llbueno4
結婚式のテーマは『思い出の旅行地スペイン』にしました。
会場探しに難航していた中、スペイン料理(バスク料理)レストランのエネコ東京に出会いました。料理・会場すべてが自分好みで、しかもスペインは二人で行った旅行先で最も印象深い土地だったということが決め手になりました。
結果、ドレス・料理・装花・音楽すべてにスペインの要素を取り入れることができ、結婚式全体の世界観に一貫性を持たせることができました。
「料理」「自由度」「会場の全体的な雰囲気」が決定時の大きな理由でしたが、1日1組貸し切りで時間の制約がない点や、BGMをお願いできる点も良かったです。
挙式
中庭を利用した挙式スペースで、常緑樹と白い壁や床に囲まれたシンプルなところが好きなポイントです。
半分屋外なので非常に明るいです。
もともと挙式にはあまり重きを置いておらず、豪華な挙式場もイメージと違うと思っていました。
かといってレストランウェディングでよく見るような披露宴内人前式や場内の廊下のようなスペースで行うのもな…と感じていたので、こちらの挙式場はピッタリでした。
施行時期が9月上旬だったため暑さを心配しておりましたが、扇風機に加えて可動式の屋根を展開していただくことで、気にする程は暑くはなかったかと思います。
披露宴パーティ
いかにも結婚式という雰囲気の披露宴会場ではなく、椅子やライトが個性的な会場です。オープンキッチンのため、料理が用意される様子をゲストからも見ることができます。
地下の会場ですが、大きな窓から外の光が差し込み、白壁とグリーンが見えるので明るく感じました。
コンセプトやこだわったこと
「自由に、やりたいことはやる、やりたくないことはやらない」という気持ちを貫きました。
従来の結婚式の型にとらわれず、堅苦しくなく会話する時間をたくさん取れるパーティーを目指し、定番演出といわれるものでも自分たちはやらなくていいかなと思うものは省略しました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
『Sophie et voila』の「Blanche」というドレスです。
会場を決定した際に、スペインのこちらのブランドを紹介していただきました。シンプルながら個性的なドレスが多く、似合うかわからなくても是非着てみたいと思いました。
トレーンのように長いケープが特徴的なこちらのドレスは、ブランドのアイコン的存在であり、試着前から一番気になっていました。いろいろ試着しましたが、最終的にこちらのドレスに戻ってきました。
ウエストの切り替え位置が高くて足が長く見えるところ、腕を曲げた際にケープがより強調されるところが好きなポイントです。
SECOND DRESSドレス 2着目
『Sophie et voila』の「Ginebra」というカラードレスです。
コストの問題でお色直しをするかしないか悩んでおり、式の1ヶ月前まで決まっていないような状況でした。しかしその時期にちょうど新作ドレスが入荷され、その中で「これだ!」と思えるドレスがありました。試着してみると、とても良かったのでお色直しをすることに決めました。
1着目と同じブランドですが、スタイリッシュな1着目と比べてフリル付でガーリーな、でもやりすぎない印象のドレスで対比を出しました。
色は濃いめのネイビーで、肌が明るく見えました。
SHOESシューズ
シューズはプチプラのものを購入しました。
1着目:ZARAで購入したミュール
2着目:楽天で購入した5000円程度のグリッターのシューズ
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
式場提携のドレスショップのドレスに合うヘアメイクは、同じく提携先のメイクさんが最もわかっているだろうと判断し、提携先でお願いしました。
1着目:かっこいいドレスに合うように、凛としつつ、でもクールすぎず優しそうな感じになるようにお願いしました。ブラウン系のメイクです。
2着目:若干の可愛らしさを出しつつ、+αでポイントがあるようなメイクでお願いしました。カーリーヘアで、涙袋にはグリッターを追加し、装花に合わせたピンク系リップを使ってもらいました。
ACCESSORIESアクセサリー
1着目:『ripsalis』のバロックパールのイヤリング
2着目:インスタで見つけて購入したハンドメイド系ブランドの銀糸イヤリング
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ヘッドアクセサリーは着けませんでした。
NAILSネイル
ベージュ系のニュアンスネイルにしました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
スペインで見たような暖色中心のビビッドな色の花と、グリーン多めでお願いしました。
あくまで地中海風でトロピカルすぎず、結婚式の装花というよりは花壇や植木鉢のイメージです。
かつ、9月上旬なので秋の訪れを感じさせるような雰囲気というかなり曖昧なテーマでお願いしてしまいました。
FOODお料理のこだわり
お料理
アルバムを見るこちらの会場では、スペインでミシュラン三つ星を取得している料理を楽しむことができます。他の式場と比べると一番下のランクでもお値段は張りますが、その分とても美味しいです。
イベリコ豚のコースでした。
自分たちも式のお開き後にゆっくり食べることができ、嬉しかったです。
ドリンクもランクアップはしませんでしたが、「ワインが飲み放題にしていいクオリティではないほど良い!」と好評でした。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
スペイン風のアラベスク柄をあしらい、季節のフルーツを使ったケーキです。
ピンタレストで見たケーキが可愛いかったので、そちらをベースにお願いしました。
また、ゲストに余興をお願いしなかったので、披露宴中にパティシエが未完成の状態からケーキを仕上げる過程を披露する演出を行いました。
WEDDING FAVORS引出物
すべて式場で依頼し、贈り分けをしました。
友人:『DEAN & DELUCA』のカード型カタログギフト、紅茶
親戚:『ILLUMS』のブック型カタログギフト、披露宴でも出されたぶどうジュース
共通:『BARNEYS NEW YORK』の小豆ショコラケーキ
PETITE GIFTSプチギフト
ミネラルウォーター(ソラン・デ・カブラス)を配りました。テーブル装花もお持ち帰りいただきました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
『ORECCHIO』のエメラルドカットダイヤモンドを使った婚約指輪です。
WEDDING RING結婚指輪
婚約指輪と同様の『ORECCHIO』のミル打ちリングです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
泣く要素はない結婚式にしたつもりでしたが、ベールダウンの際、母親に「幸せになってね」と言われたのはグッと来ました。
二人らしさとは
効率的かつ合理的なのが二人らしさだと思います。
嬉しかった参加者の反応
衣装について、「見たことのないドレス」「似合っている」と褒めていただき嬉しかったです。
私にとって結婚とは
『“Share”
喜びは2倍、悲しみは半分に』
と、ケーキ演出の際に司会の方がウェディングケーキの意味についてお話しされていましたが、その通りだと感じました。
当日、はじめは実感が湧きませんでしたが、ドレスを着て披露宴会場で撮影をしている間に、「いよいよ自分の結婚式だ!」という気持ちになりました。
後悔していること
・予算を早期から明確化する
お色直しもですが、最後の方にあれもこれもとなってしまいました。もっと早くから予算を増やすところは増やす、減らすところは減らすと考えておくべきでした。
下記の自分の美容よりも、装花にもっとお金をかけたかったなと思っています。
・花嫁美容と称していろいろ行かない
美容皮膚科やエステなどの通う系よりも、日常の行動やものを気をつけた方が費用対効果は高いと感じました。
例:スキンケアをいいもの(それでもドラッグストアで買えるぐらいの)にする、筋トレやストレッチを行うなど
・リクエスト書は誰が読んでもわかるようにする、ネガティブ系リクエストは指定しすぎない
リクエスト書を作るのは一般的かどうかはわかりませんが、時期的なこともあり、担当の方が交代になってしまっても見ればわかるようなリクエスト書を作るべきだと感じました。
何のリクエスト書に対してでも、“やりたくない系”の指示はバリエーション幅を担当の方から奪ってしまうことになるので良くなかったかなと思います。特に写真はせっかく何百枚も納品してもらうので、制限をせずにいろんな写真があってこそだと思いました。
やりたくない事(ネガティブ系リクエスト)は絶対に譲れないものだけに留め、やりたいこと・撮りたいところ(ポジティブ系リクエスト)中心に作る方が良いと思いました。
やりたかったけれど諦めたこと
装花は予算を抑えてしまいましたが、前述の美容代を削って、ボリュームを増やすことやケーキの装飾、ヘッドドレスの追加を検討すれば良かったです。
節約のための工夫
・ペーパーの費用削減
招待状は親族含め全員一律でWebにしました。
プロフィールブックは作りませんでした。
結婚証明書はこだわりがなく飾る予定もなかったので、Canvaのテンプレートを一部編集してコンビニで印刷し、100均の額に入れました。
・ウェルカムスペースはシンプルに
飾り小物をあまり家に置かないこともあり、写真中心で小物は家にあるものだけ数個配置しました。
ウェルカムスペースがバーなので、特に凝らなくても十分お洒落で助かりました。
・ムービー類は手作り
オープニング・プロフィールムービーは自作しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
早めに予算とテーマを決めましょう!できれば第1回目の打ち合わせ前に決めた方が、頼む業者さんや用意するべきものも明確になり、準備が進めやすいと思います。
私たちは直前にあれもこれもとなってしまいました。