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結婚式は今まで支えてくださったゲストへ感謝を伝え、くつろぎながら楽しめる場にしたいと考えました。
会場として選んだ東京ステーションホテルは、バンケットルームを貸し切ることができるためプライベート感と自分達に合わせたアットホームな雰囲気を作ることが可能です。
ホテル婚とゲストハウスのいいとこ取りをすることができる点が私たちに合っていたと感じています。
テーマは「クリスマス×野球」としました。一見、季節も含めてかけ離れた二つですが、繋がり、輪、温かさを感じてもらえるように装花などで雰囲気を作っていただきました。
挙式
東京ステーションホテルでは、専用のチャペルなどはありません。
挙式は「陽光」のお部屋で行います。
「陽光」は、東京駅丸の内駅舎内の一番端にあり、名前の通り自然光のたくさん入る明るい雰囲気のお部屋です。
挙式の際は、挙式スタイルや自分たちの希望に合わせてお部屋を自由にコーディネートすることができます。
私たちは「人前式」のスタイルで椅子をぐるっと円形に配置してゲストに囲まれながら挙式を行いました。
360度ゲストからの視線を感じることになりますが、距離が近いためアットホームで和やかなセレモニーを行うことができました。
披露宴パーティ
披露宴会場となる「鳳凰」は、鏡が多くどの角度から見てもキラキラと光る素敵な空間です。
窓がないため、天候に左右されることはありません。
ゲストは69名で10卓でしたが、ちょうどいい広さでした。
コンセプトやこだわったこと
ゲストに楽しんでもらう、喜んでもらうことです。
ゲストに対して最大の還元ができるようにゲストに関わることについては節約せず、お料理の品数やドリンクメニューにこだわりました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ショップ
- MIRROR MIRROR
ドレスショップMIRROR MIRRORのオリジナルドレスです。
1着目のウェディングドレスは、ホテルの雰囲気に合わせてクラシカルな雰囲気を希望していました。
母から婚約祝いで貰ったパールのネックレスを着用したいと思っていたため、試着時にネックレスを持参して雰囲気を確認していました。
こちらのドレスは店頭には出ておらず、担当の方に用意していただきましたが、すっきりしたVネック、後ろのクルミボタン、長いトレーンが他のドレスではどれか1つしかない…といったものが全部組み合わさっていて感激したのを覚えています。
またこちらのドレスは専用のベールが付属としてついていたため、一番いいコーディネートの状態で当日を迎えることができたのも推しポイントです。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ショップ
- MIRROR MIRROR
2着目のカラードレスもMIRROR MIRRORのオリジナルドレスです。
カラードレスは、当初は華やかなグリッタードレスやプリンセスのようなドレスにしようと思っていました。
しかし、ドレスショップで「きれいな色だな~」と気になったラベンダーブルーを試着したところ肌なじみが良く、装花の雰囲気や季節感も含めて非常に迷いましたが、最終的には似合うものを選んでいます。
一番好きなところは何といっても他にない唯一無二の色です。
少し春夏っぽさを感じるかな?と思ったのですが、クラシカルな東京ステーションホテルの廊下に凄くマッチしていて選んでよかったなと思いました。
ゲストからも1着目との振り幅もあってか非常に好評なドレスでした。
SHOESシューズ
ドレスショップでBENIRの12cmヒールを購入しました。
試着の度に履いていたので、履き心地やドレスの雰囲気とも合わせることができたので良かったです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ウェディングドレスは、ロイヤルクラシックなイメージだったので、シンプルなローシニヨンにまとめていただきました。
メイクについてはコンプレックスに感じているところをお伝えしてお任せしています。
カラードレスは、伸ばした髪を活かした髪型にしたかったので、ハイポニーテールにしました。
シンプルなドレスのイメージともぴったりでよかったです。
ACCESSORIESアクセサリー
ウェディングドレス:パールのネックレスとキラキラのイヤリング
パールのネックレスは、婚約時に母からプレゼントしてもらったMIKIMOTOのネックレスで、絶対に着けたいと思っていたので着用することができてよかったです。
イヤリングは、当初別のパールとキラキラが混ざったものを用意していたのですが、挙式10日前に祖母の遺品として出てきたイヤリングを譲り受けたため、当日はそちらに変更しました。
祖母が生前、社交ダンスの際に着用していたものでいろいろな方向から見てもキラキラと輝いてピッタリでした。亡くなった祖母にも結婚式に参列してもらいたいと思っていたので、素敵なプレゼントとなり感謝の気持ちでいっぱいです。
お色直し:パールのピアスのみ
こちらは母から譲り受けたものです。ウェディングドレスではシルバーだったので、ゴールドに変更しました。
ドレスもシンプルなので、アクセサリーも極力シンプルにすることで、統一感を出すことができたかなと思います。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ウェディングドレスのボリュームを活かす形で、小ぶりのティアラを着用しました。
NAILSネイル
肌なじみの良いナチュラルピンクをベースに、クリスマス婚らしくラメとパールでクリスマスツリーを作ってもらいました。
何年もお世話になっているネイリストさんで、爪のかたちに合わせてデザインを一緒に考え、ナチュラル過ぎず派手すぎないキラキラのネイルにすることができました♡
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
クリスマスカラーの、赤、白、緑をテーマカラーに設定してお花より木と緑を多めにして温かさを出したいというお願いをしました。
ゲストテーブルの装花は3パターン用意して、中央にホワイトのクリスマスツリーを置いていただいたのがこだわりです。
お気に入りのオーナメントとキャンドルで素敵に彩っていただきました。
ホテルの元々の上品さを邪魔することなくカントリーなクリスマスの雰囲気を作ることができたのがイメージ通りですごく嬉しかったです。
FOODお料理のこだわり
東京ステーションホテル再開業10周年の記念メニューを選びました。品数が多く、体格の良い男性ゲストたちにも満足のボリュームだったようです。
「今まで食べた中でダントツで美味しかった!!」という感想をたくさんいただき、お料理にこだわってよかったなと思いました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
完全にオリジナルのものを作成いただけます。
クリスマスがテーマだったので、ブッシュ・ド・ノエル風にしたいというリクエストをして、丸太感を出した、2段のチョコレートケーキです。
当日までどんな仕上がりになるかわからなかったので、ドキドキしていましたがイメージ通りの素敵な仕上がりで感動しました。
WEDDING FAVORS引出物
引出物は錫物メーカーの能作さんでお願いし、贈りわけをしました。遠方のゲストも多かったためコンパクトで軽いことを重視しました。
親族は小皿2枚セット、夫婦ゲストは箸置き(5個)、そのほかのゲストは箸置き(3個)です。
引菓子は全員共通でnoix de beurreのフィナンシェです。
自信を持ってお勧めできる自分の好きな物を選びました。
PETITE GIFTSプチギフト
東京ステーションホテルオリジナルのミントタブレットです。ホテルのロゴが入っているので思い出にもなってよかったです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
Tiffany & Co.のハーモニー™です。
彼が一人で選んで購入し、サプライズのプロポーズでした。
元々好きなブランドであることを伝えていたので、サプライズとはいえ理想の指輪です。
WEDDING RING結婚指輪
TASAKIのSAKURA GOLDの指輪です。
いくつか試着した中で肌馴染みの良さとつけ心地の良さに惹かれて選びました。
ピンクゴールドよりも柔らかい印象の桜色で、入籍がちょうど桜の季節のためぴったりのデザインとなりました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
1日を通して、何度も感極まる場面がありました。
コロナ禍で人が集まる機会が減っているなかで、大好きなゲストが私たちのために集まり祝福してくれていること、ゲストの笑顔が温かく幸せな気持ちでいっぱいになりました。
披露宴の最後に、彼がサプライズで手紙を読んで花束をプレゼントしてくれました。
大好きな曲がBGMで流れる中で、普段あまり感情をあらわにしない彼が素直な思いを綴ってくれたことがとても嬉しかったですし、彼の友人や家族が彼の言葉1つ1つを応援している姿にとても感動しました。
お互い、とても周りの人に恵まれて幸せだなと感じることができた瞬間です。
二人らしさとは
着飾らずに自然体でいることです。
ホテルのラグジュアリーさやホスピタリティの素晴らしさをそのまま残しながら、どこか私たちの家に親しい人たちを招いたような自然な挙式と披露宴を実現したいと思っていました。
背伸びしすぎずに自分たちの好きなものや大切にしたいことを一つずつ伝えていくことができたと思います。
嬉しかった参加者の反応
「楽しかった!」「お料理が美味しくてびっくりした!」という感想は、こだわったところだったので嬉しかったです。
私にとって結婚とは
結婚とは「家族としてスタートをきること」です。
産まれた時から当たり前に存在したお互いの家族以外に、パートナーとその家族・親族と繋がりを持ってお互いの未来を見つめるようになりました。
悩んだ時、苦しんだ時にいちばんの支えになるのはやはり家族です。
夫は最初のうち結婚式にはあまり前向きではありませんでした。
しかし、結婚式を終えたあと「結婚式をして本当によかった」と言っていました。
結婚式を通してお互いがどれだけの人に支えられ、愛されてきたのかを知ることができました。お互いの過去と、今が繋がって共に未来を歩いていくために結婚式は必要なイベントだったと思っています。
もし、結婚式を迷ってる方がいたら私は親しい人を招いた式を催すことはお勧めしたいです。
後悔していること
夫側の家族・親族と写真を撮影することができませんでした。
おそらく他の友人ゲストに遠慮して高砂まで来ていただくことが叶わなかったのかと思うので、事前に遠慮なく来て欲しいと声をかけたり、スタッフの方にお願いして呼んでもらうなどを実施すれば良かったな、と思いました。
やりたかったけれど諦めたこと
ありません!
「やりたい」と思ったことは全て叶えていただきました。
1日の記録映像を残す、装花を豪華にするなどお金をかければ出来たことは合ったかもしれませんが、当日の一つ一つが私たちにとってベストだったと思います。
節約のための工夫
オープニングムービー、プロフィールムービー、ペーパーアイテムを自作しました。
写真はデータのみでアルバムをなくし、ブーケは1つにしてアーティフィシャルフラワーで持込することで節約ができたかなと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
人生の中でも大きなお金を動かすことになるイベントなので慎重に判断して決断していく場面がたくさんありました。
その中で、東京ステーションホテルの方たちは予算を理解してくださり「これを盛り込むとこうなる」「ここは削っても大丈夫」などと適宜丁寧に説明してくださいました。
当日含めて、やりたいと思ったことを我慢したり遠慮したりせずに伝えることができたので安心してお任せすることができたと思います。
これから結婚式を考えるプレ花嫁の方は、いろいろな情報が溢れている時代なので迷うことや悩むこともあると思います。
その際、抱え込まずにまずプロに相談をしてみることを強くおすすめします。