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結婚式のテーマは“ゲストと心の距離が近い結婚式”です。
私たちの結婚式はコロナの影響で2度延期を繰り返し、当初の予定から一年経ってやっと実現しました。コロナ渦での結婚式だったので、ゲストとの距離間にとても気を遣いました。実際には近づけなくても、ゲストと一体感のある演出で、実際の距離以上に心の距離を近く感じられるように心がけました。
そんなコンセプトを叶えるためにプランナーさんと相談し、ゲストを巻き込む進行の得意な司会者さんを指名しました。司会者さんは私たちが望む演出をうまく構成し盛り上げてくれたので、ゲスト全員が色々な形で参加出来る演出が出来たと思います。指名してよかったです!
【取り入れ方】
◯ブライズメイドと母たちのダーズンローズセレモニー
新郎新婦共通の友人10人にブライズメイドをお願いしていました。全員ドレスを合わせて出席してくれたのでとても華やかでした。お互いの母と一緒にダーズンローズセレモニーを行いました。新郎が息子と入場した後、ブライズメイド1人1人に薔薇を持って入場してもらいました。
新婦が入場した後、薔薇の花言葉に合わせて友人へのメッセージを司会者さんに読み上げてもらいながら、新郎にバラを集め、最後に母たちがブーケのようにまとめ、新婦に手渡す演出をしました。この時のブーケをお色直しでも使ったので思い出深いものになりました。
◯芳名帳をゲストカードに
結婚式ではゲスト同士が触れ合ったり、共通のものを使う機会が少なくなるようにしたので、ゲストには予め招待状の中にゲストカードを入れておきました。当日は家で名前と住所、メッセージを書いて貰った上で持参してもらい提出するだけで済むようにしました。
ゲストカードにはチェキを貼り付ける場所を作っておいたので、当日スタッフにチェキで写真を撮ってもらい、式後はゲストカードに貼りつけてファイルしています。コロナで二次会も出来なかったのでいい思い出になりました。
◯招待状アート選手権
新郎が趣味で招待状アートをやるので、ゲストにも返信ハガキに招待状アートをお願いしました。30枚くらい集まったので、当日は展示しゲストに投票をしてもらいました。人気の高かった招待状アートには景品を用意しました。
◯司会者さんによるゲスト紹介
当初予定していた人数よりもゲスト数が減ったので、司会者さんから私たちのプロフィール紹介になぞらえて、各テーブルごとに自己紹介をしてもらいました。ゲストも自分がスポットを浴びると思っていなかったようで楽んでもらえて良かったです。
◯プロフィールブックにゲスト全員を載せる
プロフィールブックは自分たちで作成しました。ゲストも少なくなったので、来てくれたゲストが全員載るようなプロフィールブックを作成しました。
◯延期中の取材映像を使ったオープニングムービー
結婚先が延期になり、延期について朝の情報番組「グッディ」の取材を受けました。その時の映像を使いオープニングムービーを作成したのが、ゲストから好評でした!
挙式
会場自体が有形文化財に指定されている為、今後なくなることがありません。実際に歴史がある建物なので、隅々まで凝った造りになっていて見どころが多いです。それもあり年配のゲストは会場を知っている人も多く大変喜ばれました。
入り口付近のステンドグラスの階段は有名で、天井高もありとても素敵です。レストランも併設されているので人生の節目に訪れることができるのが素敵だと思いました。
クラシカルな雰囲気を持ちつつ中庭でガーデン挙式もできるので、ナチュラルな雰囲気も叶うのが魅力です!私たちもガーデンで挙式を行いました。
天気が悪く雨だとガーデン挙式が行えないので、最後までハラハラしました。天候不良になった場合はクラウンルームで挙式になります。そのため外で使う予定だったものが持ち込めない場合があります。
例えば生花のフラワーシャワーが使えません。またガーデン挙式でアーチを設置する予定だった場合は、クラウンルームには持ち込めないのでホワイエに飾ることになります。ホワイエに飾った場合はPhotospotになり、みんなに利用してもらえるのでそれも素敵だと思います。
私の選んだドレスは広がりが大きく、クラウンルームでは父と歩く際に狭いかもしれないとドレス選びの際に言われました。ガーデンの場合はバージンロードが広いですが、選ぶドレスによっては狭いかもしれないのでドレス選びからバージンロードの幅は意識しておくといいと思います。
披露宴パーティ
披露宴中の演出でオープンキッチンが出てきます。見た目もおしゃれで素敵です。ホワイエ部分から中庭を見渡せるので、広く感じます。ホワイエは自由に使っていいということなので、自分たちに因んだものをいろいろ展示できてよかったです。
コンセプトやこだわったこと
コロナウイルスの影響で延期を繰り返し、私たちが望むタイミングより遅い結婚式になりました。悔しい思いも沢山しましたが、息子を含めた3人で支え合って当日を迎えたので、息子が活躍する場面を多く作りました。
息子と歩くバージンロードやリングボーイ、イチゴバイト、誓いのキスもファミリーキスに変更したり、3人でお揃いのスタイルで再入場するなど、息子と行う結婚式は会場が和み記憶に残るものになったと思います。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- Vera Wang
Vera wangのoctaviaを購入しました。
挙式ではボレロを羽織り、披露宴ではボレロを脱ぐ形で雰囲気を変えました。
スカートのチュールは形の違うものが何枚も重ねられたデザインで、ボリューム感がとても素敵です。また胸周りのラインがとてもスッキリ見えるデザインになってるので、甘すぎずカッコよさも備えたドレスだと思います。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- Jenny Packham
Jenny packhamのjoleneをレンタルしました。
会場選びのタイミングでこの星柄のドレスを着ている花嫁さんの写真を見て憧れていたので、当日着られて嬉しかったです。
また式中にGREATEST SHOWMANという映画の音楽を使う場面が何度もあったので、音楽の雰囲気ともあったドレスを選べたと思います。
SHOESシューズ
マノロブラニクのハンギシ
シルクサテンのロイヤルブルーを履きました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
髪型はイギリス王室のロイヤルウエディングに憧れていたので、ウエディングドレスではアップスタイル、挙式と披露宴で雰囲気を変えたスタイルにしました。
全体を固めすぎず緩めに動きを出してもらいました。お色直しでは華やかなポニーテール、挙式の時よりはっきりしたメイクにしてドレスに負けない雰囲気を出しました。
ACCESSORIESアクセサリー
首元はシンプルにしたかったのでネックレスはしませんでした。
挙式ではスワロフスキーのピアスを選び、カラーのあるアクセサリーはつけずに、ドレスの白とブーケのカラーを目立たせる形にしました。
披露宴では、小ぶりのティアラとサファイアのイヤリングを着用しクラシカルな雰囲気を出しました。テーマカラーにブルーが入っていたので、ブルーのイヤリングを引き立てる控えめなティアラを見つけられてよかったです。
お色直しでは星柄のドレスだったのでイヤリングも星柄にしました。初めて試着した時から、このイヤリングを絶対付けたいと思っていたので嬉しかったです。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
挙式はMARIA ELENAのヘッドピース。
披露宴では自分で探してきた高さのない小ぶりなティアラを着用しました。
NAILSネイル
テーマカラーのホワイトとブルーが入ったフレンチネイルにしました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
ダーズンローズセレモニーをしたので赤い薔薇が活躍する機会が多かったと思います。
FOODお料理のこだわり
目上のゲストも多い結婚式だったので、試食会で私たちがおいしいと感じたメニューを選びました。ゲストからはかなり好評で、個人的に食べに行きたいと言ってもらえて嬉しかったです。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
紫陽花をあしらったケーキに新郎新婦と子供のケーキトッパーを乗せました。新婦の父が鎌倉出身だったこともあり、紫陽花を選んだのですが父も喜んでくれてよかったです。
ファーストバイト以外に息子にもケーキのイチゴを一緒に食べてもらう「いちごバイト」を行いました。息子が嬉しそうに食べていて会場が和みました。
WEDDING FAVORS引出物
来賓や親戚には、能作(nousaku)というブランドの錫で出来たカゴやタンブラーを用意しました。夫婦で来てくれているゲストには、藤巻百貨店で扱っている桜柄のグラス、男性ゲストにはシューズクリーナーセット、女性ゲストにはkintoのガラスティーポットとガラスティーカップです。
PETITE GIFTSプチギフト
会場指定で赤阪プリンスクラシックハウスが作っているギモーブ
ENGAGEMENT RING婚約指輪
カルティエのソリテール
WEDDING RING結婚指輪
カルティエ トリニティ
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
サプライズムービーを新郎とゲストのそれぞれから貰いました。
新婦が医療従事者ということもあり、コロナの影響で欠席者が20人くらい出て悔しい思いをしていました。そんな中、旦那が親族や共通の友人からメッセージを集めてサプライズムービーを作成してくれました。
友人たちからのサプライズムービーは私たちのSNSをチェックして近しい友人にDMを送ってくれたそうで、かなりの数のメッセージを集めてくれました。新郎新婦が驚くようなサプライズメンバーからもコメントいただけて、新婦は感動でずっと泣いていました。
二人らしさとは
「友人を大事にするところ」です。
お互いの共通の趣味バスケットボールで出会った2人なのですが、付き合うまでもバスケのメンバーなど友人の存在はとても大きく、一生大事にしたい存在が沢山出来ました。
結婚式までコロナに振り回されましたが、この状況下で参加してくれる友人を大事にする気持ちは、夫婦ともにとても強かったと思います。
嬉しかった参加者の反応
私たちはガーデン挙式希望だったのですが、当日は天候がとても不安定でした。式直前に雨が降り一度室内で式を行う運びになりましたが、雨雲が去った少ない時間にスタッフの努力のお陰でガーデン挙式が行えました。
正直式中に小雨が降った時間帯もありゲストもハラハラしていたようです。しかし、終わってからゲストからのクレームは一つもなく全員から「ガーデンでやれてよかった!」「雨なんて気にならなかった」「一生忘れられない結婚式になった」とコメントいただき、天候が悪い中私たちの我儘に付き合ってもらったのに温かい言葉を沢山かけてもらって感動しました。
また、会場への賞賛の声も多かったです。赤阪プリンスクラシックハウスは街中にある洋館なので、知らない人から見たら「あれはなんだろう?」と疑問を持たれることもあったそうで「実際に来てみたら素敵だった」「また個人的に来たい」と言ってもらえたことが嬉しかったです。
私にとって結婚とは
結婚とは支え合いだと思います。
私たちはコロナで結婚式を2度延期し、当日を迎えるまで沢山悩み、自分たちが想像していたリズムで結婚式が行えない葛藤と常に戦う日々でした。
しかし結婚式を無事終えられた今考えると、この葛藤の毎日を乗り越えられたのは家族で支え合えたからだと思います。どんなに不安でも励まし合い、旦那や息子がたくさん笑顔をくれたから乗り越えられたのではないか、私だけではこの不安な毎日と向き合うことは出来なかったように思います。
人生の節目といえる結婚式を家族で支え合い無事乗り越えられたことは自信になりました。これからはもっと仲良く楽しい家庭を作っていこうと思います!
後悔していること
コロナで具体的に結婚式がいつ行えるか不安な毎日でした。延期していたのもあり準備期間は沢山あったのですが、イマイチ身が入らず時間があるのに準備がギリギリになりました。もう少し計画的に準備を行えたらよかったです。
やりたかったけれど諦めたこと
白無垢や和装を着たかったです。予算的にも厳しいと思い込んでいたことや、式の構成上着る時間がなかったのですが、着られる機会は一生に一回なので、もう少し強く提案すれば良かったです。
節約のための工夫
プロフィールブックや席札を自前で用意しました。また、先輩花嫁さんからのお譲り品なども活用しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
コロナの影響で思った通りの結婚式が行えない方が沢山いるかと思います。私も延期が続くたびに悩み、キャンセルを考えた時もありましたが、いまは決行してよかったと思っています。大変な時期ですが、思い出に残る結婚式にしてください!