挙式
赤坂氷川神社は、都心にありながらも緑が深く、御社殿が江戸時代の創建当時のまま、現代にその姿を伝える歴史と趣のある神社です。基本的に持ち込み自由、挙式料も良心的でした。
神前結婚式は、式次第に沿ったお作法がありますが、挙式前に神職の方と一緒に練習をする時間があるので、心配なく挙式に臨めます。
参進の際は、私達のために雅楽が演奏され、また、普段の参拝では見ることのできない天井に描かれた圧巻の花鳥図に囲まれながら挙式をあげられたことに非常に感動しました。
家族やゲストから「厳かな雰囲気の中での挙式が非常に印象的だった」といった声が多くありました。
披露宴パーティ
ドイツの結婚式の習慣に沿って、夕方以降に披露宴ができる会場を探しました。私達が選んだプランには披露宴前のWelcome partyがついていたので、ゲスト同士、できるだけ交流できるような時間を作りました。
披露宴会場の外に100本超のキャンドルを並べ、外が暗くなってきた時に一斉にを灯すなど、夜の披露宴ならではの演出をしました。
コンセプトやこだわったこと
ゲストにリラックスして楽しんでもらことを最優先にしました。ゲストの半数以上が海外からお越しいただいていたこともあり、日本やドイツ各国の結婚式のイベントを入れたり、ビュッフェを取り入れたり、ゲスト同士楽しく会話できるユニークな空間づくりを目指しました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESS和装 1着目
- スタイル
- 色打掛
THE TREAT DRESSING
白地の色打掛で、派手すぎず、グリーン、オレンジなど爽やかな色味が入っており、どこかモダンな雰囲気もあったのが決め手になりました。
SECOND DRESSドレス 2着目
Anne Bangeのウェディングドレスを着用しました。
大きく立体的な花や葉のレースが気に入り、また、マーメイドドレスを着たくてボディメイクをしてきたので、それを生かせるドレスにしました。
披露宴の最後中行ったファーストダンスのことも考えて、軽めのドレスを選んでいます。
THIRD DRESSドレス 3着目
レジーナクローゼットのOksana Mukhaのグリッタードレスです。
2次会の開始時間が22:30過ぎでしたので、ギラギラした雰囲気に合うものを選びたく、また、どうしてもレジーナさんのドレスを着たくてこちらのグリッタードレスを選びました。
SHOESシューズ
和装:金、白の花刺繍の入った草履
シンプルな草履よりも、足元まで華やかな方が好きなので刺繍の目立つ草履にしました。
ウェディングドレス:何年か前にパーティー用に買っていたJIMMY CHOOのゴールドグリッターパンプスです。ヒールの高さは、走ったり、ダンスができるように8.5cmにしました。結婚式前に何度も履く機会があったので、普段使っているハイヒールと同じ感覚でストレス無く過ごせました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
<ヘア>
挙式では、義理の母がドイツからお花の飾りをたくさん買ってきてくれたので、それを存分に生かすヘアスタイルをヘアメイクさんにご相談しました。
披露宴では、雰囲気をがらりと変えてかきあげダウンスタイルに、2次会では、再度雰囲気を変えて、
シンプルでツヤのあるポニーテールにしています。
<メイク>
赤のリップが好きなので、それが似合うようなメイク、また、新郎の隣に立った時に、”いかにもアジア系な顔立ち”を連想させる薄いメイクはどうしても避けたく、華やかにしていただきました。
ヘアメイクさんはベテランの方で、ツヤと華やかさが両立したメイクをしてくださり、素晴らしい提案力とスピーディーな仕上がりに感銘を受けました。
ACCESSORIESアクセサリー
挙式では、成人式のときに両親からもらった真珠のピアスを着けました。シンプルながらも、色打掛に合うと思います。
欧州の結婚式にまつわる習慣として、Something Fourがありますが、彼や家族が私たちの結婚式でも何か取り入れることを勧めてくれました。
そこで、披露宴では、
Something Borrowed:私たちの結婚式の100日前に披露宴を挙げた友人からピアスを借りました。模様が細かく、華やかでとても素敵なデザインで、大事なピアスを貸してくれた友人に心より感謝しています。
Something Old:彼のおばあさまの結婚指輪を義理の母よりいただいたので、披露宴の時に着けました。結婚式を挙げた1933年6月、おじいさまの名前の刻印がされており、思い出がたくさん詰まった指輪を私にくださったことに心より感謝しています。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
和装でお花の飾りをつけました。
ドレスでは、ヘアメイクさんが素敵に仕上げてくださったヘアスタイルをそのまま楽しみたかったので、ヘッドアクセサリーはつけていません。
NAILSネイル
シンプルに赤1色のネイルです。
他の人とはちょっと違うものにしたかったのと、義理の母がここ30年程マニキュアは赤と決めていることもあり、彼女とお揃いにしてみてました。結果、とても喜んでくれました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
会場提携先のmini et maxiさんにお願いしました。
高砂装花はソファを選んだのですが、隙間が見えて寂しくならないようにボリューム重視でオーダーし、テーブル装花はナイトウェディングなのでフローティングキャンドルを入れ、2パターンのテーブル装飾花を作っていただきました。
自分たちの想像をはるかに超えた素敵な仕上がりに感嘆しました。
FOODお料理のこだわり
まず、大変遺憾ながらプランナーに試食会のご案内をしていただけず、結婚式前にゲストの方々が召し上がるお料理を試食できなかった為、写真の見た目で選びました。
全てのゲストにお料理を楽しんでいただきたかったので、通常のコースの他、宗教上食べられない食材を除いたコース、ヴィーガン向けコース、お肉を全て除いたコースを用意していただきました。また、ビュッフェも取り入れましたが、甘いものが苦手な方が相応にいらっしゃったので、セイボリーの割合を増やしていただいています。
ゲストからは「お料理が工夫されていて本当においしかった」という声をいただき、ほっとしました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウェディングケーキは準備していません。
それに代わり、樽酒で鏡開きをしました。こだわったのは、私の出身地のお酒を選んだことです。
母方の祖父母が酒屋を営んでいたので、祖父母も両親も好きな銘柄を選んでいます。司会者のグレッグさんが鏡開きの意味をゲストの前でお話くださいました。
WEDDING FAVORS引出物
引出物は、日本からいらっしゃるゲストと海外からいらっしゃるゲストで贈り分けをしました。赤坂プリンスクラシックハウスでは、引出物を自由に持ち込めないため、提携先の百貨店で取り扱っていただけるように交渉しました。
PETITE GIFTSプチギフト
友人の知り合いのMittenさんというクッキー屋さんにオーダーしました。
私が好きなうさぎと、幸福のシンボルと言われるスプーンの組み合わせで、オーダーメイドにて作ってくださいました。
「ありがとう」を意味するタグを英、独、日の3か国語で付けました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
母から譲り受けた婚約指輪をリメイクしました。
父と母の思い出が詰まった指輪なので、母は大変喜んでいました。
WEDDING RING結婚指輪
GINZA TANAKAのPasserelle Amoureuseというハーフエタニティです。
婚約指輪をこちらのお店でリメイクしていただいたので、結婚指輪も同じお店で作りました。
本当は、フルエタニティの指輪を検討していたのですが、将来、年齢とともに関節が太くなって結婚指輪が入らなくなる、と母や叔母たちから聞いていたので、サイズ調整ができるデザインにしました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
日本だけではく、香港、シンガポール、インド、ドイツ、英国、米国からゲストがはるばるお越しいただいたことです。
しかも、パートナーやご夫婦、ご家族で列席くださった方が多くいました。
ゲストにSave the Dateを送付する前から「航空券取ったよ!!」とご連絡くださる方もいて、時間を割き、予定を調整し、円安とはいえ旅費をかけてお越しいただけたことに感動しました。
二人らしさとは
年齢、育ってきた環境、お互いの習慣、考え方等、二人の間には相当な違いがありますが、お越しいただくお互いのゲストを大事にするという点はぶれませんでした。この点が2人らしさだと思います。
嬉しかった参加者の反応
「司会者のグレッグさんの世界観に引き込まれ、もっとあの空間にいたかった」「今までに全く体験したことのない披露宴で、日本とドイツのイベントがうまく混ざり合っていた」「日本の神社の神聖さを感じた一方で、パーティーはショーのようだった」等のポジティブな感想を多くいただきました。
披露宴では、ドイツの結婚式の伝統的かつ定番イベントを2つ(1.Sawing the Log :丸太切り、2.Cutting a Heart Out of a Bedsheets :ベッドシーツからハートを切り抜く競争)取り入れたのですが、グレッグさんが日本語でも分かりやすく説明してくださったおかげで、皆で盛り上がることができたので、このようなコメントをいただけたのだと思います。
私にとって結婚とは
人生のいち通過点に過ぎないかもしれませんが、マイルストーンとなるものだと思います。
結婚式の準備が非常に大変だったので(もはや「大変だった」の一言ではとても表現できません)、家族にこれまでの感謝を伝えられた時、そして、ゲストの方々から「今ままで披露宴に何度も参列したけど、こんなに楽しく時間があっという間だと感じた披露宴はない」と感想をいただいた時には、心身ともに疲弊し、準備に奔走した沢山の時間が報われた気がしました。
後悔していること
First Danceの練習をもっとすべきでした。時間確保してダンススクールに通って習えば良かったです。
世代なのか、本当に恥ずかしながら、私は体育の授業でしかダンスをしたことがありません。新郎が思っている以上に私のダンスの出来が悪く、結婚式1か月前から毎晩ステップと動きを教えてもらって練習しました。それでも、基本のステップをするのがやっとでした。
やりたかったけれど諦めたこと
シャンパンタワーをしてみたかったです。他にもイベント入れたので、時間の関係で諦めました。
節約のための工夫
特に節約はしておりません。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
それぞれの家族や、お越しいただくゲストを想いながら結婚式の準備を進めていただきたいです。
プランナーさんによるところが大きいのかもしれませんが、情報収集を欠かさずに自分たちのアイディア、意見をしっかりと伝えれば、これまで赤坂プリンス クラシックハウスで対応していなかったことも、実現できるように検討し、動いてくださる可能性はあると思います。