挙式
屋上の挙式スペースは、緑に囲まれた自然と一体になれる空間でゲストとの距離が近く、私たちの理想とする挙式を行うことができました。大切な家族やお世話になった方々も主役になるような挙式にしたかったので、2組の夫婦を前に誓いをたてる人前式を行いました。他にも、親戚のように仲の良い先輩の娘さんにおめかししてもらってリングガールを、お世話になった先輩夫婦に結婚証明書サインをお願いしました。家族も甥っ子にはフラワーボーイ、弟2人にはエスコート、母にはベールダウンに登場してもらっています。リングガールを務めてくれた子のお父さんが音楽関係の仕事に携わっていることもあって、BGMの選曲もお願いしました。
披露宴パーティ
「日比谷パレス」さんの結婚式は貸切で行われるため、自分が使いたいパーティー会場のある階を選んで貸し切れます。私は1階で屋内でしたが、周りが大きな窓で囲まれているので、ガーデンウェディングのような緑に囲まれたパーティーができました。長いコロナ禍でなかなか対面できなかった方々同士が楽しめるものにしたいと考えていたので、なるべくゲストと多くの時間を過ごせるように新郎新婦はウェルカムパーティーから参加し、そのまま挙式、披露宴まで中座をしない流れを組みました。
コンセプトやこだわったこと
私たちのパーティーは、食事とお酒をじっくり楽しむ場にしたかったので、温かい料理は出来立てのうちに食べられるよう、食事を中断するような余興は無しにしました。
余興や入退場演出は無しでしたが、ゲスト6組に新郎新婦がインタビュー(テーマを予めゲストに伝えて当日答えやすいよう配慮しました)をして、答えてくれるゲストをイメージした曲をBGMに使いました。
また、パーティーの最後にみんなで歌って踊るサプライズ(簡単に振り付けができる曲、SMAPの「世界に一つだけの花」をセレクト)も行いました。ゲストの多くが一緒にカラオケにいった仲間たちだったのでとても盛り上がってよかったです。コロナ禍でみんなで歌って踊る機会がしばらく無かったので、昔を思い出して楽しめるような演出を精一杯考えた甲斐がありました。
乾杯の音頭は、誰にも頼まず新郎新婦が行う予定だったのですが、ゲストからシャンパンを注いでもらうというサプライズもあり、私たちも心から楽しめました。
出産で参加が叶わなかったご夫婦にZoom参加してもらえたのも良かったです。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
会場専属のドレスショップで、スペインのドレスブランド「コルタナ」の一着を選びました。色味はオフホワイトです。天然素材を扱っているため肌触りがよく、試着した際にデザイナーのこだわりを感じ、このブランドから選ぶと決めていました。
友人のサロンでカラー、骨格、顔タイプ診断を行った上で自分の身体にフィットするデザインを探して、ブルーベース、ウェーブ、ソフトエレガントな条件に合うセパレートタイプを選び、大満足のドレスに出会えました。
SHOESシューズ
会場専属のショップでレンタルしました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ショートボブに花冠を合わせました。前日に行きつけのサロンでスタイリングを整え、ある程度完成させた上で当日は花冠を着けるのみにしました。
行きつけのサロンの美容師さんはカットが得意な方で、全身全霊で渾身のカットをしてくれました。美容師さん曰く「花嫁が360度どこから見ても美しいスタイルを目指した」とのことです。
ACCESSORIESアクセサリー
祖母から譲ってもらったパールのイヤリングを着けました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ヘッドアクセサリーは花冠です。挙式の時はドレスと同じブランド「コルタナ」のベールを一緒に合わせました。
NAILSネイル
くすみピンクのネイルです。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
くすみピンクをベースに、季節のお花を合わせました。会場から紹介して頂いたいくつかのショップから、自分たちの理想のコーディネートが叶いそうな「malta」さんにお願いしました。世田谷にあるショップの世界観もとても素敵でした。
FOODお料理のこだわり
事前に2度、レストランで試食して料理を決めました。ワインもオリジナルメニューからアレンジして選び、料理とワインとのマリアージュをじっくり楽しんでもらうため、余興などを無しにしました。その代わり、シェフからの料理の説明とワインの説明を依頼しました。
私の職業柄、ワインに詳しいゲストも多いため「レストランのオリジナルシャンパンは特にしっかりアピールいただきたい」とお願いしました。
また、新郎新婦からゲストへ料理の感想をインタビューする時間も設けました。その際は、料理を温かい内に食べていただけるよう、タイミングにはしっかり配慮しました。
こだわった甲斐があり、お酒好きのゲストからはワインが美味しいと大好評でした。ノンアルコールドリンクしか飲めないゲストからも「種類が多くて美味しいドリンクがこんなに揃っているのははじめて」と感想をもらえたので、みんなが満足してくれたと思います。
WEDDING FAVORS引出物
宅配のギフトにしました。目上の方には選べるアルコールと人気の食材セット、同僚には北欧系ブランドを集めた選べるギフトです。
リングガールには、私が身に着けていた花冠と同じように「malta」で作ってもらった花冠をプレゼントしました。
PETITE GIFTSプチギフト
エキストラヴァージンオリーブオイルを贈りました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
「ハリー・ウィンストン」の一粒ダイヤの婚約指輪です。
WEDDING RING結婚指輪
婚約指輪との重ねづけを想定して「ハリー・ウィンストン」のハーフエターナルリングを選択しました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
ファーストミートで彼の後ろに立って声をかけようとした時、突然涙が止まらなくなって自分でも驚きました。この日を迎えられた嬉しさと、感謝の気持ちが突然溢れたように思います。
二人らしさとは
自然体でいることです。友人との再会を喜び、家族への感謝を伝える結婚式を表現できたと思います。
嬉しかった参加者の反応
友人からは「同窓会みたいにあったかくて楽しかった!」と言ってもらえて、結婚式を行ってよかったと思いました。
家族から「会場のスタッフさんがとても親切で安心できた」と言われたことも嬉しかったです。
私にとって結婚とは
家族が増えること、大切な人が増えることです。
後悔していること
後悔していることは何もありません。
やりたかったけれど諦めたこと
諦めたこともなく、満足いく結婚式でした。
節約のための工夫
招待状はペーパーレスで、無料サイトを活用してデジタルの招待状を自作しました。おしゃれなデザインの無料サイトがあり、即「これにしよう!」と決めました。
式場への地図もスマホで見る方が多いので、デジタルの招待状の方が使いやすいとゲストに言ってもらえたのも良かったです。
当日はスマホを持たない方用の席次表はウェディングボードを頼んだアーティストさんに依頼して用意し、それ以外の方はWEB 席次表にしました。紙は増やしたくなかったためデジタル化したことが、節約にも繋がって良かったと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
結婚式の準備を進めていくうちに見えてくることもあり、初めに考えていたことから方向転換しなくてはいけないケースもあるかもしれません。そうなっても「結果オーライ」「ベストよりもベターを」といった適度な塩梅を目指すと、心穏やかに理想の結婚式に近づけることができてよいと思いました。
結婚式の準備はもちろん、当日もめいいっぱい楽しんでください!