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私達の結婚式のテーマは「アットホームで笑顔溢れる一日」です。ゲストが笑顔でないと私達も楽しめないと思ったので、どのようにしたらゲストが一日快適に楽しく過ごせるか、笑顔溢れるおもてなしができるか、を考えました。
イメージしたのは、広い邸宅でリラックスしながら過ごす海外のガーデンウェディングパーティです。当日はハプニングもありましたが、私達もゲストと一緒になって笑い、感動して涙し、二人らしい笑顔溢れる式にできたと思います。
「日比谷パレス」を選んだ理由は、建物が日比谷公園内にあるので「公園は一生無くならないから、いつでも帰ってこられる」と思ったからです。
そして、緑に囲まれた会場であること、料理が美味しいこと、ドリンクの種類が豊富なこと(ノンアルコールドリンクも多い)も高ポイントでした。「日本酒の鏡開きをしたい」という私達の要望にも、スタッフさんが「是非!」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。
自由度が高く持ち込みにも寛容な上に、スタッフさんに何を相談しても「良いですね!」「やってみましょう」と受け入れてくださいました。形式にとらわれず、自分達らしい結婚式がしたい方には相性の良い会場だと思います。
さらに、スタッフさん同士の仲が良く、何かハプニングが起こったとしても迅速に対応してくれるのでとても頼りがいがありました。チームワークが良く、傍で見ていても「この方達に支えられた結婚式だったんだな…」と感動しました。
挙式
日比谷パレスといえば「緑に囲まれた屋上チャペル」というイメージがあったので、私達もそこで挙式を行う予定でしたが、当日ハプニングがあって使えなくなってしまいました。急遽、受付として使用していた2階のスペースに椅子を並べる形で挙式を行いましたが、結果、この形で進められてとても満足しています。
開放感は屋上チャペルには劣りますが、室内にしたことで窓から見える新緑が絵画のように見えて、まるで森の奥の教会にいるかのような雰囲気を感じられました。
挙式でのこだわりは、誓いの言葉を事前にゲストから募っていたことです。ゲストから集めた誓いの言葉を司会の方に読み上げていただき、私達が返答することで誓いの儀式が成立する、という流れにしました。この演出は屋内挙式になったことで、ゲストの掛け声も私達の発声も互いに聞き取りやすく、目指していたアットホームでカジュアルな挙式になったと思います。
挙式後は1階に移動し、「日比谷パレス」の前を横断する形でフラワーシャワーを行いました。
挙式が室内だったからこそ、屋外へ出た瞬間に新緑の美しさが目に飛び込んできたのも感動しました。その印象的なシーンの中に大好きなゲスト達が笑顔で待っていてくれて、喜びが溢れてきました。
披露宴パーティ
披露宴には、日比谷公園を真横に眺められる1階の会場を選びました。テラスも使えるということだったので、当日は屋外テラスを開放しました。公園の緑と風を感じながら私達が用意したコンテンツを楽しむ他に、テラスに出て自然をバックに写真を撮ったり、お酒を飲んだりと、ゲストが各々リラックスできる空間になったのが良かったです。
「日比谷パレス」は一日貸切にできるので、挙式後の披露宴は1階で行い、ゲストをお見送りした後は2階の会場でお酒とおつまみと談笑をメインとした1.5次会を行うことができました。
1.5次会を設けたことで、私達とゲストが同じ目線でおしゃべりや記念撮影、美味しい料理とお酒を楽しめました!
コンセプトやこだわったこと
私達のモットーは「ゲストの笑顔を増やすこと」だったので、自分達も楽しく準備をして、当日はエンジョイし尽くすこと、ゲストに感謝を伝えることに集中しました。中でもこだわったポイントは
①夫の友人の酒蔵の樽酒で鏡開きをすること
②司会者は私達が納得できるプロを指名すること
③プロフィールブックは自分達だけでなく、式をサポートしてくれた方についても触れること
④プロフィールブックに載せる写真は最低限にすること
⑤夫婦喧嘩するほど結婚式の準備に没頭しすぎないこと
の5点です。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
《ショップ》レジーナクローゼット
《ブランド》beccar
《ドレス名》Sereni
私は優柔不断で決断力がないので、担当の方に好みのテイストとマーメイドドレス希望であることをお伝えし、プロの目線でドレスを提案していただきました。
選んでもらったウェディングドレスは、ブラッシュカラーの生地に白い花のレースが立体的に配置されており、新緑の中の式にとても映えたと思います。
ドレスのトレーンは短めですが、それに似合う花のロングベールを合わせてみたところ、
挙式の厳かな雰囲気にもよく似合うスタイリングになったので、とてもお気に入りの一着になりました。
SHOESシューズ
「ZARA」のゴールドの14㎝ヒールサンダルを着用しました。私はヒールを履く際につま先が痛くなりやすいのが悩みだったのですが、この結婚式はカジュアルテイストなのであえてサンダルを選びました。
14㎝とヒールが高めでありながら、ストラップで足首をしっかり固定できたので一日快適に過ごせました。また、ゴールドという華やかさが結婚式に合っていたと思います。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
3回ヘアチェンジを行いました。挙式は少しだけ髪を引き出したシニヨン、披露宴途中でツインハーフ、1.5次会前にふわふわの編みおろしといった風に、シーンに合わせてガラリと雰囲気を変えました。
髪にインナーカラーを入れていたので、それを自然な感じに見せられるようヘアセットしていただいた点も気に入っています。
ACCESSORIESアクセサリー
挙式と1.5次会ではビンテージのパールとビジューの小さめのイヤリングを、披露宴では「orgablanca」の「BABI coin」をつけました。いずれもドレスをレンタルした「レジーナクローゼット」さんでお借りしたものです。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
髪の引き出し方や巻き方など、ヘアメイク全体が気に入っていたので、あえてヘッドアクセサリーはつけませんでした。
NAILSネイル
ピンクをベースにしつつ、ドレスに合わせた白い花をポイントの指に描いてもらいました。残りの指には、マグネットフレンチなどをお任せで飾っていただきました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
フローリストの「maisonmalta」さんに、日比谷公園の新緑を活かしてほしいこと、ナチュラルな雰囲気が好みであることを伝え、あとはお任せでコーディネートしていただきました。
当日の装花にはディルやフェンネルなどのハーブ、少しラフなバラ、野花など様々な花が使われていました。それらが、まさに今摘んできましたと感じられるような、いきいきとした雰囲気に仕上がっていて、とても感動しました。
FOODお料理のこだわり
料理のこだわりは大きく2つあります。1つは試食会でいただいたコースをベースにして、当日は二人の出身地である埼玉と新潟の食材を取り入れてもらいました。
もう1つはウェディングケーキがない代わりに、お肉料理のあとにおつまみプレートを出していただいたことです。お酒好きのゲストが多かったので、夫の友人の酒蔵の樽酒で鏡開きを行うなど力をいれて準備し、最後までゲストにお酒を楽しんでもらう工夫をしました。
料理については、量も味も大満足でした!ゲストから「二人らしいこだわりを感じられて嬉しかった」など言ってもらえて嬉しかったです。
「日比谷パレス」はレストランということもあり、アレルギー対応だけでなく、好き嫌いにも配慮してくれ、ゲストからも感謝の声が届きました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウェディングケーキの代わりに、夫の友人の蔵元にお願いして用意していただいた樽酒で、鏡開きを行いました。
よくある後から樽にお酒をそそぐタイプではなく、しっかり木樽の香りがうつった美味しい樽酒を振る舞うことができて、ゲストにも好評でした。
10升分のお酒を用意したのですが、帰る頃には1升ぐらいまで減っており、嬉しかったです。
ウェルカムスペースに「ウコンの力」や「ヘパリーゼ」を用意したこともとても喜ばれました。そのまま置いておくと味気なかったのですが、スタッフさんが籠に入れて可愛くコーディネートしてくださいました。
WEDDING FAVORS引出物
《親戚》ダンチュウカタログギフト・鰹節・銀座はやしだの和スイーツセット
《会社役員等》ダンチュウカタログギフト・ハーブソルト・スティックケーキギフト
《一般ゲスト》グルメカタログギフト・ハーブソルト・スティックケーキギフト
PETITE GIFTSプチギフト
結婚式の日付と私達のシルエットの焼印をいれた「こだまのどら焼き」と、私が応援しているイラストレーターさんにイラストを書いていただいたオリジナルパッケージのコーヒーバッグのセットです。
「こだまのどら焼き」は夫の仕事で縁のある仙台の和菓子屋さんのものです。
WEDDING RING結婚指輪
「福永宝飾店」という吉祥寺にある小さな工房で作っていただきました。二人でデザインと地金を決めて作ったというオリジナル感が気に入っています。夫はシャンパンゴールド、私はプラチナと別々の金属にしました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
挙式の際にハプニングがありましたが、それも楽しんでくれるゲストや親族がいてくれたことと、なんとか解決しようと奮闘してくださるスタッフの方々がいて、そして「そんなこともあるよね。でもこんなこと滅多にないだろうから面白いね!」と一緒に笑ってくれる夫がいてくれて、「こんなにも素敵な人達に囲まれていてなんて幸せなんだろう」としみじみ感じた瞬間に、心がとても温かくなりました。
また、ゲスト同士が新郎側・新婦側の垣根をこえて写真を撮り合っていたり、乾杯し合っていたりと、大切なゲスト同士がつながって、縁が広がっていく場にできたことが本当に嬉しかったです。
二人らしさとは
「笑顔の総量を増やすこと」「感謝を忘れないこと」を大切にしています。ゲストが笑顔でいてくれてこそ、自分達も笑えますし、大切な時間を割いてお越しいただいたことに感謝したいと思って準備をしました。
嬉しかった参加者の反応
「ハプニングもあったけど、参列者の温かさを感じられる良い式だった。これも二人が愛されている証拠だね!」
「二人のこだわりと配慮が感じられる素晴らしい式だった!」
「母親の気分でもらい泣きした」
「細やかな心遣いが本当に嬉しかった」
「料理が美味しすぎた」
「鏡開きも日本酒も最高だった」
などの嬉しい感想をいただきました。
私にとって結婚とは
「1+1が2以上になるのが結婚だな」と思いました。よく「嬉しいことは倍に」といいますが、結婚式は3倍にも4倍にも感じられました。これからも家族だけでなく、私達の大切な人も巻き込んで、笑顔で過ごせるよう今後の人生を朗らかに歩んでいけたらと思います。
後悔していること
分かってはいたけれど、体感時間が本当に短くて、お話ししきれないゲストがいたことが少し心残りです。一方で「時間が足りない!」と感じられたということは、それだけ楽しく過ごせた裏返しとも思っており、その点では後悔はありません。
やりたかったけれど諦めたこと
当日のムービーは金額の関係で、採用しませんでした。
節約のための工夫
ペーパーレス化を進め、基本はWEBの招待状や席次表にしました。ご祝儀も電子マネー化したことで、ゲストの時間節約にもなったと思います。
その代わり、自作した新郎新婦のプロフィールブックは24Pにもわたる大作にして、インタビュー記事やクロスワードパズルなどを入れてゲストに楽しんでもらえるように工夫しました。
また、オープニング・エンディングのムービーも自作しました。
ドレスに関してはお色直しはせず、ヘアスタイルチェンジだけにすることで雰囲気を変えつつ節約しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
結婚式とは「自分は何を大切にしたいか」を常に忘れないことが大事だと思いました。節約を気にしすぎて準備が辛くなったりしていないか、楽しんでほしい一心がゲストの負担になったりしていないかは、時折俯瞰して全体を見渡せると良さそうです。
私自身が準備の途中で燃え尽きかけてしまいそうになったので、理想の結婚式像をブラさないためにも、大切なことは何かを軸に置いて準備を進めるのが良いと思います。
初めに「日比谷パレス」を訪れた時は、担当のプランナーさんが若手の方だったので少し不安を感じていました。ですが、私達がどんなに雑にお願いしても優しく受け止め、最善案のご提示をしてくださいました。途中、私達と趣味が同じということが分かってからは、打ち合わせ中に何度も大笑いをしてしまうほどでした。
当日、担当プランナーさんの姿を見た時には、正直惚れました!リハーサルでの動きの指導や、宴中の迅速な動きと細やかな気遣いに何度も助けられました。
ハプニングがあったことですべてが予定通りとはいかず、変更が目白押しの結婚式になりましたが、どこを思い出してもゲストの笑顔に溢れていて、本当に良い時間になりました。
写真を見返すと、プランナーさんがいつも私達の背後に控えてくださっていたことが分かり、感謝でいっぱいです。
レストラン会場なので、折を見てまたお食事に伺い「いつか一緒に思い出話ができたらいいなぁ」と思っています。