挙式
天窓から光が差し込むので、柔らかくて明るい上品な空間でした。片側は全面鏡張りで、本来よりも広々と見せてくれます。
また、もう片側は窓で岐阜の川と山、空が見えるのが素晴らしく、抜け感もあります。
人前式をしたかったので、十字架を取り外してもらいました。
100人以上入るそうですが、私たちのゲスト人数でもちょうど全部の列が埋まり、大好きな人たちの姿がそこにあるのがとても嬉しかったです。
天井高があまりないので、大人数での集合写真はどうしても顔が写りきらない人が出てしまいました。
時間が許せば、庭での撮影を提案するのもいいかもしれません。
披露宴パーティ
私たちが選んだ披露宴会場は外の景色が見える窓があり、高砂側に山や川を望むことができ、岐阜らしさを感じられました。
乾杯まではカーテンが閉められていましたが、時間帯ごとに空の移り変わりを見られるのも良かったです。
そして、披露宴終盤で花火をその窓一面から見ることができるのが、最大の良さだと思います。
本来70人程度までの広さですが、無理を言って90人強いれてもらっています。親族テーブルのサイズを小さくするなどの工夫もあり、思ったより狭苦しい感じはありませんでした。
また、そこまで大きいドレスではなかったので、歩く時の動線にも困らなかったです。
コンセプトやこだわったこと
こだわった点は以下です。
①料理は絶対に美味しいものを提供する
②ドレスや装花など見えるものは妥協しない
③作りたいものを作りたい、やりたいことをやる
コンセプトは「大好きなみんなとの盛大な同窓会のようなパーティに」です。
ドライブが大好きな二人らしいオープニングにしたくて、映画ワイルドスピードのGood LifeをBGMにしました。車との前撮り写真をいっぱい使ったほか、エンディングはSee You Againで締めました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ショップ
- FOURSIS & CO.
ブランド:Dress DISTRICT
ドレス名:シチリア
ソフトマーメイドの形がとてもフィットしました。
シルバーのスパンコールの刺繍がキラキラと胸元から腰まで続いていて、見る角度によって光り方が若干異なり、想像以上に華やかです。
20着以上を試着しましたが、なかなかピンとくるものに出会えず、ショップのInstagramを遡り続けて気になったものを着たところ「これだ!」と夫と2人で決まりました。やっと出会えたという感じです。
SECOND DRESS和装 2着目
- スタイル
- 色打掛
FOURSIS & CO.の御所庭園飛翔鶴(赤黒)です。
足元にいくと徐々に赤から黒っぽく濃い色に変わるグラデーションが、特にお気に入りです。
また、正面から写真を撮ることが多いと思うので、顔まわりの色味やデザインにも注目して決めました。
お色直しで和装を着ることは前から決めていました。
カラードレスは前撮りでも着られるし、多くの人が着ているので、あまり被りたくなかったのと、和服が昔から好きだったので選びました。
色打掛は五色くらい試着してみて、自分には赤が一番似合っていました。
ちなみに白無垢は前撮りで着ています。
SHOESシューズ
試着の際に履いたシンプルで無地の12cmヒールをそのままお借りしています。
ヒールの高さが必要だったので、後々プライベートで使うことも絶対にないだろうと、オシャレなものを探して購入する選択肢はありませんでした。
レンタルしたものはパール調の白で足先から厚底になっていたので、ヒールが高くても歩きやすく、靴擦れにもなりませんでした。
正直歩いていてもドレスの裾でほとんど見えていなかったです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
挙式:大人っぽく、品のいいシンプルなシニヨンスタイルです。
披露宴:髪をふわっと下ろして、可愛い系のダウンスタイルにしてもらっています。
お色直し:タイトめのポニーテールで、かっこよくしてもらいました。
ACCESSORIESアクセサリー
挙式:パールとシルバーのやや大ぶりのイヤリングをつけています。大人っぽいシニヨンの髪型と髪飾りに合うものをドレスショップで見つけました。
披露宴:白とシルバーの大きなお花のイヤリングにチェンジしました。ダウンスタイルでも隠れない存在感のある大きさのものにしています。
お色直し:アクセサリーはつけていません。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
挙式:ビジュー系のリーフデザインのヘアアクセサリーをつけました。真後ろはヴェールがあるので、少し斜めに耳の上から後ろにかけて着けています。
ドレスがシルバーなので、小物全部をシルバーに合わせるか悩みましたが、少しゴールドが入っていてもとても馴染んでいたので、気に入った髪飾りを着けました。
披露宴:ブーケにも使われている生花をロングヘアの髪の流れに合わせて長く飾りました。シャーリーベイビーという花で、花言葉は「純粋な愛」「幸福が飛んでくる」です!
お色直し:タイトポニーのサイドに金箔を散らしたのと、結び目には披露宴とはまた別の生花を。ダイヤモンドリリー(ネリネ)という花で、花言葉は「幸せな思い出」「また会う日を楽しみに」です。
もう少しさりがない華やかさが欲しかったので、パールやゴールド系のレース飾りも挿しました。
NAILSネイル
白とシルバー系のマグネットネイルに、ゴールドとパールのパーツを使ってアクセントを入れました。
また、1本だけ真紅のカラーを取り入れたのがお気に入りです。
シルバー系のドレスだったことと、お色直しでは赤い色打掛を着ること、またブーケや装花にも赤系統を使ってもらうようお願いしていたので、シルバー系のブライダルっぽいネイルの中に1本だけ赤を入れました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
こだわりは、それぞれが好きな色です。
夫は黄色とピンク、私は赤や紫などの系統にしました。
高砂については、夫側はオンシジウムとコデマリでシンプルめに統一しています。私側はトルコキキョウ、デルフィニィウム、ダリア、カラー、ブルーファンタジー、ストックで私らしさを全面に出してもらいました。
また、打ち合わせで夫が「新婦だけずるい、俺もブーケを持つ」と言ったのがきっかけで、挙式ではバレリーナブーケをあえて左右非対称にして、披露宴からはそれを左右に分け、新郎新婦それぞれ専用のブーケに変身させました。
バレリーナブーケの基礎部分はスターチスやスイトピー、キウイツルを使いつつ、私側はシャーリーベイビー、ダイヤモンドリリー、アストランティア、エリンジウムをメインに赤紫系の大人っぽい仕上がりにしています。夫側はイブピアッチェ、ガーベラ、デンファレを使い、Theピンクな仕上がりになりました。
ウェルカムスペースに飾っていた桜の木は、お色直し後の色打掛の和に合わせて、桜のブーケに変身!
シンプルだけど存在感があり、春を告げるに相応しいブーケでした。赤い色打掛にも最高にマッチしていました。
各テーブルの装花は、10種類の花から1人ずつゲストをイメージして、席札とともに置きました。
その為、最初は中央には、水の入った花瓶とキャンドルだけが置いてある状態です。花瓶の下に鏡をしいたので、そんなに寂しくはなかったと思います。
披露宴の開始とともに、私の合図でみんなに花を生けてもらいました。私と夫もそれぞれが持っているブーケをサイドに飾り、会場が完成するという流れです。
使った花はトルコキキョウ、ストック、オンシジューム、ダリア、デルフィニウムブルー、デルフィニウムラベンダー、ガーベラ、スターチス、コデマリ、カラーの10種です。
高砂に合う花と差し色になるオレンジ色のガーベラも加えてもらいました。
FOODお料理のこだわり
結婚式であまり見ない和のテイストであることと、肉料理のソースにこだわりました。
夫も私も特に料理の美味しさには妥協したくなかったので、コースのランクを上げて国産フィレ肉を選んだほか、本来別のコースに使われている春菊のソースと、わさびポテトマッシュを追加で添えてもらいました。
複数のゲストから、これまで参加した結婚式の中で一番美味しかった!という声をもらって、本当にこだわって良かったなあと思います。
またドリンクも、お酒が飲めない人もいるのでジンジャエールを追加したのと、日本酒が大好きな人が多くいたので日本酒もオプションで追加しました!
WEDDING CAKEウェディングケーキ
高さを出して3段くらいが理想でしたが、イミテーションケーキになってしまうと聞いて、高さは2段にしました。
フルーツと生花を使いたかったのですが、花が触れた部分は食べ物としての提供ができないと言われ、それはロスになるし、もったいないから嫌だなと思い、お花を使うのは台座のテーブルだけにしました。
フルーツは、おしゃれな感じにシャインマスカットと無花果を飾りたかったのですが「時期的に入手できない」と言われてしまい、無難な苺をふんだんに使うことになりました。フルーツが滝のようになっているもの、とオーダーしています。
また、バレンタインが近かったこともあり、フルーツの滝の両サイドにチョコプレートで装飾を依頼しました。
理想としていた参考写真とは少し雰囲気が異なりますが、結果的に見た目のインパクトもある美味しいケーキにしてもらえて良かったです。
WEDDING FAVORS引出物
遠方からのゲストが多かったので、カードギフトにしています。金額帯で贈り分けしました。
縁起物と名披露目として、ごぼうのスープと紅白のマーブルデニッシュパンも入れています。どちらも試食した上でとても美味しかったものをチョイスしました。
PETITE GIFTSプチギフト
ホットアイマスクと大阪土産のたこ焼き味のベビースターをオーガンジーの巾着袋に入れて渡しました。
ホットアイマスクは10種類以上の香りやデザインからランダムで一人2枚ずつ入れています。
巾着袋は黄色、紫、グレーの3色でテーマカラーとの統一感を出しました。
袋の紐にはサンキュータグを付けて、その裏にメッセージ入り写真のシールを貼り付けました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
Cartierのシンプルな王道デザインです。
夫がサプライズで買ってくれました。私の好みを汲んでくれています。
WEDDING RING結婚指輪
ithです。
表面に細かく彫り加工がされていて、さらっとしたテクスチャーながらもキラキラしています。
色味や細さ、形が自分の指にとても合っていると思います。他の人となかなか被らないというのも嬉しい点でした。
私が前々から気になっていたお店で、夫と一緒に3時間色んなデザインを試した上で決めました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
バージンロードを父と歩いていると、正面に泣いている夫の姿がありました。普段まったく涙を見せない人なのもあって、より一層、挙式で涙ぐむ姿に感動しました。
かけがえのない友人たちの姿と、そこに歩いてくる私を見て泣いてくれたそうです。
本当にこの人と出会えて良かったと思えた瞬間でした。
一番感動したことはもう一つあります。
披露宴最後の新郎謝辞で、サプライズで私への手紙を読んでくれたことです。付き合って約4年、初めての手紙でした。ときどき笑いを挟みながらも、わたしへの愛情がしっかり伝わってくる内容でした。これからの一生の宝物です。
二人らしさとは
私たちらしさは、自然体でわいわい楽しく笑顔で過ごすことです。
本当に自分たちにとって大事な人たちばかり呼んでいて、そんなみんなが一堂に会するなんて、その環境がとてつもなく幸せでした。
一方で、こんな機会は一生に一度だろうなとも感じていたので「後悔しないようにやりたいことはやる楽しみ切る!」と考えていました。
嬉しかった参加者の反応
「お世辞抜きで今まで参加した中で、一番豪華で参列者を想った式と披露宴だった」「感無量」「これまで参列した披露宴の中で、過去イチ美味しくて感激した」「最後のラブレターが最高すぎて涙」「引出物も何もかもセンスよすぎ」「花火がとにかく凄かった!!」「素敵すぎる挙式と披露宴でした」
「色々貰ってばかりの式で、おもてなしがすごくて、感謝超えて申し訳ない」「ゲストのみんなに楽しんで欲しいという気持ちをたくさん感じた一日でした」と言ってもらえました。
私にとって結婚とは
お互いの癒しとなり、労わり合い支え合いながら日々を笑って過ごすことです。
なんでもない日常に心を許した人がいてくれるだけで、些細なことにも幸せ感じるし、困った時には強い味方だし、これまでの倍以上に人生を楽しめそうです。
後悔していること
ドレスの背中の紐を入れ込むのが理想でした。しかし、東京のショップと現地の担当者が違うこともあり、伝わっていなかったのか、当日紐が外に出ていました。自分でも触らない箇所だったので気付きませんでしたが、しっかり後ろ姿まで想定していたようになっているか確認できていたらなと思いました。
髪型がダウンスタイルの時に、片側の髪が綺麗にまとまらず前に出てきてしまっていたので、しっかり直してもらえばよかったです。
ゲストが多いことや演出を盛りだくさんにしたため、ゆっくりみんなと話したり、ドレスでゲストと写真を撮る時間が足りませんでした。
写真に関しては、時間が足りなくて撮影指示書を作れませんでした。お任せでも良い写真をたくさん撮ってもらっていますが、細かくこういう風に撮りたい!とか思っていた構図はやはりなかったので、ちゃんと事前に指示書を作るかその都度「今こっちからこう撮って!」とか言えれば良かったなと思います。
ちなみに撮りたかったのは、乾杯でゲストテーブルを背景にした振り向きツーショット、せっかくの窓からの景色をバックにした披露宴でのショット、友人たちとの新婦自撮りショットなどです。
やりたかったけれど諦めたこと
時間が足りなくて、親への手紙を書くのは明け方に諦めました。2〜3分ならアドリブで喋れるし、ヘアメイクの時間になんとなく頭の中で、思い出はこんなこと話すかなーと考えるだけでした。結果、違和感なく普通にやり過ごしました。
エスコートカードも時間がなくて、諦めました。
ウェルカムスペースにて、小さいチョコレートの包みにテーブルナンバーと名前の札をくくりつける予定でしたが、時間が足りず、自由に一人1個チョコを取ってもらうだけになりました。
ウェルカムドリンクやピンチョスもあったので、特に違和感はなく、おもてなしの一環にはなったと思います。また、受付で配布したプロフィールブックに席次表は載せているので、困ることはなかったと思います。
プロフィールムービーの自作は断念しました。
ある程度の撮影やスマホでの簡単な編集はできそうでしたが、オープニングとエンディングはプロに作成してもらっていて、クオリティがかなり高くなっていたので、落差を出したくなくて、結婚式の1ヶ月前くらいにプロフィールムービーも外注しました。結果、とてもいいムービーを作ってもらい大満足です。
節約のための工夫
席札をレザークラフトで自作したり、プロフィールブックをcanvaで自作し、ラクスルで印刷したりしました。
正直、本革を買ったりcanvaやラクスルも課金したりしたので、あまり節約になった気はしませんが、納得のいく自分たちらしいアイテムを作ることができたと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
何よりも楽しむことを大切に。
こんなに結婚式ってやることがいっぱいあるんだ!と気が遠くなることもあります。でも、基本的には貴重な人生の一大イベントに向けての楽しい準備なので、やることリストとか作って夫と共有しながら、一つ一つこなしていけば大丈夫です。もし困ったら外注しましょう笑
あれもやりたい、これもやりたい、そんな私たちにプランナーは「やりましょう!」と力強く答えてくれました。プランナーは結婚式において一番の味方です。いっぱい頼って甘えましょう。