kana_____ok
挙式は郊外で家族だけで執り行いたいという思いが強く、披露宴とは別日・別会場で先に行いました。
披露宴は、挙式とは全く違った雰囲気にしたく、ナイトウェディングを選びました。装飾がなくても趣のある会場と、夜という特別な時間帯を活かし、ゲストがうっとりするような雰囲気づくりと、お酒・お食事にこだわりました。
たとえばお酒は、プロポーズの地だった南フランスのワインを持ち込んでゲストに振舞ったり、雰囲気作りとしては、落ち着いた色味の装花や装飾の中に、電飾やキャンドルをたくさん取り入れて、ロマンティックなビジュアルを目指しました!
挙式
なんといっても石の教会の美しい建築と、教会内の荘厳さがおすすめポイントです。
自然が大好きな家族なので、東京ではなく、森の中の静かな教会で式を挙げたいと思っていました。長い長いヴァージンロードを歩き終わって、チャペル内に入ると、水のせせらぎと石造りの壁や階段に、窓から柔らかな光が降り注いでおり、本当に美しい光景でした。
その中で結婚の誓いを立てると、なんとも神聖な気分になりました。石の教会にして本当によかったと思います。
披露宴パーティ
歴史的建築物で、眺めているだけで美しい会場です!あまり装飾をしなかったとしても、アンティーク調のインテリア・エクステリアだけで、会場の世界観にいざなわれてしまいます。
また、お庭があるのもポイントです。私たちは、挙式がなかったので、挙式の時間をウェルカムドリンクの時間にしました。お庭にて、披露宴前にゲストに飲み物を振る舞い、新郎新婦も一緒に歓談ができるようにしました。
また、個人的にはここでのナイトウェディングが、本当におすすめです。夜の雰囲気にとても合う会場だなと思います。
コンセプトやこだわったこと
挙式と披露宴を別日・別会場にして、自分のわがままを全部叶えることです(笑) 一生に一度なので、後悔ないように全力で準備しました!
友達や同僚にも、夫婦ともに今後とも仲良くしてほしいので、盛大に披露宴がしたいと思いつつも、挙式は家族のみで静かに、プライベートに執り行いたいという気持ちがありました。そのため、計画を立て始めたときから、挙式と披露宴は別と決めていました。
挙式は、リラックスして行いたく、ナチュラル・抜け感を大事にしました。挙式だけですと、お仕度など含めても半日で終わってしまうので、そのままロケーションフォトをしました。(ついでに町役場で婚姻届も提出しました。)
挙式後に家族で食事をしましたが、ドレスを着ていると落ち着かないので、好きなワンピースに着替えて、思い切り食事とお酒を楽しみました!やりたいことが一日でまとめられるので、その点もよかったです。
披露宴は、どうしたらゲストが楽しんでくれるかを、たくさん考えました。夫婦ともにお酒が好きなので、ワインの持ち込みをしたり、ケーキ入刀はホールチーズを積み重ねたものを使って、その後おつまみとしてチーズを振る舞いました。プチギフトとしてミラー席札(ラゲッジタグ)も用意したのですが、それもとても好評でした。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- laure de sagazan
- ショップ
- plume dress
挙式で着たのは、laure de sagazanのpalma gownです。plume dressさんでお借りしました。
こちらのドレスは、フロントはボートネックで、また七分袖なのであまり露出はないのです。(そこが挙式向きだなと思いました。)しかし一方で、背中が腰くらいまで大きく開いているのと、ローウエストなのがポイントです。
ハイウエストのドレスのほうが、スタイルが良く見えるイメージがあるのですが、ローウエストの抜け感がおしゃれなのと、意外にスタイルアップさせてくれて、着る前は違うかなと思っていたのですが、着た瞬間このドレスの魅力にハマってしましました。自然のなかでリラックスした挙式を、という自分の中のコンセプトとマッチしたドレスだったなと思います。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- Savannah Miller
披露宴の一着目は、Savannah MillerのGwedolynというドレスを着ました。二着目のJennry Packhamのビジュードレスが先に決まっていて、もともと一着の予定だったのですが、母にお色直しはした方がゲストも楽しいのではとアドバイスをもらい、もう一着を探すことにしました。
トリートドレッシングさんでお借りしました。会場専属のドレスショップなので、会場に合うドレスが意識して取り揃えられていると思います。
Jenny Packamがキラキラ系だったので、引き算でこのシンプルなドレスを選びました。会場のクラシカルな雰囲気と合っていることもかなり重視しました。こちらのドレスは、スリークな生地感にロングスリーブで、クラシカルな会場によく合いつつも、モダンさもあって、おしゃれ感も与えてくれる絶妙ドレスでした。
THIRD DRESSドレス 3着目
- ブランド
- Jenny Packham
披露宴の二着目は、トリートドレッシンさんで出会った運命の一着!と思っています。Jenny PackamのSiempleというドレスです。
ビジュードレスは、ナイトウェディングのキャンドルや電飾の光を取り入れてくれて、私が作り上げたかった披露宴の世界観に、本当にぴったりだったと思います。また、こちらのドレスは、ベル型のふわっとしたスリーブ付きで、二の腕をうまくカモフラージュしてくれたり、綺麗なマーメイドになっていて、スタイルを良く見せてくれたり、嬉しいポイントの多いドレスでした。
一着目は、純白でスリークな生地のドレスだったのですが、こちらは少し黄みがかった、ビンテージ感のあるチュール生地のドレスです。色味を考えても、二着目にカラードレスの代わりに着てよかったなと思います。
SHOESシューズ
・挙式は、会場の規則が厳しく、好きなものを選べなさそうだったので、ZOZOTOWNで規則に合うシンプルなものを安く買いました。
・披露宴は、sergio rossiのビジューサンダルを履きました。Jenny Packamのビジュードレスに合うもので、オープントウかサンダルが欲しい!と決めて色々見ていたところ、sergio rossiにてぴったりのものを見つけました。
もともとあまりヒールが得意ではないので、ウェディングラインのシューズだと、ヒールが高すぎると思っていたのですが、見つけたものはヒール6cmでちょうど良い高さでしたし、普段おしゃれしたいときにも履けて良かったです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ヘアメイクは、会場の雰囲気とドレスに合うもの、そして小顔効果のあるヘアメイクをお願いします!(笑)と伝えて、とにかくリハーサルをじっくりやらせてもらいました。
特にメイクは、自分に合う色がよくわからず、好みがうまく伝えられないわりに、ああでもないこうでもないとわがままを言う花嫁だったと思うので、ヘアメイクさんには本当に感謝です。
ACCESSORIESアクセサリー
アクセサリーは、基本的にピアス/イアリングのみでした。
・挙式の時は、Instagramで見つけたイギリスのクリエーターさんのものを、オンラインで購入しました。(rubyjackというブランドです。)丸顔なので、細長く垂れ下がるようなピアスを探していたところ、細長い淡水パールの、少しビンテージ感ある加工がされているピアスを見つけたので、ポチってしまいました。
・披露宴の一着目のSavannah Millerには、Oscar de la Rentaの同じくモダンな印象のイアリングにしました。アシンメトリーなのも、おしゃれ感抜群で大好きでした。
・披露宴の二着目は、Toga Pullaのフリンジイアリングです。こちらは鎖骨にかかるくらい長いもので、丸顔・首が短いのをカモフラしてくれる効果を狙って、メルカリで購入しました(笑)
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ピアスが特徴的だったので、ヘッドアクセサリーはほとんどしていません。挙式当日のロケーションフォトでは、core&coeurさんで購入したagnes walkerというブランドの、リーフモチーフのカチューシャを付けました。
NAILSネイル
・挙式時はシルバーのフレンチでした。Dry by Londonという、ネイルスタジオのインスタグラムで見つけたデザインです。メーガン妃の挙式のネイルを担当したスタジオなのだそうで、挙式に合うデザインがたくさん載っていて、おすすめです。
・披露宴はモダンなイメージにしたく、ミラーネイルの上に、ブラウン系のカラーを重ねてもらい、控えめな輝きのある、ほぼワンカラーのブラウンネイルにしました。dlawさんという、原宿・表参道にあるネイルサロンでやっていただきました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
シンビジュームが大好きなので、季節に合わせてテラコッタカラーのシンビジュームを、たくさん使っていただきました。あとは、ドレスのイメージに合わせる形で、一着目はストレチア、二着目は濃色のカラーを使ってくださいとお伝えして、あとはお任せしました。
FOODお料理のこだわり
和テイストが少し入った、フレンチのコースにしました。新郎新婦自身が食べることが大好きなので、試食会に足を運び吟味したうえ、食材なども含め一番豪華なコースにしました。ゲストからもとても好評でした。特に、アワビのステーキが好評だったと思います!
新郎新婦は、当日食べきれないのはもったいないので、当日でなく別日にいただけるようアレンジしてもらいました。
お料理に合わせる飲み物も、テイスティングをして、規定のコースから一部組み換えてもらいました。会場も柔軟にご対応くださいました。ワインは一部持ち込みしました。プロポーズの地のワインを用意して、プロポーズのエピソードとともにご提供する形にしました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ホールチーズを重ねて、チーズに入刀するという演出にしました。入刀後は、チーズをサイドプレートにしてゲストの皆様にお出ししました。ファーストバイトは、チーズでやってもあまり盛り上がらなさそうだったので、やっていません(笑)
WEDDING FAVORS引出物
酒飲みの新郎新婦で、友達もお酒好きが多いので、全員リーデルのペアのワイングラスにしました。あとは、会場提供のバタークッキーを添えました。(これがものすごくおいしかったです。)ゲストが大荷物にならないように、引き出物がコンパクトに収まるように意識しました。
PETITE GIFTSプチギフト
ラゲッジタグとして使えるミラー席札を、テーブルに置き、持って帰っていただけるようにしました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
malcolm bettsという、イギリスの作り手さんのブランドです。Malcolmさんが一つ一つ作る指輪は、クラフトマンシップが感じられ温かみのあるところ、付けた瞬間から、ビンテージ感があるところが気に入りました。ダイヤはオーバル型にして、すこし個性的なデザインにしてもらいました。
日本では、Barneys NYの専売だと思うのですが、気に入ったデザインが店頭になく、直接ロンドンのスタッフの方とやりとりして、カスタムメイドのものをロンドンから送っていただきました。
WEDDING RING結婚指輪
結婚指輪も同じくmalcolm bettsです。malcolm bettsの指輪はハンマリングがされていて、ごつごつした印象なので、男性がしていても本当にかっこいいです。malcolm bettsに象徴的な、ゴールドとシルバーがどちらも入ったものを、夫とデザイン違いで、婚約指輪と一緒にロンドンから購入しました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
披露宴はとにかく楽しかったので、感動したことといえば、やはり挙式で家族と共有した時間かと思います。母親が最後に娘に施すお仕度であるベールダウンや、母娘二人きりの時間で、本当に感極まりました。
家族婚だと、オーディエンスがいないので、周りに気を遣わず、心から自分たち自身と、家族に向き合えて良いなと思いました。
二人らしさとは
自分たちの結婚への思いを表すことが、まず一つかなと思います。新郎新婦ともに家族が大好きで、まず一番に家族に感謝の気持ちを表したい、家族と過ごしたいという思いから、挙式を家族と過ごしました。
二つ目は、自分たちの個性を楽しんでもらうことかなと思います。私たちは、とにかくお酒と食べることが好きなので、食事やお酒に二人らしさを込めることにしました。
嬉しかった参加者の反応
こんなに大人でおしゃれな結婚式ははじめて!と、ゲストに言われたのは嬉しかったです!また、プチギフトにしたミラー席札(ラゲッジタグ)は、後日ゲストに合うと口々に、可愛すぎて使えなくて家に飾ってる等々と言ってくれて、遊びに行ったら本当に大切に飾ってくれていたりして、頑張って用意してよかったなと思いました。
あとは、一人一人にお手紙を書いたのですが、それもゲストが「(新郎新婦からのゲストへの)愛が伝わってきた!」と言ってくれて、時間をかけて用意した甲斐があったと思いました!なかなか普段、自分がどれくらい相手を大切に思っているかを伝える機会がないので、それを伝える良い機会だったなと思います。
私にとって結婚とは
どんなことがあっても、自分を信じて認めてくれる場所を持つこと。結婚する前は、友達と外で遊んで騒ぐのが好きでしたが(今も好きですが)、今は夫婦でゆっくり過ごす時間が何より幸せだなと思います。
後悔していること
披露宴についてですが、やはりコロナの影響があり、制約もありましたし、ゲストにも気を遣わせてしまったかなぁと思います。私のときは第二波の前で、落ち着いていたときだったのですが、今も、ウィズコロナの風潮が出てきて、結婚式が段々やりやすくなっていっていることを願っています。
あとは会場について、自分の中では、赤坂プリンスクラシックハウス一択だったかと思いますが、一方で、呼びたいゲストが多すぎで、会場いっぱいに人を呼んでしまったなぁというのが反省点です。
結果的にアットホームな披露宴となり、良かったかと思いますが、ある程度の規模で披露宴をしたいなら、広い会場のほうが、(ソーシャルディスタンス的な意味で)ゲストも安心だと思いました。例えばケーキ入刀などのイベントも、会場が狭いと後方のゲストからは見えづらかったりと、色々支障が出てくるかなと思います。
やりたかったけれど諦めたこと
本当は海外挙式がしたかったです!それか、せめてハネムーンでロケーションフォトがしたかったです!挙式会場を軽井沢に決めた理由は、足の悪い家族がいたからなので、コロナのせいではないのです。しかし、海外挙式がまたできる時代になると良いなと思っていますし、海外にハネムーンが行けたら良いなあと思っています。
節約のための工夫
メルカリでセカンドハンドものを探したり、Creemaのようなハンドメイドのマーケットプレイスから、購入することも選択肢に入れて、アイテムを探していました。
あとは、結婚式でしか使えないようなものは購入しない、と決めていました。資源を無駄にしないという意味でも、作ったもの、購入したものは、今後も長く使えるもの、ゲストにも持ち帰って使ってもらえるものを意識しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
一生に一度のイベントなので、是非やりたいことをやり尽くしてください!コロナ禍に結婚式をした卒花嫁として、プレ花嫁様たちみなさんがコロナやその他諸々の事情に制約されず、自由に思った通りに結婚式が出来れば良いなと、心から願っています。