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大切な家族や友人をもてなす感謝を伝える結婚式。
人生の中で今ここでしかできない事をゲストと一緒に作り上げる素晴らしい空間に。
挙式
高価でデザイン性の高い装飾品や、高尚な美術品に囲まれた空間で、そこにいるだけで圧倒されるような感動に包まれました。壁は本物の絵画が一面に描かれており、バージンロードを進んで祭壇に近づくにつれて徐々に木々が開けて青空が広がっていくように描かれています。
挙式を行う新郎新婦、列席者や関係者しか見る機会のないものなので、希少性がありとても貴重な挙式を執り行えて大変満足した気持ちになりました。
落ち着きがあって、緑と木に囲まれ金属の装飾がオシャレでスタイリッシュな心地いい空間でした。
結婚式で撮ったビデオの中で、一番繰り返し見てしまう美しい場所です。この場所で挙式できたことはとても嬉しく一生の思い出です!
披露宴パーティ
明るい陽の光が差し込む会場で、39階という都庁を見下ろす高層階の眺望は最高でした。同じホテル内でもバンケットによってデザインが異なり、私たちの選んだドローイングルームはその中でも最も明るい雰囲気の披露宴会場でした。
そして、コロナとは関係なく昔から換気システムがホテルの中では最も優れた披露宴会場で、窓を開けなくとも換気が行き届くところは安心できました。私たちを含め10人強が英国式の一つのテーブルを囲み、感染対策として距離を保つのに丁度良い広さのバンケットでした。
また、パークハイアット東京はプライベート性を重視したホテルで、片側ずつの契約のため、使用するかに関わらず隣のヴェネシアンルームも一緒に借りなければなりませんでしたが、ゲストを招き入れる素敵なウェルカムスペースにもなり、例え他の人と式の時間が被ったとしてもプライベート性を保てるところは安心でき良かったなと思います。
そして、どちらの会場もピアノや絵画など、素敵な楽器や美術品が飾られており、どこを見ても上品でオシャレな空間でした。
ホテル全体が美術館のように、本物の美術品や装飾品で飾られているので、来てもらったゲストに挙式、披露宴以外の場所でも楽しんでもらえる素晴らしい建物だと思います!
コンセプトやこだわったこと
zoomでのリモート結婚式とサンドセレモニーに力を入れました。
地方出身のため、親族は全員リモート参加となりました。スマートフォンを三脚で固定して設置しました。初めての試みでしたが上手く配信と録画もできて、出席できない方にリモートで参加してもらえてとても良かったです。
サンドセレモニーは、グッズを用意するのがとても大変でしたが、当日参加してくれた家族やゲストと一緒に、唯一無二のサンドアートを記念に残せて、一生の思い出になりました。
感染症により世間的にも実施すること自体が厳しい状況で、それでも結婚式をやろうと思ったのは、病を患っている両親に一生の思い出を作ってほしいと思ったからです。
延期をすればするほど病状は悪化していく一方なので、このタイミングでやらないならば、今後、両親に結婚式に出席してもらうこと自体が無くなってしまうかもしれない瀬戸際でもありました。
また、感染症が日本でも流行り始めた2020年3月の時点で、世界情勢はすでにパンデミックを予見できる状態にあり、仕事をしながら将来を予測する中で、おそらく先10年程度は延期しても同じように感染症が広がる可能性があるだろうと考えました。
そのような2つの大きなターニングポイントを抱え、私たちなりにどうするのが良い選択なのか、数か月に渡り何度も何度も考え、もしこうしたとしたら自分や主人、そして私たちの両親4人がどう感じ、今後どのようになるだろう・・・ということを比較し、悩み尽くした結果、最終的にやはりどんなに考えても実施するという選択が私たちの家族みんなにとって良いのではないかという結論に至りました。もちろん心が折れそうになることは何度もありました。
また、将来のことなど誰も保証できない状態で、私たちの両親4人が結婚式まで6カ月、無事に精神状態を保って地方から東京に来てくれるかも心配でした。
当時の私たちの両親の住む地方では、感染症に対して東京よりも敏感に反応する人が多く、感染症にかかると住んでいる土地から引越さないといけないくらいの厳しい周囲の目があったそうです。
そして基礎疾患がある人が感染すると、もう家には戻ってこられないかもしれないというリスクもあり、両親は基礎疾患に加えて高齢者ということもあり、命がけで東京に来てもらうことに迷いがなかったわけではありません。
そんな迷いがありつつも、何度考えても実施する結論に至ったのは、結婚式という一生に一度しかないだろう一家をあげての素晴らしい人生の節目を祝うことは、私たち2人にとってだけではなく、家族全員にとってかけがえのない時間になる、そう強く思ったからです。
だからこそ、会場や衣装など、私たち家族の周囲では中々利用したことがないような一流のホテル、一流のブランドを選びました。その代わり、節約できるところはきちんと節約するようこまめに情報を集めました。
そのおかげで、今まで知らなかったブランドやお店、女性として自分を磨く方法だったり、その他様々な人生の糧となる知識を得るきっかけになりました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- Hatsuko endo
1着目の衣装は、ハツコエンドウ(Hatsuko Endo)のオリジナルウェディングドレスを、Hatsuko Endo Weddings Ginza店で選びました。
このドレスは、最高級の生地である品質の良いミカドシルクで、金糸の刺繍がすばらしく、ドレスの裾一周に華やかな刺繍が施されています。長いトレーンが目をひき、ドレスに詳しくない男性にも受けがよい正統派ドレスです。
一番のおすすめは、他のドレスよりもウエストが細く見えるような設計になっているところです。他にも40着程試着しましたが、こちらのドレスが最もウエストが細く見えました!タックが入っていて、生地が多く使われているので、Aラインドレスですがパニエでの調整によりプリンセスラインに見えるくらいのボリュームが出せました。
偶然ながら、私と主人が人生で初めて試着することを選んだ運命のドレスでもあり、遠目からでも胸元のビーズや刺繍デザインが華やかで目に留まりやすいすごくお気に入りなドレスです。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- ANTONIO RIVA
- ショップ
- Micie.
2着目の衣装は、ANTONIO RIVAのCLEMENTINA ROSSOです。ショップはmicie.よりお借りしました。
こちらのドレスはイタリアの有名ブランドのもので、スタイリッシュなデザインに憧れていました。
生地はミカドシルクで、深みのある赤い色合いが大人っぽく、光によって黒っぽく反射する感じがとても高級感があります。前面の腰部分で生地がクロスするデザインはウエストをより細く見せる効果があり、前についた大きめのリボンはスタイリッシュさも兼ね備えながら女性らしい大人可愛い演出もしてくれるパーフェクトなドレスです。
華やかな赤色は主役しか着られない色でもあるので、結婚式という一生で最も華やかな舞台で着られて本当に良かったと思いました!
SHOESシューズ
ウェディングシューズはヒールが11cmのものにしました。エナメル素材だったので、ドレスの内側のチュールなどに引っかかることもなく、歩きやすかったです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ヘアは3種類作ってもらいました。挙式はアップにしました。こだわりはおくれ毛です。普段通っている美容師さんが長さや量にこだわって挙式前に作ってくれたおくれ毛を、当日絶妙に巻いて出してもらいました。
ウェディングドレスは長い髪を合わせるのが素敵ねと母親が言っていたので、披露宴前に秘密でふわふわダウンヘアにチェンジをしました。ウェディングドレスで両方の髪型の写真を残せて本当にやってよかったです。
お色直し後、CLEMENTINA ROSSOにはポニーテールを合わせました。3種類ともそれぞれの良さがあってすごく良い思い出になりました。
メイクは、人生で初のまつげエクステに挑戦しました。最新の柔らかい素材で160本つけました。まったく着けてる感覚がなく快適でした!あとはヘアメイクさんにおまかせして、バランスの良い艶々の肌と、刺繍の金糸に合わせてゴールド系の華やかなラメのアイメイクにしてもらいました。
ACCESSORIESアクセサリー
挙式のアップの時のイヤリングは、揺れるしずく型のスワロフスキーをつけました。透明感がでて挙式にぴったりでした。
ふわふわダウンヘアにはヘッドドレス無しで、大きめのシルバーのイヤリングをつけました。全体的にダイヤの形をしていてスタイリッシュなイメージに変えられ大人っぽくなりとても評判がよかったです。
ポニーテールには、イヤリングは挙式と同じものに戻しました。挙式の際につける時間が短かったこともあり、ここで初めてイヤリングが変わった印象をもったゲストもいて、色々バランスをみてイヤリングも変えて良かったと思いました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ヘッドアクセサリーは、挙式のアップの時には大きめのシルバーのヘッドドレスを付けました。少し動いただけでキラキラと輝くので、遠目から見てもすごく華やかでよかったです。
ふわふわダウンヘアには、大きめのシルバーのイヤリングを引き立たせるため、ヘッドドレスは無しにしました。
ポニーテールには、ブーケと同じ花材のヘッドパーツをつけました。色の統一感が出て全体的なまとまりがよくなりました。また、ドレスのスタイリッシュな印象に、お花の可愛さがプラスされて、とてもかわいかったです。
NAILSネイル
ネイルはシルバーをベースに、少しゴールドがかったラメを一色塗りにしました。ウェディングドレスのゴールドの刺繍と色を合わせ、2着目の赤のドレスとも相性がよかったです!
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
メインで使ったお花は私の好きなバラです。あとは紫陽花やトルコキキョウなど、希望のお花を使ってもらいました。
FOODお料理のこだわり
お料理は、私たちの故郷の名産である鯛のポワレを入れてもらいました。すべてオーダーメイドで作ってもらうので、披露宴当日しか食べることができないオリジナルメニューのため、ひとつひとつとても心に残っています。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウェディングケーキは、私たちの好きな苺をたくさん使ったケーキにしました。赤い苺が遠くからでも華やかで目を引き、写真にも映えたので選んで良かったと思いました。味が本当に美味しくて、式が終わった後もあのケーキは美味しかったと何度も話題になりました。
WEDDING FAVORS引出物
引出物は、ティファニー(TIFFANY & Co.)の食器にしました。ティファニーの店舗やオンラインでも正規販売されることはない、提携会場から引出物としてしか購入できない希少なもののため、大変喜ばれました。有名ブランドのため分かりやすく、購入して本当によかったです。私たち用にも記念に購入しました。
それ以外の引菓子や縁起物等は、遠方の方には郵送で手配できるサービスを利用しました。こちらも荷物が少なくなって大変好評でした。
PETITE GIFTSプチギフト
感染症対策のためプチギフトは用意せず、その分引出物の品質を良くしました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
婚約指輪はラザールダイヤモンド(LAZARE DIAMOND)のVESSELにしました。スタイリッシュなデザインがかっこよく、男性にもよく似合うので、主人の結婚指輪をお揃いのデザインにしました。
WEDDING RING結婚指輪
結婚指輪は、ラザールダイヤモンド(LAZARE DIAMOND)のお互いの好きなデザインを選びました。私の指輪は、女性らしい曲線が印象的なSWEET IVYにしました。主人は私の婚約指輪と同じデザインのVESSELです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
結婚式で感動したことは、普段めったなことでは泣いたりしない強気の母親が、ヴェールダウンの時に、みずから声を掛けてくれて、「こんなに立派に育ってくれてありがとう」と目に涙を浮かべて言ってくれたことです。
私からも「きれいにしてくれてありがとう。私の自慢の母親だよ」と返すと、母の唇が震えはじめたのを見て、泣くのを我慢して笑顔でいようとしている気持ちが伝わり、とても感動しました。
それを周りでみていたウェディングプランナー様から、式の後にその時の様子をお聞きする機会があり、「あのベールダウンは本当にすばらしいシーンでした。結婚式とはこうあるべきと思いました。」とお言葉を頂きとても嬉しく思いました。
二人らしさとは
お互いのやりたい事を尊重し、楽しく、面白い情報をシェアして定期的に新しいものを取り入れ、2人の毎日をより良いものにしていく成長性が「二人らしさ」だと思います。
嬉しかった参加者の反応
両親への手紙の内容についてゲストから、「両親への手紙を読んでいたのを聞いて、本当に良い子なんだなぁと思ったよ」と言ってもらえたことが嬉しかったです。温かいゲストに囲まれ幸せな気持ちになりました。
私にとって結婚とは
結婚することで、それ以前よりもより2人の将来を具体的に大切に考えるようになりました。
後悔していること
両親への贈呈品を、会場ホテルのキャプテンから誤って入れ替えて渡され、それに気が付かずそのまま両親に渡してしまい、両親からその場で指摘があってみんなの前で交換をするトラブルがありました。
贈呈品は、どちらの両親宛ての物か、取り違えないような工夫をしておいたら良かったと思いました。これから式をあげる花嫁さんの参考になれば幸いです。
節約のための工夫
節約のために、アクセサリーなどの小物類はレンタルではなく購入しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
感染症対策など色んな事を考えないといけなくなりましたが、それでも、結婚式は絶対にやる意味があります。人生のうちで、最も大切なイベントで、きちんと両親へ感謝を伝えられる一生に一度しかいない機会になるかもしれません。ぜひ、諦めずに自分たち夫婦と家族を大切にできる素敵な結婚式をして下さい。
素晴らしい晴れの日になりますように。