kotomi
テーマは【ゲストにわくわくしてもらうこと】です。
何が起きるのかわからない結婚式を目指しました。
式場の決め手は、挙式会場のロケーションが非常に良かったことと、やってみたかったいろいろな企画を自由にやらせてもらえる会場だと感じたことです。自分の中にあったいくつかの候補のうち、夫が最も気に入ったのが葛西臨海公園 Wedding Denim-デニム-だったことも決め手になりました。
挙式会場はとにかくロケーションが良く、意外性があってゲストにも楽しんでもらえたと思います。
「ふたりの思い出の場所で結婚式をする」という考え方がありますが「思い出にしたい場所で結婚式をする」という考え方もあると思います。
電車に乗って葛西臨海公園が見えたときに“ここで結婚式をしたんだな”と毎回思い出せるのはとても幸せです。終わってみて“いつでも遊びに行ける場所を会場にして良かった”と感じました。
挙式
挙式会場はロケーションが最高でした。さえぎるものが何もない開放感と、秋の高い空がとにかく気持ち良かったです。こんなに開放感のある場所で挙式ができるのは、公園ならではだと思いました。
当日の朝、いつもの公園が挙式会場に変わっていたことにも感動しました。普段の公園の様子しか見たことがなかったので“こんな風になるんだ!”というのが挙式会場を見たときの率直な感想です。
想像以上に素敵な空間で、すごく驚いたと同時に“いよいよ当日なんだな”と実感しました。
披露宴パーティ
葛西臨海公園 Wedding Denim-デニム-はとにかくいろんな企画を楽しくやらせてもらえる会場なので、やってみたい企画がある人にはぴったりだと思います。
ゲストたちに自分でバーベキューをしてもらうタイプの披露宴会場で、堅苦しさが全くなかったのも良かったです。
結婚式の準備をする中で“ゲストに楽しんでもらえるかな”“この演出どうかな”と不安になることもありましたが“いい天気の中で、友だちとわいわいお肉を食べるのは絶対楽しいはず!”と思うと安心して準備ができました。
披露宴会場も空っぽの空間しか見たことがなかったのですが、到着してゲストでいっぱいの会場を見たときはギャップに驚きました。
コンセプトやこだわったこと
こだわったのは、何が起きるか想像がつかないようなイベントにすることです。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- COCOMELODY
COCOMELODYのAラインドレスです。
二次会の会場が普通のドレスNGだったので、最初はスタンダードなものを選びました。
長い裾を後ろに引きずるスタイルのドレスが元から好きで“人生でなかなか着られないからいま着ておこう”と思い、トレーンが長めのものにしたところがポイントです。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- COCOMELODY
COCOMELODYの足首が見えるアンクル丈のドレスです。
アンクル丈は動きやすくアレンジもしやすいので、自分なりのアレンジをするのがとにかく楽しかったです。
本当は和装がしたかったのですが、会場の都合で和装が難しかったため、Pinterestや海外サイトを見てオリジナルの部分和装に落ち着き、着物に使う椿柄の帯をドレスの上から巻きました。
アンクル丈やミモレ丈はドレスが主役にならずに小物などで遊べるので、アレンジが好きな方におすすめです。
THIRD DRESSドレス 3着目
- ブランド
- COCOMELODY
二次会では、二着目のアンクル丈のドレスに和装用の打ち掛けを合わせました。
簡単に雰囲気を変えられたし、防寒もできるので過ごしやすかったです。
SHOESシューズ
fitfit・スクエアトゥヒールニーカーの白い5cmヒールを履きました。
屋外をかなり歩くということが分かっていたので、とにかく歩きやすいものを選びました。
一日歩いても疲れなかったし、走っているウェディングフォトの撮影もできたので良かったです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
一着目のスタンダードな衣装に合わせてヘアアクセサリーも王道のティアラを選んだので、ティアラに合うヘアスタイルを検索して、崩れにくい編み込みヘアにしました。
ACCESSORIESアクセサリー
一着目のときに着けたのは、スタンダードなシルバーのネックレスとイヤリングです。
アクセサリーはいらないと思っていたのですが、ネックレスがないと露出が多く見えることと、試着を見た夫が「アクセサリーがあった方がいい」と言ったので購入しました。
先にティアラだけ買っていたので、似たデザインの廉価なものをハンドメイドサイトで買いましたが、ばらばらで買うより3点セットをネットで買う方が安くてかわいいものが手に入ると思います。
二着目のときに着けたのは、アンクル丈のドレスの椿柄のサッシュに合わせて購入した椿のイヤリングです。こちらも一着目と同じく、ハンドメイドサイトで帯に合う色味のものを探しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
一着目のときは、ティアラです。ドレスを選んだお店で、実際に鏡で合わせて気に入ったものを購入しました。
ティアラは横幅・縦幅が少し違うだけで印象が変わるので、一度合わせてみた方がいいと思います。
二着目は、帯やイヤリングに合わせて、大きめの椿の花を着けました。会場に二着目のドレスの写真を先に送っておき、椿の花を準備してもらいました。
NAILSネイル
ネイルもハンドメイドサイトでネイルチップを購入しました。
一着目のスタンダードなドレスと二着目の椿をテーマにしたドレスのどちらにも合うように、白色ベースの淡い椿柄のネイルチップを選びました。
ただ、挙式の途中で親指のチップが取れてしまい、元々ネイルがそこまで好きでなかったこともあって、披露宴の前に“まぁいっか”と全部自分ではずしてしまいました。
挙式の写真には撮れたので満足していますが、ネイルが好きで大事にしたい方はチップはやめた方がいいと思います。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
ゲストにテーブルのお花を使って自分用のブーケやブートニアを作ってもらう企画をやったので、ブーケ・ブートニアに向いている小柄できれいな花をメインに飾ってもらいました。
細かい装飾にも心を配っていただき、会場の方が見えないところでたくさんの工夫をしてくださったことが伝わってきて嬉しかったです。
FOODお料理のこだわり
バーベキュー用のマシュマロを自分たちで持ち込み、デザートにしました。
鮎の形をしたマシュマロだったのですが、ゲストの印象にかなり残ったようで良かったです。
ちょっとおもしろい料理を一品ぐらい混ぜておくと、ゲストの話題にもなって良いかなと思います。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
お料理がバーベキューコースだったので、ウェディングケーキではなくローストビーフに入刀しました。
想像以上に大きなお肉が来て、一番衝撃を受けたのは私でした。ゲストもおもしろがってくれたし、家族にもめちゃくちゃウケました。
WEDDING FAVORS引出物
引出物ものは、お酒のミニボトルの詰め合わせにオリジナルのカクテルレシピを添えて贈りました。
感染対策でお酒が出せない可能性があったので“せめて引出物はお酒にしよう”という意図でした。
結果、お酒が出せたのでただの飲ませたい人になったのですが、オリジナリティのある引出物になったので良かったかなと思います。
PETITE GIFTSプチギフト
プチギフトは贈っていませんが、披露宴でブーケ・ブートニア作りのアクティビティをしたので、そちらが事実上のプチギフトになりました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
私はアクセサリーにあまり興味がないため、二人で話し合って婚約記念品として絵画を購入しました。ギャラリーを二人で巡って選びました。
WEDDING RING結婚指輪
結婚指輪は、彫金できる工房でお互いの指輪を手作りしました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
ゲストや家族だけでなく、スタッフさんなど関わる方々みんなに祝福してもらえたのが嬉しかったです。特に会場が公園だったので、通りすがりの方からもたくさん祝福の言葉をいただきました。
いろんな人の力を借りて、1日中おめでたい気持ちで過ごせて楽しかったです。
二人らしさとは
二人ともモノづくりが好きなので、片っ端からすべてを手作りしました。なんでもかんでも全部作ったところが最も二人らしかったところだと思います。
また「こだわるべきところは絶対に妥協しない」「よくある演出はやらない」というのも、二人らしさに繋がったと思います。
嬉しかった参加者の反応
会場が珍しい場所だったので「当日が楽しみ」という言葉をいろんな方からもらえたのは純粋に嬉しかったです。
終わったあとに飲み会などで、自分の結婚式での企画を話題にされるのも嬉しいです。
私にとって結婚とは
結婚する前は“結婚してもしなくてもあまり変わらない”“交際も結婚もそんなに変わらない”と思っていたのですが、実際に結婚してみると意外に違うなと思いました。
これから何十年も一緒に過ごすことが前提なので、遠い将来の話も当たり前にできるし、結婚してからの方が夫と深い話ができるようになりました。
私にとって交際は「好きな人とできるだけ長く、できるだけ幸せな時間を過ごすこと」なのですが、結婚はその目標を達成するために有効な手段のひとつだと思います。
後悔していること
郵便局でオリジナル切手を作成できるサービスがあるのですが、式が終わってからこのサービスを知り、招待状を送るときの切手をオリジナルのものにすれば良かったと思いました。
また、ドレスは購入するタイプだったのですが、式の後の使い道をまったく考えていませんでした。思い出の品なので「着たあとに平服にアレンジする」「レースを使って何かを仕立てる」という選択肢もあったと思います。特に挙式の衣装は「結婚式後に何に使うか」をある程度考えて選べば良かったと思いました。
やりたかったけれど諦めたこと
“一度でいいのでワイヤーで吊るされて舞台に登場してみたい”という夢があり、やるなら結婚式しかないと思っていましたが、やはり設備がなくてできませんでした。こういう会場を選ぶような特殊な演出は「それ以外の希望はすべて捨てる」ぐらいの覚悟でやらないと難しいと思います。
節約のための工夫
「皆がやっているから」「よくあるから」という理由でお金をかけないようにしました。
結婚式のコンセプトと特に関係がないところや元々自分の興味がないところは、どんなに一般的にお金をかけるところであってもやめ、コンセプトを実現するために大事なところや自分が絶対にこだわりたいところを優先させました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
葛西臨海公園 Wedding Denim-デニム-は少人数制ということもあり、すごくアットホームに接してくださる会場だと思います。担当のプランナーさんは、私たちのプランをすごく面白がってくださってくれる方で何でも相談しやすかったです。
結婚式の準備は労力がいるので、自分たちだけが頑張っているように錯覚してしまいがちですが、当日プランナーさんやスタッフさんにいろいろと手伝ってもらう中で、本当にいろんな人の手を借りて今日この日が実現できているのだということを実感しました。
結婚式は一人でやるものではないので、結婚式をやると決めたら「どういう内容の結婚式にしたいか」「何がやりたくて何がやりたくないか」を新郎と早めに話し合っておくのがおすすめです。
理想の違いや熱量の違いで揉めることもあるかもしれませんが、一人でやるより二人で協力した方が絶対にいいものになると思います。定期的に話し合いの時間を取りながら、楽しんで準備してください!