラーを取り入れて、衣装に負けないヘアスタイルを完成させちゃいましょう。
つまみ簪を使ってイマドキっぽい和装スタイルをしたいなら、ピンポンマムなどを組み合わせた和洋ミックスコーデに挑戦するのがおすすめです♡
画像のように大きさの異なる髪飾りを使うと、ヘアスタイルに立体感が出てよりイマドキっぽくなりますよ。
こちらは色打掛×つまみ簪で大人っぽく仕立てた和装スタイルです。
つまみ簪は可愛い系の和装コーデになることが多いですが、このようなヘッドドレス風に飾れば、上品な大人スタイルに。
もっとドレッシーな和装スタイルにしたい方は、これにチュールを組み合わせてみても◎
最近では画像のような、つまみ細工以外の素材を使用した花簪も増えてきました。
同じ花モチーフでも、つまみ簪とはまた違った雰囲気が出ていますね。
洗練された大人の雰囲気を出したい方は、こういったステンレス素材の花簪を使ってみるのもアリ♩
こちらは白無垢用に販売されていたべっ甲のかんざしに、自分でアレンジを加えたのだそう*
色打掛、しかも洋髪なのに、和のテイストを崩さず見事にマッチしていますね。
日本髪にはしないけど、和の雰囲気をしっかり出したい!そんな花嫁さんはぜひ真似してみてはいかがでしょう。
【ゲスト向け】和装に合うかんざし
〈かんざしを付ける時のマナー〉
- 存在感抜群の大きい飾りがついたかんざしは避ける
- ラメなどが付いた目立つデザインも付けないほうが◎
- 殺生をイメージさせるファー素材・レザー素材などのかんざしもNG
新郎新婦のお母様やゲストのみなさんは、花嫁さんよりも控えめなかんざしを選ぶことがポイントです♩
ここからはゲストの髪飾りにぴったりなかんざしを紹介していきます。
ゲスト向けかんざし人気No.1!バチ型簪
シンプルだけど和装をしっかり華やかにしてくれるバチ型簪は、結婚式のお呼ばれヘアにぴったり♡
とくにパール付きのバチ型簪は、上品で落ち着きのある印象を与えてくれます。
パール付きのバチ型簪は、ショートヘアやボブにもおすすめ♩
ゲストの場合は基本的に髪飾りを付けても付けなくてもOKですが、物足りなさを感じる場合はこのようなバチ型簪を加えるだけで華やかに見えます。
黒ベースにパールがあしらわれたバチ型簪は、洗練された美しさが醸し出されます。
洋髪にもよく似合いますので、イマドキ風の和装スタイルに仕上げたい方におすすめです。
また、バチ型簪は黒留袖を着られる新郎新婦のお母様方にも人気です*
こちらのバチ型簪はべっ甲調のデザインになっていて、艶やかで綺麗な雰囲気が出ています。
花の髪飾りを付けたいゲストにはつまみ簪がおすすめ
花の髪飾りは本来花嫁さんが付けるものですが、このようにつまみで作られた花モチーフのかんざしならOK♡
ただし、付けすぎで派手な装いにならないように注意が必要です。
目安としては、画像ぐらいの華やかさにするのがおすすめ♩サイドにまとめてスッキリとしたスタイルに仕上げましょう。
ゆらゆらと揺れるつまみ簪を使ったお呼ばれ和装スタイルです。
ゆるめの編み込みヘアと組み合わせて少しカジュアルに仕上げています。
披露宴はもちろん、二次会で和装を着る時にも取り入れやすいですね♩
大人の和装スタイルには玉簪がぴったり
しっとりと艶やかな大人の和装スタイルに仕上げたい方には玉簪がおすすめです。
画像のように夜会巻きと合わせると、こなれた和装スタイルに♩
ガラスや天然石でできたシンプルな色合いのものを選ぶと、より上品な雰囲気に仕上がりますよ。
和装に合わせるかんざしは手作りもできる♩
「結婚式で着る和装は決まったけど、衣装に似合いそうなかんざしがなかなか見つからない…」
そんな時は、和装に合うかんざしを手作りしてみてはいかがでしょうか。
一見難しそうに見えますが、玉簪やつまみ簪なら初心者でも簡単に作ることが可能です。
材料も100円ショップで揃えることができるので、髪飾りの費用を抑えたい方にもおすすめですよ♩
かんざしで和装コーディネートを楽しもう
スタイルの多様化が進む和装ウェディング。
最近では和装に合わせる髪飾りとして、生花やリボンなどを選ぶ方も増えてきました。
しかし和装姿を美しく仕立てるなら、やはり日本ならではの髪飾りであるかんざしを合わせるのがおすすめです。
どんなかんざしを選べばいいかまだお悩みの方は、ぜひ今回紹介したコーディネートを参考にして自分に合ったものを見つけてみてくださいね。