ayataka.wd
コンセプトセッションで「Elegant Traditional」をテーマに決め、ゲストへのおもてなしを第一に、伝統的なホテルで、上品で、一生の思い出に残る式を目指しました。隠れテーマは「リンゴ・Movie」で、BGMは椎名林檎さん、BEATLES、映画の名曲でまとめて統一感を出しました。
挙式
コロナ対策で会場の変更をしたのですが、どうしても譲りたくなかったのは、41階のスカイチャペルでした。当日はくもりでしたが、窓からの光を取り入れてすごく明るく、純白の神聖なチャペルでこれから新しい家族ができることを表すような明るい雰囲気に包まれてバージンロードではとっても感動しました。
扉の前にあるレリーフやチャペル内のガラスには、古来より幸せの祈りとして結婚式を彩るオレンジが模されていて、ささやかながらも主張しすぎず美しい装飾でした。
披露宴パーティ
私たちは、会場をエトワールからメイプルに変更しました。エトワールは、モダンでスタイリッシュなシャンデリアの会場でしたが、メイプルは、ヨーロピアンテイストのクラシカルで重厚な雰囲気の会場です。会場の変更で、装花の構想も考え直すことにはなりましたが、絨毯の柄も重厚感があり、より”披露宴”感がでて結果的にとっても満足しています。
ゲストにもオークラらしさが伝わったようで、とても好評でした。窓の前に高砂を置くので窓を開けて明るくしたり、カーテンを閉めてキャンドルの灯りをキラキラさせたりの対比ができたのも良かったです。
コンセプトやこだわったこと
ゲストへのおもてなしにはこだわり、遠方のゲストも多かったため、引き出物は荷物にならない物を選んだり、席札をプレゼントにしたりと式後も使っていただける物にこだわりました。
コロナの落ち着きもまだ不安定な中でしたので、1卓あたりの人数はホテルのガイドライン以上に少なくし、密だと感じる方が居ないように、またゲストの導線やサービスについてもプランナーさんと対策を練りました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- Vera Wang
VERAWANG
Lisel
まだお付き合いをしている時、Instagramでみつけたリーゼルに一目惚れし、3年前から結婚する時にはこのドレスにすると心に決めていました。私にとっては憧れ続けた運命のドレスです。ドレス選びはこのドレスしか見ず、試着した時には想像していた通りの素敵さに心を奪われて即決。挙式会場を決める前にオーダーしました。
胸元のインド刺繍が本当に象徴的で、ボリューミーなプリンセスラインも、珍しいボーダーのようなチュールも本当におしゃれで完璧なドレスです
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- ANTONIO RIVA
AntonioRiva
Crementina
漠然とピンクか赤とイメージは決めていたものの、赤の色味が難しくて赤だけで10着は試着しました。ピンクは日頃のイメージ通りかなと思って、途中からは意外性のある赤に絞りました。ウエディングドレスとの差を出したかったのでシルクで探していましたが、アントニオリーヴァはとにかくミカドシルクの艶が美しかったです。
黒糸と赤糸で織り上げたミカドシルクは、角度によって色が変わって肌も白くみえ、大人っぽく魅せてくれるドレスです。どのショップでもサイズが合わず、困っていましたが提携ショップの方が一番小さい7号を取り寄せてくださり、着付け方や素晴らしいお直しの技術を駆使してなんとか着させていただけました
SHOESシューズ
JimmyChooのBUBBLE GUM FLATとROMYロゴステッチ付Latte6cmヒール
ジミーチュウを2足用意。挙式当日は身長差があまりないので、新郎にはシークレットを履いてもらい、私はフラット一択でした。おかげで挙式中全く足が疲れず快適に一日過ごせました。水色とピンクがテーマカラーでしたので、ぴったりのシューズです。キラキラのグリッターがゴージャスで特別な一足。
ROMYは刺繍が素敵でお店で取り寄せたもの。シーズン物でもう販売されていないのでこちもこだわりの一足です
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
パラダイスさんにお願いしました。ヘアメイクは3パターン作っていただきました。ヘアメイクリハで試してみてここを直してくださいと言ったのを当日的確に変更してくださり、技術力の高さに驚きました。当日は、ダンディな代表が仕上げをしてくださいます。
〈挙式〜披露宴〉
下の方にまとめたスタイルで、上品さを出すため、あまり遊ばせずきっちりと。メイクもアイシャドウのキラキラがポイントですが、基本的には可愛らしさを出すようなリップもピンク系にしました。ライトが当たってテカリが気になると思ったので、マットめにしてもらいましたが、ハイライト効果ですごく綺麗な仕上がりでした。
〈お色直し〉
ガラッと雰囲気を変えたかったので、メイクも濃いめにノーズシャドウが効いていていつもの自分とは思えないほどでした。リップはブラウン系のレッドリップに、アイシャドウも濃いブラウン系に。ヘアはトップ高めのハーフアップで、ぐるぐる強めに巻いたダウンヘアがお気に入りです。
〈2次会ヘア〉
前日におでこを火傷して急遽変えてもらいました。かき揚げの予定でしたが、前髪を下ろしたダウンヘアへ。エアリー感がありつつピアスが見えるように留めてある絶妙なダウンスタイルでした
ACCESSORIESアクセサリー
〈挙式〉
母からの結婚祝いのミキモトのパールネックレス、イヤリングもミキモトのもので揺れるタイプにしました。
〈披露宴〉キラキラ感を増したかったので、ピアスをジルコニアのドレープピアスに変えました。ライティングで目立って良かったです。
〈お色直し〉
ゴールド系のアクセサリーでまとめました。花嫁さんが付けてるのをよく見かけるドロップピアスはお花のモチーフがかわいく存在感があります。
〈2次会〉
蝶のモチーフのピアスを。珍しくてお気に入りのデザインです。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
〈WD〉
パールのネックレスに合わせて、ティアラはミキモトのものを選びました。お花のモチーフとダイヤが揺れる可憐なティアラです。高さもあって華やかで上品なティアラです。
〈CD〉
エリザベスバウアーのゴールドのヘッドドレスにチェンジ。付け方にもこだわりました。薔薇のモチーフがサイドまで装飾があってとても華やかでした。
〈2次会〉
シェルでできたヘッドドレスを選びました。ボリュームがあって可愛かったです。蝶のピアスとの組み合わせがお気に入りポイント。
NAILSネイル
シンプルなフレンチベースで指先が綺麗に見えるように。ベースのカラーも何色も混ぜ合わせて作っていただいた絶妙なベージュカラーです。薬指はピクシーネイルでキラキラに。左手の中指にはVカットのストーンを付けて特別なフレンチネイルにしました。
FOODお料理のこだわり
「オークラといえば」なローストビーフのコースにしました。前菜や付け合わせにハートのモチーフが多すぎるのが気になったので、フォアグラが何層にもなった前菜は、オークラランタンを表す六角の形に変更してもらいました。
ご招待した上司の中には、「ローストビーフ楽しみにしているよ」と言ってくださった方もいて、それだけ有名な料理があることもオークラで結婚式を挙げることを決めたポイントでもあったためとても嬉しかったです。どのコースでもお肉のカービングサービスがあり、会場で切り出してくれる演出もとても好評でした。
BGMも指定して余興のような感じで演出をお願いしました。何日もかけて作ったコンソメスープも有名ですが、スープはお席でサーブしてくださるのでとてもいいおもてなしになると思います。最後のデザートも気に入ってこのコースに決めました
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウエディングケーキはシュガークラフトのもので、オークラのご用意のなかから選びました。真っ白でお花やドレスのフリルのような現代的なモチーフのケーキにしました。巨大なケーキを除いて、クラフトのケーキの中では一番高さがあったのが決め手です。
WEDDING FAVORS引出物
遠方のゲストが多いため、とにかく荷物が重たくならないように、そして実用的であることを重視しました。品数が多くなることで単価が下がるより、単価が高い方が自分だったら嬉しいと思ったので、縁起物は入れず引き出物と引き菓子のみに。
席札を女性はアゲートキーホルダー、男性にはシューホーンに名前を彫った物にしたので、それが引き出物の一つということにしました。親戚や上司にはカードタイプのカタログギフトを、女性の友人にはDANSKのコンフェッティボウル、男性の友人にはシューケアセットを選びました。引き菓子はオークラのフィナンシェを選びました。
PETITE GIFTSプチギフト
フォートナム&メイソン ウエディングブレックファストのティーバックとクッキーをセットにして、ひとつづつオーガンジー袋に包んで贈りました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
ダイヤモンドシライシのヘイローリング
WEDDING RING結婚指輪
HARRY WINSTON ワンロウパヴェ 主人はダイヤなしのシンプルなタイプ
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
チャペルに入った瞬間のゲストの温かい拍手に本当に感動しました。このような状況でも集まっていただけたこと、みんなの笑顔や、感動で涙してくれている表情が全部見えて、人数を減らさざるを得なかったことの不安や後悔が全部吹き飛んで、こんなに祝ってくれる人がいることへの感謝の思いが溢れ、本当に結婚式を挙げられて良かったなと思いました
二人らしさとは
いつでもお互いの味方でいるところです。お互いを尊重しあって違いを受け入れ、違うところはすり合わせていくことを大切にしています。
嬉しかった参加者の反応
「暗い世の中で、久しぶりにこんなに楽しいことがあって希望になった」と言っていただけたことが嬉しかったです。
私にとって結婚とは
心が落ち着く居場所を二人で作り上げていくことです。
後悔していること
お料理の付け合わせを違うコースのものに変更するようお願いしていたが、当日基本のコースの付け合わせのままになっていたこと、部屋で膨らませたバルーンを受付に飾ってもらう予定だったが、部屋に置きっぱなしになったこと、要望が多すぎて、こちらも何を伝えたか忘れがちになってしまいました。
プランナーさんは付箋に書いてくださっていたので安心していましたが、メールで為念の連絡をしておいた方が良かったなと思いました。
やりたかったけれど諦めたこと
ダイジェストビデオです。予算的に撮って出しエンディングだけにしました。ダイジェストがあると披露宴中の様子がもっとわかったのかな…と思います。
節約のための工夫
席札を持って帰れるグッズにして引き出物の一部としたこと、プロフィールブックを外注したこと、フォトはデータのみプランでアルバムは自作することにしました。ケーキ装花は花びらのみにしたり、使いたかった胡蝶蘭は、テーブル装花に入れるのではなく、ミラーの上に2輪だけ置くことにしました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
こだわるところと妥協できるところを見極めて、絶対にやりたいことは順番をつけて検討、とにかくリサーチして外注できるものは外注した方がコスト削減になります。テーマを決めて、いろいろ考えを巡らせたり、とにかく準備に焦るのではなくて楽しんですることが大事だと思います。