結婚前に同棲ってあり?メリット&デメリットと注意すべきポイントまとめ
結婚を考えている相手と結婚資金を貯めたい!純粋に結婚前に相手のことをもっと知っておきたい!という考えから結婚前に同棲を考えているカップルは多いんです。 この記事では、結婚前の同棲のメリット&デメリット、同棲前に決めておくべきルール、両親への同棲の挨拶の注意点等詳しくまとめました*
同棲2021.2.22 更新2019.12.19 公開
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目次
結婚前に同棲を始めたカップルは40.9%という結果に!
ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると、結婚前に同棲していたカップルは40.9%という結果が出ました*
半数以下ではありますが、結婚前に同棲を始めていたカップルって意外と多いんですね!
結婚を考えている相手と結婚前に同棲を始めるべきなのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
「好きな人と一緒に生活をする」という意味では、結婚も同棲も同じようなものですが、「婚姻届」1枚が提出されているかによって、
・法律上の権利
・社会的な責任
・周囲からの認識
は結婚と同棲では全く異なるのです。
結婚前に同棲を始めることのメリット&デメリット、注意すべきことや決めておくべきルールなどをよく把握した上で、実際に同棲を始めるか考えた方が良いですね。
結婚前に同棲することのメリット*
まず、結婚前に同棲を始めるメリットをみていきましょう*メリットとしては、
* 結婚後の生活を予測しやすい
* お金が貯まりやすい・結婚資金を作りやすい
* 一緒にいられる安心感がある
* 家事を分担できる
と、主にこの4点が挙げられます。
① 結婚後の生活が予測しやすい
結婚後に一緒に生活することによって、恋人同士の時には気づかなかったことが発覚し「こんなはずじゃなかった!」と悩むカップルも多いですよね。
結婚前に同棲をして、相手の価値観や生活リズムを予め知っておけば、結婚後そのような悩みは緩和されるかもしれません。
結婚前の「お試し期間」を体験できることで結婚後の生活を想像しやすい点は、結婚前に同棲をすることの1番のメリットなのかも*
② お金が貯まりやすい・結婚資金を作りやすい
計画に結婚を意識した同棲である場合、同棲直後から結婚資金の貯金を始めるカップルも多いです。
特にお互い一人暮らしをしていたカップルの場合は、家賃や光熱費が半分になるので、貯金をするなら同棲は大きなメリットになります。
何かとお金がかかる結婚、今後結婚を考えているカップルはお互い励ましあって貯金ができるのは心強いですね!
③ 一緒にいられる安心感がある
帰る家が一緒という点は、お互いの住まいが別々であるよりも安心感が得られます。
特に女性の一人暮らしで防犯面で不安を抱えていた場合は、彼と一緒であることで大きな安心感が得られますね*
体調を崩した時に看病してもらうことで、「同棲してよかった」と思う方も多いようです。
急に具合が悪くなった時でも、薬や食べ物を買ってきてもらえたりなど、二人なら安心感がありますよね!
また、一緒に生活していることで二人でゆっくり話す時間ができます。
今後の結婚のスケジュールを話し合ったり、準備がスムーズに進みそうですね*
④ 家事を分担できる
それぞれが一人暮らしをする場合に比べ、同棲生活は家事を分担できる分負担が減り、時間を作れるようになります。
調理の手間や食材の管理などを考えると、自炊をする方にとっては一人分より二人分を作った方がコスパも良く感じるはず!
また、片方が忙しい時や体調が悪い時などにいつでも支え合えるのも、同棲のメリットのひとつです。
経済的な面だけでなく家事に対する労力の面でも、お互いに助け合えるのが理想ですよね。
結婚前に同棲することのデメリット*
次に、結婚前に同棲をすることのデメリットを見ていきましょう。デメリットとしては、
* 結婚のタイミングを逃す
* 自由に過ごしにくくなる
* 喧嘩が増える、相手に飽きる
* 同棲解消の際は自己責任
* 別れにくくなる
と、主にこちらの3点が挙げられます。
① 結婚のタイミングを逃してしまうことがある
同棲を始める際に、女性は結婚を念頭において考えている場合が多いですが、実は男性は結婚をそこまで意識していないということが多いようです。
男性にとって、家事や色々なことをしてくれる大切な人と一緒に生活できる上に、面倒な親戚付き合いなどがない同棲はメリットだらけ。
男性にとってほぼ理想の生活を送っているわけですから、わざわざ結婚する理由がないのです。
このような男性側の結婚のモチベーションの低さによって、女性側も「彼が結婚を切り出してくれないけど、今更別れる気力もない」と思ってしまい、ダラダラと結婚のタイミングを逃してしまいがちに、、。
こうならないためにも、同棲を始める前に同棲期限をあらかじめ決めるなど、計画性を持って行動したほうが良いですね。
② 自由に過ごしにくくなる
二人で生活する以上、お互い好き放題生活するわけにはいきません。
出かけるときに帰る時間を知らせておく、帰りが遅くなりそうなら連絡を入れるなど、一定の約束やルールは当たり前になります。
これを窮屈に感じたり、もっと自由に動きたいと思うことも珍しくないようです。
また、家事の分担や収納場所など、お互いに協力しあって生活することが必須となります。
片方に家事分担や経済的な負担が偏ったり、生活スタイルがすれ違い続けていると、なかなか同棲生活は上手くいきません。
同棲をするなら、ある程度の共同生活のルールを守ることは当たり前だと心得ておいたほうが良いですね*
③ 喧嘩が増える、相手に飽きる
同棲生活は、一人暮らしや実家暮らしに比べると、自由度が低くなると感じる方がほとんどなはず。
自分のペースで生活ができないことでリラックスできず、ストレスを感じてしまう可能性があります。
金銭感覚や生活スタイルなどの価値観が合わず、喧嘩が増えてしまうカップルも多いようです。
また、同棲することで安心感や信頼感が生まれますが、常にパートナーと一緒に過ごすため、ドキドキ感は薄れてしまいます。
いい意味での緊張感が薄れてしまったり、刺激がなくなって相手に飽きてしまう方も…。
④ 同棲解消の際は自己責任
法律上、お互いに何の義務も持たない同棲は、何かあった時に全て自分の自己責任で解決しなくてはなりません。
特に同棲解消となった場合、家の契約や家具・家電をどうするかなど、物理的な問題が多く発生します。
また、金銭的な問題が生じたとしても、自分を守ってくれる法律はありません。
特に女性は、妊娠が分かった場合難しい判断を迫られる場面もあるかもしれません。
同棲前に、万が一二人の関係が破綻した場合のリスクも考えておくと安心かもしれませんね。
⑤ 別れにくくなる
別れにくいのはメリットだと感じる方も多いかもしれませんが、そうとも言えません。
どうしても「結婚したくない・別れたい」と思った時、同棲していると非常に別れにくいです。
あまり考えたくありませんが、DVやモラハラなどの可能性も、絶対に無いとは言い切れませんよね。。
先ほどの家の契約や家財の問題だけでなく、家族や友人・知人への報告が必須となるなど、心理的なハードルも大きくなります。
特に親は「同棲=結婚」と期待している可能性が高いので、同棲解消を報告するだけで一大事となってしまうことも。
結婚前の同棲時に決めておきたいルールとは?
結婚前の同棲におけるメリットとデメリットを把握した上で、同棲を始める前に決めておきたいルールはこちらの5点*
① 同棲期限を決める
② 金銭管理・家計負担を決める
③ 家事分担を決める
④ 生活習慣の違いを確認する
⑤ 同棲解消時の流れを決める
トラブルが起こる前に、あらかじめルールを決めておくことをおすすめします!
では、詳しく見ていきましょう。
① 婚前同棲の期限を決めておく
結婚を前提に同棲を始める際には、惰性で関係が続くことを避けるためにも、同棲期限を決めておくと良いです。
例えば、「同棲期限1年」と決めておいて、それまでに結婚を考えられなかったら別れる!などきっぱりルールを作ってしまいましょう!
男性にとっては、同棲期間が長く続くことに対してデメリットはほぼありませんが、女性は妊娠・出産のリミットがあります。
「はっきりしない関係」がだらだらと続くことは、女性にとって有意義ではないのです。
前向きな将来の為の同棲ならば、期限はしっかり決めておきましょうね*
② 金銭管理・家計負担を決める
結婚を目標にするならなおのこと、金銭管理についてはしっかりと決めておきましょう!
同棲期間は結婚資金から将来の生活資金を貯蓄できるチャンスです。日頃の生活費の分担についても、お互いが納得できるよう話し合いをしておくことが大切です。
お互いの収入について踏み込んだ話ができるのも、同棲のタイミングはチャンスですよね!
生活費の負担割合を、だいたい収入に合わせた比率にしておくのがオススメです。
③ 大まかな家事分担を決めておく
二人で生活するならば、お互いの生活を尊重するのは当然のこと。かつ、二人の生活を一緒に整えていかなければなりません。
どちらか一方に負担が偏らないよう、何を誰がいつするのかの家事分担のルールを同棲前にしっかり話し合って決めておくことをおすすめします*
「献立を考える」「洗剤を補充する」など目に見えにくい細かい家事も洗い出しておくと、家事に対する認識のすり合わせがしやすくなりますよ!
また、あまり細かく決めすぎると負担に感じてしまいます。
仕事や体調などの都合で助け合う必要も出てくるので、最初はざっくりと分担するのがオススメです。
④ 生活習慣の違いについて確認する
意外と忘れがちなのが、生活習慣の違いについて。
大好きな相手、とはいっても生まれた家も育ってきた環境も違う他人と生活するわけですから、同棲後にトラブルが起きないよう、前もってお互いのことを確認しあっておくと良いですね*
特に料理の味が濃い・薄い、朝食はパン派・ごはん派など、食生活についての価値観の違いを把握しておくことはとても重要!
「どこをこだわるのか、何が気にならないのか」を事前に知っておけば、価値観の相違があった際のストレスも少ないはずです。
「私はここを譲るから、あなたはここを譲ってね」と、お互いの価値観を尊重し合うルール作りをしておきましょう♩
⑤ 同棲解消時の流れを決める
同棲前から同棲解消のことを考えるのは気が乗らないでしょうが、非常に重要です。
特に同棲のために二人で家を借りたり、二人の財布で新しく家具や家電を買う場合は、別れた時どうするか決まっていないことでトラブルとなることも…。
家の名義や引き落とし口座、お互いの実家など頼れる場所も踏まえた上で、万が一別れることになった場合にどうするかは事前に一度考えておくとよいでしょう。
結婚前の同棲、親に挨拶する率は?
結婚が決まったら相手の親に挨拶に行くのは一般的ですが、同棲の場合はどうするべきなのでしょうか?
結婚情報サイト『ハナユメ』が行ったアンケートによると、「同棲の挨拶が必要だと思っている人」は61.0%という結果に。(※ハナユメ記事参照)
結婚ではないにしても、一緒に生活を始めるわけですから、家族に反対されないためにも親への挨拶はしておいた方が良いのかもしれませんね*
同棲の挨拶時に気を付けたいポイント*
では、相手や自分の親に同棲の挨拶をする時、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?
同棲の挨拶で相手の家に訪問する際に、気を付けたいポイントをまとめました*
「同棲させてもいい」と思わせる身だしなみで!
当たり前のことですが、「この人なら信用できそうだ」と思ってもらうためにも、清潔感や身だしなみはきちんと整えましょう!
特に男性はひげ・爪・髪の毛を整え、アイロンのかかったスーツやきちんと磨かれた靴など、社会人として当たり前の身だしなみを心がけます。
服装に関しては、女性はジャケットにスカートやワンピースなどがきちんと感があって好印象です。
男性はスーツスタイル、もしくはジャケットを羽織ると良いですね。
露出が多すぎる服装やジーンズなど、カジュアル過ぎる服装はNG!
言葉使いや態度に気を付ける!
言葉使いや態度も十分注意しましょう!
まだ結婚について具体的に決めてない場合でも、将来のことを見据えた上で同棲したいという思いを伝えないと反対されてしまう可能性もあります。
では、どんな挨拶をすればよいのか、簡単な文例をご紹介します*
〇〇さんとの結婚を考えており、お互いの生活を整える為にも一緒に生活をしたいと思っております。
このように、「結婚を考えていること」を明確に伝えると、許可してもらいやすくなるかもしれません。
また、すでに相手の親と面識がある場合でも、改まって挨拶をするわけですから、パートナーの呼び方についても注意が必要です。
呼び捨てやニックネームは避けましょう!
同棲の挨拶は、女性側の両親を優先する!
結婚に対する意識の違いから、女性側の両親の方が同棲に反対するケースが多いようです。
同棲を許してもらうためにも、女性側の両親から優先的に挨拶に行くようにしましょう!
社会的に不安定な同棲生活を始めるわけですから、女性側の両親は特に娘の将来を心配するのは当たり前。
まずは男性が女性側の両親へ挨拶に赴き、両親を安心させてあげてくださいね*
結婚前の同棲は始める前の計画&ルール作りが大切!
結婚前の同棲はもちろんメリットも多いですが、デメリットも少なからずあります。
法律上自由な分、リスクも伴うのです。
なので、両親から反対されることも多いのが現実。
同棲のメリットとデメリット、両方を把握した上で本当に同棲するのか、もう一度ゆっくりパートナーと話し合い、お二人にとってベストな選択ができると良いですね*