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テーマは「冬から春へ」
コンセプトカラーを新婦の私が好きな「パティスリー・ラデュレ」のライトグリーンとライトピンクの組み合わせを意識しました。
こだわりは、できる部分を手作り、DIYしたところです。なるべく冬から春を感じられるよう、飾りつけやアクセサリーを頑張りました。
結婚式は2月の終わり頃、まだまだ朝は寒いけれど梅や春の花がだんだんと蕾から咲き始める時期で、昼間は暖かい日もある季節でした。
日中の式でしたので、ゲストの方は朝、「寒いなぁ」と思いながら来ていただき、ウェルカムスペースや挙式では「冬」を感じる演出や飾り、ドレス、ブートニアとブーケを手作りしました。
披露宴会場に入り、ラデュレを意識したカラーと春らしいピンクの幸福感のある演出をして、ゲストの方に「春」を感じでいただきました。
挙式
入場時には後光が射したようなスポットライトが自然光でキレイに入ります。大人数向けではないので、挙式会場は大きいわけではないです。
チャペル内は壁が暗い色なので、ステンドガラスの色や、ウェディングドレスの白が映えて写真も綺麗に見えると思います。
披露宴パーティ
披露宴会場も大きすぎず、ゲストの方との距離が近いので、自然とみなさんが高砂の私たちの方へ来てくれました。ゲスト側にあるガーデンに通じる窓(ドア)が大きく、昼間の式であれば自然光が披露宴会場へ柔らかく入ります。夜であればライトアップすればロマンティックに、春や秋の温暖差が少なければ開放もできるようです。
庭に桜の木があり、タイミングがよければ桜の花を見ながら披露宴、フラワーシャワーなど受けることができると思います。
コンセプトやこだわったこと
ゲストの方に「私たち自身を知ってほしい」という思いがありました。また、テンプレートな式の内容に、何回かご友人の式に参加したことのある夫は辟易していたので、「ケーキカットは無し」「プロフィールの内容を濃くしよう(生年月日などしか情報がないものが多いため)」「料理は美味しく充実感のあるものにしよう」と、ゲストのことを思って式を作り上げました。
ドレスやタキシードと一緒につけるリストブーケ、ブートニア、アクセサリーを新婦のわたしの趣味である立体刺繍で作りました。
また、新郎の夫には得意のパソコンを使ってオープニングムービー、プロフィールムービーなどを作ってもらいました。 互いの趣味や得意なことを結婚式を通じて知ってもらえればと思いました。 テーブルの席札、プロフィール帳、エスコートカードは2人で手作りにすることで、夫婦らしさを出しました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
ホワイトのマーメイドドレスのウェディングドレス
テーマを「冬から春へ」だったので、ウェディングドレスは「冬」をイメージするため、雪の女王のような冷たさのある美しさがあればいいなと思い、マーメイドドレスでクールなクラシックさを演出させました。 衣装全面にビジューが縫い付けてあったので、ティアラやアクセサリーは小さめにしました。
ウェディングドレスに合わせて、冬の花であるスノードロップの立体刺繍イヤリングをつけて、演出とドレス、アクセサリーを冬で統一させました。
SECOND DRESSドレス 2着目
コーラルピンクのAラインカラードレス
披露宴会場は、「春」のイメージだったので、お色直しでカラードレスをコーラルピンクとホワイトカラーにしました。桜の花があしらわれており、オーガンジー素材の裾が、ピンク〜オレンジに何層も重なっているので歩くとふんわりした印象になり、柔らかさが穏やかな春を印象づけられました。
春の花といえばやはり桜のイメージが強かったので、ブラウンピンクにしたヘアカラーはカラードレスでおろし、リストブーケも桜とイチゴをあしらったものを作りました。 昼中の式だったので、暖かい光が射した中で一気に華やかな雰囲気になったドレスだと思います。
SHOESシューズ
衣装屋さんが貸し出してくれたものです。10センチヒールでしたが太めのヒールで歩きやすく、エナメルのホワイトカラーでした。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
髪を伸ばしており、式では柔らかな雰囲気と華やかさを出すために、髪をカールさせました。2着目のドレスカラーに合わせるため、ピンクブラウンのヘアカラーにしました。
ヘアスタイルは、ウェディングドレスの時はシニヨンなふんわりしたまとめ髪、カラードレス時はポニーテールに見えるようなハーフアップにしました。
首元を見せた方が顔周りがすっきりした印象になり、ドレスも綺麗に見えました。
ACCESSORIESアクセサリー
・リストブーケ
バージンロードを歩く時以外はブーケは持たず、ウェディングドレス時もカラードレス時も手作りのリストブーケをつけました。
・イヤリング
スノードロップの手作りのイヤリング
・ヘアアクセ
挙式は小さめのティアラ、披露宴時は小枝のアクセサリー、カラードレスには大きめのリボンがカラードレスとセットであったので使用しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ウェディングドレス
・小さめのティアラ(顔の形が小さめのティアラがいいとされていたため。ウェディングドレスがクラシカルな印象だったので、小さめにすることで雰囲気をまとめました)
・小枝のアクセサリー(クラシックな印象を引き継ぐため、披露宴会場に入った際には小さめのビジューが付いているアクセサリーにしました)
カラードレス
・大きめのリボン(可愛い印象にしたかったので、ポニーテールに白くてグリッターが付いている大きめのリボンをトップにつけました。ドレスもセットで付いていたものでした)
NAILSネイル
メインの花は桜にしました。 春らしい花を並べてもらい、桃色、黄色といった鮮やかな色の花を中心にしてもらいました。 ソファ席だったため、両側に、背は高すぎない花を多すぎないボリュームで押さえていただきました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
ゲストのテーブルは、料理が並ぶため、あまり多く飾りすぎないようにしました。フローリストさんとは意気投合していたので、すべてを委ねることができました。
FOODお料理のこだわり
料理はゲストの方たちが一番楽しみにしているところだと思います。夫婦でも、結婚式は料理が楽しみだよねと意見が合致しており、美味しい料理で満足して帰ってもらいたかったというのが第1に結婚式をする上で出た意見でした。
ですが、男女や年齢で食べられる量が決まっており、私自身も友人の結婚式に参加した際、メインのお肉や後のお茶漬けなどがまったく食べられなかった経験があります。そのため、コース料理はお茶漬けとデザートを無くしました。
そのかわり、まだ料理が食べ足りない人、もうデザートを食べないなと思っている人、お酒のおつまみが欲しい人、あらゆるゲストのために、ビュッフェを用意しました。
フレンチコースの料理でした。
料理の内容は、前菜、スープ、お魚料理、メインのコース4品に、ビュッフェ料理です。
少なくなったコース料理は内容を濃くしました。
前菜は豪華なお刺身料理、スープは私が好きなさつまいもをつかったクリームスープ、お魚料理は夫が思い入れがあるという大きなオマール海老、メインは牛フィレ肉、ビュッフェはお寿司からアイス、おつまみの生ハムやチーズまで色とりどりで、ビュッフェはウェルカムスペースを利用しました。
私たちもビュッフェ料理を取りに来るゲストと写真を撮ったり談笑をしたりする時間になり、常に周りにゲストが集まってくれる空間になり、式後もたくさんの人に良かった、美味しかったと印象に残っていたみたいです。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウェディングケーキは用意しませんでした。
代わる演出も特にしませんでした。
ウェディングケーキを用意しなかった理由は、2つあります。
まず、ケーキカットがゲストにとって楽しい時間であるか?というのが夫婦2人の疑問でした。大きなスプーンで新婦が新郎に大きな口を開けて食べさせる、というのを夫は友人の結婚式で何度も見ており、また、経験してきたご夫婦たちにとってもありきたりだと思われるかなと思いました。
加えて、カット後、ケーキが個人に配られるものはあまり形が良くなかったり、味が一定のものばかりだと感じたからです。それであれば、ゲストにケーキを並べたものを選んでもらい、美味しく食べてもらおうと考えました。ビュッフェにて、料理長の作ったプチケーキや他のデザートを用意してもらいました。
WEDDING FAVORS引出物
カタログギフト、引き出物はすべてのゲストに贈りました。 縁起物は、親戚、会社の上司のみに渡しました。 友人には引き出物はバームクーヘン、親戚や会社の上司には和菓子(あん餅) その代わり、プチギフトを3つに分けて直接、式の最中にゲストに贈りました。
PETITE GIFTSプチギフト
披露宴会場のテーブル、ナフキンと一緒にいちごの形のチョコレート(ドライイチゴをホワイトチョコレートでコーティングしてあるもの)を置き、送賓の際に、テーマであったパティスリーラデュレのような見た目のクッキーを渡しました。
ウェルカムスペースでクイズをしたので、その正解者のゲストには市販のチロルチョコレートや、旅行で行った際に買ったハワイバージョンのチョコボールを渡しました。
WEDDING RING結婚指輪
ティファニー、形はハーモニー、素材はプラチナ
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
私の家族は母子家庭です。
姉と2人兄弟で、元々は福井県で父親と4人で過ごしていましたが、父の死をきっかけに、母の実家である山口県に7歳の頃に越してきました。
母の両親、わたしのおじいちゃんとおばあちゃんは体調が良くなく、父の親戚も秋田と遠い地方のため、私の親戚の参加は母と姉のみでしたが、夫側は親戚が多かったため、人数の差がありました。
私が中学生の頃通っていた、民芸である大内漆塗り工芸の先生お2人が、挙式前の親族顔合わせに参加してくれました。親戚ではないのですが、私を娘のように可愛がってくれたお二人が、優しい目で私を見てくれていたのを感じると、挙式前から涙が止まりませんでした。
私はこんなに素敵な方たち(夫や義理の父母姉も含めて)に囲まれて祝福されているんだという実感が湧き、母も、式の最後に「本当に産んで良かった」と言ってくれたことが感動しました。
二人らしさとは
2人で協力しあうこと、何を一番に考えるかの軸をきちんと決めておけば、周りのゲストさんは2人らしい式だなと感じてくれると思います。
夫婦がずっと一緒にいて顔つきが似てくるように、同じ目標や目的を2人で達成することが大切だと思いました。
私たち夫婦は、結婚式を「ゲストに自分たち夫婦を知ってもらいたい」というのが第一にありました。
楽しんで帰ってもらいたいというのはすべてにおいてありましたが、自分たちが相手の親戚や友人に、自分の好きな人がどんな人なのかを知ってもらいたかったです。
結婚式には、2人の思い出のものを並べ、私の好きなキャラクターを夫がクイズ形式にしてくれたり…テーマカラーも私が好きな空間をゲストと一緒に味わいたかったので、雰囲気づくりもしました。
結婚式は、半年近く二人で同じ目標をもつことなので、何か1つ、二人で軸を決めて肉付けをすれば、二人らしい結婚式になると思います。
嬉しかった参加者の反応
プランナーに、ゲストが自然と私たち夫婦の周りに集まってきていて楽しい雰囲気が全員で作りあげられていて良かったと言われました。
こだわった料理の内容、ビュッフェも良かったと言った感想が多い中で、結婚式の経験のある女性の友人には、私たちの用意したウェルカムスペースや披露宴会場の演出が大変だっただろうと労いながら褒めてもらえました。
新郎のご友人には、私の両親への手紙を思い出して2ヶ月経っても涙ぐむ方もいらして、私の気持ちがいろいろな方に伝わっていることがとても嬉しかったです。
私にとって結婚とは
恋人同士だったころの恋愛も素敵な時間でした。でもそれを越えた先にある、結婚という覚悟ができるような人と一緒にいるんだという安心感です。
一生私のそばにいてくれると、私にだけではなく、自分にも誓える人間性。そんな人とであれば、私一人で生きるより二人で生きる方が楽しいと感じました。
自分一人では考えなかったこと、自分ですら気づかない私の良さを、夫といることで気づかせてくれる、そのまた逆もあります。
2人でいることに意味があるんだと思わせてくれる人と、結婚という一言で表現できる事実があることが嬉しいです。
後悔していること
美容師さんにメイクを頼むことが通説と思っていたため、お願いしてしまいました。 自分の使っていたメイク道具の方がファンデーションのヨレもなく、自分の好きなカラーでメイクもできたので後悔しています。
結婚式用に、涙でもヨレないファンデやアイライナーがあると思ってましたが、使っているのはあまり変わりませんでした…自分のメイクにこだわりがあったため、任せるのはやめておけばよかったなと今でも思っています。
節約のための工夫
手作りできるところはする
(アクセサリーづくり、ウェルカムスペースなど)
衣装屋さんに貸してもらえるものは貸してもらう
(私の場合はコルセットやブライダルインナー、靴、ヘッドアクセ、ティアラなど無償で貸してもらえました)
当日のカメラを、友人に頼みました。
(データも早かったです。式場に頼むととても高かったので)
手を抜くところは手を抜いて休む、どうしてもやりきりたいこと、飾りをこだわっている箇所があれば、そこにはお金を惜しまないことです。
ペーパーアイテム(メニュー表、席札、プロフィール、席次表)は、手作りは時間がかかりますが安く抑えられます。また、委託可能な式場であれば、ネットで探して頼むとだいぶ節約になります。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
自分1人では絶対に結婚式はできません!
プランナーさん、旦那さんに頼りながら協力して進めることが第一です。
役割分担を決めて、締切日を決めることが理想したものに近づけるためには良かったですが、私は張り切りすぎてストレスがたまってしまい、肌に影響が出てしまいました。 手を抜くところはきちんと抜いて、頑張りどころを何点かに絞っておけば、満足度が高い式になると思います!
私たち夫婦は、結婚式を通して絆が強まりました。
結構難関な部分が結婚式には隠れてます。
2人で乗り切って最高の結婚式にしてください!