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テーマは「ハリーポッター」です。
結婚式では、ゲストにワクワク楽しんでもらえるようなものにしたいと思っていたので、式場探しの際に思いつきで「二人とも子供の頃から大好きなハリーポッターをテーマにしたら面白そうじゃない?」と夫に相談してみると、思いの外乗り気ですんなりとテーマが決まりました!
結婚式にどう取り入れるかはPinterestで「ハリーポッター 結婚式」と検索し、イメージに合うものや、手作りできそうなものを探しました。
北野クラブを選んだ決め手は、持ち込み料が無料で自由度が高く、やりたいことを叶えてくれるという点です。ハリーポッター風結婚式が行える式場を探していましたが、プランナーさんは何もわからない私たちに基本的なことから丁寧に説明してくださり、ハリーポッター要素を取り入れた面白い演出やアイデアをたくさん提案してくれました。感謝しています!
挙式
挙式会場はガーデンチャペルと室内チャペルの2つがあり、どちらで挙式するかは当日決めることができます。
ガーデンの方は神戸の街並みを一望できて開放感のあるルーフトップチャペルで、室内の方は教会のチャペルのような品のある雰囲気です。どちらも素敵で、天気や気温を踏まえて当日に選べるというのがおすすめのポイントです!
披露宴パーティ
北野クラブでは当日その時間帯に挙式・披露宴を行うのは1組だけで、空間全てを貸し切ることができます。
そのため、披露宴の前にルーフトップテラスに移動してみんなで集合写真を撮ったり、披露宴最後のデザートビュッフェは下の階のラウンジで楽しめたりと、会場全体を贅沢に自由に使えるところがおすすめです!
コンセプトやこだわったこと
こだわったのは、ゲストに楽しんでいただくことです。元々二人とも恥ずかしがり屋で、注目されるのはあまり得意ではありませんが、結婚式は当たり前に私たち二人が注目されます。笑
そのため、様々なハリーポッターアイテムを手作りして、ゲストにはそちらにも注目してもらうように工夫しました。その中で、一番大事にしたことは”ハリーポッターをあまり知らない人でも分かるくらい有名なもの”を取り入れることです。
主に取り入れたのは以下のものです。
1.「招待状」
フクロウが大量に手紙を運んでくるシーンは誰でも一度は見たことがあるはず!と思い、あのシーンの手紙風の招待状を作ることにしました。WEB招待状の方が手軽に返事もでき便利かなと一瞬迷いましたが、世界観の出しどころと思い、紙の招待状に決めました。レッドアトレブライダルという結婚披露宴の演出アイテムをオーダーメイドできる会社に外注しています。
2.「杖」
魔法使いといえば杖!ということで、写真映えも考え楽しんでもらえるように、ゲスト全員分の杖を手作りして受付の際に気に入ったものを選んでもらいました。かなり時間がかかりましたが、当日みんな楽しそうに使ってくれていたので大満足です。
3.「席次表兼メニュー表兼プロフィールブック」
”忍びの地図”というハリーポッターの作中で何度も出てくる学校内の地図をモチーフにしており、クラフト紙で折り方を観音開きにしてもらいました。プロフィール欄には私が手描きした、ホグワーツの制服風の二人のイラストを載せています。
4.「ウェルカムスペース」
こちらはテーマを詰め込みやすい場所なので、ここぞとばかりに、今まで集めてきたハリーポッターグッズを並べました。
5.「人前式での立会人」
夫婦ともに親交の深い友人にお願いし、誓いの言葉や内容は当日まで知りませんでしたが、当日ホグワーツの制服であるローブ姿で現れ、ハリーポッターの中で使われる物や言葉を使用して立会人をしてくれました。全てこだわって考えてくれて、とても嬉しかったです。
6.「結婚証明書」
夫が「それぞれのゲストに所縁のある場所を取り入れた地図とかどう?」と案を出してくれました。お互いの実家・高校・大学・職場を地図に盛り込み、テイストはこちらも忍びの地図風に仕上げました。
7.「迎賓曲」
ハリーポッターの映画で使われている誰しもが耳にしたことがありそうな4曲を選びました。友人ゲストからは思いの外好評で「ユニバにいる時みたいにワクワクした!」と言ってもらえました。
8.「席札・メッセージカード」
友人の「ハリーポッターがかけているメガネに名前を書くのはどう!」の一言で決まりました。式の準備で一番時間がかかりましたが、杖と合わせて写真映えしますし、集合写真の際もとても活躍でした!
9.「オリジナルドリンク」
ここだけはマニアックなものを用意し、作中に出てくるドリンクで色のイメージを伝え、アルコールとソフトドリンクを2種類作ってもらいました。
オリジナルドリンクのメニュー表は、私がiPadでデザインしたものを各テーブルナンバーの裏面に印刷しました。ちなみに、表面のテーブルナンバーはハリーポッターとは関係ありませんが、夫の大好きな麻雀牌をモチーフにしてデザインしたものです。
10.「フォトコンテスト」
フォトコンテストで”スマイル賞”と”ハリーポッター賞”という賞を設けました。スマイル賞は笑顔が素敵な写真を、ハリーポッター賞はいかにも魔法使いらしい写真を撮ってくれた方に景品を送りました。
11.「デザートビュッフェのスイーツ」
バタービール風ゼリー・杖風ポッキー・ハリーポッターアイコンが描かれたアイシングクッキーなど、思わず拍手してしまう程のクオリティの高さでした。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- TAKAMI BRIDAL
ハリアーナというウェディングドレスです。王道ドレスを着てみたいと思っていて、プリンセスラインのものをいくつか試着しました。ハリアーナはサテン生地で胸元と裾にたっぷりの刺繍が施されていて、とてもクラシカルな雰囲気で私のイメージする王道ドレスそのものでした。
試着には母について来てもらったのですが、たっぷりの刺繍が母のイチオシだったこともあり、せっかく着るなら一番喜んでもらえるものをと思ったことも選んだポイントです。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- TAKAMI BRIDAL
イエロー・フェリークというカラードレスです。ウェディングドレスがサテン生地だったので、カラードレスはチュールのものにしました。
ホグワーツの寮に入るなら私はハッフルパフかなと思っていたので、黄色のドレスを考えていました。こちらもいくつか試着しましたが、イエロー・フェリークは黄色1色ではなく、モスグリーンやレモンイエローなど何種類もの色のチュールが重ねられていて、深みのある上品な色がお気に入りです。
SHOESシューズ
「TAKAMI BRIDAL」でレンタルした、ドレス丈に合わせた白い1cmヒールです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
以前パーソナルカラー診断を受けて、イエベ春の"bright spring"だと言われていたので、ヘアメイクさんに伝えて、似合う色のアイシャドウ・チーク・リップにしてもらいました。
髪型はウェディングドレスの時はアップスタイルで、カラードレスの時はダウンスタイルです。
ACCESSORIESアクセサリー
ウェディングドレスの時は、刺繍の色に合わせてシルバーのものにしました。ピアスはInstagramで色々と探し回って、一目惚れした「clochette」のbukubukuという商品です。
カラードレスの時は、黄色のドレスに合わせて母から譲り受けたゴールドのアクセサリーです。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ウェディングドレスの時は、シルバーのもので揃え、会場の森をイメージしたナチュラルな雰囲気に合わせて、リーフモチーフのものを探して購入しました。
カラードレスの時は、ゴールドのアクセサリーにするか、ブーケに合わせて作っていただくか悩みましたが、ピアスがシンプルだったので髪飾りは華やかにしようと思い、お花で作っていただきました。
NAILSネイル
ハリーポッター風のデザインで派手すぎず、でも少し遊び心のあるものをと思い、ベースは白色でその上に4つの寮のイメージカラーを人差し指から小指のそれぞれに1本ずつ乗せてもらいました。
親指には、当日連れて行けなかった愛犬の絵を描いてもらったことがポイントです。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
ハリーポッターといえば”やや暗い雰囲気”の方がしっくりくると思うのですが、私は明るい森をイメージした空間にしたいという想いがあったので、緑を多めにしてもらいました。また、会場の椅子が白ベースに金色の背もたれだったので、それに合うように白いお花も多めに入れてもらったことがポイントです。
各テーブルにはハリーポッターでお馴染みの4つの寮にちなんだイメージカラー(赤・青・黄・緑)のいずれかのお花を置いてもらいました。森の雰囲気を出すために切り株を散らしてもらい、魔法っぽさとして蝋燭も使用しています。
Matildaさんにお願いしましたが、当日は打ち合わせでお伝えしていたイメージ通りの素敵な雰囲気にしていただき、想像以上に私のイメージに近くてビックリしました。柔らかくて明るい、ナチュラルテイストなハリーポッターの雰囲気に仕上げてもらえて大満足です!
FOODお料理のこだわり
お料理は、お金のかけどころと最初から夫とも意見が一致していた部分です。試食会で価格順に上2つのコースをいただきましたが、どちらもとても美味しく、かなり迷いました。
実際に選んだコースの決め手は、最後のお肉料理です。どちらのコースでも良いなぁと思っていましたが、最後のお肉料理は高いコースの方が圧倒的に美味しく感じ、これだけ美味しいと満足感もかなり高いはずだと思い、一番高いコースに決めました。
北野クラブでは、コースメニューの変更にも応えていただけるので、海鮮料理は上から2番目のコースに変更してもらいました。
後日「ご飯がめちゃくちゃ美味しかった!」と、多くのゲストに言っていただけたので良かったです。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
白い生クリームの3段のケーキです。
Pinterestでハリーポッター風のデザインを調べ、気に入ったデザインをいくつか融合させたものを作っていただきました。
真ん中の段はホールケーキの形ではなく、分厚い本を3冊重ねたようなデザインにしていただき、日付や名前を入れています。上の段は金色の丸い粒をたくさんちりばめて、下の段にはフクロウの絵を描いてもらいました。ケーキの一番上には、ハリーポッターで登場する組分け帽子を模したものを乗せています!
WEDDING FAVORS引出物
お酒好きな親戚には銘酒カタログ・福FUKU茶漬け・北野クラブオリジナルパウンドケーキ、お酒を飲まない親戚には「uluao」のポントカサステカタログギフト・福FUKU茶漬け・北野クラブオリジナルパウンドケーキです。
友人ゲストにはハイボールグラスと鰹節チップス・福FUKU茶漬け・北野クラブオリジナルパウンドケーキを贈りました。
PETITE GIFTSプチギフト
「BI AN CA」でお互いの実家で飼っている愛犬をモチーフにしたメレンゲクッキーを作ってもらいました!
WEDDING RING結婚指輪
ケイウノで作っていただいたリングです。
専属のデザイナーさんがその場でイメージ図を描いてくれて、決めることができます。私たちは内側にイニシャルを融合させたかっこいい文字と、二人の趣味であるテニスをモチーフにした絵を彫っていただきました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
終盤の両親への記念品贈呈で母が涙ぐんでいるのを見て、ぐっとくるものがありました。それまでは正直、緊張と姿勢や笑顔に気を付けなければと思っていたこともあり、きちんとすることに全力を使っていましたが、母の涙でここまで育ててくれたことへの感謝や寂しさが込み上げてきました。
二人らしさとは
私たちはふざけるのが好きです。
”面白い結婚式”と思ってもらえると私たちらしいかなと思い、お洒落さより面白さを重視した結婚式作りを目指しました。
嬉しかった参加者の反応
「ハリーポッター感満載のこんな式は初めてで、めちゃくちゃ楽しかった」とたくさんの方に言っていただけたことが、とても嬉しかったです。
私にとって結婚とは
ありきたりな言葉ですが”支え合い”です。
ただ、支え合うのと頼り合うのは別だと思っていて、お互いが相手を支える気持ちで過ごすことが大事だと思っています。
後悔していること
後悔していることは、ゲストと写真をもっと撮りたかったなぁということです。
時間的にも厳しかったので、ある程度は仕方ないのですが、写真はカメラマンさんに撮っていただく集合写真が主だったので、携帯を持って行って、隙間時間にみんなの自然な様子や、喋りに来てくれた方との自撮りなどを撮れれば良かったなと思いました。
やりたかったけれど諦めたこと
結婚式の前に考えていたやりたかったことは、全部詰め込めたかなと思います!
節約のための工夫
参考にならなくて申し訳ないのですが、頑張って節約した部分は正直ないです。
手作りアイテムはかなり多く作った方だと思いますし、材料は100均で揃えたりしましたが、外注できるものではなかったからということと、絵を描いたりもの作りをするのが元々好きなので、自分で作ってみたかったというのが理由です。
ムービーは手作りされる方も多い印象ですが、センスに自信がなかったことと、他のアイテム作りで手一杯だったため、最初から外注でお願いしようと決めていました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
まずは結婚式での演出をたくさん調べて、やりたいものを全部書き出してみてほしいです。その中で、順位をつけて絶対に外したくないものを把握しておくことが大事だと思います。そして、準備は早すぎるくらい早めから始めることをおすすめします!(心の余裕ができて、喧嘩が減ります。笑)
私たちが結婚式をした北野クラブは、プランナーさんがとても親身に相談に乗ってくれました。自由を売りにしていて、希望を形にしてくれる北野クラブだからこその面白いアイデアをたくさん提案してくださり、打ち合わせの度に感嘆していました。
最初はプランナーさんもハリーポッター好きなのかと思っていたのですが、そうではなく、わざわざ私たちのために細かいところまで調べていただいての提案だったので、本当にありがたかったです。
ハリーポッターをあまり知らない人でも楽しめる結婚式を目指していたので、プランナーさんのフラットな意見を聞くことができたのも、とても良かったです!