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テーマは「みんなが笑顔になれる結婚式」
2人とも多くの人に支えられ、共通の知人を介して出会ったので、感謝を伝える結婚式にしたいという強い想いがありました。
笑顔や感謝を体現するには、どのような空間にすれば良いか悩んだ結果、「こんな結婚式初めて!」と思えるような空間にすることです。コロナ禍で出かけるタイミングも限りなく少なくなっている今だからこそ、非日常空間を提供したいと思いました。
神社での挙式や披露宴に出席したことがないとゲストから聞いていたので、「これぞ日本の結婚式」をコンセプトにし、演出、衣装、装花、音楽に盛り込みました。神前式にした理由は、両家がひとつになるイメージが強かったこと、縁のある神社で愛を誓いたいと思ったからです。
挙式
都内とは思えない広大な敷地で自然に囲まれているので参進の儀はとても気持ちが良かったです!神殿内もとても広く、歴史を感じる装飾、時折差し込む陽の光、厳かな雰囲気、どれを取っても最高でした。伝統ある会場ですが、清潔感があったのもプラスポイントの1つです。
披露宴パーティ
壁紙が金色なので、豪華絢爛な空間になります。そこまで「和」のイメージが強くないので、装花やテーブルクロスのコーディネートで和装にも洋装にも合う雰囲気がおすすめです!
とても広い会場なので高砂から後ろの席までの距離は出てしまいますが、大きなスクリーンが何個もあるので、どの席からでも楽しめる会場です。
コンセプトやこだわったこと
衣装、装花、テーブルクロス、ナプキンの色味はコンセプトに合わせました。披露宴会場の壁が金色だったので、豪華絢爛な雰囲気になるようテーブルクロスは金色に合わせました。ナプキンは思い切って赤に!カラードレスの色や装花の色と合わせるために差し色の赤にしました!
音楽は和装の時は邦楽、洋装の時は洋楽にしたのもちょっとしたこだわりポイントです。
また上司を招待せず主賓の挨拶を無くすことで、堅苦しくない雰囲気にし、演出を友人に頼まず自分たちで行うことで、自然体で笑顔になれる時間になりました。
特にこだわったのは演出。余興はお願いせず、自分たちで!経験上、余興を担当すると余興まで気が気ではなくなってしまうので、ゲストに100%楽しんでもらえる披露宴を目指しました!獅子舞との入場、鏡開き、お餅つき、ちらし寿司ケーキの入力と神前式ならではの演出を盛り込み非日常空間を味わっていただきました。
お餅つきはゲストにもついていただき、ちらし寿司ケーキは母親にサンクスバイトをするなど、参加型も意識しました!
返信用ハガキを使った抽選会も実施。コロナ禍で欠席の連絡が続く中、出席のハガキが届いたときは本当に本当に嬉しかったので、感謝の想いを伝える場を作りました。新郎側新婦側1名ずつにお菓子で作った花束を贈呈しました!
披露宴の後半には歓談タイムを長めにとりました。コロナ禍で人と会う機会も少なくなっていたので、ゲスト同士の交流も楽しんでほしいとあえて演出を詰め込みすぎないようにしたのもポイントです!
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESS和装 1着目
- スタイル
- 白無垢
式場に和服が豊富にあったので、式場の衣装室で選びました。真っ白ではなくて、肌なじみの良いクリーム色に近い色。折柄ではなく刺繍柄。鶴、松、梅のベストな柄の組み合わせ。これらが決め手となり、2回目の試着で決めました!
SECOND DRESSドレス 2着目
- ショップ
- FOURSIS & CO.
フォーシスアンドカンパニーのアガットにしました。
カラードレスはとっても悩みました。最初はパステルカラーにしようと思っておりましたが、主人のススメでビビットカラーも着てみることに!
着てみたら意外といいかも!と思い、赤か青で最終的に悩みました。自身の好きな色であること、肌なじみが良かったこと、日本のお祝いと言えば赤!ということが決め手になりました。このドレスを選んでから、テーマカラーが赤に決まりました。
また身体を綺麗に見せるため、胸元の形がハートカットではなくストレートなものを選びました。
SHOESシューズ
BENIRの7センチヒールにしました。シンプルなものが良かったので、サテン調ホワイトにしました。履きやすく、快適に過ごすことができました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
白無垢ではうなじが見える高さにしました。全体的にそこまでふわふわさせず、洋髪ですが、きっちりしたスタイルにしました。前髪は、挙式中は綿帽子を被るのでピッタリと留め、披露宴中は前髪をおろすことでイメージチェンジをしました。
ドレスではポニーテールに。髪の毛を伸ばしていたので、カールでボリューム感をだしました。
ACCESSORIESアクセサリー
白無垢のときにはケシパールのイヤリング。挙式中は外し、披露宴のときのみ着けました。そこまで主張しすぎない、白無垢に合うデザインの物を探しました。
ドレスではヘアドレスに合わせたシルバーのイヤリングにしました。リーフ型で、動いたときにキラキラ光るデザインがお気に入りです。デコルテを見せたかったので、あえてネックレスはつけませんでした。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
白無垢は胡蝶蘭、紫陽花、かすみ草の髪飾りを持ち込みました。大きめの胡蝶蘭が式場には無かったので探しました。
ドレスはシルバーのものを持込み。リーフとフラワーのモチーフです。ドレスのビジューの部分がシルバーだったので合わせました。イヤリングとも合うように選んだのですが、イヤリングとセットですか?とヘアメイクさんに言われるほどちょうど良い組み合わせにすることができました。
NAILSネイル
ピンクベージュにシルバーのアクセント、ホワイトのシェルを入れました。肌なじみの良いシンプルなデザインですが、白無垢とドレスどちらにも合う主張し過ぎないデザインに。ネイルはサロンを経営してる友人にネイルのイメージと衣装を見せて決めてもらいました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
日本を代表する春の花「桜」と、実は日本生まれの花「薔薇」の2種類をメインに使いました。
FOODお料理のこだわり
試食会で美味しいと思った料理を取り入れました。神社婚なので和食を中心に、お餅つきのお餅やちらし寿司ケーキの海鮮丼と、演出と紐付けるメニューも出しました。
ゲストからは「お料理がどれも美味しかった」「普段食べきれないのに食べきれた」等お褒めの言葉が多かったです。正直、一流ホテルやレストランと肩を並べることができるクオリティだと思います。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
私は生クリームが苦手なので、ケーキカットはせずにちらし寿司ケーキカットにしました。ゲストも初めて見る演出と喜んでいました。
主人から私へはお箸で、私から主人へは大きなおしゃもじでファーストバイトをしました。お互いの母親にサンクスバイトをすることができ、ゲストにも私たち自身にも思い出に残る演出になりました。取り入れて本当に良かったと思います。
WEDDING FAVORS引出物
人によって贈り分けしましたが、金額だけの違いで全て同じ種類のカタログ3冊セットにしました。自身がゲストとして結婚式に参加した際に、ドレス姿で大きく重い引き出物を持ち帰るのにとても辛かった経験があります。同じ経験をゲストにさせたくないと、引き出物、引き菓子、縁起物の全てをゲスト自身で選べるカタログギフトにしました。
カタログ自体もミニサイズなので、「重くなくて嬉しかった」「一人暮らしで大きなバームクーヘンとかもらって困ることが多かったから小分けのお菓子を選べて良かった」「ネットではなくカタログを見るのが楽しかった」等喜びの声を聞けて嬉しかったです。
PETITE GIFTSプチギフト
アルコールウェットティッシュとミレーのビスケットを自分たちで袋詰めしたものを渡しました。プチギフトで使わないものをもらったときに捨てづらく、家に放置していることがあったので、消耗品にしました。
ミレーのビスケットは私が昨年47都道府県を制覇したとき、最後に行った高知県で出会ったお菓子で、本当に美味しかったので、箱買いして袋詰めしました。「使えるし、食べたことのない美味しいお菓子だった」との声を聞けて本当に嬉しかったです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
婚約指輪はいらないと事前に言ってもらいませんでした。高級な指輪をつけて出かけるのが怖いこと、そこまでつける機会が多くないなら旅行等にお金をかけたかったためです。その分、結婚指輪は好きなものを選んでいいと言ってもらいました。
WEDDING RING結婚指輪
Van Cleef & Arpelsにしました。最初はプレーンがいいかなと思ったのですが、ダイヤが3つ入っているものがとても上品で可愛かったので、ダイヤが入っているものにしました。
ピンクゴールドと悩んだのですが、主人が同じ種類のプレーンのプラチナにしたこと、どうせなら存在感があるものを着けたかったので、プラチナにしました。ダイヤが表面にしかついていないため、冠婚葬祭等場所を選ばず着けられるのも決め手の一つです。あまり他の人とかぶらないので唯一無二感があってとても気に入っています。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
滅多に涙を見せない両親が花嫁からの手紙で号泣していたことです。父親の涙を初めて見て感無量でした。今までありがとうという気持ちと共に、私が二人を支えていこうと心から思える瞬間でした。両親のような親になりたいと思います。
二人らしさとは
明るく楽しく笑顔でいることです。喜びは二倍、悲しみは半分とよく聞く言葉ですが、まさにそれを体現しているような関係性にあると思います。お互い自然体で、時にぶつかったとしてもその日のうちに解決し、笑顔を取り戻す。これからもずっと続けていきたいと思います。
嬉しかった参加者の反応
「今までの結婚式の中で1番楽しかった」「コロナ禍で暗い気持ちになることが多かったけど、明るい気持ちになれて嬉しかった」と楽しかった、良い結婚式だったというお声を沢山いただきました。恩師から、花嫁の手紙について、言葉の選び方には学ぶべきところがあったと言われたことも嬉しかったです。
また、私の結婚式以降に結婚式を挙げたゲストからは、「上司を呼ばないので主賓の挨拶をどうしようか悩んでいたが、なしにしていいと分かって自分もなしにした」という言葉や「引き出物がコンパクトで真似をさせてもらった」という言葉を貰えて嬉しかったです。
私にとって結婚とは
第2の人生のはじまりです。生まれた時はひとりですが、結婚はふたり。恋人としてはゴールですが、夫婦としてはスタート。明るい未来を一緒に考えられる人がいること、支え合える人がいること、家に帰ってきて相手の存在に癒しを感じている時、結婚してよかったなぁと思います。
後悔していること
挙式前の前撮りや披露宴でこんな写真を撮って欲しいと事前にお願いをすれば良かったなぁと思いました。外の杏の花と一緒に撮りたかったのですが、失念しており、アルバムが届いてから気づきました。
またドレスは持ち込み料金を気にして、提携以外のドレスショップを見なかったのですが、安価で良いものを借りることができるドレスショップがあったようなので、もう少し調べれば良かったなぁと思いました。
やりたかったけれど諦めたこと
テーブルラウンドでの写真撮影は、コロナ禍であること、演出上時間が足りなかったため諦めました。
節約のための工夫
インナー、パニエ、ヘアドレス等の持ち込み料金のかからない小物は全て持ち込みをすることで節約ができました。主人の衣装の小物についても全て持ち込みし、大幅な節約が出来たと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
コロナ禍で悩むこともあると思いますが、自分の判断は間違っていないと信じて前を向いてほしいです!持込料は最初の方であれば交渉が効くところもあるようなので、選択肢は広く検討した方がいいと思います。