【結婚式の祝辞】主賓挨拶から友人スピーチまで例文つきで解説♡
結婚式の祝辞を成功させるには、基本構成や例文を参考に内容を考えるのがコツ。どのタイミングで祝辞を述べるのか、どれくらいの時間で収めるのか、恥をかかないための注意点はなにかなど、祝辞で失敗しないようポイントを押さえることも大切です。さぁ、万全の準備で結婚式は新郎新婦に心からの祝福を伝えましょう♡
基本的なマナー2020.11.26 更新2020.3.24 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
目次
結婚式の祝辞を任されたら……
結婚式の祝辞を任されたら、「どのタイミングでやるの?」「ふさわしい内容は?」「どれくらいの時間で?」など、いろいろ悩みますよね。ほかにもマナーや注意点が気になるかもしれません。
こちらの記事では、結婚式の祝辞を成功させるため、次のような内容をまとめています。
●結婚式の祝辞に必要な基本構成
●結婚式の祝辞に使える各種の例文
●結婚式の祝辞で失敗しないためのポイント
もし、「初めて祝辞を頼まれた」という場合でも万全に準備できる内容です。ぜひ、こちらの記事を役立てて結婚式の素敵な祝辞を披露してくださいね*
どこでどの祝辞を述べるのか?
結婚式での祝辞は大きく分けて3パターンあります。自分がどのタイミングで祝辞を述べるのかを確認し、それぞれの祝辞によって微妙に異なるニュアンスも考えながら祝辞を作成しましょう。
主賓の挨拶
主賓の挨拶は披露宴のスタートで行うのが一般的です。新郎新婦にとっては、お世話になった上司や恩人にあたる人が対象となるため、ゲストへの印象づけとしても重要な役割といえるでしょう。
◆主賓の挨拶に求められるニュアンス
乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は披露宴で食事に移る際に行います。主賓の挨拶に比べると新郎新婦にとって身近な上司や恩人が対象となり、ゲストに和んでもらうための役割を担います。
◆乾杯の挨拶に求められるニュアンス
友人代表スピーチ
友人代表スピーチは、食事や歓談が落ち着く披露宴の後半で行う場合が一般的です。披露宴のクライマックスで新郎新婦とゲストが一体になり、会場全体で感動を共有する時間になるでしょう。
◆友人のスピーチに求められるニュアンス
結婚式の祝辞|基本的な構成
結婚式の祝辞は基本的な構成に沿ってまとめるとスッキリします。よくある祝辞の構成を目安時間とともに紹介しますので、祝辞の作成に活用してください*
●新郎新婦への祝意(目安時間・10~30秒)
●自己紹介(目安時間・20~30秒)
●新郎(新婦)とのエピソード(目安時間・30秒~1分)
●新郎新婦への祝福の言葉(目安時間・30秒~1分)
●新郎新婦への激励の言葉(目安時間・30秒)
●締めの言葉(目安時間・30秒)
結婚式の祝辞|主賓の挨拶で使える例文
ただいまご紹介にあずかりました、新郎◇◇くんの勤務先である株式会社□□で部長を仰せつかっております◆◆と申します。
◇◇くん、〇〇さん、本日はご結婚、誠におめでとうございます。
また、ご両家のご両親はじめ、ご親族のみなさまにも、心より御祝いを申し上げます。
はなはだ僭越(せんえつ)ではございますが、祝辞を述べさせていただきたいと思います。
新郎の◇◇くんは、我が営業部の中軸として活躍が期待されているエース社員です。
~具体的なエピソード~
◇◇くん、〇〇さん、お互い最高のパートナーとともに人生を歩んでください。
これをもちまして、私からのお二人へのお祝いの言葉とさせていただきます。
◇◇くん、〇〇さん、本日はおめでとうございます。 ご静聴ありがとうございます。
新郎(新婦)の社会性や社会における人物像を伝えながら、ふたりの門出を祝福するとよいでしょう。
結婚式の祝辞|乾杯の挨拶で使える例文
ただいまご紹介にあずかりました、新郎◇◇くんの〇年先輩の◆◆と申します。
僭越(せんえつ)ながら、乾杯の挨拶をさせていただきます。
◇◇くん、〇〇さん、本日はご結婚おめでとうございます。
後輩の〇〇くんは、入社当時から部署のムードメーカーで、飲み会では宴会部長としても活躍してくれました。
~具体的なエピソード~
◇◇くん、〇〇さん、本当におめでとうございます。
それでは皆様、グラスのご準備はよろしいでしょうか、ご唱和ください。
◇◇くん、〇〇さんの門出を祝して、乾杯!
身近な立場で許される範囲のユーモアも交えながら、明るく大きな声で乾杯の音頭を取りましょう。
結婚式の祝辞|友人代表スピーチで使える例文
◇◇さん、〇〇さん、本日はご結婚おめでとうございます。この日を迎えられたこと、本当に喜ばしい気持ちでいっぱいです。ここからは、いつものように親しみを込めて『〇〇ちゃん』と呼ばせていただきますね。
わたしは新婦の友人で□□□□と申します。新婦の〇〇ちゃんとは幼稚園からの幼なじみで、中学まで同じ学校で過ごしました。よく、二人で~をして遊びましたね。
〇〇ちゃんは清楚で大人しい印象の女性ですが、すごく頼もしいところがあって、私が小学生のとき男子にからかわれたとき、その男子を叱ってくれたんです。それは〇〇ちゃんの正義感の強さで、いまの福祉士の仕事にもつながっていると思います。
◇◇さんのことは、〇〇ちゃんから~だと聞いています。◇◇さんのことを話すときの〇〇ちゃんがとても幸せそうなので、おふたりは夫婦になるべくしてなられるのだと確信しています。〇〇ちゃん、◇◇さんと温かい家庭を築いてね。◇◇さん、〇〇ちゃんのこと一生大事にしてください。どうか末永くお幸せに。
これからの人生でふたりになにがあっても、きっと、◇◇さんの心の広さと〇〇ちゃんの誠実さで乗り越えられるはずです。ふたりで手を取り合って長い人生を歩んでください。
◇◇さん、〇〇ちゃん、本日は誠におめでとうございます。おふたりの門出を心から祝福します。そして、このような晴れの舞台に招待いただき、本当にありがとうございました。お幸せに。
友人らしく、親しみあふれる表現や語り口調で心に響くスピーチをしましょう。
結婚式の祝辞で失敗しないためのポイント6つ
結婚式の祝辞は緊張するかもしれませんが、ポイントを事前に押さえておけば緊張もやわらぎます。よくある失敗例から外せないポイントをピックアップしましたので、しっかりチェックしておきましょう。
話し方を意識し声に出して練習を
ぶっつけ本番で祝辞の場に立つのは失敗のもと。声に出して練習することをおすすめします。もちろん本番さながらで、話し方も意識しましょう。
まず背筋をピンと伸ばし、胸を張ります。あごは自然に引いて肩の力を抜き、口はマイクから15cmほどの距離感で。早口になったり、口ごもったりしないよう、ゆっくりハキハキと発声しましょう。
もし可能なら、家族や友人に聞いてもらうのもいいですね。
忌み言葉や重ね言葉を使わないように
結婚式で慎むべき言葉に、別れや不幸を連想させる「忌み言葉」というものがあります。また、再婚を意味するため避けるべきなのが「重ね言葉」です。
●切る、去る、離れる、終わる、壊れるなど
●悲しい、苦しい、忙しい、負ける、消える、衰えるなど
●しばしば、だんだん、わざわざ、いろいろ、たびたびなど
それぞれの祝辞で目安時間内に
主賓の挨拶は3~4分を目安に、友人代表スピーチは長くても5分以内で収まるようにします。乾杯の挨拶は1~2分と短めですが、慌てず急がず丁寧に行いましょう。
祝辞を時間内で収める目安は、5分なら原稿用紙(400字)で3~4枚程度。3~4分なら2~3枚程度です。1~2分なら1枚程度を目安に作成してみてください。
基本構成に沿って作成したら、実際に時間内で収まるかの練習もしておきましょう。
司会者の声がけに合わせスマートに
祝辞のタイミングがきたら、司会者が声をかけてくれます。名前を呼ばれたら所定の位置へ行き、祝辞を終えたらテーブルに戻るという一連の流れをスマートに行いましょう。
●司会者が祝辞を促したら同じテーブルのゲストに着席のまま軽く一礼する。
●自分の席を立ったらゲスト全体に向けて深々と一礼して所定の位置に移動する。
●マイクの前に立ったら新郎新婦⇒ゲストの順で丁寧に一礼する。
●祝辞を終えたらゲスト⇒新郎新婦の順で一礼をして席に戻る。
●席に戻ったら同じテーブルのゲストへ着席前に一礼する。
マナーや立ち振る舞いに配慮して
どれだけ新郎新婦と親しくても、ゲストが少なくカジュアルなムードでも、マナーや立ち振る舞いには配慮が必要です。
●癖や無意識で髪など触らないように。
●恥ずかしくても目線を落とさないように。
●ウケを狙って下品な言動を取らないように。
●ピースサインをしたり大声で笑ったりしないように。
親しみからくるNGエピソードに注意を
新郎新婦への親しみから、ついNGエピソードを暴露することのないよう注意しましょう。お酒の勢いで場を盛り上げるため話を盛るのも好ましくありません。
●いわゆる下ネタ
●新郎もしくは新婦の恋愛遍歴
●自分が笑いを取るためのイジり
●印象を悪くする仕事などでの失敗談
心からの祝辞で新郎新婦を祝福しよう♡
結婚式での祝辞が成功しそうなイメージはわきましたでしょうか。ここまでの内容を簡潔にまとめますので、結婚式当日までの準備に役立ててください。
●結婚式の祝辞は基本構成に沿って考えよう
●結婚式の祝辞は時間などマナーを意識して披露しよう
●結婚式の祝辞では話す言葉やエピソードにも注意しよう
結婚式での祝辞は、新郎新婦へのお祝いメッセージであるだけでなく、ゲストの心にも響く大切な”プログラム”です。ぜひ、心をこめた祝辞で会場に華を添え、新郎新婦を祝福してあげてくださいね♡