nancy
新郎新婦共に30代半ばでの式ということで、クラシカルをテーマに、ゲストに楽しんでもらえる結婚式を目指しました。
ウェルカムスペースや会場装花は上品な雰囲気にし、テーマカラーを決めて統一感を出しました。
また、ゲストに楽しんでもらうために余興ではjazzバンドやダンスショーを取り入れ、会場中央にダンスフロアを設ける珍しいレイアウトにしました。
さらに、ダンスフロアはフォトスポットやバージンロードとして、進行ごとに変化させる事で、その時々の演出がドラマチックになるように工夫しました。
ホテル椿山荘東京の決め手はたくさんありますが、1番はホテル婚であることです。前日から宿泊可能なため、親族が当日ゆっくり準備できるのがよかったです。
また、食事が感動的に美味しかったことも決め手になりました。
挙式
杜乃宮(もりのみや)
ゲストに囲まれて日本ならではの神前式を挙げられる、特別な空間です。
大きなガラス張りの窓があり、木々の緑と光に包まれた挙式会場でした。出雲大社の神様がまつられており、日本ならではの荘厳とした雰囲気の中で式を挙げることができました!
特におすすめしたいポイントは、ゲストが快適に過ごせるところです。
神前式では珍しく、ホテル内に式場があるため披露宴会場への移動がほとんどありません。雨が降っても屋根があるため負担が少ないです。
収容人数も100名可能で、家族式になりがちな神前式を、全てのゲストに楽しんでもらうことができました。
私のゲストからは「神前式にはなかなか参加できないし、貴重な経験ができた」「目新しくとても素敵だった」とお褒めの声をたくさん頂きました。
披露宴パーティ
胡蝶(こちょう)
シャンデリアの華やかさとガーデンの透け感を取り入れた、おしゃれな演出ができます!
胡蝶という名のとおり、中央のシャンデリアがとても華やかな会場でした。
高砂側の扉が開閉できるので、ガーデンから光を取り込めます。ガーデンに出てケーキカットの演出など、幅のあるおもてなしが出来ます!
私は大人っぽい華やかな披露宴にしたかったので、胡蝶を選びました。
余興のジャズバンド演奏やダンスも、会場の雰囲気とぴったり!華やかでおしゃれな演出をすることができました。
コンセプトやこだわったこと
余興のバンド演奏とダンスです。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESS和装 1着目
- スタイル
- 白無垢
ブランド:Hatsuko endo
白無垢:白双鶴文(しろそうかくもん)
式は神聖な雰囲気にしたかったので、伝統的な白無垢に。上品でありながも華やかさがあり、裾縁は白で鶴の柄にしました。
また、試着の際に写真を撮って、写真でも刺繍がきちんと確認できるものを選んでいます。
Hatsuko endoの着物は刺繍にこだわりがあり、京都の織物屋さんで丁寧に手作りされたものとのことでした。
上品な艶がある生地と華やかな刺繍が決め手です。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- Hatsuko endo
A by Hatsko EndoのJill
何枚ものチュールが重ねられており、クラシカルで上品な赤色です。
襟元の華やかな装飾が他にはないデザインで、唯一無二のドレス。試着した時に、出会ってしまった!と思いました。
Aラインが大人な印象で、ほどよいレディー感がお気に入りポイントです。
SHOESシューズ
A by Hatsko Endoで、白のハイヒールをレンタルさせていただきました。シルエットが綺麗で、動きやすいことが決め手です。
靴底がゴムで滑り止めになっているので、披露宴での新郎とのファーストダンスもとても動きやすかったです。歩きづらさに気を取られることなく楽しめました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
①和装
式から披露宴前半までは白無垢でシンプルだったので、ヘアスタイルは華やかさのあるアップスタイルに。
メイクは清楚な雰囲気にするため、艶が出るファンデーションを使い、リップは上品で発色が良いものにしました。
②洋装
ファーストダンスを取り入れた舞踏会のような披露宴にしたかったので、ヘアメイクも上品な華やかさを大切にしました。
ヘアは艶感が出るように髪質改善をし、あえてヘアアクセサリーはなしに。揺れ感のある高めのポニーテールにしました。
メイクはハイライトやシャドーを入れ、リップはツヤ感のあるものを。全体的にドラマチックな雰囲気に仕上げました。
ACCESSORIESアクセサリー
①白無垢の小物:Hatsuko endo
式と披露宴とで雰囲気を変えるため、ヘアメイクと小物を工夫しました。
式は清楚感を出すために、懐剣などの小物も白に統一。披露宴では小物を金時にしています。
いずれも白無垢と同じ、 Hatsuko endoのものです。
②ピアス:miuuna.manamiさん LARUM
ドレスの胸元が華やかなデザインだったので、首周りのネックレスやヘアアクセサリーはなしにしました。
その代わり、大ぶりの揺れるピアスを着用。きらめきとインパクトがあるものにしました。
光が当たると透明感ときらめき感があり、お気に入りです。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
①白無垢:生花
式では清楚感を意識。披露宴では華やかさをテーマに、変化をつけました。
式では白い生花をサイドに飾り、新鮮さを出しながらも、胡蝶蘭などのクラシカルな花を選ぶことで上品さを演出しました。
また、ブーケと花の種類を合わせて、トータルコーデとして統一感を出しています。
②白無垢:miunna.manami フランネルフラワー
披露宴では華やかさを出すため、金色で縁取りされた透明な花びらのヘッドアクセサリーを着用。
光の当たり方で表情が変わるアメリカンフラワーを選びました。
髪飾りはとても表情豊かなmiuuna.manamiさんの作品です。
入場時の暗い場所と、集合写真時の明るい場所とで異なる雰囲気の写真を撮ることができ、大満足でした。
NAILSネイル
ベージュピンクのマグネットデザインをベースに、金の縁取りをしたフレンチネイルに。
白無垢と赤いカラードレスの両方に合う肌馴染みの良い色で、指が長く見えるようにしています。
上品な中にも華やかさのあるデザインにしたかったため、マグネットネイルをチョイス。ちょうど良いきらめき感を演出してくれて、当日はとてもテンションが上がりました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
装花のテイストは上品さ、華やかさ、きらめきをテーマに考えていただきました。
衣装が白無垢と赤いドレスだったので、どちらにも合うようにテーマカラーは白、金、ベージュにしています。
当日は豪華な白バラやろうそくを使い、美しいきらめきを演出。夢のような空間でした。
また、会場中央のダンスフロアは、披露宴中にパターン変化を3回行いました。
披露宴前半は赤い絨毯に椿を散りばめ、和のフォトスポットに。お色直し後の再入場では、父と再入場するためのバージンロード、披露宴後半は友人と新郎新婦のダンスショーを行うためのダンスフロアにしています。
さまざまな工夫で会場の雰囲気を変化させ、ゲストから大変好評な装花と空間になりました。
フローリスト:田村俊介さん
フラワーショップ:BONNE FLEUR ホテル椿山荘東京
FOODお料理のこだわり
和食とフレンチが融合した食事がとても美味しく、老若男女が美味しくいただけそうなお料理です。
式場見学で試食をし、即決しました。
基本的にお箸でいただくというところもポイントが高かったです。
スイーツも本当に美味しく、卓上でアフタヌーンティーを楽しめる「卓上デザートビュッフェ」を選んでいます。ゲストも大絶賛してくれました。
また、デザート自体の見た目がかわいく、写真に映り込んだときの映えアイテムとしても活躍してくれました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
彼と私の出会いが白馬のスキー場なので、雪山風のオリジナルケーキにしました。
雪の結晶や雪化粧をした木々、シュプールを再現してもらい、ケーキの上には雪山ウェアスタイルの彼と私の人形をマジパンで作ってトッピングしています。
ケーキ入刀は広瀬香美の『ゲレンデが解けるほど恋したい』をチョイスし、雰囲気を盛り上げました。ゲストには「目新しいケーキでかわいい」と楽しんで頂きました。
WEDDING FAVORS引出物
ホテル椿山荘東京オリジナルの出汁セットとふきよせ、カタログギフトを贈りました。
遠方からのゲストが多かったので、カタログギフトにすることで荷物をできる限り軽くしています。
ホテル椿山荘東京自体を楽しみにしているゲストも多かったため、パッケージにホテルのロゴや椿があしらわれているものを選びました。
PETITE GIFTSプチギフト
彼と私の職業が空にまつわる仕事だったので、それにちなんで金箔の星が浮くコーヒーを贈りました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
ブランド:GINZA DIAMOND SHIRAISHI
彼がプロポーズの際に、私が好きなバラのブーケを準備してくれたので、その花束にちなんでBouquet Crescentという指輪を選びました。
花束と三日月をイメージしたデザインです。
WEDDING RING結婚指輪
GINZA DIAMOND SHIRAISHIは、上品なデザインかつ日本らしい大和撫子な雰囲気が気に入り、選びました。
結婚指輪はIllumity。緩やかなVラインが美しく、ダイヤがさりげなく輝くデザインです。
Vラインがペアになっており、お揃い感を強く感じられるところがお気に入りです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
彼が当日、サプライズでピアノ演奏をプレゼントしてくれたことです。
霧が名物のホテル椿山荘東京にちなんで、ア・フォギー・デイの『あなたに出会って私の霧は晴れてしまった』という素敵な曲を演奏してくれました。
楽譜を書くところから準備し、友人4人とたくさん練習をしてくれたことが嬉しかったです。
ファーストダンスで一緒に踊った際には想定外のトラブルがありましたが、彼がリカバリーしてくれて、頼もしく感じました。
彼と出会えて本当に幸せだと感じたシーンでした。
二人らしさとは
とにかくゲストに楽しんでもらう結婚式を目指しました。
例えばオープニングムービーなどの映像は手作りにし、友人や会社の方々にまつわるネタを盛り込んでいます。
また、彼はピアノ、私はジャズダンスが趣味なので、友人にも協力してもらい余興には特に力を入れました。
その分ファーストバイトやゲストテーブルを周る演出は思い切ってカットしています。
嬉しかった参加者の反応
装花も余興も豪華で、本当に夢のような空間だったとたくさんのゲストに言っていただきました。
また、食事が本当に美味しかった、と年配の方や男性ゲストにも喜んで頂けました。
1番嬉しかったのは、まだ3才の親戚の女の子が、おうちに帰ってから花嫁さんごっこをしてくれるほど楽しんでくれたことでした。
私にとって結婚とは
結婚とは、大切なパートナーとの出会いを祝うことだと思います。
結婚してよかったと思う場面は、どんな時でも楽しいことや辛いことを分かち合えることです。
結婚式で1番よかったとことは、海外の結婚式では定番のファーストダンスを彼と踊れたことです。
後悔していること
ドレス選びで似合うものを見つけるのに苦労しました。ドレス迷子にならないように、早めの準備をおすすめしたいです。
初めて試着した時、好きなドレスと似合いそうなドレスは違うと実感しました。
骨格診断や顔タイプによって似合いやすいドレスを教えてくれるサイトや動画を参考に自分に似合うドレスを見定め、その中から好きなものを選ぶと、限られた時間の中で運命のドレスに出会えると思います。
やりたかったけれど諦めたこと
好きなアーティストのライブバージョンの曲を流す事です。
著作権の関係で選曲の制限があるため、それを念頭に置きつつ選ぶことをおすすめします。
節約のための工夫
オープニングムービーやプロフィールムービーは、二人で手作りしました。
また、ウェルカムスペースと花束は母と一緒に手作りしています。
手作りした品物や花束は、結婚式後に部屋のインテリアとして使うことができ、母との思い出の品になりました。節約のつもりが良い思い出になったので良かったです。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
結婚式は限られた時間と予算の中で準備するため、力の入れどころと抜きどころが難しいですが、ぜひ思い切り自分たちらしい式を追求してほしいです。
私も迷うことがたくさんありましたが、卒花さんのInstagramなどで情報収集し、好きなところを真似しました。悩みが解決することもたくさんあったので、おすすめです。