結婚式の食事はこれで失敗なし!フランス料理の基本テーブルマナー教えます*
結婚式や食事会などで振舞われるフランス料理にはいくつかテーブルマナーがあるって知っていますか? なんとなく知っているけれど把握しきれていないという方!意外と知らないところで恥をかいているかも、、!? そんなあなたもこれだけ知っておけば安心!フランス料理のテーブルマナーについて、詳しく解説していきます*
基本的なマナー2021.10.14 更新2020.1.30 公開
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目次
結婚式や食事会、あなたのテーブルマナー大丈夫?
彼との記念日の食事や両家顔合わせ、結婚式お呼ばれなどで食事をいただくときに知っておきたいのが、テーブルマナー。
特にフランス料理では、ナイフとフォークの使い方やナフキンのたたみ方など、普段あまり慣れない動作が多くてテーブルマナーをしっかりと把握できてない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、フレンチレストランや結婚式などで失敗をしない!テーブルマナーの基本動作やコースのお料理別マナーを解説していきます*
結婚式も安心♡フランス料理のナイフ・フォークのマナーを動画で解説
結婚式などで振舞われることが多いフランス料理。
そんなフランス料理のマナーの基本である、ナイフとフォークの使い方を解説していきます*
まずは動画で簡単にチェックしてみましょう!
では、動画での解説を踏まえて、詳しく解説していきます*
ナイフ・フォークを使う順番*
ナイフやフォークなどのカトラリーは、外側から順に使うのが基本マナー。
それぞれの料理に合わせて、最適なカトラリーの順番で並んでいるので、「外側から使う」ことを頭に入れておけば間違えることもないでしょう。
食事中のナイフ・フォークの持ち方*
出典:japandix.jp
フォークは左手、ナイフは右手に持ち、それぞれ人差し指を軽く添えて持ちます。
左利きの方は逆に持ち替えてください。
肘をはらず、リラックスした姿勢で持つとスマートです。
もしナイフやフォークを落としてしまった場合は、自分で拾わず、スタッフの方に拾ってもらうのがマナーです。
食事中のナイフ・フォークの置き方
出典:japandix.jp
食事中はお皿の上にナイフとフォークが「ハノ字」になるように置きます。
この時、ナイフの刃を内側(自分側)に、フォークは背を上にして置きましょう*
食事を終えた後のナイフとフォークの置き方
出典:japandix.jp
食後はお皿の上にナイフとフォークを揃えて置きます。
ナイフの刃を内側に、フォークは背を下にして置きましょう。フォークは食事中の置き方と向きが逆なので注意してくださいね*
結婚式には必ずある!ナフキンの正しい使い方マナー*
ナフキンにもちゃんと使い方マナーがあるんです*
意外と知らない?!ナフキンの基本マナーを見ていきましょう!
ナフキンを広げるタイミングと広げ方*
ナフキンは、スタッフがお水やドリンクをもってきたときに広げましょう。
二つ折りにして、折り目を自分の方に向けて太ももの上に置きます。
口や手を拭くときはナフキンを使おう*
口や手を拭くときは、ナフキンの内側の端を使って拭きます。
自分のハンカチなどで拭いてしまうと、「このナフキンは汚れていて使えない」という意思表示になり、お店の方に対して失礼になりますので、注意してください。
食事を中座する時は、軽くたたんで椅子に置く*
食事中に席を立つ際には、ナフキンは軽くたたんで椅子の背にかけるか、椅子の上に置きます。
また、お化粧室へ行く場合は、オーダー前、テーブルにお料理があるタイミングはNG!
なるべくデザート前やお会計前に行くようにしましょう。
その際は、同席している方に一声かけてから離席するのが良いですね。
食事が終わったら、軽くたたんでテーブルの上に置く*
食事が終わったら、簡単にたたんでテーブルの上に置きましょう。
ここで綺麗にたたんでしまうと、「料理が美味しくなかった」という意味になってしまうので、軽くたたむ程度で大丈夫です◎
結婚式披露宴をイメージ♩フランス料理の流れと食べ方マナー
普段あまりなじみのないフランス料理。
主なフランス料理のコースの流れは以下の順番が基本とされています。
①ドリンクの注文
②パン
③アミューズ(小前菜)
④オードブル(前菜)
⑤スープ
⑥魚料理
⑦肉料理
⑧デザート
⑨コーヒー・紅茶
結婚式やフレンチレストランへ来店した際、恥ずかしい思いをすることのないように、お店へ入店してから退店するまでの流れと、フランス料理のコースの食べ方マナーを頭に入れておきましょう*
入店~着席
お店に入店したら、大きな荷物や上着がある場合はホテルではクロークに預けたり、レストランでは入口にいるスタッフに預かってもらえるか確認してみましょう*
席に着くときは、必ず席の左側から座ります。退席する際も左からです。
バッグは小さいものなら椅子と背もたれの間に置きましょう。
大きめのサイズなら、お店の方の邪魔にならないよう、自分の左側の足元に置きます。
この時、背にバッグを置くと姿勢が悪くなりがちなので注意してくださいね!
動画でも分かりやすく解説していますので、チェックしてみてね*
食前・食事中のドリンクの注文の仕方
結婚式披露宴でもそうですが、フランス料理のお店ではまず食前酒を注文するのが一般的です。
迷ったらシャンパンを頼むのが無難。
その後のドリンクは食事に合うものを注文してOKです*
ボトルで注文するイメージがありますが、お酒があまり強くない場合は無理に注文しなくても◎
上の方を持つとドリンクがぬるくなってしまうので、なるべく下の方を持ちましょう*
ちなみに、ワイングラス、シャンパングラス共に持ち方は同じでOK!
パンの食べ方&食べるタイミング
パンを食べるタイミングに決まりはありませんが、オードブル(前菜)と一緒に食べるのが良さそうですね。
出たタイミングで食べてもマナー違反にはなりません*
ただし、パンはメイン料理のお皿と一緒に下げられてしまうので、それまでには食べきってしまいましょう◎
食べ方としては、直接かぶりついたりせずに、手でちぎって食べます。
バターやオリーブオイルをつけて食べる際も、手でちぎってからつけるようにしましょう*
パンの角をお皿につけた状態でちぎると、パンくずが飛び散らずに綺麗に食べられるので、お試しあれ♩
アミューズ(小前菜)の食べ方
アミューズとは小前菜と呼ばれ、前菜の前に出されるお通しのようなものです。
一口で食べられるものがほとんどなので、アミューズ用のカトラリーがない場合はそのまま手づかみで食べてもOKです◎
オードブル(前菜)の食べ方
オードブル(前菜)のメニュー内容は、お店によって様々ですが、美しく盛りつけられた様々な料理が1つのお皿に盛りつけられている場合が多いです。
お魚と野菜が重なって盛りつけられた料理なら、崩さないように食べると上品*
また、長さのある野菜(リーフ系)は、ナイフとフォークを使ってたたんでから、一口で食べるようにしましょう。
スープの食べ方
スープは手前から奥にスプーンを動かして、すくって食べます。
口に入れるときはズルズルと音を立てるのはNG!
音を立てないように、口の中に流し込むように食べるようにしましょう*
また、熱いからといってフーフーと息を吹きかけるのもNGなので注意!
無理にそのまますくおうとすると、音が出てしまいますし、お皿が傷ついてしまうので注意してください。
魚料理の食べ方
魚料理は最初のメインディッシュです。
魚は身が崩れやすいので、丁寧に切って食べましょう*
左端から魚の筋に合わせて切っていくと、うまく切れます。
付け合わせは魚と一緒に食べるか、交互に食べるか、どちらでもOK!
ただ、どちらかだけが残らないようにバランスを見ながら食べるといいですね。
肉料理の食べ方
肉料理も魚料理と同じく、左端から筋に合わせて切っていくと切りやすいです。
また、肉汁が流れていってしまうので、最初に全部切ってしまうのはNG!
付け合わせも魚料理と同様、バランスを見ながら食べましょう*
事前に「お肉の焼き加減はいかがいたしましょう?」と聞かれることもあるので、知っておくと安心です。
・レア
・ミディアムレア
・ミディアム
・ミディアムウェルダン
・ウェルダン
と、下にいくにつれてしっかりと火を通す焼き方になるので覚えておきましょう♩
デザートの食べ方
アイスクリームなど溶けてしまうものは、先に食べるようにしましょう。
数種類のデザートが出てきた場合は、味の薄いものから食べると良いです。
フルーツが乗ったケーキが出てきた場合は、フルーツは最後に食べるようにすると、お皿の上が最後まで綺麗なままになるので上品な食べ方ができます。
コーヒー・紅茶のいただき方
コーヒーのカップを持つときは、ソーサー(受け皿)は持たないのがマナー。
紅茶の場合は、テーブルが低い場合は持ってもOKです*
砂糖を入れる際は、ポトンと落とすとコーヒーが飛び散ってしまうので、角砂糖をスプーンに乗せて沈めるように入れるようにしましょう。
砂糖やミルクを入れてかき混ぜたスプーンは、カップの向こう側へ置くようにします。
退席~お会計
食事が終わって退席する際は、先程説明した通り、ナフキンを軽くたたんでテーブルに置いて左側から席を立ちましょう。
お店を出るときは、必ずお店の人に「ご馳走様でした」と笑顔で言いましょうね♩
結婚式披露宴でも要注意!フランス料理のNG食事マナー
ここまでフランス料理のマナーについて見てきましたが、いろいろなルールの中でもこれだけはやってはいけない!NGマナーをまとめてご紹介します!
社会人の常識として、頭に入れておきましょう*
食事中、スマホをいじらない!
結婚式など写真を撮る場合は例外ですが、フランス料理のお店では食事中のスマホいじりはNG!
スマホをテーブルの上に置いているのもマナー違反なので、食事中はカバンにしまっておきましょう。
食事中は髪の毛を触ったり、化粧直しをしない!
当たり前のことですが、食事中に髪の毛を触ったり、お化粧直しをしたりするのはNG!
食事中にお化粧室に行くこともマナー違反となるので、できるだけお化粧室へ行くのはデザート前かお会計前に行くようにしましょう。
料理のシェアをしない!
やってしまいがちですが、フランス料理では料理のシェアはNG!
コース料理は1人前を提供されるので、自分の分は1人で食べるようにしましょう。
カトラリーで音をたてたり、そしゃく音をたてない!
カトラリーで不必要に音をたてたり、そしゃく音には気を付けましょう!
また、口の中に物がある状態で話すのもNGです。
ナイフを外側に向けない!
ナイフを置くときは必ず刃を内側に向けましょう。
外側だと周りの人に刃を向けることになってしまうので注意!
カトラリーやナフキンを落としても自分で拾わない!
ナイフとフォークの使い方でも触れましたが、カトラリーやナフキンを落としてしまっても、自分で拾うのはマナー違反。
万が一落としてしまったら、近くにいるスタッフに声をかけるようにしましょう*
席を立つときにナフキンをテーブルの上に置かない!
中座する際は、ナフキンは簡単にたたんで椅子の背にかけるか椅子の上に置きます。
テーブルの上に置くのは食事がすべて終わって、退席する時なので間違えないように注意が必要です。
バッグをテーブルの上に置かない!
テーブルは食事をするための場所。
たとえ小さなバッグでも、テーブルの上にバッグを置くのはNGです!
バッグは椅子と背もたれの間か、自分の左側の足元に置くようにしましょう。
フレンチレストランへお食事に行くときの服装マナー*
フレンチレストランへ行く際は、服装に気を使いましょう*
どんな服装で行けばいいの?と悩んだ時は、下記の項目をチェックしてみてください!
☑お店のドレスコードを確認し、お店に合う服装を
☑スカートの場合は膝上丈は避け、ストッキングを着用
☑ヘアスタイルは清潔感を
☑足元はサンダル、ミュール、スニーカーなどカジュアルなものは避ける
☑大き目のバッグは避ける
☑香水は香りすぎに注意!
カジュアルめなお店でも最低限のマナーを守った服装を心掛けましょうね*
結婚式のお食事は、マナーを守って上品に楽しもう♡
フランス料理のテーブルマナーはあまりなじみがなく、覚えにくいかもしれませんが、結婚式などで必ず役立つときがきます。
基本をきちんと頭に入れて、いざというときに恥ずかしい思いをすることのないようにしたいですね*