seriham_wedding
挙式は一生の誓いの場なので、厳粛に執り行うことを目指しました!態度としてヘラヘラしないようにすることや、肌の露出を減らすためにボレロを着用することで、厳粛さを出せるようにしました。また、パレスホテルの挙式スタイルが好きだったので、進行に関してのオリジナリティは取り入れていません。
披露宴に関しては、ラグジュアリーとアットホーム、心安らげるような空間を目指しました。一流ホテルの名に相応しいおもてなしやホテル自体の雰囲気にてラグジュアリーさを演出しました。このラグジュアリーさが、お世話になっているゲストに対する感謝の気持ちとして、ゲストに伝われば嬉しいなと思っておりました。
ゲストにとっても久しぶりに他のゲストと会える機会だと思ったので、交流出来る工夫や作り込まれていない自然を装花から感じてもらえるようアットホームさをコンセプトにしました。
挙式
バージンロードの長さが魅力です。歩いている時に色々な想いが巡りました。両親への感謝やたくさんの恩師、友人と出会うことができ、これまでの人生に感謝する時間となりました。
そして主人と出会えたこと、これからの人生の希望などたくさんの幸せな想いを感じる特別な時間を過ごすことができました。
披露宴パーティ
パレスホテルは結婚式に特化したホテルで、景色が最も美しい場所にチャペルが存在していたり、宿泊客や他の花嫁さんとバッティングしにくくスムーズに移動出来るよう秘密のエレベーターがあったりと、建物にも様々な工夫がなされています。
ホテル内の至る所でスタッフさんがゲストに対応してくださり、ゲストにとっても安心感があったのではないかと思います。昨今どんな場所でも機械化が進んでいるため、ここまで多くの人員を配置し細やかな対応をされていることが本当に素晴らしいと思います。
当日、新郎新婦は直接ゲストに対しておもてなしをすることができないため、ホテルのスタッフさんの対応はそのまま新郎新婦からのおもてなしの印象として残るものだと思っています。
上記のように、当日を気持ちよく過ごすことや素敵な思い出として記憶できるように、というホテル側の想いが詰まっているように思います。実際に花嫁として1日を過ごしてみて思ったことは、結婚式だけに専念すれば良く、自分の結婚式という一大イベントに没頭することができました!
コンセプトやこだわったこと
お祝いの場にふさわしいラグジュアリーさと心安らぐアットホームな空間を演出することです。自分が好きなものを詰め込んだ、といえばそれまでかもしれないですが、新郎新婦や会場に対してゲストがどのような印象、感想をもつか、というところにこだわりました。
衣装に関しては、結婚式では厳粛に、披露宴では華やかに見えるよう、ヘアスタイル、小物、新郎衣装の色まで拘っています。
また、ドレスやお料理、飾った小物などはラグジュアリーさの象徴のようになりましたが、一方でどこか心安らぐ空間として、装花は大きな窓から見えるグリーンとつながるよう、作り込まれていない自然を表現していただきました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- Vera Wang
verawangのフェルナンダです。
ウェディングドレスは素材やシルエットにこだわり、40着ほど試着したように思います。フェルナンダはウエストラインのシルエットが大変美しく、スカートの透け感も会場と合っているように思い、決めました。
シルエットについて、ハイウエストのものだと1番細いウエスト部分より上での切り替えとなってしまい太く見えてしまったため、ローウエストでウエストラインを強調できるverawangのドレスが体型に合っていたように思います。
また当日は、360度から見られているのでバックスタイルが編み上げのものは絶対に嫌だなと思いました。インポートのドレスはバックスタイルにこだわりを持っているブランドが多いため、同じような考えの方にはおすすめです!
ドレスショップによっては、全体的に切り替えが高め、低めであったり、バックスタイルが全て編み上げなどがあるため、ドレスショップ自体の好みも分かれるように思いました。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- Vera Wang
verawangのピンクヘイリーです。
たくさんの花嫁さんが着用されているお写真を拝見しましたが、主役に相応しい華やかさとかわいさに一瞬にして心を奪われました。ピンクヘイリーの存在を知ってからは、他のカラードレスに魅力を全く感じなくなってしまい、運命の1着としてピンクヘイリーを選ぶこととなりました!
SHOESシューズ
結婚式当日に履いたウェディングシューズはvenirの12cmヒールの白いサテンの素材のものです。ピンヒールなども憧れましたが、ドレスを綺麗に見せることを優先し、こちらを選びました。12cmヒールでも厚底になっており、そこまで足が痛くなるということもなく1日を過ごすことができました。
前撮りではjimmychooのティアラのついたデザインのヒールを履きました。かわいすぎて本当にお気に入りの1足です。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
挙式から披露宴入場で劇的チェンジ!をしたくblancheさんに依頼しました。なんとなく希望の雰囲気は伝えましたが、当日かなり手早くそして主役感のある華やかなヘアメイクをしていただき、大満足でした!
また、ヘアメイクで挙式【厳粛】→披露宴【華やか】の雰囲気を表現してもらえて、私としてもやってやったぞ感がすごくありました!(笑)
ACCESSORIESアクセサリー
アクセサリーもドレスや挙式、披露宴のイメージに合わせてチェンジしました。ヘアアクセサリーを先に決め、その雰囲気に合いそうなものを選びました。
挙式はパールのピアス、披露宴前半はElizabethbowerのドロップ型のピアス、披露宴後半はゴールドのお花のピアスです。パッと見た時のイメージがしっかり変化するようなものを選びました!
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ドレスや挙式、披露宴で見せたいイメージに合わせ、アクセサリーよりも先に選びました。挙式はリボンボンネで厳粛、清楚なイメージに、披露宴前半はIvory&Co.のalexandra(ティアラ)で華やかなイメージ、披露宴後半はゴールドのティアラで色のイメージの変化をつけました。
Ivory&CoのティアラとElizabethbowerのピアスはどちらも主張が強めなアイテムなので合うか不安でしたが、ヘアメイクさんにバランスを取っていただき、お気に入りのアイテムどちらも着用することができました。
披露宴後半のゴールドのティアラとピアスは、ピンクヘイリーを着用している花嫁さんでこういったコーディネートの方があまりいなかったので、挑戦してみました。パーソナルカラーもイエベなので、ゴールドを取り入れることで、青味よりのピンクヘイリーを上手く着こなせたのではないかとも思います!
NAILSネイル
シンプルにフレンチネイルをベースに大きめのストーンやピクシーネイル(小さいスワロフスキーの石を敷き詰めるネイル)を取り入れました。
フレンチベースの肌色に近い部分にピンク色のカラーグラデーションを仕込んでいただき、近くで見ても美しい色合いになりました!本当にお気に入りのネイルです。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
お花の種類は指定しませんでした。テーマを【ヴェルサイユ宮殿のプチトリアノン】とし、いろいろな濃さのピンクのお花とグリーンを使っていただきました。
FOODお料理のこだわり
お料理に定評があったことから、あまりこだわらず見積りに入っていたコースを選びました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
シンプルで真っ白なウェディングケーキを選びました。トップにケーキトッパーを飾り個性を出しました。また、ケーキの装花も高砂と繋がっていたため、装花の中で真っ白なケーキが映えてとてもかわいかったです。
WEDDING FAVORS引出物
以下のように贈り分けをしました。
親戚や会社関係、恩師には日本のおいしい食べ物というカタログギフトとhigashiyaの羊羹もしくはバームクーヘン。女性友人ゲストにはパレスプレートもしくは熊の筆と、ホテルの焼き菓子。男性友人ゲストにはシューケアセットとホテルの焼き菓子。
できる限りカタログギフトではなく、自分たちで選んだものを【もの】としてお渡ししたく、毎日のように引出物カタログとにらめっこしていました(笑)
PETITE GIFTSプチギフト
ホテルの婚礼限定のチョコクランチにしました。試食することなく選びましたが、同じ会場の花嫁さんで選んでいる方が多く参考にさせていただきました。婚礼の機会でないとなかなかお目にかかれない品であったため、当日遊びに来てくれた同じ会場の花嫁フレンズたちにもお渡ししました!
ENGAGEMENT RING婚約指輪
ケイウノのリボンモチーフのものです。ブランドにこだわりはなく、デザイン重視で探していたときにゼクシィで見つけて、一目惚れしました。
WEDDING RING結婚指輪
トレセンテのものです。
主人の指輪の内側と私の指輪の外側に双子のダイヤモンドが付いています。
双子のダイヤモンドというのは、1つの原石から作成されたダイヤモンドであり、ダイヤモンドが生成された大昔から一緒にいた1つの石がそれぞれの指輪に刻まれている、というコンセプトに惹かれ決めました。またつけ心地が良かったことも決め手です。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
両親、親戚、友人、恩師、会社の先輩同僚と、私にとって大切な人が一同に会している状況と、そういった多くの方のお陰でここまで生きてきたということを実感した時に本当に感動しました。
また多くの方との関わりの中で主人に出会えたこと、2人で一緒に生きていきたいと心から思えたことも本当に幸せなことだと思い、とても心震えました。
二人らしさとは
飾らず、ありのままでいることです。
嬉しいことや楽しいこと、悲しいこと、辛いことも言葉に出して共有するようにしています。本当に主人に支えられて過ごせており、また私も全力で支えたいと思い、行動するようにしています。
また結婚式準備中も主人も積極的にたくさん準備をしてくれました。準備が大変だったこともあり、当日は解放されて、2人とも心から楽しめたように思います。月並みな表現にはなりますが、辛いことは半分こ、楽しいことは2倍です!!
嬉しかった参加者の反応
とても良い式だった、2人らしかったと言っていただくことが多かったです!
また私のこだわりで、主人とファーストダンスを踊りました。私は学生時代ミュージカルサークルに所属していたこともあり少し踊れる程度でしたが、新郎は初めてのダンスで、当日に至るまでたくさん練習を重ねてきました。
また、当日はファーストダンスを踊っている時間が1番緊張しなかったほど、本当にたくさん練習をしましたし、練習していた中でもかなり良い出来だったと自負しているのですが、ファーストダンスが印象に残ったと言っていただけて嬉しかったです。あとで映像を見返したところ、親戚や恩師も喜んで見てくれていた様子が映っており、楽しんでいただけて良かったと思いました!!
私にとって結婚とは
主人と支え合えることです。
コロナ禍ということもあり、家庭外との関わりが薄くなっている昨今ですが、主人と一緒にいることが楽しく、結婚して良かったなと心から思います。
後悔していること
こだわりポイントばかりに意識がいってしまい、あまりこだわらなかったポイントについてこだわらなすぎたことを後悔しています。
ただ時間は限られていますし、全てにこだわるのはなかなか難しかったかな、とも思います。また、あとから花嫁さんのレポで知る情報も多かったため、情報収集だけはしっかりして、自分に必要な情報を取捨選択することが大事だと思います。
やりたかったけれど諦めたこと
披露宴で流しテーブルを配置することが夢でしたが、予算の関係で諦めました。が、装花でかなり希望を叶えていただけたので、後悔はしていません!
予算も有限である方が多いと思うので、代替策や取捨選択をして後悔しないよう工夫することが大事かと思います。
節約のための工夫
代替策がないかプロや他の花嫁さんに相談することやアイテムを自作することです。ペーパーアイテムは自作しましたが、そこまで手作り感も溢れすぎず、節約ポイントだと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
難しいご時世で結婚式を実施すること自体に躊躇う方もいらっしゃると思います。当日までは私もかなり悩みました。幸い何事もなく終えることができたので、終わってしまった人からはなんとでも言えると思われてしまうかもしれません。
ですが、当日に味わった感情や経験は結婚式をしなければ決して得ることができなかった大切な宝物となりました。周りの人への感謝や自分が本当に幸せな環境にいることを実感するとても良い機会になりました。
また両親にとっても私を育てた日々を懐古する良い機会になったと言われました。結婚式は両親にとっても、育てたことの修了式のようなタイミングとなります。親のために無理してやることでもないですが、節目として各々が人生を振り返る機会となることはとても素敵だと思います。
長くなりましたが、終わってみて初めて感じられることもあると思います。希望の形で結婚式を執り行える環境ではない方もいるかもしれませんが、少しでも希望に近い形で実現できるよう、諦めないでほしいと思います。