【内祝い】結婚・出産祝いのお礼はどうする?今さら聞けない!基本マナー教えます*
お祝いをいただいたらお礼として贈る『内祝い』。 そもそも内祝いとは?内祝いとお返しってどう違うの?金額の相場は?など意外と分からないこと多いですよね。 この記事では内祝いを贈るときに知っておきたい基礎知識を徹底解説していきます!
結婚式後2020.3.23 更新2019.12.11 公開
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内祝いとは?
内祝いとは本来、「身内のお祝い」という意味。
自分の家にお祝い事があったときに、親戚や近所の人、お世話になった人に贈り物をして喜びを分かち合うものとされてきました。
つまり、「我が家でいいことがあったので、その幸せをお祝いの品として贈ります。一緒に喜びを分かち合いましょ!」という意味なのです。
そのため、お祝いをいただいた、いただいてないの関わらず、贈り物を送ったり、宴席に招待するというのが本来の「内祝い」の習慣でした*
現代の内祝い事情は?
そんな内祝いの意味合いが現代では変わってきています。
「自主的に贈る」ことが一般的ではなくなり、周囲からいただいたお祝いに対しての「お返し」の意味合いで内祝いを贈ることが多くなりました。
昔ながらのスタイルで内祝いを贈っても間違いではないですが、現代とは事情が変わってきているので、贈られた相手は「お祝い送ってないのにいいのかな?」と戸惑ってしまうかもしれませんね。
地域によって内祝いの解釈が違ってくることもあるため、地元の習慣に合わせるのが◎
基本的には、「お祝いをいただいたら内祝いを贈ってお礼をする」スタイルがスタンダードとなっています*
贈る時期としては、お祝いをいただいてからできるだけ早く、1ヶ月以内には贈るようにしましょう。
内祝いの種類とは?
一口に内祝いといっても様々な種類があるんです!
マナーとして知っておきたい代表的な内祝いはこちら*
・結婚内祝い
・出産内祝い
・初節句内祝い
・新築内祝い
・快気内祝い
では、それぞれの内祝いについて詳しく見ていきましょう*
結婚内祝い
結婚したことの報告も兼ねて、日頃お世話になっている人や親しい人に贈り物をするのが本来の「結婚内祝い」。
結婚式を催す場合は、そこへご招待して引き出物を渡すのが内祝いとなります。
ただし、ご祝儀が高額でそれでは不十分だと感じた場合や、結婚式は行わないけどお祝いをいただいた場合、結婚式に招待していないけどお祝いをいただいた場合には、結婚内祝いとしてお礼の品を贈ります。
出産内祝い
赤ちゃんが生まれた際、日頃お世話になっている人や親しい人に贈り物をするのが本来の「出産内祝い」。
しかし、最近ではいただいた出産祝いに対するお返しとして出産内祝いを贈ることが一般的となっています。
贈る時期としては、赤ちゃんが生後1ヶ月になる、お宮参りの頃が目安です*
初節句内祝い
わが子が初節句を迎えるにあたってお祝いをいただいた場合、お祝いの食事会を開くのであればそこに招待することが内祝いとなるので、内祝いの品を用意する必要はありません。
ただし、遠方などで食事会に来られない人からお祝いをいただいた場合は、「初節句内祝い」としてお礼の品を贈るのが一般的です*
新築内祝い
新しい家を建てたら、親しい人を招待しておもてなしをすることが新築内祝いの基本的なスタイル。
内祝いの品を用意する必要はありませんが、いただいた新築祝いが高額だった場合や遠方で招待できない方から新築祝いをいただいた場合は、「新築内祝い」としてお礼の品を贈りましょう*
快気内祝い
自身が病気やケガで療養中で、まだ全開ではないけれどお見舞いに対するお返しを贈りたい際に「快気内祝い」を贈ります。
ちなみに病気やケガが完治して退院する際、お見舞いに来てくれた人やお世話になった人に対して退院報告も兼ねて贈るのは「快気祝い」ですが、退院するけどまだ療養中という場合は「快気内祝い」となります。
内祝いの相場はいくら?
内祝いの金額の相場は「半返し」といい、いただいたお祝いの3分の1~半額程度といわれています。
*お祝い金額と内祝い金額の早見表*
お祝い金額 | 内祝い金額の目安 |
3,000円 | 1,500円前後 |
5,000円 | 1,700~2,500円 |
10,000円 | 3,500~5,000円 |
20,000円 | 7,000~10,000円 |
25,000円 | 8,500~12,500円 |
30,000円 | 10,000~15,000円 |
50,000円 | 17,000~25,000円 |
100,000円 | 35,000~50,000円 |
親族から半返しが難しい高額のお祝いをいただいた場合は、律儀に半額お返しすると返って相手に気を使わせてしまうかもしれません。
両親と相談した上で、3分の1程度や、それ以下の金額で内祝いを贈り、改めて直接お礼に伺ったり、別の形で感謝の気持ちを表すのも良いです。
内祝いとお返しの違いって?
先程も説明したように、現代では内祝いをお返しとして贈ることが多いですが、「内祝い」と「お返し」のは全く別物!
ややこしいですが、決定的な違いがあります。
内祝いは「お祝いをいただいてなくても、感謝の気持ちで贈り物をする」こと、
お返しは「お祝いしてくださった人にお返しとしてお礼の品を贈る」ことです。
なので、お返しは内祝いと違って、お祝いをいただいた時のみに贈るものなのです。
熨斗(のし)の書き方*
内祝いの種類ごとに熨斗の書き方も違ってきます。
では、それぞれの熨斗の書き方を見ていきましょう*
結婚内祝い
熨斗は「紅白で結び切りの水引」を選び、表書きは「内祝」または「寿」が適しています。
差出人には「新姓」あるいは「新姓の下に二人の名前を並べて」書くのが基本です*
出産内祝い
熨斗は「紅白で蝶結びの水引」を選び、表書きは「内祝」とします。
差出人には「赤ちゃんの名前」を書き、赤ちゃんの名前をお披露目する意味もあるので、必ずフリガナをふりましょう!
初節句内祝い
熨斗は「紅白で蝶結びの水引」を選び、表書きは「内祝」または「節句内祝い」とします。
差出人には「子供の名前のみ」で名字は書かないので注意してください!
新築内祝い
熨斗は「紅白で蝶結びの水引」を選び、表書きは「内祝」とします。
差出人は「送り主の名字」もしくは「世帯主の姓名」とし、二世帯住宅など名字が複数になる場合は、名字のみの連名にし、右側に親がくるようにします。
快気内祝い
全快なのか療養中なのかで表書きが違ってくるので、注意してください!
出典:shaddy.jp
熨斗は「紅白で結び切りの水引」を選び、表書きは「快気内祝」とします。
差出人には「送り主の名字のみ」、または「送り主の姓名」のいずれかをいれます。
内祝いにおすすめのギフトをご紹介*
内祝いで贈るギフトにはお菓子など消耗品がおすすめ!
普段自分ではあまり買わないようなものを贈ると、喜ばれますよ*
調味料
自分では買いづらい、ちょっと高級な調味料は料理に使えたり日持ちもするのでギフトとしておすすめ!
相手が女性だったり、お料理好きな人ならきっと喜んでもらえるはず♡
焼き菓子
定番のクッキーやケーキなどの焼き菓子*
なかなか買えない人気店や有名ブランドのお菓子など、自分が貰ったら嬉しいものを贈るのも良いですね♡
ゼリー系
見栄えも美しいゼリーは、お子様でも食べやすいので家族みんなで食べられておすすめです♩
特に夏に贈る場合はイチオシです*
コーヒー
甘いものが苦手な人や男性にはコーヒーの贈り物を。
ちょっといい豆や手軽なドリップパックがおすすめですよ*
内祝いのマナーは大人として知っておきたいマナー*
結婚すると、お祝い事のたびに贈ることになるであろう内祝い。
本来の意味と現代での意味が違ってくるので、注意が必要です!
地域によっても変わってきたりするので、もし迷った場合は両親や身近な人に相談するのも良いですね♩
非常識にならないように、基本マナーをしっかりマスターしていざというときに慌てないようにしておくと安心です*