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<コンセプト>
①とにかくゲストファースト
②なるべくゲストと近い距離で
③ホテル婚だけどクラシカル過ぎない空気にする
ゲストへのホスピタリティ面もホテルなら安心だと思い、パレスホテル東京に決めました。
ホテルですが、会場によってはコンパクトで堅すぎない雰囲気を作れるのが魅力です。
また、別のホテルと迷いましたが、雨女なのでなるべく外に出るイベントが少ないパレスホテル東京に決断しました。
ただ、当日は快晴でした笑
挙式
①一面大きな窓
チャペルに入ると、とても大きなガラス張りの窓があり、皇居の景色が広がっています。
そのため、雨や曇りの日でも光が入り、チャペル内は自然光による優しい明るさで包まれます。
②天井が高く、現代的なアーチの造形
ごちゃごちゃしておらず、洗練された雰囲気です。
全体的にホワイトとベージュの柔らかい色でまとまっており、神聖な雰囲気でありながら落ち着きのある空間でした。
③バージンロードが長い
都内では距離長めのバージンロードです。
これから始まる1日を前に、楽しみや不安、ゲストとの思い出など様々なことを考えながら、ゆっくりと歩くことができます。
披露宴パーティ
①窓が大きい
会場の片側一面が全て窓になっており、窓からは皇居の緑が鮮やかに見え、自然なグリーンが高砂の背景として活きてくれます。
披露宴開始前はカーテンが閉じられていましたが、新郎新婦の入場と同時にカーテンが開き、ゲストは「わ〜っ!」と驚いていました。
②ゲストとの距離が近い
40~70名規模のコンパクトな会場のため、物理的にゲストとの距離が近いです。
ソファ高砂にしたのでよりゲストテーブルと近く、直接お話出来るくらいでした。
コンセプトやこだわったこと
以下、ゲストファーストを軸にこだわったことです。
① お料理
ゲストに最も還元できるものはお料理とドリンクだと思いました。
結婚式場を決める段階でお料理の美味しい会場をピックアップしました。
デザートは、フェアで試食して感動したティラミスに差し替えたところ、ゲストからも好評でした。
② ゲスト巻き込み
新郎新婦だけでなく、ゲストも同じくらい主役であってほしいと思い、できるだけゲストと接点を持てるよう工夫しています。
具体的には以下のことを実施しました。
・乾杯酒の準備中に、各テーブルの紹介アナウンスをしてもらう(紹介文は新郎新婦が検討)
・テーブルインタビュー
・ドレス色当てクイズ
・エスコートカードに手書きのメッセージ
以下は自己満です。
①ライブ感
アイドルのライブによく行くこともあり、同じ趣味のゲストが多かったため、随所にライブのような演出を取り入れました。
オープニングムービーは、あるアーティストのライブをイメージして作成しました。
お色直しの際には、ゲストにペンライトを持ってもらい、カラーLEDライトと共に再入場することで、ライブ会場のような雰囲気を演出しています。
②ペーパーアイテム、ムービー自作
・招待状
・席札+メニュー表
・エスコートカード(ドレス色当てクイズ投票用紙、席次表QRコード、手書きメッセージ、新郎新婦のプロフィールの4枚綴り)
節約も兼ねて、デザインから印刷、ハトメ止めまで全て自分で行いました。
大変でしたが、好きな作業だったので苦ではありませんでした。
また、オープニングムービーとプロフィールムービーも自作です。
オープニングムービーは、ライブが始める前に流れる映像を意識しています。
あるアーティストのライブの登場シーンをイメージして、さくっと40秒程の映像を見てから入場できるように作成しました。
プロフィールムービーは私が構成を考え、夫に映像化してもらいました。
ムービーから再入場が繋がるように作成したところがこだわりです。
③ 高砂ソファ
高砂ソファはテーブルがない分、ゲストとの距離がとても近く感じられます。
そのメリットとしては以下があります。
・新郎新婦がお料理を食べているタイミングを気にしなくて良い
・ソファに座って、より近い距離で交流ができる
・当日お料理の提供がない代わりに、後日ホテル内のレストランで使用できる食事券がもらえる
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
ドレス名:Brooklyn
トレーンは長くなく、ミニマルなデザインなところが気に入っています。
自分らしく、背伸びしすぎていません。
また、個性的でありながら奇抜すぎず、春の季節に合った柔らかいデザインです。
骨格ストレートなので身体に厚みがあり、胸元や顔周りにボリュームがあるデザインは事故りがちで、シンプルなデザインであることが鉄則です。
しかし、こちらのドレスはシフォン素材で軽やかなリボンが胸元にあしらわれています。
ただ、かなりガッツリ胸元がV字に開いているおかげで身体の厚みを強調することなく、詰まった感じもありませんでした。
同じドレスのオーバースカートが付いているタイプも考えましたが、ソフトマーメイドのシルエットが好きだったので、オーバースカートのないタイプを選んでいます。
SECOND DRESSドレス 2着目
ドレス名:Fernanda
上半身に装飾がなく、深いVカットではっきりしたデザインです。
ローウエストから立ち上がるように、ふんわりと広がるチュールスカートが特徴です。
空気を含むように何層にも重なり、芸術品のようになだらかに長くのびていくチュールが気に入っています。
カラードレスの試着1着目で即購入しました。
他のドレスは試着せず、また、ウェディングドレスよりも先に決まりました。
ことドレスが大好き過ぎて、お色直しのみではもったいないと思い、前撮りでも着用しています。
ミニマルなウェディングドレスとは正反対で、ガラッとイメージチェンジができて良かったです。
SHOESシューズ
挙式:MODA KOJIMA
7cmヒールのシンプルなアイボリーカラーのサテンパンプスです。
パレスホテル東京の契約特典でオーダーしました。
挙式はシンプルにしたかったので、上品なこちらのパンプスにしました。
披露宴:Christian Dior
6.5cmヒールの水色とピンクのお花が刺繍されている春らしいパンプスです。
ウェディングドレスで歩く時や披露宴が高砂ソファだったため、座ると足元が少し見えることから、華やかなパンプスを選びました。
結婚前から「結婚式でChristian Diorのパンプスを履きたい」と思っており、夢が叶いました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
大学生の頃から結婚式では絶対にこの方にお願いしたいと思っていた、atelier S'appuyerのKiyoさんにお願いしました。
◾︎メイクのポイント
「やりすぎでは無い顔面アップデート」
とにかく自分の顔とは思えないほど素晴らしい仕上がりでした。
メイクによって面長というコンプレックスも魔法のように解消されました。
全体的な色味はピンクやローズ系にしましたが、当日は強い日差しを考慮して、ヘアメイクさんがリハーサルよりも少しコーラルの色味に変更してくださいました。
お色直しの際には、アイシャドウをのキラキラを足し、リップの色味も強めに変えてアイドル感をアップさせています。
◾︎ヘアスタイルのポイント
①挙式、披露宴前半
「ぴったりタイトシニヨン」
・お団子部分は可能な限りコンパクト
・毛流れなし、サイドはふんわり感なしで、とにかくぴったりとしたスタイルに
・パールアレンジ
・宴前はアクセサリーチェンジのみ(挙式後のテラス、撮影時間を確保するため)
髪の量や長さ、カラーは半年前から調整しています。
10cmほど切りましたが、それでもスーパーロングの長さで、ヘアメイクさんにできるだけコンパクトに仕上げていただきました。
また、披露宴前のヘアチェンジはありませんでしたが、カチューシャをつけたため、前髪の量を減らしてバランス良くしていただきました。
②お色直し
「ふわふわ高めハーフアップ」
・正面から見える位置に大きいリボン
・前髪は当日ぶっつけ本番でくるくる
面長なのでトップに高さのある髪型は事故りがちですが、好きなスタイルを貫きました。
リハーサルの時は短めの前髪で真っすぐに下ろしていましたが、当日ヘアチェンジをする際に「前髪くるくるしちゃっていい〜?」と提案いただき、そのままお任せしました。
とてもお気に入りのスタイルです。
ACCESSORIESアクセサリー
①挙式
ブランド:A.B.ELLIE
小さめですが、立体的で存在感のあるパールのイヤリングです。
シンプルな1粒パールより個性的ですが、奇抜すぎないところが気に入っています。
②披露宴前半
ブランド:JENNIFER BEHR
JENNIFER BEHRの代名詞である蝶のイヤリングのパールバージョンです。
春婚だったので春らしいデザインを求めた結果、蝶のモチーフにたどり着きました。
③お色直し
ブランド:ノーブランド
キラキラの大きなリボンモチーフのイヤリングです。
コンバーターを使用し、ピアスから変更しています。
お色直し後は変化をつけたかったので、アイドルのようなキラキラとしたイヤリングにしました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
①挙式:パールシール
つるっとコンパクトなシニヨンに、パールシールを貼っています。
大小様々な大きさのパールシールを持参し、ヘアメイクさんに良い塩梅でつけてもらいました。
イヤリングもパールだったので、それとリンクさせた点がこだわりです。
②披露宴前半:パールカチューシャ
挙式で使用したパールシールを剥がし、パールのカチューシャをつけました。
③お色直し:黒いシフォンリボン
SHEINで見つけた黒いシフォンリボンのバレッタを、高めのふわふわハーフアップにつけました。
NAILSネイル
ホワイトベースにオーロラパウダーでシルクのようにツヤツヤさせました。
また、左右1本ずつストーンを埋めつくし、ギラギラとしたデザインにしました。
埋めつくした指以外にもストーンを置いたり、ざっくりとしたラメグラデーションにしています。
そして、イヤリングが蝶モチーフだったので、立体的な蝶のパーツも散らしました。
普段からセルフネイルで派手なデザインをしているので、いわゆるブライダルネイルでは物足りなく、当日もたくさんのストーンを使って輝かせています。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
メインのお花:水色のデルフィニウム
<こだわりポイント>
・green×blue×purple×red/pinkを4:3:2:1の比率
・全体的に淡くならないように、red/pinkを差し色にする
・ゲストテーブルは自生しているように
・リューココリーネ、アリウムブルーパフュームを飛び出させて動きのあるように
高砂は最低金額でお願いしましたが、想像よりもボリュームがあり驚きました。
FOODお料理のこだわり
試食会で6品コースを食べて、食べきれないほどだったので「5品 季節(春)」のコースにしました。
フェアでティラミスを食べた時に感動し、絶対にゲストにも味わってもらいたかったので、コースのデザートをティラミスに変更しています。
ゲストから
「全てが美味しかった」
「ティラミスが洋酒が効いていて甘すぎず、美味しかった」
「量がちょうど良かった」
「パレスホテル東京で婚礼限定で提供されるミルクパンが最高に美味しかった、たくさんおかわりした」
といった感想をいただきました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウェディングケーキ演出はやりたくなかったので行わず、歓談に時間を費やしました。
それぞれのゲストとたくさんお話が出来て良かったです。
また、再入場後にドレス色当てクイズを実施しました。
WEDDING FAVORS引出物
<両家親族>
PIARYのヒキタクにして、結婚式の次の日に自宅に配送されるように用意しました。
<新郎友人、会社同期>
ギフトカード(グルメ)
<新婦友人①>
ギフトカード(パレスホテル東京セレクト)
<新婦友人②>
パレスホテル東京のバスソルト
<新婦友人③>
パレスプレート(有田焼のお皿)
<新婦友人④>
ReFaのハートブラシ(婚礼限定カラー)
<新婦友人⑤>
名入れハンガー
<引き菓子>
全員共通で、パレスホテル東京のバウムクーヘンを贈りました。
PETITE GIFTSプチギフト
札幌タイムズスクエア(シマエナガデザイン)
地元のお土産にしたかったので、出身地の札幌土産で昔ながらの札幌タイムズスクエアを選びました。
パッケージがシマエナガになっていたので、北海道らしい雰囲気が出て良かったです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
婚約指輪は購入はしていません。
WEDDING RING結婚指輪
ブランド:Tiffany&Co.
イエローゴールドで、一部カーブがかかっている1粒ダイヤのデザインです。
<選んだ理由>
・イエローゴールドが好き
・カーブが指を長く見せてくれる
・角がなく指に馴染む
・太すぎず、細すぎない
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
父親の涙を見た時。
今まで1度も泣いている姿を見たことがなかったのですが、新婦からの手紙を読んだ後、記念品を渡す際に感極まって泣いていることに気が付きました。
大学で札幌から上京してそのまま就職、結婚をし、物理的にも距離が離れているため、会う時間や会話する機会が減っていましたが、それでも私のことをずっと大切に思ってくれていたことが、あの涙で伝わってきて、手紙を読み終えてやっと落ち着いていた涙がまた溢れてきてしまいました。
二人らしさとは
なぜ結婚式をやりたいかと聞かれたら、2人で共通して「これまで関わってくださった方、手助けしてくださった方、そして仲良くしてくださった方に感謝を伝えるため」でした。
我々2人は、1人ではまだまだ未熟な人間だと自覚しています。
そんな私たち夫婦はお互いを尊敬し合って、足りないところを補いながら仲良く過ごしていきたいと考えています。
そのためには2人だけではなく、周りからのサポートや助言も必要になってくると思うので、これからも見守っていただきたいということと、感謝を伝えることにしました。
嬉しかった参加者の反応
「たくさん話せて嬉しかった」
「ドレスが本当に似合っていた」
「料理が美味しかった」
「お互いを大切に思っていること、2人がゲストを大切に思ってい気持ちが伝わる式だった」
などの嬉しい反応をいただきました。
私にとって結婚とは
<結婚とは>
楽しかったこと、面白かったこと、悲しかったこと、辛かったことを共有する。
2人で合わせて100パーセントを目指すこと。
必ずしも50:50でなく、70:30や10:90のように2人で補って生きていくことができること。
<結婚をして良かったと思う場面>
夫のことがとにかく大好きなので、毎朝起きて隣に寝ている姿を見ては「結婚して良かった」と思っています。
また、悩んだ時に的確なアドバイスをくれるときもそうです。
<結婚式をして良かったと感じること>
結婚式という人生の大きなイベントを2人で乗り越えたから、これからも2人でなんでも乗り越えられると思いました。
たくさん細かな準備があり、ホテルとの調整やゲストへの連絡、色々と自作をしながら、ダイエットや美容にチカラを入れたり、仕事をし、目まぐるしい日々を過ごしました。
こんなにも綿密に準備をした、自分達がメインのイベントは他にないと思うので、当日は最高に楽しく、終わったあとの達成感が心地よかったです。
後悔していること
①前日にやることを残しすぎた
予定を詰め込みすぎました。
花嫁の手紙の清書も残っており、夜遅くに泣きながら書きました。
また、前日のチェックインのための荷造りもちゃんとしていなかったので、忘れ物が多かったです。
②後半まで気を抜かない
写真を見返すと、披露宴後半、カラードレスの時は楽しくて笑いすぎたり、両親への手紙で泣いた後、気が抜けた表情になっていました。
③それぞれのゲストだけで撮る
新郎ゲストのときは避けてあげれば良かったと思いました。
また、新婦ゲストの時は女子だけでわいわい撮れば良かったです。
友達とツーショットを撮ってないことに後から気が付きました。
④自分達は時間を気にしないで楽しむ
普段からの癖でペース配分を気にするところが出てしまいました。
歓談中「まだいけるかな?このままだと全組と高砂で撮れないかな?」「だいたい今◯分話したから…でももうちょっと話したいし…」とそわそわ。
時間配分は周りに任せて、皆との時間だけに集中していればよかったです。
⑤自由なポーズで写真を撮る
テーブルラウンドでは、ほとんど新郎と腕を組んでいる写真ばかりでした。
もっと色んなポーズで撮ればよかったです。
ポーズカード作っても良かったかもしれません。
⑥母親とドレス試着行かなかった
結婚式というよりも準備期間中のことですが、母親とドレス試着に行けばよかったと後悔しています。
結婚式後に「実は一緒に行きたかった」と初めて聞きました。
私も一緒に行きたいと考えていたのですが、遠方に住んでいることもあり、遠慮してしまいました。
やりたかったけれど諦めたこと
①ハイチェア高砂
カラードレスのボリュームの関係で断念しました。
②歓談中に様々なアルバムの曲をかける
音響ブースに張り付きのスタッフがいないため、頻繁にCDの差し替えができないとのことで諦めました。
歓談中はパレスホテル東京で所有している、Bossa Novaの音楽を流しました。
節約のための工夫
①ペーパーアイテム
100,000円→6,000円(主に紙代)
招待状:WEB招待状に
席次表:データ化し、エスコートカードにQRコードを載せて、読み取って見てもらう
メニュー表席札:自作
②ウェディングケーキ演出カット
6万→0円
やりたいと思わなかったので、思いきって演出をカットしました。
結果的にケーキ分の費用が節約になりました。
演出がない代わりに、歓談にたっぷり時間を使えて良かったです。
③アクセサリー
??円→25,000円
挙式と宴前のアクセサリーはトータル24,000円
お色直しのアクセサリーはトータル1,000円
合計25,000です。
お色直し用のアクセサリーを、様々なブランドやショップで探しましたが、理想のイヤリングに出会えず、たまたまSHEINで見つけたピアスがピッタリだったので、コンバーターを使ってイヤリングに変えました。
また、カラードレスのスタイルに似合いそうなシフォンリボンもSHEINで見つけ、結果的に節約になりました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
私の担当してくださったプランナーさんや当日の介添人さん、キャプテン、提携先のカメラマンの方が何もかもプロフェッショナルでした。
特に担当プランナーは、メールの返信も早く、正確で、毎回の打ち合わせやその合間も細やかに確認を繰り返してくださいました。
そのおかげで当日何事もなくやり遂げることができ、不安もなく過ごせました。
また、パレスホテル東京のホスピタリティが素晴らしいです。
結婚式当日、両家の両親にはバトラーと呼ばれる案内役が1名ずつ付きます。
新郎新婦にメッセージや電話をしても連絡が取れない状況ですが、困ったことがあれば、バトラーに聞くことで全て解決しました。
そして、妊婦さんへの対応も素晴らしいです。
まだ周囲の人には妊娠を報告してない状況だったので、公に妊婦対応をして欲しくない旨を伝えました。
結果、それとなくエレベーターに誘導いただいたりと、なるべく身体に負担のかからないような案内をしていただけたようです。