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結婚式のテーマは「疑似旅行体験」です!
式を挙げたのはコロナ禍になって1年ほど経った頃で、まだワクチンもなかったので誰もが旅行できない時期でした。
だからこそゲストに羽田空港で疑似旅行を楽しんでもらいたいという気持ちでテーマを決め、アイテムなどを工夫することにしました。
まず、新郎新婦の名前の頭文字を取った「MY Airlines」という疑似航空会社のロゴを作り、招待状をボーディングパス風に。招待状が届いた時から「披露宴会場が旅行の目的地」というワクワクを感じてもらえたらいいなと思い、エアメールの封筒に入れて送りました。
テーブル名はそれぞれのゲストにゆかりのある航空会社の名前にし、席次表とメニューはパスポート風、ナプキンホルダーにはリングの代わりにラゲッジタグをメッセージと一緒に添えています。
食事はエアラインのエコノミークラスのプレートを模したものにして、機内で食事をしている気分を味わってもらいました。
新郎が機長、新婦がチーフパーサーに扮して日本語&英語で冒頭と締めの挨拶を行った際には、ゲストみんな大爆笑でした!疑似旅行体験は大成功、楽しんでもらえて良かったです!
挙式
挙式と披露宴が同じ会場なので、ゲストの移動がなくとてもスムーズに進行でき、時間短縮にもなるのが良い点でした。
スケジュールが空いていれば羽田空港第一ターミナルのロビーでも挙式ができるので、それも素敵だと思います!
会場での人前式では、入場の際に新郎新婦のゲスト各3名からお花を受け取り、最後に自分達が持っていたお花と合わせるというセレモニーがあります。
高砂の後ろの50mもある窓のロールカーテンは、最初は閉まっていて、挙式のクライマックスで30秒ほどかけてゆっくり開きます。目の前の滑走路で離発着する飛行機が見えるというゲスト全員が感動する瞬間です!
これはスタッフさんがスケジュールを把握し、しっかり離着陸が見えるタイミングでカーテンを開けてくれているとのことで、驚きました。
ゲストが折ってくれた紙飛行機での紙飛行機シャワーも、この式場ならではの演出です。
羽田空港直結の施設のため、日本だけではなく世界中どこからのアクセスも便利で、遠方から参加してくださるゲストは当日IN/OUTも出来る素晴らしいロケーションです!
披露宴パーティ
窓のカーテンが開くと、挙式からそのまま披露宴に移行します。
本来はプランナーさんが挙式と披露宴の司会をしてくださるのですが、私達は他に挙式の司会をお願いしたい方がいたため披露宴のみ担当してもらいました。打ち合わせの時から自分達のことをよく理解してくれているプランナーさんだからこそ、裏話なども取り入れながらとても楽しく進行してくれます。これはとてもいい仕組みだなと思いました。
新郎新婦が2人とも大好きな飛行機を見ながら挙式や披露宴ができるところ、そしてもし結婚式会場がなくなってしまっても、この空港という場所はなくならずにずっと残るというところが惹かれたポイントです!
コンセプトやこだわったこと
新郎新婦が主役ではなく、あくまでもゲストが主役だということを大切に考えました。
私の親族と友人の多くが海外在住で列席出来なかったため、彼らにも楽しんでもらえるようにZoomで生中継をしたり、ビデオメッセージを流したりしました。
また、私がアメリカ育ちのため、小学校の時に通学で使用していたような黄色いスクールバスを手配しました。
撮影のためだけではなくゲストの移動にも使えるように、実際に品川駅から羽田空港まで走らせ、招待状の中に手作りの乗車チケットを入れたのもこだわりポイントです!
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
THE DRESS SHOP東京店のドレスです。
式当日は妊娠6ヶ月でしたが、あえてマタニティ専用のドレスではなく、後でサイズ調整が容易に出来る紐タイプのものを選びました。
赤ちゃんがまるで式が終わるのを待ってくれていたかのように、あまりお腹が出てこなかったので、綺麗に着ることができたと思います。
SECOND DRESS和装 2着目
THE KIMONO SHOP東京店の打ち掛けです。
こちらは1着目のドレスをレンタルしたドレスショップと同じ建物に入っている姉妹店で、2着同時にレンタルをすると、大幅な割引があり非常に魅力的でした。
また、事前にHPでしっかりと見ることが出来たので、当日あまり迷うことなくすんなり決められた点も良かったです。
私がアメリカ育ちですが、せっかく日本の結婚式なのだから2着目は和装にしたいと思っていました。赤など人気の色ではなく、あえて黒とゴールドでかっこいい感じの色味を選んでいます。
SHOESシューズ
ノーブランドのシューズです。
妊娠6ヶ月だったため、白のエナメル素材で、5cmの低めのヒールのものを選びました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
[1着目ウェディングドレス]
ティアラは絶対つけたかったので、前髪ダウンでも似合うスタイリングをお願いしました。
[2着目打ち掛け]
生花の髪飾りがしっかりと見える髪型に仕上げて頂きました。
ACCESSORIESアクセサリー
ウェディングドレスに合うティアラ、ネックレス、イアリング(すべてノーブランド)をネットで購入しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
[1着目ウェディングドレス]
ティアラ(ノーブランド)
[2着目打ち掛け]
親友が作ってくれた生花の髪飾りです。ブーケと合わせて、本物のお花を使っているところがこだわりです。
NAILSネイル
洋装、和装どちらにも似合うように、シンプルな白のフレンチネイル(ジェル)にしました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
ガーベラとバラが好きなので、その2つを中心に季節のお花でシンプルかつ華やかさが出るようにお願いをしました。
テーブル装飾に茶色とグリーンを使っていることもあり、ガーリーな雰囲気ではなく強めの赤にしてもらっています。
会場指定のフローリストがいますが、ブーケとブーケトニアだけはフラワーデザイナーの親友にお願いしました。
FOODお料理のこだわり
食事はエアラインのエコノミークラスのプレートを模したものに乗せて提供し、機内で食事をしている気分を味わってもらいました。
式場にそのようなプレートはなく、特別に発注をして頂いたので料金はUPしてしまいましたが、写真映えもしましたしゲストの皆様から大好評だったので良かったです!
WEDDING CAKEウェディングケーキ
妊娠6か月でちょうど赤ちゃんの性別が分かるタイミングだったので、ケーキのスポンジの色で性別が判明する『ジェンダーリビール』を行いました。
海外のウェディングケーキのように二段のシンプルな生クリームケーキに、赤青の飛行機と雲をマジパンで飾って頂きました。
もちろん私達や親族もカットするまで性別はわかりません。
主治医より受け取った性別を書いた紙をそのままプランナーさんにお渡しし、当日カットするまではプランナーとパティシエしか知らない状態です。
結果的にスポンジの色はピンク!つまり女の子と分かり、とても思い出に残るシーンになりました。
そんな演出を快く引き受けてくださったプランナーさんには本当に感謝しかないです。
WEDDING FAVORS引出物
大きなものだと荷物になるため、新郎の出身地である北海道のグルメギフトにしました。
コロナ禍で旅行ができないということを加味して、少しでも旅行気分を味わってもらいたいという気持ちを込めました。
お菓子は「西光亭」の羽田空港限定クルミクッキー、アレルギー対応がある方には、「まめや金澤萬久」の羽田空港限定の飛行機型の金かすてらにしました。
PETITE GIFTSプチギフト
引出物が新郎所縁のものだったのでプチギフトは私の出身地である埼玉県羽生市の銘菓、「十万石」の「はにわさぶれ」にしました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
新郎のお母様の婚約指輪を引き継ぎました。
その後、出産お祝いのプッシュギフトとして、正式な婚約指輪を頂きました。
ヴァン クリーフ&アーペルのフェリシテ エタニティリング1.25mm(ローズゴールド、ダイヤモンド)です。
WEDDING RING結婚指輪
ヴァン クリーフ&アーペルのトゥージュール マリッジリング 2.5 mm(プラチナ)です。
世界五大ジュエラーの全てのブランドの指輪を試着し、一番シンプルかつ飽きのこないデザインのものを選んでいます。
似たデザインでも、ブランドによって指輪をはめた瞬間の着け心地が全く違い、とても興味深かったです。
ヴァン クリーフ&アーペルは、職人気質で洗練された雰囲気がとても魅力的に感じました。
また、私と彼と2人全く同じデザインのものがいい、というのは譲れないポイントでした!
Q&A先輩花嫁に質問
二人らしさとは
新郎は仕事でジェットエンジンの設計を、私は飛行機が好きすぎてセスナの免許に挑戦していたということもあり、元々飛行機にまつわるものに日々囲まれている生活をしています。
そんな私達の結婚式を挙げるならば、羽田空港がぴったりだと思いました!
更に私はレコード会社勤務、新郎は趣味でオーケストラでホルンを吹いているので、披露宴での余興は音楽を大切にしたいと新郎はホルン八重奏、私はバンド演奏を披露しました。
当日の朝、自宅にホルンを忘れている事に気付くというハプニングもありましたが、おかげで緊張もほぐれ、いつもの自分達を出すことができたなと思います。
嬉しかった参加者の反応
まさか羽田空港で結婚式を挙げることが出来るとは知らずに感動した、とどのゲストからも言ってもらえた事が嬉しかったです。
私にとって結婚とは
事前準備が大切です!
この人と結婚したらどういう生活になるのかという想像力を働かせること。
そして自分が抱いている理想像を追い求める事ばかりではなく、現実をしっかりと受け止めながら、日々相手と性格や価値観を擦り合わせることが必要だと思います。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、相手の事を尊重して思いやる事が大事です。
後悔していること
「後悔」とは違うかもしれませんが、ワクチンが出回る前で自由に国内外の移動が出来なかったため、海外在住の親族やゲストを呼べなかった事が唯一の心残りでした。
時期をずらすという案もありましたが、どうしても出産する前に式を挙げたかったのでその気持ちを優先しました。
やりたかったけれど諦めたこと
羽田空港第一ターミナルのロビーで挙式をしたかったのですが、既に催事が決まっていて実現できなかったのは残念でした。
節約のための工夫
招待状や席次表・メニュー表はすべて手作りです。テーマに合わせて、こだわって作りました!
ここを工夫したことで、ゲストに楽しんでもらえる世界観を創り込めたと思います。
また、ご時世的にキャンセルなどで人数変更があった際には、業者に依頼していないからこそギリギリでも臨機応変に対応できたというメリットもありました。
新郎新婦の紹介映像やゲストメッセージもすべて手作りしています。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
私達が迷ったように、会場選びの際にはどうしても施設の新しさや食事の味に目が行きがちです。
しかし大切なものはそれだけではなく、なによりその運営母体となる会社と、担当プランナーの質が最終的に結婚式の良し悪しを決めると思います!